Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2; Rhapsody on a Theme of Paganini (詳細)
Sergey Rachmaninov(作曲), Jansug Kakhidze(指揮), Tbilisi Symphony Orchestra(オーケストラ), Elisso Bolkvadze(Piano), George Vakhnadze(Piano)
「これはお買い得です」「感動しました」「「買い」です。」
Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase (詳細)
Judith Sugarman(Bass), Lewis Paer(Bass), Chris Finckel(Cello), Michael Finckel(Cello), Mort Silver(Clarinet), Richard Cohen(Clarinet), Virgil Blackwell(Clarinet), Steve Reich(作曲), Edmund Niemann(Piano), Larry Karush(Piano), Nurit Tilles(Piano), Steve Reich(Piano), Ed Joffe(Soprano Sax), Vincent Gnojek(Soprano Sax), Douglas Hedwig(Trumpet), James Dooley(Trumpet)
「Music For 18 Musiciansの拡張」「Eight Linesではなく!」「!」「だまし絵の如く・・・」「ECM New Seriesらしい快作」
Stravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio Pollini (詳細)
Pierre Boulez(作曲), Sergey Prokofiev(作曲), Igor Stravinsky(作曲), Anton Webern(作曲), Maurizio Pollini(Piano)
「永遠の記録」「若きポリーニの金字塔」「若い表現」
Brahms: 10 Intermezzi for Piano; 4 Ballades (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Glenn Gould(Piano)
「the still air」「グールドの独白」「可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ」「心に届く最良の音楽サプリメント」
Beethoven: Symphonien Nos. 5 & 7 / Kleiber, Vienna Philharmonic Orchestra (詳細)
Ludwig van Beethoven(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「躍動的な快演」「本音は☆10個!」「初めてこの作品を聴く方には最適」「スマートすぎ」「素晴らしい!!」
Reich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat Metheny (詳細)
Steve Reich(作曲), Pat Metheny(Guitar)
「ミニマルミュージックの名盤」「ジャケットは★5つ」「『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にある」
Brahms: Symphonie No. 4 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker (詳細)
Johannes Brahms(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「例え評論家と同意見でも」「クライバーは"鬼才"でもありますが、真の"天才"です。また完璧な"優等生"でもあります」「今でも斬新」「妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかり」「4番の最高峰」
Rachmaninov: Piano Concertos Nos. 2 and 3 (詳細)
Sergey Rachmaninov(作曲), Eugene Ormandy(指揮), Leopold Stokowski(指揮), Philadelphia Orchestra(オーケストラ), Sergey Rachmaninov(Piano)
「本来の解釈の超人的演奏」「歴史的価値のみならず」「やはりラフマニノフはうまい」
Steve Reich: Music for 18 Musicians (詳細)
Ken Ishii(Cello), Richard Cohen(Clarinet), Virgil Blackwell(Clarinet), Steve Reich(作曲), David Van Tieghem(Piano), James Preiss(Piano), Jay Clayton(Piano), Larry Karush(Piano), Nurit Tilles(Piano), Steve Chambers(Piano), Steve Reich(Piano), Shem Guibbory(Violin), Elizabeth Arnold(Vocals), Pamela Fraley(Vocals), Rebecca Armstrong(Vocals), Bob Becker(Xylophone), Glen Velez(Xylophone), Russ Hartenberger(Xylophone)
「どこまでも広がる」「ライヒの基本!」「曲は最高。表記には(-_-メ)」
John Cage: In a Landscape (詳細)
John Cage(作曲)
「ケージに初めて出会うのに最適」「ambient音楽の源流も垣間見える」
● My favorite Rachmaninoff's piano concertos!
