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三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「不朽の名作の序章!」「三国志を最初に読む本として最適です!!」「三国志」「人生の指南書」「日本人の心の琴線に触れる美しい風景描写」


三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「夜更かししてしまうほど面白い!」「是非、女性の方も三国志ワールドへ!」「半ばまで読みました。」「大きく動く!」「吉川英治三国志」


三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「呂布という武将」「三国志を楽しむらな吉川英治!」「呂布、曹操飾り気の無い二人を満喫」「中原」「印象的な場面が多い第3巻」


闇の子供たち (幻冬舎文庫)闇の子供たち (幻冬舎文庫) (詳細)
梁 石日(著)

「こどもの後ろ姿に、複雑な思い。」「めまいがするほどの衝撃作」「どうあがいてもこのプロットでは偽善臭を消せないと思う。」「えぐすぎる・・」「フィクションとは思えない生々しさ」


三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「言葉を楽しむ!」「孔明登場、その他にも見所満載」「孔明の登場!」「よい!」「いよいよ孔明出盧」


三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「名はなくても一人の人間」「一大抒情詩」「吉川三国志のハイライト」「曹操軍粉砕!赤壁の戦い」「三国志を楽しみたいなら吉川英治!」


三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40))三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40)) (詳細)
吉川 英治(著)

「警鐘と寂寥感!」「吉川英治三国志」「微妙・・・・」「決定版!!」「三国志本の定番」


三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫)三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫) (詳細)
吉川 英治(著)

「今でもなお愛され続ける三国志の魅力!」「吉川三国志、終局へ」「三国志を楽しむなら吉川英治!!」「一時代の終焉」「悲しいです…」


三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38))三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38)) (詳細)
吉川 英治(著)

「老いてもなお盛んな黄忠のように」「三国志を読むなら吉川英治!!」「劉備軍の快進撃」「三国志を楽しみたいなら吉川英治!!」「劉備率いるオールスター軍団の爆発的台頭」


バガボンド 28 (28) (モーニングKC)バガボンド 28 (28) (モーニングKC) (詳細)
井上 雄彦(著), 吉川 英治(著)

「つかの間の静けさ」「おつうがかわいすぎる」「辻風黄平 小次郎に遭う」「武蔵、どうなるのかな」「相変わらず心理描写が凄い!」


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▼クチコミ情報

三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・「不朽の名作の序章!
 いわゆる『三国志』のルーツは晋の時代に編史官(国の歴史研究員)であった陳寿がプライベートで書いた『魏書』『呉書』『蜀書』(これらはまとめて『三国志』と呼ばれています)です。因みに、この3つの書はあまりにも出来栄えが良かったので、後に正史(王朝の記録として公式に朝廷から認定された歴史書)として認定されています。 その後、『三国志』は大道芸人や芝居小屋の講釈師によって語り継がれ、大衆好みの英雄伝になっていきます。 そして、その大衆好みの英雄伝を元の末~明の初め頃(14C半ば~後半)に羅貫中が正史を基にして再構成し、長編小説『三国志演義』を完成させました。それは陳寿が3つの書を書き上げてから約1100年もの歳月が流れた後のことでした。 この『三国志演義』こそが今私たちの知っているいわゆる『三国志』です。

 吉川『三国志』では全8巻でこの壮大なスケールの古典に挑んでいます。 そして、『三国志』では劉備、張飛、関羽、曹操、孫権、趙雲、呂布、馬超、諸葛亮孔明、周瑜、黄忠、董卓等々、全て挙げようとしたらきりがありませんが、本当に多くの人物が登場します。その中で少なくとも一人は自分と似た人物がいるのではないでしょうか。その人物と自分を照らし合わせながら読むも良し、好きな人物を自分の中で中心に据えながら読むも良しだと思います。 さらにはあくまで客観的に約110年間の乱世に繰り広げられる愛情劇、友情劇、裏切り、駆け引き、戦等々を読むのも良いと思います。『三国志』はいろいろな読み方のできる本だと思いますが、それは人それぞれで良いと思います。

 これから始まる約110年の乱世の序章である本書から、読者は『三国志』の世界に引き込まれ、黄河や長江の流れの如く怒濤のように繰り広げられる様々な出来事に胸を躍らせることになるでしょう。

 吉川『三国志』全8巻、それぞれの巻のレビューを載せようと思いますので、参考にしていただけると幸いです。

 ソレデハ…

・「三国志を最初に読む本として最適です!!
三国志は、様々な人が書いていますが、最初に三国志を読む場合には、この吉川三国志が最適だと思います。その理由は、以下の通りです。

1)三国志演義をベースに描いていること→正直、「正史」を土台に描いた小説は、ストーリーが面白くありません。また、三国志を語る場合、何だかんだで「三国志演義」がベースとなるため、基礎知識を得る上では、「三国志演義」をベースとする書籍を読むべきでしょう。

2)三国志演義をベースとしつつ、歴史的事実を反映させていること→「三国志演義」と最も記述の異なる箇所は、やはり曹操に関する部分でしょう。「三国志演義」では、悪役として非道ぶりを発揮している曹操ですが、吉川三国志では、曹操のよい側面も取り上げ、なぜ「魏」という大国を作り上げることができたのか、理解できる内容になっています。

3)日本における三国志の原点といえるような書籍であること→吉川氏以前にも、三国志を書いた人はいるかもしれませんが、一般的には、吉川三国志が日本における三国志の歴史的橋頭堡といえる存在でしょう。つまり、吉川氏以降に三国志を書いた日本人は、多かれ少なかれ、吉川三国志の影響を受けているはずです。

・「三国志
壮大なロマンと世界を描く三国志、いろいろな作家が三国志を書いていますが、僕の中ではこれぞ最高傑作の三国志です。ゲームで興味を持った人にも、歴史背景だけではなく、登場人物の気持ちを知りたい人でも、読むならはじめから最高の物をおすすめしたいです。

