R.コルサコフ:シェエラザード (詳細)
ゲルギエフ(ワレリー)(アーティスト), ボロディン(作曲), バラキレフ(作曲), リムスキー=コルサコフ(作曲), キーロフ歌劇場管弦楽団(演奏), レヴィーチン(セルゲイ)(演奏)
「水を差すようですがあえて批判。」「その濃厚さ、不気味なほど!」「濃厚でヒューミッドなオーケストラの響き。官能的!!」「衝撃のシェエラザード」「帆船・風任せ、そして容赦のない緊迫感の乗り」
ピアノ・パッション (詳細)
オムニバス(クラシック)(アーティスト), コチシュ(ゾルタン)(演奏), ケンプ(ヴィルヘルム)(演奏), リル(ジョン)(演奏), フォルデス(アンドール)(演奏), アシュケナージ(ウラディーミル)(演奏), チェルカスキー(シューラ)(演奏), シドン(ロベルト)(演奏), ルイサダ(ジャン=マルク)(演奏), バレンボイム(ダニエル)(演奏), ラローチャ(アリシア・デ)(演奏)
「優雅な曲からジャズまで。」「ヴァラエティ豊かな曲目を一流の演奏家で」
Yefim Bronfman: Perspectives (詳細)
Mily Balakirev(作曲), Sergey Prokofiev(作曲), Igor Stravinsky(作曲), Pyotr Il'yich Tchaikovsky(作曲), Zubin Mehta(指揮), Israel Philharmonic Orchestra(オーケストラ), Yefim Bronfman(Piano)
100 Best Piano Classics (詳細)
Johann Sebastian Bach(作曲), Tekla Badarzewska(作曲), Mily Balakirev(作曲), Bela Bartok(作曲), Ludwig van Beethoven(作曲), Johannes Brahms(作曲), Frederic Chopin(作曲), Louis-Claude Daquin(作曲), Claude Debussy(作曲), Antonin Dvorak(作曲), Gabriel Faure(作曲), George Gershwin(作曲), Leopold Godowsky(作曲), Edvard Grieg(作曲), George Frederick Handel(作曲), Franz Liszt(作曲), Felix Mendelssohn(作曲), Federico Mompou(作曲), Wolfgang Amadeus Mozart(作曲), Modest Mussorgsky(作曲)
Freddy Kempf Plays Balakirev, Ravel & Mussorgsky [Hybrid SACD] (詳細)
Mily Balakirev(作曲), Modest Mussorgsky(作曲), Maurice Ravel(作曲), Freddy Kempf(Piano)
「フレディ・ケンプのピアニズムを堪能できるアルバム」
ザ・ベスト・オブ・エフゲニー・キーシン (詳細)
キーシン(エフゲニー)(アーティスト), ショパン(作曲), バッハ(作曲), グリンカ(作曲), ブラームス(作曲), ラフマニノフ(作曲), ストラヴィンスキー(作曲), ブゾーニ(その他), バラキレフ(その他)
1812年、だったん人の踊り/ (詳細)
バイエルン放送交響楽団(アーティスト), バイエルン放送合唱団(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), バラキレフ(作曲), ボロディン(作曲), グリンカ(作曲), サロネン(エサ=ペッカ)(指揮)
「若き日のサロネン」
リスト:ラ・カンパネラ (詳細)
ガヴリーロフ(アンドレイ)(アーティスト), ラヴェル(作曲), プロコフィエフ(作曲), チャイコフスキー(作曲), バラキレフ(作曲), リスト(作曲)
「難曲ぞろい」「不思議で面白い「イスラメイ」」
ムソルグスキー:展覧会の絵 (詳細)
有森博(アーティスト), ムソルグスキー(作曲), アリャビエフ(作曲), バラキレフ(作曲), ボロディン(作曲), スクリャービン(作曲), メトネル(作曲), リャードフ(作曲), ルービンシュタイン(作曲), リスト(その他)
「有森博らしい意味深なアルバムです。」
バラキレフ:ピアノ曲全集(6枚組) (詳細)
アレクサンダー・パレー(Pf)(アーティスト), バラキレフ(作曲), なし(指揮)
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クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>ハ行の作曲家>バルトーク