● CDっていうお宝
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● My Favorite Classics except Chopin
● @“ピアノの詩人” 【 カーメン・キャヴァレロ 】―検索では見つけにくいものも集めてみました
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●Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2; Rhapsody on a Theme of Paganini
・「これはお買い得です」
大当たりでした。数あるラフマニノフのCDの中でも、5指に入ると思われる大名盤です。1番にしてもいいと思います。
とにかくピアニストが上手い!ヴァフナゼなんて全然聞いたことのないピアニストですが、テクニックは間違いなく世界でもトップクラス。ラフマニノフを聞く快感は、あの過剰なまでの音の洪水に浸ることにあるということを、実感させてくれます。タッチの明快さ、節回しの巧みさ、ラフマニノフの世界を堪能できます。第1楽章の冒頭5分を聞いただけで、この人が只者でないことは分かるでしょう。
オーケストラは録音の都合か引き気味で、金管の音色に少しクセがありますが、こちらも素晴らしいです。たとえば第3楽章の第2主題の歌い方など、最高に美しいと思います(もちろん、それを引き継ぐピアノも素晴らしい)。
こんなのが実は某100円ショップで売られているCDの音源だったりするのですから、世の中分かりません。
・「感動しました」
安さにつられてこのCDを買ってしまいましたが、このラフマニノフは凄い!ピアノ、オケともに美しいです。今まで多くのラフマニノフの2番を聴いてきましたが、これに勝る演奏はありません。気になってこのCDの演奏家をインターネットで探してみましたが、全くヒットしませんでした。世界には、素晴らしい音楽家がまだまだ眠っているということですね。
・「「買い」です。」
リヒテル盤を聴いてから2番にすっかりはまっていました。「その曲を知るには最低でも10人の演奏は聴くべき」と言われ、安かったこともあってラフマニノフの自演CDと共に購入しましたが、期待以上の演奏で満足しました。オケの金管がやや耳につく点とピアノのミスタッチが数箇所わかりましたが、それらも渾身の演奏にあってはさほど気になりませんでした。
●Steve Reich: Octet; Music for a Large Ensemble; Violin Phase
・「Music For 18 Musiciansの拡張」
1980年2月20・21日コロンビア・レコーディング・スタジオ/1980年3月9・10日トンスタジオ・バウアーで録音。表題作は、Music For 18 Musiciansの音楽とミュージック・フォー・マレット・インストルメンツ、ヴォイセズとオルガンを発展させたものとライヒは語っている。より広がったアンサンブルを引っ張っているのはマレットで、どこまでもどこまでも広がっていくそのパルスはより繊細で美しい有機体を形成している。『ヴァイオリン・フェイズ』はライヒの曲としてはかなり初期のもので1967年に作曲されている。『オクテット』はピアノにストリング・クァルテット、そして2本の木管楽器が加わっている小編成でのライヒである。大と小のライヒのパルスを本作では味わえる。ECM1168としてマンフレート・アイヒャーによって世に出たこのアルバムは現在ではECM Newシリーズにカテゴライズされている。
・「Eight Linesではなく!」
後年、作曲家自身がその響きを不満と感じ、手を入れ直し編成を大きくしたのが「Eight Lines」だが、このオリジナルヴァージョンの「Octet」の方が、張り詰めたシャープさとドライヴ感で最高です。5拍子のノリの良さ、突き抜けるピッコロの音色、バスクラリネットの鋭さ!カップリングの2曲も今もって最高の録音でしょう。
・「!」
気の抜けたノンサッチの録音よりこのCDでの演奏の方がずっと良かったです。十枚組BOX買った人にも一聴の価値あり。
・「だまし絵の如く・・・」
同じようなフレーズが延々と繰り返されるようでいて、幾重にも重ねられた音の中から、ある音型パターンが引っ込んだかと思うと、代わりに別のパターンが前面に浮上してきて、いつの間にやら最初とはまるで異なる音風景が展開されていることに気付く・・・そんなだまし絵のようなスティーヴ・ライヒの音楽の魅力は、このCDでも遺憾無く発揮されている。