・「人生の指南書
三国志は、魏・呉・蜀の三国の派遣争いから呉が中国大陸を制覇するまでの話だが、主役はこの三国の大将だけではなく、その大将に従う武将、知将すべてが主役である。吉川作品では、後に蜀を治める劉備玄徳を軸として話が進んでいくが、登場人物すべてが魅力的に描かれており、自分の中で愛すべきキャラを見つけるといっそう楽しく読めると思う。ちなみに、私の愛すべきキャラは趙雲子龍である。その理由は5巻目を読んでいただければわかると思う。桃源の儀に始まり、天下泰平のために多くの戦いが繰り広げられる。吉川作品で一番すばらしい点は、戦いのシーンの描写である、見たこともない昔の中国の戦いのシーンが頭の中で映像化され、実際読みながらドキドキ手に汗握るのである。それを映像ではなく文硊??で表現できる吉川英治の文才には脱帽である。最後の最後にかの有名な諸葛公明が「-事を謀るは人にあり、事を成すは天にあり-」と天に仰いで悲観するシーンは泣ける。天下に並ぶものとなしと言われた諸葛孔明はなぜ天下をとることができなかったのか、彼の知は彼一人では生きないというところだろうか。人と人とのつながり、現代にも通じるものがある。この三国志に教えられる人生は多い。至高の作品である。

・「日本人の心の琴線に触れる美しい風景描写
黄河の悠久の流れをぼんやり眺めながら、母へ贈るための僅かの茶を買うため、商船の到着を待つ青年劉備。のどかで、暖かく、まるで水墨画のような情景から、この壮大な物語が始まります。今日の朋友、高官、英雄だった者が、明日には宿敵、罪人、逆賊へ入れ替わる、乱世ならではのダイナミックな人間模様。数千年の時を経て語り継がれる、豪傑の武勇、知将の謀略。そうした多くの読者が期待する要素とともに、吉川三国志、とりわけこの第一巻を彩るのは、日本人の心の琴線に触れる美しい風景・人物の描写の数々でしょう。冒頭の黄河や、劉備、関羽、張飛が桃園に誓う楼桑村の寂しげだが情緒豊かな佇まい。そこで浮世から隔離されたかの如くひっそりと暮らしながらも、息子の飛躍を心底で願う年老いた母親の姿。次元は違えど、故郷を離れて仕事や学業に就いている方なら、何がしか心のどこかに響く、そういった美がこの第一巻にはちりばめられています。やがて英雄として名を轟かせる者たちもまだ若く、手痛い敗北を喫する者あれば、いよいよ頭角を現す者もいます。絶体絶命の危地に追い込まれた曹操が、「自害したい」とまで弱音を吐き、家臣に叱責、励まされる場面は特に印象的。後の彼からは想像もできない弱さだが、この乱世の奸雄もやはりまずは一個の人間であったことに気付かされます。第八巻まで続く長い物語ですが、手に取れば、なぜこれほど長きに渡り、多くの日本人に愛される「三国志」であるのか、必ず感じ取れる作品です。

三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・「夜更かししてしまうほど面白い!
三国志といえば吉川英治。元々歴史小説は難しそうで、しかも三国志となれば中国史で更に漢文が多く、読みづらいと思っていた私だったが、全8巻を2回読んだ。確かに1巻目から読めない漢字や漢文で大変だったが、それが不思議と慣れてくる。難しさを感じさせないほど面白くストーリーが展開していく。描写がすばらしく、その当時の風景や戦闘が思い浮かぶほどである。また、漢文嫌いだった私が、この本をきっかけに漢詩を勉強し、受験勉強にも役立てられた。また中国の名言名句、四字熟語も簡単に覚えてしまったほどである。登場人物が多く、それぞれが個性豊かに描写されている。読者は思わず自分を玄徳、関羽、曹操、孔明などに置き換えて読んでしまうほどである。人気ゲームの三国志をプレーしてみたい衝動に駆られるが、吉川英治の本を読んで三国志ワールドが自分の中に出来上がってしまった以上、ゲームにその世界を壊されたくないという気持ちが強い。それだけインパクトの強い名作である。

・「是非、女性の方も三国志ワールドへ!
 三国志はいわゆる男のロマンのようなところがあり、少なくとも私の周りにおける三国志読者は男性に比べると女性は圧倒的に少ないです。これは三国志の時代が男尊女卑の色濃い時代だということも少しは関係があるのではないでしょうか。 確かに、三国志全体を見ても女性が出てくる場面は男性が出てくる場面に比べると圧倒的に少ないです。 しかし、この吉川『三国志』第2巻ではその女性が鍵を握る、さらにいえば女性が国を動かす場面が結構出てきます。彼女達の名前は貂蝉(ちょうせん)、郭夫人、鄒氏(すうし)です。男尊女卑の色濃い三国志の時代に歴史の表舞台に出てきた女性達からは目が離せません。

 私も少なからず三国志=男というイメージを持っていた一人ですが、この第2巻を読んで、三国志では女性に関して厚く描かれていたばかりでなく、女性が国を動かすこともあったということを知りました。私はこのことに驚いたとともに、とても嬉しかったです。

 三国志=男というイメージを持っているため、三国志を忌避する女性がいらっしゃっても、私はこの吉川『三国志』第2巻のことを話し、胸を張って女性にも『三国志』を勧めることができるでしょう。

 ソレデハ…

・「半ばまで読みました。
 横山氏の漫画は、児童が読むことも考慮し、えぐい部分は原作を参考にしていなかったと本人も行っております。ですから、始めて活字で読む本作は、私にとって唐突だった展開の溝をうめてゆくのに随分と役立ってます。

