七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎;志村喬;稲葉義男;宮口精二;千秋実(俳優)
「世界映画史上に残る傑作がこの値段で買えるなら」「七人の侍それぞれの個性があざやかに描かれているなあ」「製作者の情熱と気迫に圧倒される映画」「字幕をONに」「これまで10数回見た時代劇の最高傑作。その価値は不滅!」
死者の書 [DVD] (詳細)
川本喜八郎(監督), 宮沢りえ(俳優), 観世銕之丞(俳優), 榎木孝明(俳優), 江守徹(俳優), 三谷昇(俳優), 黒柳徹子(俳優), 岸田今日子(俳優)
「魂のしづめ」「難解ですが…」
壬生義士伝 [DVD] (詳細)
滝田洋二郎(監督), 中井貴一(俳優), 三宅裕司(俳優), 夏川結衣(俳優), 塩見省三(俳優), 堺雅人(俳優), 野村祐人(俳優), 浅田次郎(原著), 久石譲(その他), 中島丈博(脚本)
「”一生懸命”を描いた映画!」「中井の演技、一見の価値あり」「素晴らしい男の世界」「前半良かっただけに…」「原作との違いはともあれ。」
雲のように風のように [DVD] (詳細)
佐野量子(俳優), 市川笑也(俳優), 井上瑤(俳優), 酒見賢一(俳優)
「この値段ではお買い得!」「「あたい、皇帝のお嫁さんになる!!」」「うっわ懐かしい」「心に残った作品です。」「未だファンの多いこの作品」
用心棒<普及版> [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎;東野英治郎;山田五十鈴;加東大介;仲代達矢(俳優)
「痛快無類の娯楽映画。何度見ても面白い!」「将来作ることのできない奇跡的な映画」「三船の凄み」「“動”の「七人の侍」と並び評される“静”の黒澤時代劇の不朽の傑作。」「黒澤の最高傑作はこれです!!」
隠し砦の三悪人<普及版> [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎;上原美佐;千秋実;藤原釜足(俳優)
「リメイクやめませんか?」「リメイクは無謀」「理屈ぬきに楽しめる時代活劇」「裏切りゴメン!」「え リメイクすんの・・・やめようぜ」
SHINOBI [DVD] (詳細)
下山天(監督), 仲間由紀恵(俳優), オダギリジョー(俳優), 黒谷友香(俳優), 沢尻エリカ(俳優), 椎名桔平(俳優), 山田風太郎(原著), 平田研也(脚本)
「せめて原作者への敬意を」「ひどすぎる」「外した・・・」「ジーンときました。。」「辛口ですが」
赤ひげ <普及版> [DVD] (詳細)
黒澤明(監督), 三船敏郎;加山雄三;山崎 努;二木てるみ(俳優)
「黒澤・三船の最強タッグの最後の作品」「米国の小児科医が、医者を描いた全世界の映画ナンバー1に選んだ作品」「人間賛歌」「最後の大傑作」「あっという間の3時間でした。」
武士の一分 [DVD] (詳細)
山田洋次(監督), 木村拓哉(俳優), 檀れい(俳優), 笹野高史(俳優), 小林稔侍(俳優), 緒形拳(俳優), 桃井かおり(俳優), 藤沢周平(原著), 平松恵美子(脚本)
「凡庸な作品」「原作は良いんだけどね」「悔しくて悔しくて...」「期待を裏切りません!」「少なくとも3度は見ましょう―3部作中の最高傑作」
大奥十八景 [DVD] (詳細)
鈴木則文(監督), 辻沢杏子(俳優), 伊織祐未(俳優), 野村真美(俳優), 新藤恵美(俳優), ベンガル(俳優), 勝野洋(俳優), あおい輝彦(俳優), 南原幹雄(原著)
「大奥エロスの最高峰」「渡辺良子ファンにはガッカリの一作」
● 赤川次郎の映画館2(三毛猫ホームズの映画館ではありません。)
● 新撰組
● 〓★BEST◆西部劇+戦争+時代劇◆〓映画温泉300選より〓
● 人生も半ばを過ぎた。好きな映画を残しておこう。(日本映画編・公開順)
● 面白かった映画2
● オススメ映画
● 観たい映画
● 好きな映画
・「世界映画史上に残る傑作がこの値段で買えるなら」
まだこのDVDを持っていない方は絶対に買いです。私は以前8400円のDVDを買いましたが後悔はしていません。それよりも世界中の映画人が教科書と崇めているこの傑作が5000円前後で買えるようになったことで多くの人たちに見てもらえることが単純に嬉しい。邦画のDVDの価格を下げるのは難しいと思うが、2枚組みでこの値段なら通常の新作を2本我慢すれば買えてしまいます。 買って見ていただければその面白さは保証付きです。映画史上最高のアクション映画にして日本映画のベストワン。後半の合戦シーンは大迫力。CGなんか使わなくても人と馬のぶつかり合いと名演出でこれだけ迫力ある映画が作れる。野武士の隠れ家の奇襲、村中の罠を使った戦いから、夜間の戦闘、戦略上わざと無防備にした村の裏手の森の頭数減らし作戦、そして雨の中の最後の決戦まであの手この手で工夫されまったく飽きない。 七人の侍や侍集めのエピソードも秀逸で、七人の侍のキャラクターもリーダー(志村喬)、参謀(稲葉義男)、古参(加東大介)、プロフェッショナル(宮口精二)、エリートではないがその場をなごませる人(千秋実)、新人(木村功)、既成の組織からはずれた型破り(三船敏郎)とそれぞれの役割が必要にして十分という見事な人物像であり、実社会(例えば職場の中)でも誰が志村喬で誰が三船敏郎でと当てはめてみたくなる。しかも侍だけでなく、四人の百姓たちの人物像の描き分けも見事だったし、女性像も積極的な志乃のキャラクターは女性を描くのが上手くない黒澤にしては良いキャラクターだった。テレビの時代劇しか見たことのなかった当時、あの髷(髷が真四角に固まっておらず、両横の髪が異常に低い)も斬新でした。 あまりの面白さに3時間半がアッという間に過ぎてしまいます。私にとって生涯のベストワンはいまだにこの作品です。このような優れたオリジナル脚本を書ける映画人は残念なことに今や皆無になってしまっており、製作費を何十億費やそうとも、スター俳優を集めようとも、こんな映画は二度と出来ないのではないでしょうか。