・「ECM New Seriesらしい快作」
他のレビュアーが書いておりますように、OctetとEight Linesは似て非なる作品です。スピード感もこの盤のOctetは最高です。また管楽器の切れ味(フレージング、ボイシング、タンギング全て)が後の再録と比べても勝っております。Music for a Large Ensembleも大変面白い作品。ずっと3拍子かと思ったら、途中で変拍子になる仕掛けも秀逸。音も派手でサウンドシャワーが味わえます。Violin Phaseは先の2曲と比べると地味ですが、聞く回数を重ねるほど面白みが増します。
ノンサッチ盤や他の盤でも同じ曲の録音はあるのですが、ECMによる、ライヒは録音の良さ、ジャケットアート、プロデュース全てが一級品です。語学能力のある方はライナーノート内の文章も是非お読みください。ライヒ自身が書くライナーがこれまた面白いです。
●Stravinsky, Prokofiev, Webern, etc / Maurizio Pollini
・「永遠の記録」
その実力と名声を考えればポリーニのディスクは少ない。だが、それら多くは名盤と呼ばれるものである。しかし、その名盤の中から最高のものを選べといわれれば、このディスクを挙げないわけにはいかない。「ペトルシュカ」や「戦争ソナタ」の演奏は、あの屈指の名盤として名高いショパンのエチュードに匹敵するものである。どれも難しい曲なのだが、それらをポリーニは、何事もなかったかのように弾く。聴いているほうが呆気にとられてしまうほどである。ともかく、このディスク、最高に難しい曲を、最高の技術を持って弾いてしまった男の永遠の記録ともいうべきディスクである。
・「若きポリーニの金字塔」
LP2枚分を1CDに収めてこの価格で聴ける。良い時代になりました。難曲が多い中でも、ブーレーズの第2ソナタは、ブーレーズが師事したメシアンの奥方イヴォンヌ・ロリオが演奏できず、涙を流して悔しがったという逸話がある難曲中の難曲。それを軽々と弾きこなしてしまうポリーニのテクニックの凄さにまず圧倒されます。LPの時はウェーベルンの作品は、ブーレーズの第2ソナタの導入部としてカップリングされていました。4作品とも、ベストな演奏といって良いでしょう。クラシックファン必携です。
・「若い表現」
ポリーニならではの衝撃を期待していたらみごとはずれました。破綻のない表現ですが聴いて燃え立つものがありません。
●Brahms: 10 Intermezzi for Piano; 4 Ballades
・「the still air」
まずは間奏曲op117を聴いて欲しい。冒頭の数小節からもう引き込まれずにはいられない。甘えるかのようにロマンティックなこの表情はどうだろう!これは「グールドの割には」とか「バッハのグールド」などという前置きなしに聴きたい。アプローチはオーソドックスにしてその語り口は極めて淡々と昔語りのように進んでいき
そこに創造される世界観は「俗」とは程遠く、祈りのようでさえある。ブラームスの、グールドの深遠なる哲理をここに見るかのようだ。この静かな、静かな、夜明けのような音楽。私はこの録音に出会うことが出来てよかったと本当に思う。音楽を聴く幸せを感じます。
・「グールドの独白」
10の間奏曲は28歳のグールドが、若々しい感性と個性でロマン派を弾いた数少ないディスクの傑作。(グールドの弁によれば即興的に弾いた僕のセクシーな録音)
作品117の3つの間奏曲を皮切りにグールドはゆるやかに独白していく。はっきりと対位法を際立たせた演奏だが、音楽は詩情に溢れみずみずしく、素直にブラームスの心の痛みを表現している。op.118-2,6 op.76-7が特に好きな演奏。
4つのバラードは83年の録音でこちらは晩年のグールドの偏屈な演奏の一つだと思う。よって間奏曲のみの推薦です。これは長く手放せないCDです。
ブラームス間奏曲集にはアレクセーエフ(EMI)ルプー(Decca)エレーヌ・グリモー(Erato)など各人各様音楽的に全く異なるタイプのピアニストが録音している素敵な演奏があります。
興味深くそれぞれの独白を聴いてみて下さい。
・「可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ」