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ア行の演奏者>アシュケナージ
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ア行の演奏者>アルゲリッチ
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>カ行の演奏者>ケンプ
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ナ・ハ行の演奏者>バレンボイム
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>マ行の演奏者>ミケランジェリ
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ヤ・ラ・ワ行の演奏者>アリシア・デ・ラローチャ
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ作曲家>ドビュッシー
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ作曲家>ベートーベン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ指揮者>バレンボイム
・「水を差すようですがあえて批判。」
手放しでホメちぎられるゲルギエフの名盤<シェエラザード>に物申そうとすると、どうしても気が引けるものだ。なにせもう既に沢山の称賛のレビューがついている上に、批判の口を入れるというのは、実に無謀のような気がする。しかし、それでも言っておきたい。この演奏は嫌いだ、と。
このオーケストラのドライブはすごい。実に見事だ。私としてもこのことにはもう全編に亘って惜しまず余すところなく異論もさしはさむことなく諸手を挙げて賛辞を捧げるに吝かではないから、それの魅力に惹かれる人がいることも大いにわかる。そういう意味では賞賛されてしかるべきだと思う。
また、実にあでやかな音色。これもゲルギエフのなせる技だと感心してしまう。脂ののった、かといってギットギトではなく、旨!味の詰まったよい音色だと思う。
しかし、曲全体の統一性のことはどうだろうか。残念ながら、語る声は綺麗でも、語る内容が興味を惹かなければ、暴君に殺されてしまう。ただ妖艶にやればいいというわけではないのがこの曲。その本質をどこに置いてきてしまったのか、とりあえず外側は非常に美しくて、聴く人の耳を蕩かさずにはおかないというだけの気がする。
音楽を耳で聴くという人には推薦しよう。でも残念ながら私は音楽を内臓で聴いている。そういう同志の方にはお薦めしない。実は第4楽章を聴いて胃もたれした。なぜと問わないでほしい。強いて言うなら、うまそうな厚い皮の下には腹を壊す毒があるのかもしれない。
<シェエラザード>に何を求めるかということでしょうね。結局。ちなみに他の小品も!、これまた苦しい。共感者がどれほどいるかはわからないけれども、率直な感想。決してこのCDをおとしめそねみたもうというような悪意は全くないのでご了承を。
・「その濃厚さ、不気味なほど!」
ここ最近の傾向のように思われるが、シェヘラザードと言えばゲルギエフというのが定番になっているような気がします。もちろん、ゲルギエフは他にもいいCDがたくさんあるけれど。確かに、褒めちぎられるシェヘラザードといえばこれである。演奏には「濃厚」という言葉がよく似合う。特に、それぞれの楽器によるカデンツァ、そしてハイテンポでの弦楽器の一体感はすばらしい。しかしながら逆に言えば、この濃厚さ(ゲルギエフらしさ?)が好みではない、という人もいるかも知れない。シェヘラザードに限らず、あっさりした演奏を好む人にとってはあまり心地よい演奏ではないと思います。ゆえに★★★★☆とさせていただきました。この曲を演奏するために聴くならば、非常によい参考資料にはなるでしょう。それぞれの楽器のカデンツァはかなり色のついたものであるし、また逆に楽譜に書いていないリタルダンド(特に4楽章)などは行っていないから。一般的な慣例として、リタルダンドする所であっても、この演奏ではインテンポで演奏されていて、それだけに余計にオーケストラの一体感を感じさせますね。
・「濃厚でヒューミッドなオーケストラの響き。官能的!!」
押すに押されぬ人気のゲルギエフ。そんなゲルギエフの録音の中でも、最も注目したい録音がこれ。なんて濃厚で、ヒューミッドな音色! 大人のエロティシズムさえ感じさせる演奏だ。幸い、先日の来日公演で、ほぼ同じプログラムをナマで聴くことができたが、オーケストラのメンバーが、本当に自発的に楽しげに演奏しているのには感心した。楽員一人一人にまで、ゲルギエフの魔力が浸透しているからこそ可能な演奏なのかもしれない。『シエラザード』のこれ以上の録音はもはや出現しないのではないだろうか!