・「七人の侍それぞれの個性があざやかに描かれているなあ」
疾風迅雷、ダイナミックな画面の強さもさることながら、七人の侍のキャラが立っていて、それぞれの個性があざやかに描かれていたところがよかった。 志村 喬の勘兵衛、三船敏郎の菊千代、木村 功の勝四郎、宮口精二の久蔵、千秋 実の平八、稲葉義男の五郎兵衛、加東大介の七郎次。 勘兵衛が、風を切るように家の中に走り込むシーン。悪酔いした菊千代が、偽の家系図を追って宿場の中を駆け巡るシーン。久蔵が、一騎打ちの決闘で相手を斬るシーン。七郎次が、勘兵衛の良き女房役として繕い物をするシーン。などなど、彼ら七人の侍たちそれぞれのエピソードが、とても魅力的なんですね。 なかでも好きなキャラは、菊千代と久蔵のふたり。無鉄砲でやんちゃな菊千代の「動」と、剣に生きる男・久蔵の「静」。三船敏郎、宮口精二の演技が、実に見ごたえがありました。
・「製作者の情熱と気迫に圧倒される映画」
いよいよ待望の黒澤映画の廉価版DVDが順次発売される。そのニュースを聞いて、早速予約してしまった。もちろんまだDVDは見ていないが、DVDへの期待を込めて始めてこの映画を見たときのレビューをまとめておこうと思う。
私は初期の黒澤映画リアルタイムに見られた世代ではないが、実に幸運なことに映画館で七人の侍に出会うことができた。まだ20代前半の頃だったと思うが、東京に出張で来ていたおりに時間が余ったので何の気なしに見たのがリバイバル上映中のこの映画だったのだ。本当にこの幸運には感謝したい。その後何度かテレビでも見たが、やはり迫力が違う。
この映画は決して感動を呼ぶようなストーリがあるわけではない。話自体はむしろ煮え切らないものが残るような結末だ。それでも映画を見終わった後の「感動」は、他のどの(感動を呼ぶはずの)映画よりもダントツで大きかった。なぜそこまで感動できたか?映画のストーリではなく、出演者を含めた映画製作者達の情熱がストレートに感じられたからではないか。映画のストーリはフィクションだが、「これほどまでの映画を造ったこと」は紛れも無い事実だ。事実だからこそ、またそのスケールがあまりにも大きかったからこその感動だろう。
考えてみて欲しい。この映画の公開は1954年。太平洋戦争が終わってまだ10年も経っていない年なのだ。日本がまだ敗戦の影響から抜け出せず物資も乏しい時代に、ここまでのスケールの映画を造ってしまった。黒澤明をはじめとする製作者の情熱と気迫は、いかほどのものだったのだろうか。
この映画の素晴らしさは前編にわたって続くが、特筆すべきは終盤の雨中の格闘シーンの凄まじさだ。どんなに最新のCGを使った映画も、このシーンの迫力にはかなわないだろう。
DVDに併せて、この際テレビも大画面に買換えてしまおうか、今真剣に悩んでいる。
・「字幕をONに」
古い日本映画でも、特に「七人の侍」は音声の劣化が激しく、はっきり喋る志村喬などはいいのですが野武士の親玉なんか何言ってるか全然わからないので、「七人の侍」という映画はそれだけが唯一の問題で、劇場やTV放送で見るとどーしようもない(とまではいかないか)のですが、DVDには日本語字幕が表示できるという機能がついていまして、この機能がある日本語映画DVDの中でも最もそれが役立つ作品がこの「七人の侍」だと思いますので、私はTV放送を録画したビデオはありましたが数年前に八千四百円のDVDを買っていますけれど、それを持っていない方は、普及版が出たということで、レンタルでもいいですが絶対また見たくなるでしょうから、買うべきDVDですよね☆
・「これまで10数回見た時代劇の最高傑作。その価値は不滅!」
高いなあと思いながらも、倍以上するDVDをいくつか買った。黒澤フアンとしては廉価版を待ちきれなかった。きっと、いつか出ると思っていたので、ようやくという気持ちだ。この映画の素晴らしさは、もう語り尽くされた感があるが、数ある黒澤映画の中で、この作品は鑑賞会数最多作品だ。小学校3年の時、はじめて映画館で見て以来、通算、10数回を超える。それでも、見飽きることはない。それだけ完成度が高く、濃密に描かれている。脚本もキャスティングも素晴らしい。黒澤はこの映画を作るに際し、「ごちそうが一杯の面白い映画をつくる」と言ったそうだが、3時間を超えるが、長いと感じさせない。見所が無数にある。時代が変わっても、この映画の輝き、価値は永遠に変わらない。画質に問題があるのは致し方ないが、映画としてのクオリティの高さがそれを問題としない。この映画製作にまつわる話は多いが、そんな資料も見て鑑賞すれば面白みはさらに増すと思われる。
・「魂のしづめ」
『死者の書』の原作でイメージを描きにくかった人でもこれをみるとなるほど、という実感を持てるかもしれない。郎女が彼岸の中日に二上山の上にみた俤(おもかげ)を思い描く気持ちは、人を恋いこがれる気持ちとどこか似ているようにも感じた。誰かをおもうからこその魂の鎮めであることを幻想的な映像が後からじわじわと教えてくれる。そこで人形に大切な声の出演が絶妙だった。ことに岸田今日子の静かな語り口調、黒柳徹子の語り部の媼の声が今でも耳に響いている。
・「難解ですが…」