間奏曲 op.117-1、op.117-2が1960年9月29日。間奏曲 op.117-3、 op.118-2が1960年9月30日。間奏曲 op.118-6が1960年9月29日。間奏曲 op.116-4、間奏曲 op.76-7、 op.76-6、op.119-1が1960年11月21日。間奏曲 op.118-1が1960年11月23日、いずれもニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで録音。グールド11枚目のアルバム。坂本龍一氏はこのアルバムをグールドの作品で一番好きだと言っているようだ。
ブラームスの『間奏曲(Intermezzi)』というのは、集められた作品集ではない。この中で登場するop.76は『8つの小品』であり、op.116は『7つの幻想曲』、op.117は『3つの間奏曲』、op.118は『6つの小品』、op.119は『4つの小品』という各々独立した作品になっている。その中から『間奏曲(Intermezzi)』というものだけ選び出し、演奏順も全てグールドが考え出した作品集が本アルバムということになる。その選び出す耳と曲順の構成力にまず驚く。
静かに始まり、一度op.118-6のところでクライマックスを迎える。そしてop.116-4で再び静寂となり、op.76-6で華やぎ、op.119-1で三度静寂となる。そしてop.118-1で輝き、短く一挙に燃え上がる。そしてop.118-2で静寂へと還っていく。実に美しい。グールドはいつもと違って静かに弾きあげる。グールドの美意識がよく分かる。
可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ。この中のop.119『4つの小品』はブラームス最後のピアノ独奏作品であり、また生前に出版された最後の曲集であることも申し添えておきたい。
・「心に届く最良の音楽サプリメント」
グールド28才の1960年の録音。しかし、深く思索的なピアニズムは「弾き手」の年令を全く意識させない。クリアすぎるほどに研ぎ澄まされた<音>の連続、だが「聴き手」の神経は、そこには止まらず作曲家58才当時の憂愁の<音楽>に直に行き着く。半世紀ちかく前に録音された「歴史的な音源」のはずなのに、この稀有な演奏は今日ここで奏でられているかの如く生々しくも「現代的」であり、聴き手の心に直接恵与され癒される最良の音楽サプリメントである。
●Beethoven: Symphonien Nos. 5 & 7 / Kleiber, Vienna Philharmonic Orchestra
・「躍動的な快演」
5番も期待を裏切らない名演であるが、7番がとりわけ素晴らしい。出だしからして豪快、第4楽章に至るまで力のこもった躍動的な演奏が続き溜め息がでる。盛り上げ方が素晴らしい。2楽章の最後の部分が通常と異なり、クレンペラー指揮の演奏のようにピチカートで終わるのが特徴的。そう言えば父親のエーリッヒもそのように演奏していた。<
・「本音は☆10個!」
大学時代にこの両曲とバイエルン放送響の4番のLPが出た時は大変な話題になりました。今聴いても迫力、躍動感、音のスピード、その魅力は全く色あせてないです。しかも、それが2曲カップリングでこの価格なのだから良い時代になったものです。1曲で☆5つ、2曲で10個という気分です。この演奏を聴いて楽しめない人は、たぶん一生ベートーヴェンとは縁が無いだろうとまで言いたい!
・「初めてこの作品を聴く方には最適」
「クラシック音楽をこれから聴いてみようか?」という人にお薦めのディスク。凄く感動するのではないかと思う。
個人的にも初めて聞いた時は感動した。凄く感動した記憶がある。~だが、だんだん聞かなくなったし、今、この作品のBEST5レコードを挙げろと言われたら多分私は入れない。同様の快速テンポ設定なら、セル、ショルティ、カラヤン、ブリュッヘンあたりが今の私のお気に入りディスクだ。~どこかの音楽雑誌で、ある素人の方(伏せているのではなく私が完全に出典を忘れてしまっている,,,申し訳ない)~がクライバーの指揮を「素人の天才指揮者」と言っていたが、今改めてクライバーの音や映像のディスクを聴くと「うまい事を言うものだな。」と共感する。
なお、最初のCD化の時にはなかった”プチプチ”というテープにカビが生えている様なノイズ(わずかなノイズだが...)がリマスタリング(OIBP)盤の第5交響曲の第1楽章に聞こえるが、ほんとに(マスターテープに)カビでも生えてしまったのだろうか?