 もう少し早く、活字にチャレンジすればよかったのですが、漫画を学童の頃読んで、アラスジを把握していたので、活字はいずれ・・・と、後回しにしていたのが、今悔やまれます。

 もし、漫画などで、三国志演義を楽しまれて、未だ活字を堪能していない方が折られましたら、本作は本当に三国志(演義)スタンダードとして、お勧めします。

・「大きく動く!
董卓が死に、曹操、孫策がどんどん強くなっていきます。三国時代につながっていく序章というところでしょうか。読めば読むほど先が読みたくなります。

・「吉川英治三国志
中国三大美女の一人貂蝉の美女連環の計によって義父董卓を殺し敗戦を重ね各地を転々とする古今無双の豪傑呂布。彼をメインに三国志激動の時期が描かれる。まさに「傾国」という言葉は三国志にこそふさわしい

いろいろな人物が登場し亡くなっていくシーンが多いですが、全員覚えようとか肩肘張らずに読むことをお勧めします。なぜなら、わからなかったらもう一度いつか読めばいいのですから。三国志は何度も読める良書だと思います。

三国志〈2〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・「呂布という武将
 この吉川『三国志』第3巻では“呂布”という武将についてかなり厚く綴られています。 呂布という人物は三国志に登場する武将の中でも「武」というベクトルだけで考えれば、トップに君臨しているといっても過言ではないと思います。それにもかかわらず、周知の事実だとは思いますが、呂布は「武」が大きく物を言う戦乱の世を戦い抜き、覇者としてトップに君臨することは最後までできませんでした。 なぜなのでしょうか? それは「武」というベクトルでトップに君臨する反面、「文」というベクトルで考えると、「武」の対極にいるといってもこれまた過言ではないからだと私は思います。 そんな文武両道という言葉が最も似合わない彼は一般的には人気のない、というかあまり良いイメージを持たれない武将の一人です。

 しかし、私はそんな呂布が大好きです。

 呂布ぐらい凄い「武」の持ち主であれば、その「武」の力に奢って、周りの意見も馬の耳に念仏状態になり、自分の身を滅ぼすことになりそうです。しかし、彼は違いました。彼は自分の「文」の足りなさを自覚していました。そして、周りの意見にも積極的に耳を傾けていたのです。 ただ、彼の「文」の足りなさの自覚の仕方はあまりにも極端過ぎました。彼は周りの意見に耳を傾けるどころか、振り回されてしまったのです。 呂布が戦乱の世を戦い抜けなかった最大の原因はここにあると思います。そう彼の度が過ぎた素直さと謙虚さに。 そんな呂布のことが私は大好きです。

 さらに、私は呂布のことを振り回す謀者が孔明、鳳雛先生、徐庶、周瑜、陸遜のように「文」のトップに君臨する者であったら、呂布がせめて自分の深い所にある信念だけでも変えない心を持っていたら…と考えてしまいます。 そんなことを考えても歴史を変えることはできないのでどうしようもないのですが、私にとって“呂布”はそんなことを考えさせてしまうような武将です。

 ソレデハ…

・「三国志を楽しむらな吉川英治!
三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です!!書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます

・「呂布、曹操飾り気の無い二人を満喫
 呂布がとうとう捕らえられ、玄徳達が曹操を倒すため結束していく展開が遅々としながら、描かれていく。呂布については他の皆さんのレビューが詳しいので省略。 その権力ゆえに皇帝に無礼な振る舞いをし、玄徳達から反感を持たれる曹操ですが、その振る舞いが何だかガキ大将のようで、憎めない。部下を大事にして失えば涙し、完璧でなく失敗するところが英雄ではなく人間くさい感じがして好きです。戦いには非情なのに、部下に誤りを進言されるとすぐそれを認め、正そうとするのが上司としては理想的。 頂点に立って疑心暗鬼になるところも、他の武将と違って愛嬌が感じられるのは、曹操好きだからかな。関羽に惚れて、自分の陣に迎えようとあの手この手を尽くす様や、図々しいともいえる3つの条件を飲んで関羽を迎える曹操が何だかいじらしい。自分部下だったら拗ねちゃうなーなんて思うけど、主君の想いを察して、関羽を説得に行く張遼にも男気を感じます。 どんなに厚遇を受けても玄徳一筋の関羽に、いっそ曹操に寝返ってしまえなんて、思うのは私だけでしょうか。ま、そんな関羽だからこそ惚れちゃうんでしょうけど。 曹操に皇帝への態度を戒めるすべも無く、曹操打倒に密かに画策する玄徳達は、何だか不甲斐ない気がしますが、企みがあっさり暴露ししまうのはちょっと拍子抜けでした。 日本で曹操の人気が高いのは、吉川栄治が曹操を魅力的に描いたからだと言われているようですが、実感できる一冊です。

・「中原
 曹操の中原制覇の過程で、劉備は曹操に近づいたりあるいは曹操抹殺の血判連盟に血判を捺したりする。

 曹操も最初は劉備に対する親愛の情を持っていたが、思うままに操れず、憎悪するようになる。同時に対照的な両氏の境遇が三国志演義というドラマをよりいっそう劇的に演出してゆく。

 劉備の行方、張飛の行方のわからぬまま、ライバル張遼の説得により、関羽は曹操の下へ客将として降る。

 劉主従の今後は如何に展開するのでしょうかね?