川本喜八郎さんの人形が素晴らしいですね。死者の書(折口信夫)は難解であるが故に映像化は不可能と言われ続けていましたが、このテの手法がありましたね。内容については前の方が詳しくレビューしていらっしゃいますので省きますが、私も語り部のお二人とCVの江守徹さん、観世銕之丞さん、宮沢りえさん、榎木孝明さん達の静かで力強い語りが素晴らしいと思います。
・「”一生懸命”を描いた映画!」
素晴らしい映画です。日本の素晴らしい姿を思い出させてくれる映画でもあります。原作は、浅田次郎氏の小説ですが、映画化に際しての脚本も非常に優れていたと思います。映画という形式に、浅田文学を上手くアレンジしています。幕末、崩れ行く武士道に棹を差すように”義”に生きた南部藩士、吉村貫一郎の生涯を描いています。吉村貫一郎は、南部藩を脱藩し、流れ流れて新撰組に入隊します。吉村は、文武両道に秀でていましたが、彼には他の武士とは全く異なることがあります。それは、金を稼ぐ為に人を斬ることです。そこには、人に言えない事情が・・・。吉村貫一郎と共に幕末を戦った新撰組の斎藤一が、思い出を振り返るように物語は語られてゆきます。
私は、先に原作を読んでいましたが、原作の持!ち味を大切にしているように感じられました。わかっていても、涙が止まりませんでした。小説、映画、どちらからご覧になっても変わらぬ感動が得られると思います。
・「中井の演技、一見の価値あり」
いわゆる「時代劇」はよく見ますが、中井貴一といえば梟の城の「葛籠重蔵」や大河・武蔵の「柳生宗則」などいわば「クール」な役が多かったのに、この吉村は人間くさく、熱い!他の方のレビューを引用させてもらうと、私も号泣を禁じ得なかった。そして堺雅人の沖田も新鮮だった。世間一般の通説(?)と違って「沖田総司って本当はちょっと嫌なヤツだったのでは?」なんて思わせる堺の演技は新鮮だった。
・「素晴らしい男の世界」
昨年はたそがれ清兵衛が日本アカデミー賞を総なめにしたが、作品の面白さでは「壬生義士伝」の方が数段勝っている。何といってもシナリオがよい。上下巻の長編小説を映画という枠のなかで非常にうまくまとめている。最後の纏め方は好きではないが、後半から涙で画面が見えないほどに泣いた。これほど泣いたのは「蛍の墓」以来であった。役者も上手く、久石譲氏のサウンドが胸を締め付ける。是非、ご覧ください。
・「前半良かっただけに…」
力のある役者、前半の演出など、期待できる展開で進行していったが、後半があまりにもおそまつでがっかりした。まず、吉村が切腹前にいろいろと想いを巡らすシーン。Too Muchで説明のし過ぎ、余韻や想像させるものがまるでない。ここから、映画はすべて一本調子の『お涙頂戴』モードで展開する。
主人公の自害を伝達するシーン、滝の前で息子同士が水杯を交わすシーン、すべて冗長で、同じようなセリフ廻し。無駄だと想われる。語り過ぎで、結局『武士の義』だとか、東北弁がいやみに聞こえてしまう。同じ東北弁で貧しい武士を扱った『たそがれ清兵衛』が非常に余韻のある終わり方をしたのに比べると雲泥の差だ。
まさに「過ぎたるは及ばざるがごとし」主人公や佐藤浩一の演技が悪くないだけにもったいない。
・「原作との違いはともあれ。」
堺・沖田目当てで購入。最初からDVDで見たのですが、細かいところまで見て楽しめる映画だった。いきなり殺陣が素晴らしい。後半少ないのは惜しい。
黒くて悪くて最高な堺・沖田は、今や定説となりつつある「微笑みの悪魔沖田」そのもの。殺陣もとてもうまい。固定されたスペースを生で使い切ってキメることに長けた舞台出身俳優ならではのはじけ方。
原作とは違って語り手となっている佐藤斎藤一、素晴らしかった。斎藤ファンなので、偶々このDVDを見る前日、この人に関する研究書を読んでいて、映画の原作は読んでいないのに、スッと斎藤の語りに入り込めたのもラッキーだった。
見たら辛くなるかな~と思っていた「明治の斎藤一」も、全然辛くなかった!幕切れの孫への一言、これには本当に、斎藤さんの明治を描いてくれてありがとう、だった。「眉毛が濃くて、その下の目は炯炯とし、長身(あの当時で170cm!)」という本物の斎藤一の容姿に近いのもよかったのかもしれない。この斎藤一ももっとメジャーになって欲しい人。(但し、明治33年の斎藤一はまだ五十代半ばで働いており、あれほど老けてはいないはず。)勿論中井貴一は、殺陣も含めてやはり外れがない。パッケージに名前すら載っていない、本当にワンシーンだけ登場の津田寛治さん。出演なさっているのを知らなかったので、見た時は本当に嬉しかった。
原作を知っている方からすればストーリーは如何せんサラリとしすぎているのかもしれないが、原作未読の人間には割と楽しめた。本筋は本筋だが、今だからこそ本当に色々楽しめる部分もある1枚。
・「この値段ではお買い得!」
作風は非常にスタジオ・ジブリ風です。でもそれは関係無く、お話は面白い題材です。まるで皇帝花嫁育成女学園の寮の女子学生の日常のようなかんじでしょうか?(くどい言いまわしですいません)衣装こそ中国っぽいのですが会話とかは妙に現代女学生風でなんだかすごく面白いです。面白く、そしてさいごはかなりほろりとさせられます。
かなりお勧めです。これと同時にこのアニメの原作「後宮小説」もおすすめです。
・「「あたい、皇帝のお嫁さんになる!!」」
「あたい、皇帝のお嫁さんになる!!」三食昼寝付きに惹かれて宮女募集に応じ、『田舎者の泥付き大根』と言われながらも遂には皇帝の正妃に選ばれてしまう少女・銀河。何事にもとらわれず、元気で溌剌とした銀河の姿は、とても魅力的。『泥付き大根』の銀河がどのように成長していくか、そして最終的にはいかに凛とした正妃になるか。
是非、その目で確かめてください!