・「スマートすぎ」
確かに、標準的で、誰もがきいたことのある演奏だ。だけど、それだけである。感動するものが、あまりない。 私が一番感動受けた、カンテルリの指揮、そして、フリッチャイに比べると、もう一度聞きたいとは、おもわれない。
・「素晴らしい!!」
クラシックは人によっていろいろ好みが分かれることが多いが、このクライバーのベートーベンは素晴らしいと皆が感じることができるアルバムです。まだ聴いたことがない人は是非一度お聴きあれ!特にNo5はいいですよ。
●Reich: Different Trains, Electric Counterpoint / Kronos Quartet, Pat Metheny
・「ミニマルミュージックの名盤」
単純な音形が反復されて、それが幾重にも重なったりしながら変化していくミニマルミュージック。その創始者の一人であるスティーブライヒのアルバムです。聴いたことのない人はあまりドラマティックでなく退屈な音楽という印象があるかもしれませんが、このアルバムはまったくそんなことはなく、特に一曲目などはサブタイトル通りに戦争中の不安や混乱を感じさせます。クロノスカルテットやパットメセニーの演奏、そしてミックスも良いので、ミニマルミュージックやライヒに興味のある人はまずこれからはじめると良いと思います。
・「ジャケットは★5つ」
前半の"Different Trains"は弦楽器と列車の汽笛の音が絡み合い、そこに人の声のサンプリングが乗る非常にクールな作品。後半の"Electric Counterpoint"はPat Methenyの奏でるギターが幾重にも重なり、繊細で深みのある楽曲に仕上がっています。共に普段テクノ等のクラブミュージックを聴いているリスナーの方々にも楽しめる内容になっているのではないかと思います。表面が列車の線路、裏面がギターのネックという捻りの効いたジャケットも秀逸ですので、観賞用にも是非。
・「『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にある」
『Different Trains』は1988年8月31日〜9月9日、サンフランシスコのロシアン・ヒルで、『Electric Counterpoint』は1987年9月26日〜10月1日、ニューヨーク、パワー・ステーションで録音。
『Different Trains』もまあ面白いのだが、僕にとっては何と言ってもパット・メセニーの演奏する『Electric Counterpoint』である。本当に実力があるミュージシャンがライヒの曲を演奏するとこんなに凄いんだ、と感心してしまった。特に遡ってこの作品を聴いているので余計そう思うのだろうが、パットの近作の『The Way Up』は間違いなくこの作品の延長線上にあると思う。
ライヒの提唱する曲は多くのミュージシャンに創作上のヒントを多大に与えている。『Electric Counterpoint』は10本のギターに2本のエレクトリック・ベースを再生しながらパットがギターを弾くわけだが、普通には考えつかない組み合わせだ。言ってみればスタジオ録音にライヴを重ねている状況である。こういうあり得ないセッテイングが新しいヒントを、その後のパットに与えたと思える。重要な作品だ。
●Brahms: Symphonie No. 4 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker
・「例え評論家と同意見でも」
オケの出来と言う点ではアバド・ベルリンフィル盤だが何べん聞き比べても『音楽』はクライバー盤例え評論家と同意見でもイイものはイイ諦念感漂う1枚ジャケットは中身を示す?