・「印象的な場面が多い第3巻
三国志の中で最強の武将、呂布が死に、矢で射られた片目を食べてしまった夏候惇、敗走する劉備にせめてものもてなしをと妻の肉を出す話など、非常に印象的な場面が多い第3巻です。

三国志〈3〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

・「こどもの後ろ姿に、複雑な思い。
「これは小説なんだ…」何度もそう思いながら読み進めました。

この小説はタイを舞台に幼児が売春宿に売り飛ばされ、挙げ句生きたまま臓器売買されるというショッキングな内容と並行して、それを阻止しようとする現地NPO団体の苦悩を描いたものです。 あまりにも後味の悪い結末とともに途中何度も憤怒の涙を流した私は、気になって他の方(有名無名を問わず)のレビューも読んでみました。 大体が「取材不足」や「リアリティ不足」などとありましたが、ルポルタージュではないにしろ、ここまで肉迫した文章を小説として世に出した梁 石日氏に私は拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。

なぜなら、フィクション、ノンフィクションの違いはあれど、火のないところに煙は立たないのです。 取材不足といわれる所以となった現実味に乏しいと言われる文脈も、あえて『小説』という仮面をかぶせたら普段問題意識のない市井の人にも提起できると感じたからです。 それは普段平和の中に身を委ねた私自身が、作中涙も枯れ果てたこども達に魂を重ね合わせられた瞬間だったからです。

・「めまいがするほどの衝撃作
本書を読むということは、まるで自分の中に潜む悪魔と向き合うことのようでもあり、手に取るまでにも相当の勇気が要った。人間はここまで残酷になれるものなのか?野獣以下の描写の嵐には悪夢にうなされるほどだった。私達があまりにも無知だったこと、メディアが機能していないこと、全てが狂い出していること・・その闇の深さに今、気の遠くなるような息苦しさを感じている。何も知らずに、知ろうとせずに、海外の繁華街で、チャラチャラとお金をバラ撒いていたかつての自分が恥ずかしい。まずは「知ること」から最初の一歩が踏み出せると信じて、今後もこの問題に関心を持っていきたい。

・「どうあがいてもこのプロットでは偽善臭を消せないと思う。
前半のタイでの人身売買・売春の実態の凄まじいばかりの描写は著者の真骨頂ともいうべきもの。

貧困がひと一人の命の価値を限りなく軽くする。

ただ後半の展開は微妙。犠牲になる子供を救おうとする主人公の日本人NGO職員の葛藤。

根底の原因が貧困である以上、NGO活動の対症療法が問題の根治には繋がらないという著者・読者の共通認識があるからどうリアリティを出そうとしても偽善臭が消せない、と思うのはあまりにもうがった見方でしょうか。

一人や二人の子供を救ったところでどうなる、というメッセージは本書でも繰り返し発せられていますが、わたしは中途半端な希望を見出すような展開は不要、興醒めであると思いました。

・「えぐすぎる・・
限りなくフィクションです。

タイやベトナムなどで今も行われてる人身売買・・

人は自分の環境と全く違う物は意識して見ないようにしたいです。

「闇の子供たち」を単純に小説としてアラ探しするような事は違うと思う。

よくぞここまでリアルに生々しく書いてくれたものだ・・これぐらいインパクト与えないと 僕ら平和な日本にいてる人間は理解できん

ペドファイル(小児性愛者)

全員死ねーーーーーー!!!!

・「フィクションとは思えない生々しさ
タイの少女買春、臓器売買を扱った作品。7〜9歳かそこらで売られ、そのまま売春窟で働くことになった少年少女の悲劇、彼らを救おうとするボランティア団体の奔走、臓器売買シンジケートの内情を描く。親に売られ、売春させられたうえ、ティーンエイジャーになる前に臓器売買のシンジケートに再び売り渡されるという悪夢のようなエピソードや、エイズを発症しスモーキーマウンテンのようなゴミの山に捨てられる少女の話しが出てくる。フィクションだが、ドキュメンタリーのような生々しさがあり、読んでいるうちにほんとうにあったことと錯覚しそうになる。背筋の凍るような話しで、結末もやるせない。

闇の子供たち (幻冬舎文庫) (詳細)

三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・「言葉を楽しむ!
 この吉川『三国志』第四巻を手にして目次を見た時、誰もが「いよいよだな」と思うに違いありません。なぜなら、この巻の目次には「孔明の巻」「赤壁の巻」とあるからです。三国志を読んだことのない人でも「孔明」「赤壁」という言葉が何を表すのか知っているのではないでしょうか。

 この2つは今現在でも馴染みのある言葉ですが、三国志の中に出てきて、今現在でも使われている言葉がいくつかあります。

 この第四巻に出てくる言葉では「三顧の礼」「水魚の交わり」「脾肉の嘆」があります。 「三顧の礼」とは丁重に頼み込むこと。 「水魚の交わり」とは親密で離れがたい結び付きの意味で「管鮑の交わり」や「刎剄の交わり」と同義です。 そして、「脾肉の嘆」とは才能を発揮する機会に恵まれず、こんなことで良いのかと嘆くことです。

 他の巻では「苦肉の計」「危急存亡の秋(とき)」「白眼視」「破竹の勢い」「燕雀いづくんぞ鴻鵠の志を知らんや」等々、様々な言葉が今現在でも使われています。

 三国志は紀元200年前後の話で、基になった『三国志演義』は今から約700年前に作られました。そんなにも昔の言葉が今もなお使われていることを考えると、私は悠久の歴史の流れを感じざるを得ません。

 三国志の中に出てきて今でも使われている言葉や諸将の名言を反芻するのも三国志の楽しみ方の一つだと思いますし、気に入ったものがあれば、座右の銘にするのも良いかもしれません。