酒見賢一氏の原作「後宮小説」とはまた一味違った良さのある「雲のように風のように」。スタジオジブリ宮崎駿監督の名作、「魔女の宅急便」。そのキャラクターデザインを手がけた近藤勝也氏が生み出した、清々しいアニメーションです。
・「うっわ懐かしい」
TVでやっていたのをたまたま観ていたのですが、これってジブリアニメに匹敵するほどではないかと・・・。当時小学生だった私はジブリアニメだと思ってました。内容は今思うと結構大人向けな気がします。天真爛漫で明るいヒロインに目を向けがちになってしまいますが、悲恋ものですよね。小学生ながら、ちょっと切ない気持ちになったのを覚えています。まさか、DVD化してるとは思ってなかっただけに、お宝を見つけた気分です。ヒロイン、銀河の声優さんが競馬騎手の奥さんとなった佐野量子さんであることに、今初めて気づきました。意外にも佐野さんのおっとりしたイメージとは違って、朗らかで活発、気の強いところを出してるのには驚きです。懐かしさでいっぱいになりました。ちょっと疲れた仕事終わりの金曜の夜、何も予定がなかったら、これを観てのんびりとしてみて下さい。隠れた傑作かも・・・。
・「心に残った作品です。」
小学生時代、ジブリや連作アニメのテープが並んでいる棚の中にこの作品があったのを覚えている。小さいころ、TV番組をビデオにとって繰り返しくり返し見て、テープを何本もだめにしていた。
現在、昔見ていたものは記憶的にも物質としても、殆ど残っているものはない。お約束だが、この作品だけはいまも棚の中に残っていたりする。そして、年に2、3度見る。すでに両手両足では数え切れないほど見ているこの作品、そのたびに、何か新しいことに気づいたりする。そのたびに、謎が解けたように少なからず嬉しかったりする(最近、ようやく『宦官』の意味がわかった)。つまりが、自分はこの「雲のように 風のように」と言う作品に『魅せられて』しまったのだろう。登場してくる様々な人物や話の流れ、エンディングに流れる主題歌は、未だに自分の心を鷲掴みにしている。この作品を見るたびに込み上げてくるこの感覚は、きっと昔も今もこれからも(根本的な意味で)変わっていないし変わらない(...はずである;)。
絶対ではありませんが、万人が納得できるとは思っていませんが、それでも、1度は見てもらいたい!そういう作品です。
・「未だファンの多いこの作品」
原作とはかなり異なる仕上がりで、別々に楽しめる良い作品だと思う。ただもったいないと思ったのがアニメーションでは銀河とコリューンの心の触れあいが原作ほど密には描かれていないことであろうか。この辺については原作では割と行を割かれて書かれているのでアニメではアッサリとしすぎた印象を受けた。
とはいえ、絵も音楽もとてもよく、お薦めできる作品には違いない。佐野量子さんの声も、みなさん書かれているようにとても魅力的で有る。
・「痛快無類の娯楽映画。何度見ても面白い!」
「痛快」という言葉がぴったりの娯楽映画。こいつは、えらく面白いっ! 黒澤監督のこの路線では『隠し砦の三悪人』『椿三十郎』も面白かったけれど、一番好きな映画はこれ。 考え深げに時々あごを撫でる三船敏郎の侍と、拳銃だけでなく頭の回転も速そうな仲代達矢のやくざ者の対決の妙。三船の侍を何かと助ける東野英治郎・飯屋の親爺の味のある演技。宿場のふたつの対立勢力の間に火をつけ、油を注ぐ三船・侍の縦横無尽の機略。 何べん見てもわくわくするなあ。きっと監督が、自ら楽しみながらシャシンを撮っているからなんだろうな。その気分が、映画の隅々に行き渡っている気がします。
・「将来作ることのできない奇跡的な映画」
昔の映画です。ただの作り話です。しかし、人間として普遍的なものが散りばめられているように思います。この時代の各俳優の濃密さに圧倒されます。悪役も単純ではなく、素朴な人間味にあふれています。この濃密な人間味は、現代の日本人は失ってしまい、もう二度と取り戻せないものかもしれません。娯楽的な筋なのに、あらゆる要素が混合されています。これを見てしまうと、ほかの映画が水のように希薄で、楽しめなくなってしまうのが欠点です。将来、どうころんでも作れない奇跡的な作品だと思います。
・「三船の凄み」
三船敏郎のイメージというのは、サムライである。その原点が本作。ジム・ベルーシがサタデーナイトライブでパロディ化していたのもそうだし、「ボディガード」でK・コスナーが40回観た、と話すシーンがあるのもそう。何より本人がTVで「峠九十郎」を演じ、また大映とのコラボで「座頭市と用心棒」、三船プロで「侍」を撮り、続編嫌いの黒澤でさえ「椿三十郎」を製作している。クリントだって本作がなければ、オスカー常連の映画人にはなっていなかったかもしれない。トゥームストンの町のような宿場町も雰囲気満点。そこで一息に十数人をぶった切る三船の凄み。最高である。本作で三船はベネチア主演男優賞を獲得した。
・「“動”の「七人の侍」と並び評される“静”の黒澤時代劇の不朽の傑作。」
WBやFOXを始め、アメリカの大手映画会社が自社のソフトの廉価化を推し進める中、国内レーベルが一向にその動きに同調してこないのは残念な限り。特に東宝ビデオの方針は徹底していると思っていたのだが、黒澤作品の昨今の映画、テレビでのリメイクブームを受け、今回主要作品が従来のBOX仕様から購入しやすくなったのは喜ばしいし、どんな形であれ、その醍醐味がより多くの人たちにDVDで何度も楽しめることになるのは良いことだ。今作は、“動”の「七人の侍」と並び評される黒澤時代劇“静”の傑作。既存BOX版に付随したブックレイトでの山田宏一の解説にもあるように、ダシル・ハメットのハードボイルド小説「血の収穫」に影響を受け、西部劇の様式を随所に取り入れた作劇だが、全編をほとばしる豪放なダイナミズムに、それでいて軽妙で洒脱なユーモアのセンス。水墨画を思わせるハイ・コントラストでシャープな色彩感覚、毅然としたカメラ・ワーク、「映画」そのものと一体化されたような佐藤勝による音楽、俳優たちのアンサンブルの妙と黒澤映画の真髄が存分に味わえる。学生時代に初めて見たのが「影武者」と「乱」と言うある意味最悪な黒澤体験だったのだが、今作の素晴らしさに己の無知を恥じた思い出の1本。ルーカス、スピルバーグのみならず、ペキンパー、レオーネ、コッポラ、ウー、べッソンにベルイマン、グリーナウェイら列挙の暇もない古今東西の世界のフィルム・メイカーに多大な影響を与えた日本が誇る20世紀最高の芸術家の輝ける傑作。