・「クライバーは"鬼才"でもありますが、真の"天才"です。また完璧な"優等生"でもあります」
何を勘違いしているのか、評論家の○○ギン氏は、「ベートベンの演奏はこんな風にしてはいけない。心騒がす煽動的な演奏だ…」とかいうようなことを、クライバーのあの伝説となった4番に際して言っていたことがあります。世界中のクラシック音楽ファンが熱狂的に歓迎、あの世のベートーベンまで、「俺の4番はこんなに面白い曲っだったのか、秘かにつまんない曲を作ってしまったと後悔すらし始めていたのに…」とびっくり仰天、感動していたのに、○○ギン氏は、"聴く耳"を持っていない恥を世間に証明してしまいました。ベートーベンの4番では、「…神霊も我を忘れて聴き惚れる鬼才のみが成しうる名演奏…(クライバーに近い消息筋)」ぶりを遺憾なく発揮しましたが、このブラームスでは、あの世のブラームスが「…非のうちどころがない、まさに完璧な超名演奏…。私が表現したかったすべてを表現しつくしてくれており、なお余りある…」と感動しているでしょう。クライバーは、まさに、超優等生、天才なのです。
・「今でも斬新」
紅葉のワインディングロードをスポーツカーで自由気ままに走り抜ける・・・そんな例えが適切かどうか判らないが、やや粘着気質なブラームスの第4番を新たな解釈でバッサリときってみせているところにグイグイと引き込まれる。全体的に確かにテンポが速いが、聞き終えた後のこの充実感は何なんだろう?他の指揮者達にも大きな影響を与えた偉大なる一枚である。
・「妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかり」
1980年3月ウィーンで録音。超完全主義者カルロス・クライバーが50才の時の録音でヨハネス・ブラームスがこの曲を作曲した時と同年齢である。
有名な1982年12月にベートーヴェンの交響曲第4番を練習中、意見の相違で楽員と対立し、定期演奏会をキャンセルしてしまったという所謂「テレーズ事件」の少し前であり、妥協を許さないクライバーと職人集団ウィーン・フィルの面々のぶつかりあいがきっとまずあって、徹底したこの曲についての論戦があってその後、録音したとしか思えない。ウィーン・フィルが一体化した結合感ある有機体になって哀しさに泣いているような感覚を覚える。第1楽章などまるで管の音がひらひらと哀しげに墜ちてくるような錯覚すら覚える。
これほどの指揮者はもう現れないだろう。神のタクトだ。
・「4番の最高峰」
ややもするとウィーンフィルは箍の緩んだ演奏をすることのある気まぐれ楽団ですが、クライバーにかかると真の実力を発揮します。このコンビで全集を望みたかったんですがかなわぬ夢・・・
●Rachmaninov: Piano Concertos Nos. 2 and 3
・「本来の解釈の超人的演奏」
作曲・指揮・伝説的ピアニストでもあるラフマニノフ本人の演奏。この録音は1929年と1939~40年のもので、古くから伝説的な名盤として知られていましたが、当時の録音技術の問題による音質の悪さによってラフマニノフ本来の演奏を覆い隠してしまっていました。
ですがNAXOSの復刻は素晴らしいの一言に尽きます。
ピアノの輝かしくクリアな音色と、ストコフスキー&オーマンディ指揮のフィラデルフィア交響楽団の壮大で煌びやかな音色が明確になっています。既にRCAの復刻盤を持っている方にもぜひお薦めです。
ラフマニノフのピアノ演奏は、この曲が壮大で技巧的にも大難曲である事を忘れさせる程の神業的テクニックで弾きこなしています。
ラフマニノフの音は鐘の様に響き渡り、その輝く音色だけでも偉大です。
表現と解釈はリヒテルやホロヴィッツの名演に代表されるような極度に甘く哀愁的で濃厚な一般的イメージとは違い、軽快で颯爽としつつも優雅に「歌い」「躍る」様は絶妙です。ちなみに親友で大ピアニストのヨゼフ・ホフマンはラフマニノフを『鋼鉄の腕と黄金の心の持ち主』と
絶賛し、評論家H・ショーンバーグは『貴族的本能と統制された理性が演奏を高貴なものにした』と評しています。
・「歴史的価値のみならず」