 ソレデハ…

・「孔明登場、その他にも見所満載
 結局関羽を引き止められず、去られてしまう曹操。曹操を振り切って赤兎馬の乗って駆け去る関羽が憎たらしく思えます。曹操にもらったもの全部置いて行くのなら赤兎馬も返してなんて、叫びたくなるのは私だけかなあ。関羽にわざわざ別れを言いに出かける曹操に、彼の部下ならずとも嫉妬と歯がゆさにいらいらしそう。郭嘉を失って涙するくせに、部下に進められるまま偽手紙の策略を用いて玄徳の軍師を用いようとするようなところが、一思慮足りない感じで曹操好きとしてはため息。玄徳のような芯の通った優しさが足りないのかなあと嘆息。 全体の流れは、孫策に代わり弟孫権が後を継ぎ、猿紹は曹操に破れ、ついに孔明が登場し、目まぐるしい展開です。 将となる人よりもそれを取り巻く臣が個性的で面白い。関羽・張飛よりも三国志を読むまで名前も知らなかった臣下達の、それぞれの主人に対する想いとその忠義の表し方に興味津々。主人に向かいその怒りを恐れることなく諌言する部下あり、小さな怨恨から忠臣を陥れ主人を危機にさらす者、部下の進言を聞きいれなかったばかりに命を落とす将、部下を信じてその感謝の念を忘れない将など、主人・臣下どちらが無能でも立ち行かないのだなあと実感します。 孔明の描き方はなんとも魅力的。「一語一語に、何か香気のあるような響き…その面は玉瑛のよう…眉に江山の秀をあつめ、胸に天地の機を蔵し、ものいえば、風ゆらぎ、袖を払えば、薫々、花のうごくか…」といった具合で、青年を表するというより麗人のよう。孔明、吉川栄治に愛されているなあと感嘆しました。孔明ファンが増えるわけです。

・「孔明の登場!
吉川英治の『三国志』はその「熱さ」において、他の作品と一線を画していますが、この第四巻はまさに「いよいよだな」と手に汗を握る展開に期待を膨らませる巻です。

・「よい!
この話はやはりすばらしいですよ!さまざまな感情が入り交じっている戦記です。ぜひよむべし!!

・「いよいよ孔明出盧
 この巻は、曹操の下に身を寄せていた関羽が、劉備の生存を知り決死の旅を切り抜け、劉備一党は劉表の許へゆく。そこで孔明と出会い、南下する曹操との対立から徐々に赤壁の戦いへの流れを導いている。

 読みどころは、関羽の決死の路程、孫権による呉の充実、劉備と孔明の交わり。

 漫画で知っている内容でも、活字だとまた一味違いますので、漫画だけで満足したという方にもお薦めします。

三国志〈4〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)

・「名はなくても一人の人間
 この吉川『三国志』第五巻では三国志上最大の決戦・赤壁の戦いがメインに描かれています。

 その赤壁の戦いでは80万と称していた魏の軍勢は1/3以下になったと書かれています。単純計算で50万以上の命が一夜にして奪われたことになります。さらに、呉の方も犠牲となった人命は数知れずです。 両軍勢の犠牲者数を併せるとそれはそれは膨大な数になってしまいます。

 三国志を読んでいると、登場人物の多さに度肝を抜かれ、名前を覚えるのに一苦労します。 しかし、数多出てくる名のある人物は例えば智将や武将だったり、三国志上の社会におけるヒエラルキーの果てしなくてっぺんに近いほんの一握りでしかありません。 三国志という物語のメインはその一握りの人達であることはいうまでもありませんが、彼らの何万倍、何百万倍と登場する名もない人々の存在を決して忘れてはいけないと思います。 名もない人達がいるからこそ、名のある智将や武将は歴史の表舞台で活躍できたのだと私は思うからです。

 名はなくても一人の人間なのです。

 名のある人物が歴史の表舞台で派手に活躍する陰で苦しめられる一般市民や戦で死んでいく名もない一兵卒のことを考えてみるのも時には大切なことだと思います。

 ソレデハ…

・「一大抒情詩
赤壁の戦いを描く全編中のクライマックス。中でも、趙雲子龍が敵軍の中から玄徳の幼子阿斗を救い出す長坂橋の攻防は男子たるもの(この言い方はあまり好きではありませんが)泣かずにはいられません。中学生の頃読んだ横山光輝の漫画を思い浮かべながら読む度に高ぶってしまいます。

・「吉川三国志のハイライト
世に名高い「赤壁の戦い」が最大の見所。若き二人の知将、孔明と周瑜が、曹操のお株を奪う見事な計略をもって大勝利を飾り、魏一強時代の終焉を高らかに世に示します。ただ、この戦いを見るにあたって、戦術面だけに着眼するのは、もったいない。戦いの裏で進行する「政治的な戦い」もまた、さながら戦場のごとき熱を帯び、注目に値します。魏と対峙して、がっちり手を結んでいるかに見える劉備と孫権。が、それぞれの看板軍師、孔明と周瑜は、お互いの大義と実利を絡ませあいながら、早くも「赤壁後」まで見据えて、丁々発止の「知の戦い」を水面下に繰り広げます。敵か味方か定かならぬ、なんという外交の奥深さ。多くのビジネスマンが部下に読ませたい本として推すのも、まさにこのあたりの「交渉事の深淵」を体感してほしいからでしょう。軍師が前面に出た「赤壁」の一方で、猛将の胸躍る見せ場「長坂坡の戦い」もあります。ここでの主役は、関羽の陰に隠れがちであった張飛と趙雲。魏の大軍の中からただ一騎で劉備の子を救出してみせる「趙雲の一騎駆け」。たった一人で、長坂橋の上に立ちふさがり、彼らしからぬ思わせぶりな演出と、実に彼らしい豪胆な一喝で曹操を退けてみせる、「張飛の仁王立ち」。彼らの名声を不動のものとした、あまりに有名なこの大活躍をもって、劉備は滅亡を免れ、形勢逆転の足がかりを掴みます。超人的な知略と武勇、そして、盛者必衰のダイナミズム。戦国の世を彩るあらゆる要素が凝縮されて、読者を飲み込む、恐らくシリーズ八巻中で最も華やかな一冊です。