・「黒澤の最高傑作はこれです!!」
画期的な映画である。何が画期的かというと、三船敏郎演ずるサンピンこと「桑畑三十郎」という空前絶後のキャラクターを創造したこと。すなわち浪人で、見た目は汚くて、口も悪くて、武士道だとか立身出世のことなんか全然頭になくて、それでいて情にもろくて、頭は抜群に切れて、もちろん剣の腕は最強なひと。この映画以降この桑畑風浪人を主人公にした映画やTVドラマが量産されたのは、みなさん御存じのとおり。さらに影響は国境を越えてイタリアにまで及び、マカロニウェスタンにアレンジされて、ハリウッドの売れない俳優のクリント・イーストウッドをスターダムにのしあげた。
マフラーに連発拳銃という仲代達矢の卯之助も、三船に負けず劣らず画期的。その二人が狭い宿場で繰り広げるつばぜり合いも見ごたえ十分。その他卯之助の兄の山茶花究、その弟の加東大介、彼らに対抗する清兵衛の河津清三郎、三船を助ける飯屋の東野英次郎など助演陣も鉄壁です!!
ロングショットとパンフォーカスを駆使する、宮川一夫の撮影も完璧ですね。今からでも遅くないから、宮川さんに国民栄誉賞と文化勲章を授与しよう!石井長四郎の照明や、佐藤勝の音楽も甚だ印象的。というわけで黒澤の最高傑作には「七人の侍」を僅差で抑えて、本作を挙げたい。必見です。
・「リメイクやめませんか?」
再映画化されるそうです。嵐の松本潤が主演、長沢まさみ、阿部寛、宮川大輔が共演、監督は樋口真嗣(「日本沈没」をリメイク)。東宝で2008年5月10日公開予定。
え〜と、一言でいうと、リメイク止めませんか?ということなんですが。
「スター・ウォーズの原点!」という宣伝をすれば売れる、という計算なのでしょうが、、、。その計算は、面白くなくても話題性があれば、観る、買う、売れる、ということなのでしょうが。面白くないものを見せられた、買ったほうはたまりません。確信犯で悪質ではないでしょうか?内容はどうでもいい、とにかく話題になり売れればいい、というのは。無能の証しではないでしょうか?それともスポンサー、投資会社が、作品の出来不出来に関係なく、黒澤効果とスターウォーズ効果、リメイク作品を観たいという心理、これだけの出資で、まぁこれだけのアガリか、とそろばんをはじき、面白くなくていいから、これをやれ、若い俳優をつかって、ということなのでしょうか?
出来上がる前からそんな評価はない、と思うかたもいらっしゃるかもいるかもしれません。でも、分かるのです。間違いなく駄作です。(賛同されるかたも多いと確信します。)
日本の映画界、TV局、リメイクはもうやめませんか?成功例ないですから。先がないですから。そして、観る人もボイコットしませんか?リメイク映画を。
おっと、黒澤オリジナルは星5です。(一応、評価。他の人のレビューを参考にして下さい。皆さんのレビューは愛情溢れていますね。あ〜あ。)
・「リメイクは無謀」
主人公の三船敏郎と、敵方の侍大将(藤田進)が槍で一騎打ちをする場面がある。かなり長い。若いころにみていたら、「もういいよ、長すぎ!」と思っただろう。だが、いま改めてじっくり見てみると、二人の立ち回り、演出、槍の取り回し、実に見事。まるで舞や能を見ているような美しさがある。CGではなく、生身の芸だからこそ、マネしようったってできるものではない。
これはあくまで一例だが、要するに、リメイクったって、できるわけないじゃん。ジャニーズのタレントに、両手で刀構えて馬で全力疾走できるのか?結局、新春スターかくし芸大会になってしまうのは目に見えている。長澤まさみ?大河ドラマならいいと思いますが…。
・「理屈ぬきに楽しめる時代活劇」
太平(千秋 実)と又七(藤原釜足)の凸凹コンビが、互いに悪態をつきながら道を行く出だしのシーン。ジョージ・ルーカス監督の映画『スター・ウォーズ』のC-3POとR2-D2のロボット・コンビのモデルになったふたりの、飄々としてコミカルな会話が愉快愉快。くすりとさせられました。 勝気な雪姫(上原美佐)のきりりとした美しさもよかった。枝のムチを振るう姿、ぽろぽろと涙をこぼす姿、六郎太(三船敏郎)を叱責する姿。魅力的でしたねぇ。 それから、国境の関所を突破するシーンと、敵の騎馬武者を六郎太が馬を走らせて追跡するシーン。前者の「機知・計略」、後者の「疾風迅雷のスピード感」。わくわくしました。 黒澤監督が、「しんどいものを二本やったから(『蜘蛛巣城』と『どん底』のこと)、ひとつ追っかけ形式のおもしろい時代劇を作ってやろう、そんなきっかけでした」と語っている作品です。 1958年(昭和33年)製作、公開。本編139分。理屈ぬきに楽しめる一本。
・「裏切りゴメン!」