・「衝撃のシェエラザード」
今までカラヤンやアンセルメ、ライナーなど、何度も聞いたシェエラザードとは全く別モノの曲のよう。でも野性味溢れる『春の祭典』の演奏ともまた全然違う、新しいゲルギエフ&キーロフの世界を見たような気がします。オリエンタルというよりはエキゾチック、ムーディというよりはエキサイティング!という感じで最初に聞いたときには身震いしました。
ただ、シェエラザードを聞いたことが無い方は、最初にこの演奏を聞かないほうがいいかもしれません。他のオーソドックス(?)な演奏を堪能した後で、このゲルギエフの物語を聞くと、繊細さとエクスタシーに驚くかもしれません。
・「帆船・風任せ、そして容赦のない緊迫感の乗り」
シンドバッドの船は、エンジンではなく、おそらく帆船であろう。「風まかせ」という言葉があるが、このゲルギエフの演奏は、ゆっくりとした第1楽章のテンポが、先行きに対する心理的な不安、覚悟、落ち着きといったものを充分に喚起させている事を、まず評価したい。今まで私が聴いたシェエラザードは概して、パワーのあるエンジンの船であって、この第1楽章はエンジンのパワーを誇るのは場違いであり、風任せの帆船でゆっくりと先行きの不安を感じ、じっくりと自分のマインドを固めるところだなということを、このCDを聴いて知った。 第4楽章、緊迫感の乗りでパワフルに容赦なく押しまくっているところは、ゲルギエフと同じロシアの往年の名指揮者ムラヴィンスキーが振ったショスタコーヴィチと共通の乗り方だと思う。迫力!! 力!! 情熱!!これがロシアのオケの正統派か?そして、ゲルギエフはムラヴィンスキーの跡継ぎとして今後が期待されるのか? 速いところは徹底して速く、遅いところはジックリと充分に落ち着いている、こういう吹っ切れた、けじめのあるものでなければならない、音楽は。その意味で、このCDを聴いて、随分と胸のすく思いがした。 ...きれいに形よく作るだけの音楽ではなく、より生身の人間の境涯そのものをリアルに且つ真面目に追究するのが近代から現代にかけてのロシア音楽だと、私は思っているが、それは私にとってとにかく聴き甲斐のある充実したものである。
・「優雅な曲からジャズまで。」
このCDを買ったのはショパンと他にも色々聞いてみたいという気持ちからでした。演奏家もアシュケナージ、アルゲリッチ、ケンプと有名な面々で(私が知っていたのはこの3人でした)他にも興味のある曲があり、安いので気に入らなくてもいいか、という軽い気持ちで手にしてみた。しかし、これが結構いい。けっこうと言えるほどクラシックに詳しくないのですが、演奏に関して文句なし。そして2枚組みで150分は入っているのにこの値段!録音はホールで行っているようで響いています。ちょっと惜しいのは小さな音で弾かれると聞こえにくいこと・・・ヘッドホンで聞くにはいいのでしょうが、部屋のBGMとして流すとどうも聞こえなくて。しかし解説も載っているしオススメです!お気に入りはショパンはもちろん、バッハ、ブラームス、エリーゼのために、月の光。知らない作曲家の曲もあったのですがどれもいいです。ピアノ・パッションという題なので情熱的な曲ばかりだと勘違いしていたのですが、違いました。色々な曲調があり幅広く扱っていますが、DISC1は優雅なものが、DISC2は明るめの曲が多いようです。あくまで私の感性であり、人によって感じ方は違うので参考程度にしてください。色々聞きたい人で、最近多く出回っている10枚3000円のものは手が出しにくいと思う方(自分がそうでした)はこういうものから入れば入りやすいと思います。あとで知ったのですが、同じシリーズでショパンの作品集がありました。
・「ヴァラエティ豊かな曲目を一流の演奏家で」
チェルカスキーとラローチャの弾くアルベニスに始まり、グールドが唯一評価していたというロザリン・テューレックの弾くバッハ「ゴルトベルク変奏曲」。ゾルターン・コティシュの颯爽としたバルトーク。古典派とロマン派の黄金の均衡を見せるケンプのバッハ・ベートーヴェン・ブラームスは飄々とした「軽み」の境地。テクニックと豊かな詩情が必要なショパンのエチュードは定評のあるアシュケナージだし、変幻自在なリズムを楽しみたかったらルイサダ君のワルツ集で踊れるし、切れ味鋭いショパンのピアニズムを楽しみたかったらアルヘリチの「英雄ポロネーズ」「前奏曲集」で。ドビュッシーは腕達者なワイセンベルクと神業ミケランジェリで。ガーシュイン、グラナードス(ラローチャの決定的名演!)、グリーグ、ヘンデル(これまた素晴らしいラローチャの「調子の良い鍛冶屋」)まで堪能できる魅惑の150分。
●Freddy Kempf Plays Balakirev, Ravel & Mussorgsky [Hybrid SACD]