・「曹操軍粉砕!赤壁の戦い
強大になった魏の曹操軍が呉をうちにゆく赤壁の戦いの巻。孔明の弁により魏と全面対決することとなった呉の周瑜は火計を用いて魏軍を粉砕するもののその後孔明の才を恐れて多くの策を弄します。ギリギリまで追いつめられた状況で全力をもってこれを克服した呉ではありますが、大勝ののちは余計なことをして空回りの連続です。結局空回りする周瑜は孔明に翻弄されるのみで最後はこの世を去るはめに。実生活に照らし合わせてみると、呉の行動には多く学ぶべきところがあるような気がしました。

・「三国志を楽しみたいなら吉川英治!
三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です!!書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます

三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40))

・「警鐘と寂寥感!
 この吉川『三国志』は昭和14年から18年まで新聞に連載されました。それは日本が日中戦争から太平洋戦争へと戦争という泥沼に足を踏み入れていく頃と合致します。

 そして、吉川『三国志』の中では「万物流転」、「盛者必衰」、「宇宙の真理」、「自然の摂理」、「民が国を創る」、「天命」ということ等も語られています。それは陰ながら当時の大日本帝国へ警鐘を鳴らしていたのではないでしょうか。

 上記のようなことも頭に入れてこの吉川『三国志』を読むと、行間で吉川英治氏なりに大日本帝国への警鐘を鳴らしていると思われる箇所が結構あることに気付かされると思います。

 超長編ともいえる全○巻にわたる大作を読み終わりそうになった時、ふとその本との別れが惜しくなり、読み終わった後には達成感や充実感と共に、寂寥感を感じたことがありませんか? 達成感も充実感も寂寥感もその超長編がおもしろければおもしろい程強くなります。 この吉川『三国志』ではその達成感も充実感も寂寥感も物凄いものがありました。

 読破後の寂寥感があることは否めませんが、それでもこの“不朽の名作”を私は強烈にお勧めします。

 是非、吉川『三国志』を手に取って読んでみてください。

 もし、吉川『三国志』の第一巻~第八巻全ての私のレビューに目を通してくださった方がいらっしゃいましたら、本当に嬉しい限りです。

 どうもありがとうございました。

 ソレデハ…

・「吉川英治三国志
吉川英治三国志の最終巻。自分はかつて混んでいる電車の中でこの本を読んでいて不覚にも泣いてしまった。病に侵されながらも大義に生きる蜀の丞相・孔明が今は亡き劉備の大志を受け継ぎ、決死の覚悟で国を守り戦い抜こうとする姿はまさに漢(おとこ)を感じさせる。将の将たる道を教えてくれるそんな本。

何度読んでも多くのことを学べ、啓発してくれ、泣かされてしまうこの本は自分にとって決して手放すことの出来ない本です。

・「微妙・・・・
面白い。それは否定しない。しかし、吉川英治の三国志は、散々三国志にのめり込んでから読むと、がっかりしてしまうだろう。「何故、彼の如く浅い内容の本が名作と呼ばれるのか」と。それは仕方が無いと言えば仕方が無い。二十世紀半ばに書かれた作品なのだから。対中関係は最悪であり、ろくな資料が無かったのであろう。

その代わり、シナリオの構成は流石、と言う感じがする。武将たちの魂が読む者に伝わってくる。資料不足による問題はまだ許せる。しかし、許せぬこともある。その最も怪しからぬ点は、孔明が死んだ後の三国のことを、きちんと描いていない点である。それまで劉備を善玉、曹操を悪玉とする勧善懲悪の形に捕らわれず、人物の像が壮大に描かれていたのに、

何故だか最後は孔明が消えて滅びる蜀漢を描きたくないかのような、うやむやな終わり方なのだ。それなら、孔明が死んだ時点で筆を置けば良かった。しかし、孔明が死んだ後、英治は「孔明が死んだ後は書いても面白くない」とか、孔明に対する弔辞をあれこれ述べて文章を必要以上に長引かせているのである。

三国志は「平家物語」などと同じく、敗者を中心に描く判官贔屓の物語である。その完成に必要な、「滅びの姿」を彼が書き切れなかったことが残念でならない。

・「決定版!!
数多くの作家が書いている「三国志」、中でもこの吉川版三国志は、まさに決定版といえるもの。吉川英治が創作したエピソードがあって、それがそのまま他の作家の書く三国志に使われている、ということがあるそうで(チラッと聞いたことがあるだけで、真偽のほどはわかりませんが)、それだけでもこの吉川版三国志の影響の大きさがわかることと思います。

三国志を読んでみたいけど、たくさん出ててどれを最初に読んでいいか困っているという人は、迷わずこの三国志から読みなさい!!

・「三国志本の定番
いまさら私なんかが言うまでもなく、近代日本における三国志本の嚆矢にして金字塔です。「近代日本の三国志」史はこの本に始まるといってよいのではないでしょうか。

「小説としての完成度」という点でいえば、この本を凌駕するものはいまだ無いと言い切れます。かろうじて「亜匹」するのは北方三国志ぐらいではないかと。

無論この本にも欠点があります。・歴史的視野/観点の浅さ、狭さ 基本的にそれまでの演義の構図を忠実に踏襲し、それを破壊する といったことはしておりません。解釈の深さや視野という点では かなり下のレベルであるといえましょう。・荒唐無稽さ、破天荒さの無さ その気になればこの話は、とてつもなく荒唐無稽で破天荒な路線 でつっぱしることも可能でした。 しかし、近代人である吉川さんにとって、例えば赤壁で風の向き をかえるというのは説得的ではなく、ある時期だけ風向きがかわ るというようにしたのでしょう。演義の内容を近代的知性で許容 できる範囲に収めたためとしたため、荒唐無稽で破天荒な物語に はなりませんでした。