今まで黒澤作品のDVDは値段が高く設定されていたことが不満だったが、手を出せる価格のものが出たことは非情に嬉しい。この作品が「スターウォーズ」の元ネタであることは超有名だが、それ以上に大活劇というジャンルを日本において(世界的にも?)確立した先駆的な作品でもある(この作品中で三船らの居場所を知らせに馬で走る敵兵を馬上で一刀両断する名シーンを活劇の代名詞になった「インディージョンズ」も拝借している)。黒澤作品の時代劇の中ではこの作品は「用心棒」や「七人の侍」に比して話題にのぼる頻度は少ない(ある意味地味である)が、私にとっては黒澤作品のなかで最も好きな作品だ。その魅力はお金のかけ方と登場人物のキャラだろう。普通の作品なら太平(千秋実)と又七(藤原釜足)の2人の百姓が六郎太(三船敏郎)と繰り広げる冒険シーンに最もお金をかけるが、黒澤は見事に期待を裏切り2人が隠し砦に遭遇するまでの城での合戦シーン等に金をかけ作品の設定にリアルさを持たせている。ここが凄い。登場人物の設定も六郎太や2人の百姓はもちろん魅力的だが、六郎太の旧友で宿敵の田所兵衛(藤田進)のキャラクターが最もカッコ良くこの作品を引き締める役割をしている。彼等の繰り広げる痛快大活劇は今観てもワクワクする。クライマックスの「裏切りゴメン!」の一言を初めて聞いたときは、思わず「ヤッター!」と叫び拍手しそうになったことを今でも思い出す。そして、この言い回しは日本語でしか味わえない表現であり、日本人としてこの場面を観れて最高と感じた。是非一度は観て欲しい痛快大活劇だ。
2008年に、松本潤と長澤まさみ(姫)、阿部寛(六郎太)のキャスト、「日本沈没」の樋口真嗣監督でリメイクするそうだが、オリジナルのイメージを崩さないことを望むばかりだ。
・「え リメイクすんの・・・やめようぜ」
個人的にすごく好きな映画なんです とても面白いんですけどリメイクはやめて欲しい椿三十朗とか黒澤が死んだことをいいことにどんどんリメイクしていきますもう〜やめよう主演に松本と長澤とかさどうせただのアイドル映画になるに決まってんじゃんとにかくもうこれ以上黒澤映画を侮辱するのはやめてほしい 黒澤のリメイクはここまでにして欲しいですとにかくそのことを心底願います
・「せめて原作者への敬意を」
原作にあった良い要素を悉く表現できていない。表現しようとして失敗したならまだしも、最初からそんな気がないように思えます。文章を他の土俵で表現するというのは大変なことです。しかし、「バジリスク」は文章を「漫画」という土壌で見事ビジュアル化しました。『原作の雰囲気・世界観を壊すことなく忠実に』才能の差なんでしょうね。
内容も三文芝居に落ちぶれ、完璧だった時代考証も悉く破棄。原作者を「時代考証を考えない作家」と偽りを押し付けて、正当化していましたけれど。青年・柳生十兵衛を意味も無く出すなんて。当時は十歳に満たない子供ですよ。三代目半蔵だってとっくにクビになっています。だから原作は四代目というオリジナルキャラクターを出したのですから。『原作付きの邦画は観てはいけない』それを後押しする作品です。
・「ひどすぎる」
ここまでひどい映画は久しぶりに見ました。どんな映画も1箇所くらいは見所があるのですが、何一つ見当たりません。(あの実写版「デビルマン」でさえ、個人的には☆3つです。 制作側が意図せぬ爆笑シーンがあったため大変楽しめました。)名作「甲賀忍法帖」をどう料理したらこんなひどい作品になるのでしょう?当方、映画化に当たっては、原作はそれほど重視はしない方です。あの膨大な作品を2時間にまとめるのは無理というものですが、まさかこんな構成にするとは…。突っ込みどころもなく、100分間ただ淡々と時だけが過ぎていきました。内容以外にもひどい点がいくつか。音声が6.1ch収録ですが、台詞にすべて微妙なリバーブがかかっています。そのためひじょうに不自然になっています。この映画はファンドで出資者を募って制作しましたが、(本編が終了後に延々とテロップで流れる出資者の皆さん、ご愁傷様でございました)そのせいなのでしょうかDVDの販売方法が大変阿漕なものになってます。こうでもしないと資金が回収できなかったのでしょうか?今回☆1つにさせていただきましたが、これは当方の基準では、「テレビで無料でやってたら見てもいいかな」というレベルです。
・「外した・・・」
残念な気持ちでいっぱいになる作品でした。現代劇ではたいして気にならない仲間由紀恵の鼻声も妙に耳についたし、全体的にかなりのもったいない感でいっぱいになりました。良かったのは坂口拓と虎牙光揮のアクションシーンのみ。期待が大きかったので、残念です。観終って疲労感が残りました
・「ジーンときました。。」
原作、時代背景のこととか皆さんのコメントは辛口ばかりですが私は最初から恋愛中心で見てたので悲しい運命に涙がとまりませんでした。弦之介と朧の切ない表情がとても良かったです。確かに二人のシーンは少なかったので邪道ですがDVDでは二人のシーンのみ抜粋してみても楽しめました。。また主題歌の歌詞であるように時を越えカタチをかえて二人が幸せに暮す日がくればいいなとも思えました。。
・「辛口ですが」
私は原作のファンですが、そういったファン心理をのぞいて一つの映画として見た場合でも、残念なものでした。
まず原作と異なる点が多々あるために、ストーリー上たくさんの矛盾が生じているのが納得できません。例えば、途中からストーリーの軸が忍法争いから里襲撃にすりかわっていること。
それによって忍法争いは、実は里襲撃のために主要忍者を里から追い出し共食いさせるお芝居にすぎないことが判明するのですが、しかし10人が闘って全滅する可能性もないし、一方が圧勝する場合も考えられるわけで、跡取り争いの忍法合戦がまったく意味をなさなくなってきます。そして、何よりキャラクター全員が現代人の思考を持っており、封建社会に生きる人間らしさが感じられませんでした。
制作側は、里襲撃にイラク戦争だかなんだかを持ち出して作品に重みを出そうとしているようですが、ここで最後にファンとして、原作の甲賀忍法帖で描かれているさまざまな社会非難、メタファに比べれば鼻で笑いたくなってしまいます。
しかし、映像美はさすがで、これまでの忍者のイメージと異なる無国籍的な衣装デザイン、アクションシーンは楽しむことができました。
・「黒澤・三船の最強タッグの最後の作品」