自作自演、ということを抜きにしてもこの録音を聴く価値は存分にあります。ラフマニノフ自身による演奏は想像よりずっと軽やかで淡白で、ホロヴィッツ、クライバーンなどの演奏を普段聴きなれている方には物足りなく思えてしまいます。けれど何度も聴いていると、このような難曲を(いくら自分で作曲したものだとはいえ)ここまで軽やかに早く弾くことは並大抵のことではないことに気づかされます。時にあっさりし過ぎと聴こえかねない演奏は、その実、誰も真似できない、屈指のものなのです。特に第3番の演奏はまったく危なげのない素晴らしいものだと思いました。 数あるピアノ協奏曲2番3番の録音の中で、これをベストに挙げる方がいるのも頷いてしまいました。実際、名ピアニスト・ミケランジェリは四つのピアノ協奏曲について、4番以外はラフマニノフ自身による演奏が最上との判を下しています(よって、4番のみを彼は録音しました。そちらもぜひ)。私はこの意見に必ずしも同意はしませんが、生前は作曲家よりもピアニストとして有名であったラフマニノフの力を知るためにも、この録音も良い復刻CDを聴くことを多くの人々にぜひしてもらいたいと思います。
・「やはりラフマニノフはうまい」
元々BMGビクターから発売されていた「RACHMANINOFF PLAYS RACHMANINOFF」を持っていました。これは本CDと同じ音源ですが、ピアノの音がぼやけてしまっていて、肝心のラフマニノフのピアノがはっきり聞き取れないものでした。NAXOSから発売された本CDは、ピアノの音がよりくっきりと聞こえるようにマスタリングされています。(ただし、雑音はNAXOS版の方が多いです)
これを聴いて思ったのは、やはりラフマニノフはうまいということでした。気の利いた言葉で説明できないのですが、とにかくうまかった!!ブラボー。
●Steve Reich: Music for 18 Musicians
・「どこまでも広がる」
1976年4月ニューヨーク・タウンホールで初演された本作はスティーブ・ライヒを有名にした作品だ。ECM1129としてマンフレート・アイヒャーによって世に出たこのアルバムは現在ではECM Newシリーズにカテゴライズされている。
ライヒは1936年ニューヨークに生まれている。子供の頃はポップ音楽、10代ではマイルス・デイビスやチャーリー・パーカーに親しみ、ジュリアード音楽院へ入学する。アートナル(無調)・12音階・フリージャズの洗礼を受けた後、バリの音楽の影響を受けたと言っている。本作はまさに、バリのケチャアの影響が色濃く感じられる。
どこまでもどこまでも広がるパルス。それをライヒも含まれた18人のアンサンブルが延々と奏でる。それはバリの原住民が繰り広げるケチャの世界を見事に現代音楽として解釈し、リゲティのトーン・クラスター奏法以来の画期的な有機体とした瞬間だった。それはこれから始まるライヒの音楽のライヒらしいオープニングだったと言えるだろう。
・「ライヒの基本!」
この1枚こそ、ライヒの基本!曲、演奏、録音のどれをとっても最高です。みなぎる緊張に満ちたドライヴ感は新盤と比べても勝っています。まさしくエヴァーグリーンの一つでしょう。
・「曲は最高。表記には(-_-メ)」
56分の曲がほぼ4分ごとに場面展開が行われそのチェンジ部分が実に面白いです。場面によってはどこが変わったのかと言うところもあれば、曲が転調し劇的に変化するところもあり、飽きることはありません。個々のパートもすばらしいですが、特にVoiceのパートは表現力の巧みさとテンポの正確さに脱帽。
冒頭の幕開けから集結部分に至るまで全体の構成がシンメトリーになっているところは音楽が無から始まり無に戻るという意味で、宇宙的とも生命の営みともいえるような崇高さすら感じます。ECMのプロデュース力及び録音ジャケットアートもこの作品に大きな価値を与えております。
ただ一つこちらの表記には苦言。何も知らない人が見ると、"Ken Ishii"の表記は間違いなく誤解を生みます。当然、テクノの神のケンイシイとは何の関係もない人です。(ライヒのカバーでテクノのイシイ氏が曲を提供しているのでややこしいですが)。
・「ケージに初めて出会うのに最適」
清里の美術館で出会った音楽。耽美とでも言おうか、ジョン・ケージの音楽に奇妙なものを刷り込まれている人、自分もだったが、ぜひ聞いてみるとその音楽の端正さに驚く。
・「ambient音楽の源流も垣間見える」
既成概念、固定観念などに縛られがちな私たちではあるが、そんな私たちの心の中にも必ずJohn Cageが潜んでいると感じさせてくれる、Cage作品の入門的アルバム。
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