ただ、あとがきではっきりと曹操が(前半の)主役であると言い切ってるところなどは、さすがと思わせますね。

三国志 (8) (吉川英治歴史時代文庫 (40)) (詳細)

三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫)

・「今でもなお愛され続ける三国志の魅力!
 この吉川『三国志』第七巻では三国志という物語自体が大きなターニングポイントを迎えます。今まで歴史の表舞台で華麗に活躍してきた名だたる智将や武将が怒濤の如く命を落としていくのです。私はこの巻で初めて図らずも涙してしまいました。

 天命に逆らえず儚くも落命していくのは関羽も例外ではありません。

 私は以前、友達13人(男:10人、女:3人)のグループで三国志ツアーと題して中国各所へ行ったことがあります。その際、関羽の眠る漢寿亭候墓(当陽)へも行きました。そこには私達の他に全然訪問者がいなかったため、がらんとしてどこか寂しくさえありました。そんな中、気が付くと女性陣が皆いなくなっているではありませんか。最初は気にも止めなかった男性陣も時間が経つにつれて不安を抱きだし、女性陣を探そうとし始めたその時…

 なんと、女性陣がウエディングドレス姿で登場したのです!

 すると、3人は我先にと関羽の墓の前で、結婚の誓いの言葉を述べ始めるではありませんか。しかも、「関羽様と結婚するのは私だ」「いや、私が結婚する」と喧嘩を始める始末。 男性陣は呆気にとられ、ただ呆然とその光景を眺めるしかありませんでした。

 漢寿亭候墓にはあまり人がいなかったから良かったものの、その後訪れた世界各地にある関帝廟の総本山・解州の関帝廟の時は衆人環視の状態の中で彼女たちは果敢にも同じことを繰り返していました。 男性陣が他人のふりをしたのは言うまでもありません。

 形はどうあれ、長い年月を経ても多くの人に愛され続ける三国志の魅力を物語っているできごとの一つだと思います。

ソレデハ…

・「吉川三国志、終局へ
三国志演戯における主人公格である、劉備、関羽、張飛の桃園の三兄弟、さらには敵役の曹操までもが、相次いでその激動の生涯を閉じます。スポットライトは、蜀の大軍師諸葛亮と、遂にその姿を見せ始めた魏の将軍司馬懿のライバル対決へと移行し始め、それはすなわち、この長き物語が「終わりの始まり」を迎えたことを意味します。ハイライトは蜀と呉の決戦「夷陵の戦い」。劉備は、重臣の言に耳を貸さず、敵将を若輩と侮った末、一夜にして大軍勢を炎の中に失う。その様は、かの「赤壁の戦い」の焼き直しを見ているかのよう。劉備はあの時の曹操と同じ轍を踏み、英雄の誉れは若き呉の司令官陸遜が得ることとなります。際立つのは呉のしたたかぶり。三国の中で最も地味な存在でありながら、赤壁に続く国難を見事に退けてみせます。魏をあれほど苦しめた関羽を、鮮やかな計略をもって仕留めるなど、完全に一人勝ちの様相を呈しています。若干短慮の嫌いがありつつも、最後の一線では誤ることない孫権の堅実ぶりは、劉備、曹操にはない、彼の特色と言えるでしょう。名優たちの死はあまりにあっけなく、だからこそ逆に胸を締め付けられる想いを抱かせます。関羽は仲間に見捨てられ、張飛は部下に裏切られ、彼らの武勇伝の終幕とするには何ともためらわれる無残な死に様。武人らしい華々しい最期を、と願う後世の読者の希望をよそに、冷酷な戦場の理は矢継ぎ早に彼らを退場させ、吉川三国志はいよいよクライマックスを迎えることになります。

・「三国志を楽しむなら吉川英治!!
三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です!!書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます

・「一時代の終焉
三国志を彩ってきた豪傑の曹操や関羽、玄徳などの時代が終わりを迎えてゆく。年齢と共に、玄徳も人柄が変わっていく様が伺われる。しかしながら、魏や蜀はまだ続く。孔明が指揮を執り南蛮を制圧に向かうが、深い知略に富み、彼の凄さが分かる。最終巻がどうなるのか気になるところ。

・「悲しいです…
自分はこの吉川英治三国志は全部読んだことがあるのですが、この7では歴史をひっくり返すような、色々な出来事が沢山起こっています。

そのうちの一つに桃園三兄弟の死があります。桃の花びらが舞う木の下で杯を交わした日から今日に至るまで、長く辛く、それでいて楽しかったであろう3人の日々。しかし、関羽の死によって今まで彼らの築き上げてきたものが音を立てて崩れたような気がします。歴史に「もしも」はないことは分かってはいるのですが、もしも荊州問題で争っていなければなどと思うと悔し涙が出て来るくらいにあの頃の武将らの心情等がリアルに書かれています。題名にもあるとおり、「三国の将たちの志」が丁寧に再現されています。7だけにとどまらず、1~8巻までおすすめできます。

三国志〈7〉(吉川英治歴史時代文庫) (詳細)

三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38))

・「老いてもなお盛んな黄忠のように
 この吉川『三国志』第六巻では70歳近くの武将・黄忠が大活躍します。 彼は関羽、張飛、趙雲、馬超とともに、劉備軍の5大ヒーローの一人とされ、劉備が漢中王になった際に、「五虎大将」という名誉の称号を与えられています。

 三国志の時代は西暦でいうと200年前後です。今から約1800年も前のことになります。食べ物、医療、衛生状態、その他の環境に至るまで今とは比べものにならないほど悪かったはずです。 それにもかかわらず、黄忠は70歳近くまで生きているだけではなく、馬に乗って戦場を走り回り、刀を振り回して、名だたる武将を討ち取ってしまいます。

 今現在の70歳のおじいさんからでさえ、馬に乗るばかりでなく走り回り、重い刀を振り回すということができる元気のあるおじいさんを探すのは至難の業でしょう。 三国志の時代では黄忠のような人物は今以上に稀有な存在だったに違いありません。

 そんな老いてもなお盛んな黄忠の如く、私も将来元気なおじいさんになりたいです。

ソレデハ…

・「三国志を読むなら吉川英治!!
三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です!!書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます!ちなみに、この六巻が一番面白いところですよ!