この作品は黒澤明の集大成と言われ、この作品を最後に以後、三船敏郎の黒澤作品への出演はない。またこの後、「暴走機関車」「トラ・トラ・トラ」の挫折や自殺未遂を経て黒澤監督の作風は大きく変化していく。 集大成らしく三船敏郎、志村喬、香川京子らの常連組みに笠智衆、杉村春子のベテラン勢、加山雄三、山崎努の若手の黒澤組、新人・二木てるみなど出演者もバラエティに富んでいる。 三船の赤ひげのもとで加山雄三の若い医師が育っていく成長物語を中心に様々なエピソードを織り交ぜて話が進んでいく形式で、香川京子の狂女や娼家の話もいいが、もっとも印象的なのは山崎努扮する佐八と桑野みゆき扮する恋女房の物語でこの話はとても感動的だった。
・「米国の小児科医が、医者を描いた全世界の映画ナンバー1に選んだ作品」
2004年の事であるが、Archives of Diseases in Childhoodと言ふ小児科の医学雑誌に、“Doctors in the movies”と言ふ論文が掲載された。この論文は、米国の小児科医G.Flores氏が、医学教育における映画の役割を論じた論文であるが、その中で、著者のFlores氏は、医者を描いた世界映画史上の150本を検討し、それら150本の映画の中で、最良の作品として、黒澤明監督の『赤ひげ』(Red Beard)を選んで居る。(G.Flores“Doctors in the movies”Archives of Diseases in Childhood.2004;89:1084−1088)アメリカの小児科医が、古今東西の医者を描いた映画の中で、最良の作品に、江戸時代の日本の医者を描いたこの映画を選んだのである。日本映画にとって誇りとすべき事なので、この論文の事をここに記しておく。そして、その上で言ふが、私個人は、(大の黒澤ファンであるが)この作品に少々不満である。(だから、星4つとした。)理由は、主人公(赤ひげ)が立派過ぎる事と、民衆を美しく描き過ぎて居るからである。医者とはこんなに立派な物ではないし、民衆はここまで善良な人々ばかりではない。(黒澤明は、医者を主人公にした映画を3本作ったが、私は、『酔ひどれ天使』の医者が一番好きである。)だが、江戸の町を再現したこの映画の美術は素晴らしい。そして、保本が新しい人生を開始するラスト・シーンの水の音と春の光は、本当に素晴らしいと思ふ。
(西岡昌紀・内科医)
・「人間賛歌」
黒澤映画のテーマの一つである「人間賛歌」。それが生き生きと描かれた、黒澤映画の最高傑作だと個人的には思います。
・「最後の大傑作」
黒澤最後の大傑作。本作の後にも 「乱」を初めとして 作品は作られたわけだが この作品を越えたものはないというのが僕の確信である。
3時間を超える長尺だ。黒澤の語り口は悠々たるもので 僕らは「聞き入り」「見入って」いるうちに その長い時間を陶然としているのみである。まことに名人芸であるとしか言いようが無い。
映画評論家の間では 黒澤映画は案外評価が低い。小津、溝口、最近では北野武などに比べても 黒澤の分は悪い。これは黒澤映画は基本的に「芸術映画」ではなくて「娯楽映画」だからではないかと思う。黒澤は まず見て楽しい映画を作るべきだと考えていたことは「用心棒」や「七人の侍」を作った頃に言っていた発言から見ても良く分かる。
「赤ひげ」も その延長上にあるわけだが 娯楽を超えた部分でに聳えている傑作と言っても良い。映画は映像美を探究する「芸術」である一方、映像という媒体を使う「文学」であると思う。その意味で 赤ひげは 上質の文学作品である。
本作を最後の傑作と言った。本作以降 黒澤は妙に芸術に走った気がする。それは 三船敏郎という稀代の俳優を失ったからかもしれない。邦画にとって それは損失であった。
・「あっという間の3時間でした。」
50歳を超えて初めて観ました。死ぬ前にこういう映画を観ることができて良かったと素直に感動しました。三船敏郎45歳の演技とは・・・信じられないと言うか、自らの未熟さを痛感してしまった。加山雄三が泣くシーンなんて初めて観ました・・・それなりの演技ですが好感が持てました。皆、黒澤作品に出演できる喜びと緊張感が溢れていて素晴らしいものとなっているのだと思います。
個々の人間ドラマを逐次語っていては、キリが無いけれど香川京子の迫真の演技には驚いた。二木てるみのイメージも変わった。当時の俳優は全て今のそれよりもはるか上を行っていたことは間違いないし、療養所のセットも白黒画面とは言え生々しいものだった。 もう本当に素晴らしかった。これを最後に三船敏郎は黒澤作品には出ていないとは何故だったのだろうか。
・「凡庸な作品」
三部作の中では一番劣る。個人的に山田洋次が合わないというのもあるが、全編刺激を欠いたフィルムでTVの2時間ドラマレベル。
縁側で木村拓也がイラつくシーンがある。手に持っていた湯飲茶碗を地面に叩き付ける…それ自体は良い。しかし、続いて彼の顔のアップが入り、彼の苦悩する表情を撮ってしまう。ここはロングショットにすべきで、彼の感情はオフ・スクリーンよる演出で観客の想像に委ねるべきだと思う。あまりにも説明的なショットが多すぎる。木村の演技云々はその後話。
・「原作は良いんだけどね」
木村拓哉はタレントとしては一流なんだと思うけど、役者としては三流なんだなと思った。 結局、何を演じても「キムタク」にしか見えない。タレントとしてのキャラクターが強すぎるのかなぁ?俺は木村拓哉だ!ってオーラが出すぎな感が・・・ もう一寸「我」を抑えられるようになったら、良い役者になるんでしょうが。
・「悔しくて悔しくて...」
前作の「たそがれ..」「隠し剣...」と尻上がりに素晴らしくなっていった山田洋次監督の期待の新作。ずっと、ずっと妻と楽しみにしておりました。....が、フタを開けてみると、現代劇のような主役のセリフ回しに10分で観るのがイヤになりました。感情移入も出来ぬまま映画を観終わった後、こみあげてくる怒りにも似た感情。特にキムタクファンの私の妻は怒り爆発で「観なきゃよかった」と。僕もキムタクは好きですが、その後も「どこがダメだったのか?」何度も妻と議論した末に導きだされた我が家の答は...