・「フレディ・ケンプのピアニズムを堪能できるアルバム」
フレディ・ケンプによる2006年録音のアルバム。曲目はムソルグスキーの「展覧会の絵」、ラヴェルの「夜のガスパール」そしてバラキレフの「イスラメイ」。
1998年のチャイコフスキー・コンクールで第3位となり、その後BISレーベルへ充実した録音活動を行っているケンプ。録音レパートリーもかなり広くバッハ、ベートーヴェンからロマン派、近代まで、多様だ。加えていかにもテクニックに自信のある若手らしい選曲が多く、今回もそれらしい魅力的な組み合わせだ。ムソルグスキーとラヴェル、となると「展覧会の絵」のピアノ原曲作曲者と、そのオーケストラ版編曲者という繋がりがあるが、作風が「近い」作曲家というわけではないだろう。しかし、ここに収められた両曲の録音は、このピアニストの能力をよく伝える楽曲で、堪能できる。
まず「展覧会の絵」ではいつものフレディ・ケンプのように早めのテンポが特徴。くっきりした輪郭の音色で歯切れよく、軽やかに弾きこなしていく。この演奏ではムソルグスキーが各曲に込めた思いよりも、演奏効果としてのピアノの一つのポテンシャルを探求してみたという感が強い。「チュイルリーの庭」や「卵の殻をつけた雛たちの踊り」のクールな弾きこなしぶりがいかにも現代的だ。またヴイドロもフォルテで始めているのにそれほど重苦しさを感じさせない。それはテンポ設定と音色の効果によるものだ。「バーバ・ヤーガの小屋」のスピード感を経て、たっぷりとした残響効果を活かした「キエフの門」へ至る演出も効果的で機知を感じるものになっている。
一方で「夜のガスパール」は抑制を感じさせる耽美性に満ちている。元来美しいタッチの持ち主だし、録音栄えのするこのような楽曲でフレディ・ケンプの持ち味はよく発揮されている。終楽章の高音域でカキンとなる和音の凛々しい響きは何度も聴きたくなるような陶酔的な効果をもたらしてくれる。
バラキレフの「イスラメイ」は多くの腕自慢がそのテクニックを披露するのにおあつらえ向きであるが、ここで思いのほか叙情性を宿した表現になっているのも面白い。展覧会の絵よりもウェットに聴こえるくらいだ。ともあれ、個性的な3つの曲を多彩に響かせたアルバムとなった。
・「若き日のサロネン」
「だったん人の踊り」では全体的に流れるようなテンポで、快く聴ける。「ルスランとリュドミラ」はテンポが速いのにコラージュは完璧で崩れる気配もない。コンパクトな内容のCDだと思う。
・「難曲ぞろい」
ピアノ曲史上最高の難曲として知られる、ラヴェル「夜のギャスパール」、バラキレフ「イスラメイ」を、名手ガヴリーロフが演奏している。その他の曲も、詳しくは知らないが相当な難曲であることは、聞けばわかる。 「ピアノの魔術師」とはリストのことだけど、ふとそんな言葉も思い出した1枚。
・「不思議で面白い「イスラメイ」」
「ロシア五人組」の一人ながらも、寡作ゆえに知名度がいまひとつなバラキレフの「イスラメイ」が特にいい感じです。簡素ながらも洒落て激しい旋律は、詩情豊かながらもどこか冷然とした雰囲気を持っています。聴く者の感性を、可笑しな方向からくすぐる名曲です。
・「有森博らしい意味深なアルバムです。」
久しぶりに有森博のアルバムを聴く事ができた。今回は大曲であるムソルグスキーの展覧会の絵を中心に、ロシアの作曲家の小品が集められた作り手の思慮深さをうかがえる構成となっている。
有森の表現は実に逞しい。ムソルグスキーの作品には、ホロヴィッツ、アシュケナージをはじめ名演に事欠かないが、有森の録音はその中でなお存在感を示せる質の高さがあり、かつ個性的である。本演奏の第一の特徴はピアノの音色そのものである。いかにも一本芯の通った、重さを感じさせながらも和音の響きは熟慮されている。そもそもムソルグスキーが題材としたハルトマンの絵画は風刺的で、社会性に富んだ内容を持っていた。それを踏まえ、当時の芸術家が蓄えたエネルギーを慎重に解釈して解法していく作業を有森はここで行なっている。そうして聴かれる演奏は、ダイナミックで美しいが、どこか暗さを常に秘めている。
もう一つ。このアルバムを通して聴くと、そこになぜかフレデリック・ショパンの面影が浮かぶのだ。ショパンはポーランドの作曲家だが、パン・スラヴ主義的にはロシアの音楽家とも言えるし、ショパンの功績はどこよりも強くロシアで引き継がれていく。ここに収められたあまたの魅力的なロシア小品は、いずれもショパンの影響を感じさせるのだ。こうなると、ぜひ有森には満を持してショパンにも取り組んでもらいたいと思う。
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