・「劉備軍の快進撃
軍師孔明の指揮のもと、劉備玄徳の軍が快進撃。後で振り返ればこの巻の後半が劉備軍の最盛期であることがわかります。曹操に老いが見られる中、「蜀」が主役として台頭します。とにかく痛快で、読みだすと止まりません。

・「三国志を楽しみたいなら吉川英治!!
三国志を読むなら吉川英治のやつが一番です!!書き方が上手いです、読んでいて風景が想像できます!

・「劉備率いるオールスター軍団の爆発的台頭
赤壁の戦いで死地を切り抜けて以降、時流を得た劉備が、蜀を興すまでに一気に台頭します。元々から、武将だけを見れば、魏をも凌ごうかというオールスター軍団。国土と兵力という確固たる基盤を得てからは、それまでの連敗街道が嘘のような、破竹の快進撃を見せます。翻って曹操の凋落振りは目に余るほど。国力こそは依然三国最強でありながら、自身の指導力には明らかな陰りが見え始めます。分けても、「王佐の才」と謳われた名軍師荀イクを自害に追い込んだのは、完全な致命傷。激情した時も、自信を失いかけた時も、曹操が判断を誤らずにいられたのは、ひとえに彼の忌憚ない諫言があったからこそ。有能な重臣をフル活用することでのし上がった曹操も、いつしか袁紹などと同レベルまでに将の器を落としてしまいます。劉備に形勢逆転されるのも至極当然の流れと言えるでしょう。物語そのものは、やや中弛みの感があります。馬超と許楮の一騎打ち、劉備と曹操の対面など、見せ場もありますが、今一歩盛り上がりきれない。あるいは、前巻の「赤壁の戦い」があまりに鮮烈すぎたためか。三国志最大の舞台である彼の戦いは、読み手、書き手ともに、一種の燃え尽き症候群を引き起こすようで、この第六巻は全体を通じ、かすかな倦怠感が取り巻いています。

三国志 (6) (吉川英治歴史時代文庫 (38)) (詳細)

バガボンド 28 (28) (モーニングKC)

・「つかの間の静けさ
吉岡一門70人との殺し合いを潜り抜けたあとの28巻。嵐が通り抜けたあとのような静けさが全編を覆う。

おつうを通して描かれるのは、男の背中を追う女のもどかしい想い。無茶してほしくない。強くならなくてもいい。そしてずっと私といてほしい・・・。女はそう願うわけだけれども、そんな女があこがれる男がそもそも無茶する生き物、強くならなければいけない生き物。そして、故郷を捨て荒野をさまよい続ける本能をもった生き物であるのだからしょーがない。おつうは、言いたいことをグッとこらえて胸に飲み込む(武蔵が寝てるときにつぶやいてみたりはするけれど)。

これって「仕事と私、どっちが大切なのよっ!?」ってすぐに問い詰めちゃう類の女性とは違う、ずっと我慢の必要な生き方だよな。

もう剣を握れないかもしれない。そんな境遇になってもまだ「我」に固執する武蔵に、沢庵は活を入れる。五体満足のときは思い浮かべもしなかった「剣の道以外の道」。それはつまり他人と「殺しあう」以外の関係性をとり結ぶことであり、他者との共生の道だ。その道とそこに立つ自分を想像すらできない―したくもない―武蔵はその道と向き合い、人間としての成長を遂げることができるのだろうか。

そしてその成長を遂げたときこの寺での休息は、武蔵が「殺し合いの螺旋」から離脱するきっかけとなるのか、はたまた地獄と地獄の狭間のつかの間のときとなるのか。それはまだ定かではない。

・「おつうがかわいすぎる
おつう健気すぎるなんですかこの理想のやまとなでしこは・・・武蔵うらやましすぎ

・「辻風黄平 小次郎に遭う
いきなりの誤算で嬉しかったです、このふたりが対峙するところが見られるとは・・。本編は吉岡一門との戦いのあとの描写ですね、戦いという外見的な描写から内面の変化へとシフトしています、んん、、植田良平渾身の一撃後の描き方が素晴らしい、死してなお生きる姿は強烈です。

原作は読んでいないので毎回驚きの連続で楽しみです。

・「武蔵、どうなるのかな
前巻、前々巻は斬り合いばかりで嫌になってたんですが、今回はそういった場面も無く、良かったかなって思いました。それにしても植田が放った一の太刀が武蔵の今後に影響をあたえるまでの傷になるとは思いませんでした。これから武蔵はどうなるんでしょうね。あと、小次郎と黄平の出会いが読めたのも嬉しかったです。二人がどういう風に出会ったか気になってたんで、何かスッキリした感じです。

・「相変わらず心理描写が凄い!
又八、武蔵、おつう、城太郎、そして..小次郎。伝説的な逸話と共に闘う力を失った1人の男を中心に、周りの人達、それぞれの複雑な想いが、井上さんの驚異的な画力で表現されています。あなたは、彼らの言葉やしぐさから何を感じるか。作者に問われているような気がします。だいぶ前にネタフリしたあの件が遂に完結。この一冊を読んだら是非13巻→1巻→2巻と読み返したいですねヾ('▽`;)ゝ

バガボンド 28 (28) (モーニングKC) (詳細)
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