役者と呼ぶにはあまりにヒドイ木村拓哉の演技力、そして脚本の甘さにあるような気がします。これではせっかくの素晴らしい役者陣も台無しです。トレンディードラマ等での等身大の役なら良いのでしょうが、あの難しい主役は無理だったのでは?脇役陣の中でも唯一光っていたのは赤塚真人さんと小林稔侍さんぐらいでしょうか。檀れいさんも頑張っていましたが、脚本があれでは「たそがれ..」の宮沢りえさんに軍配が.....殺陣もヒドイものでした。「隠し剣..」でのスリリングな殺陣は何処へ...リアリズムのカケラもありませんでした。忍者のようなジャンプ力のある剣豪VS病床から這い出してきたばかりの盲目の剣士。空いた口が塞がりません。制作現場で何があったかは知りませんが、結局のところキャスティングも脚本も監督の責任は重大です。次回作は十分な時間を割いて、練りに練った脚本と、キチンと演技が出来る役者で今回の挽回をお願いいたします。偉大なK監督の晩年の駄作連発にならぬよう、山田洋次監督、ほんとうに頑張って!!こころまちにしております。
・「期待を裏切りません!」
前作二つも見ましたが、本当にクオリティが落ちないと言うか、期待を裏切らない作品で感激しました。 後味の良さでいったら、全作品中No1でしょうね。前作までは最後が少し切なかったのでほっとしました。ただやっぱりなんかひねった方がよかったのかなぁ・・・とも思ったりw キムタクも最初は彼である必要はあんのかな、と思って見てましたが、途中からその独得のオーラとキャラクターがハマってバッチリのめり込んでしまいました。時代劇もっと出て欲しいですねw とにかく話題性も内容も一級品なので、DVDで何度も見直してほしい映画でした。
・「少なくとも3度は見ましょう―3部作中の最高傑作」
しかしまあ日本人というものはどうしてここまでとことんやるんでしょうか。「武士道とは死ぬことなり」なんて簡単に言うけれど、生半可なことでは生まれてこない言葉です。この徹底的にやるリアリズムというのは東洋では日本人だけの特質、そしてこの点が唯一西洋人と共通している面で、だからこそ今日の日本があるのではないでしょうか。映画では3部作をとうして共通しているものは「戦うことのむなしさ」。家族を愛し、自然を愛し、つつましく暮らす名もない下級武士がひょんなことから自分のあずかり知らぬことで戦うことを余儀なくされ、勝つには勝つがそのむなしさを思い知らされたのち、再び愛するものとの暮らしを取り戻す・・・「剣術など勝っても負けてもあさましい」とは、かの坂本竜馬の言葉。活躍した時代背景が彼にそのように言わせている面もあるが、そのあさましさをなんとか厳しい作法や形式のなかにとりこもうとしたのが武士道というものなのか。その教えは現代でも「打って反省、打たれて感謝」という剣道の教訓の中にも生かされているようだ。光を失い、そのことから妻の不貞をも知らされる侍の心の葛藤・苦しみをキムタクは見事に演じきっている。髪の毛の一本からつま先にいたるまで一人のサムライになりきった彼の演技なくしてこの作品は成立しなかったと思う。そしてもう一つ、普段は自分の主人にまるで保護者のように思いっきりタメ口をたたく徳兵衛が、新之丞の時折見せる鋭い眼光にふれるたび、「大だんな様みてえだ〜」と恐れおののく場面は、町人と侍の違いのコントラストがよく表現され、侍の面目躍如の感と微笑ましいこの二人の主従関係をあらわしていて、私は大好き。
・「大奥エロスの最高峰」
類似商品欄にもありますが、一昔前は大奥エロスというジャンルがありました。このジャンルの偉大なところは、セットや衣装、エキストラの数など一見しただけでも結構な予算がかかっているにもかかわらず、内容がほぼポルノという懐の深さ。太っ腹な時代だったと言えますね。
86年の公開ですが、大奥女優には当時のセクシー女優の綺麗どころがズラリと顔を揃えています。辻沢杏子、野村真美、山本奈津子、美波千秋、森田水絵・・・と数ある大奥エロスでも美形度トップレベルの布陣です。皆最低でも1濡れ場は用意されているのでサービスにもぬかりはありません。あえて難を言うならば、キツネ顔のパッとしない女優が準主役扱いで目立っていたことと、新藤恵美のいらぬ濡れ場があったことぐらいですかね。キツネ顔といえば、城に忍び込む町民か何かの役でベンガルが登場しますが、カラミのシーンでどさくさに紛れて女優にキスを仕掛けています。
話のほうも城内の権力争いに巻き込まれる女たちの野心と性がテンポよくまとめられていて、脚本演出ともに作りはしっかりしています。大奥エロス未見の方はまずこの作品から入るとよいかもしれません。
・「渡辺良子ファンにはガッカリの一作」
大奥といえば、何と云っても想像力を掻き立てられることの一つは夜の「御渡り」であるところ、本作を通じて閨房の秘事の実態(?)を垣間見ることができ、その点ではそれなりに満足させられます。ただ、渡辺良子ファンの立場からは、彼女の濡れ場はなく、僅かに大奥を去った後、駕篭の中での全裸シーンが一瞬あるだけですので、非常に物足りなく思いました。
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