論文試験101問 (頻出ランク付・昇任試験シリーズ) (詳細)
地方公務員昇任試験問題研究会(編集)
地域再生の経済学―豊かさを問い直す (中公新書) (詳細)
神野 直彦(著)
「新自由主義を越える経済のあり方」「総合的な分析に秀でる、後半の議論は具体に欠ける」「ほぼ良い.一部疑問.」「後半がちょっと・・・。」「地域再生のために」
完全整理図表でわかる地方自治法 第1次改訂版 (詳細)
地方公務員昇任試験問題研究会(著)
「まさに完全にわかる本です」「入門と整理まとめに最適」「もう少し確認を」「太鼓判が押せる!」「目で見る良さが凝縮」
まちづくりの実践 (岩波新書) (詳細)
田村 明(著)
「「うちが日本一」」「明日から実践だ!」「ちょっと期待はずれ」「まちづくりのあり方」「このまちづくりの事例の数々を、映画シリーズ化して欲しいくらい濃い内容です。」
行政の経営分析―大阪市の挑戦 (詳細)
上山 信一(著), 大阪市役所(著)
自治体をどう変えるか (ちくま新書) (詳細)
佐々木 信夫(著)
「新たな自治体、新たな「公」の実現法」「知識が整理された」
なぜ、改革は必ず失敗するのか-自治体の「経営」を診断する (詳細)
木下 敏之(著)
「良識改革派イケメン首長による全住民必読の市政実践論」「「人口減少」等の問題を正しく理解するためのヒントを与えてくれます。」「人口減少社会への備えを!」「地方自治に関心のあるすべての人が読むべき本」「良書です。」
癒しの島、沖縄の真実 [ソフトバンク新書] (詳細)
野里 洋(著)
「沖縄最前線にいた人の自叙」「これほどまでに沖縄の光と陰を描写した本はない」「アジアの中の沖縄。」「沖縄人でも都会人でもない著者だからこそ」
一番やさしい自治体財政の本 (詳細)
小坂 紀一郎(著)
「私にも一番やさしかったです。」
地方自治法101問 (頻出ランク付・昇任試験シリーズ) (詳細)
地方公務員昇任試験問題研究会(編集)
「電車の中で使えます」
・「新自由主義を越える経済のあり方」
マスコミや、経済雑誌でよくいわれているような新自由主義的な主張(=人々が必死で生きていかざるを得ないように、社会的セーフティネットを取り外して後がない状況にする)に対して、どこか素直に納得できない部分があった。
しかし、この本に書かれてあるように社会的セーフティネットをサーカスの綱渡りのセーフティネットと例えれば、そのセーフティネットを取り外すことで演技者は真剣に演じるようになるが、失敗は即、死につながるが故に、リスクの高いアクロバットは演じられなくなるというたとえは、実際の社会においても後ろ向きで冒険することをおそれがちな現在の状況をうまく表していると素直に納得させられる。確かに、失敗ができない社会であるならば人々は消費を控え、貯金をし、そしてリターンも大きいがリスクも大きいような職を選ぶことはしなくなるだろう。
現在、セーフティネットと呼ばれているものはかつては家族、あるいは地域コミュニティによって提供され、第二次大戦以降を中心に国家によって供給されるようになったものだが、産業革命以降の大量生産、大量消費型の工業経済、ひいては市場経済によってコミュニティが破壊され、その替わりであった国家もまた最適な供給ができなくなってしまった現在、この役割は地方自治体が担わなくてはならないと思う。もちろん、福祉・医療・教育などのに代表される対人社会サービスなどで、直接的に供給することも大切であると考えられるが、それとともに住民自らが自らの街のために主体的に行動することをバックアップするような行政も必要であると考える。この点についても新自由主義とは異なり、そこに生きる人間を重視した社会システムのあり方を提示している本書は現在の社会のあり方に疑問をもち新たなシステムのあり方を求めている人には大変参考になると思う。 是非多くの人に読んでもらいたい。
・「総合的な分析に秀でる、後半の議論は具体に欠ける」
第2章までは経済学というより、産業史・都市論・マルクス経済学などを総合した理論的形成ですが、非常に優れていると思いました。現在を工業都市から情報都市への移行段階、エポックメイキングな状態と説明し、都市を歴史的形成過程から振り返ることで変化の必然性を述べ、地域再生への道を示していく過程は非常に
わかりやすく、多面的です。また、ここで挙げられた地域再生の成功例、ストラスブールは理想的すぎて日本の模範になるのか…と思いましたが憧れてしまいました。
第三章以降、徐々に財政学的な分析に入ります。第五章までは処々の理論を引用しながら、政治システムの変容と
地方共同体の役割について論じ、セーフティネットを取り払うアングロアメリカ型政策を採り地方空洞化を促進させた中曽根内閣・小泉内閣を断罪し、現在の「集権的分散システム」状態の租税制度の仕組みを解説しました。うなずける議論だと思いましたが、このセクターでセーフティネットの再構築に向かったヨーロッパの状況を
少し紹介してくれてもよかったかな、と。
6章が地域再生に向けた所得生産・分配・消費の三局面で課税し、また財政格差是正を地方自治体間の協力によって行なうという提言を述べたこの本の山場です。ただ、よく理解できませんでした。自治体間の協力で財政格差是正、
また、地方税率の高い自治体に交付税を高く配分、という抽象論の具体が見えず、納得し切れませんでした。
最終章では教育などの地域社会の形成、公共財について述べて終わりますが、ストラスブール再登場後、やっと日本での地域再生の試みが数ページ登場し、理想未来的なまとめで終わります。
日本の事例はもっと欲しいし、農業の崩壊や文化の相対的画一性など、ヨーロッパと事情が違うので、ヨーロッパの事例が日本に還元した場合、どう生かされるべきかなども相対的に述べて欲しかったです。前半の議論や後半の提言など読んで損はないでしょう。
・「ほぼ良い.一部疑問.」
「地域再生」を念頭においた地方財政改革提言の書.一章から三章は財政思想史.「市場」の誕生から現代的な中央集権的福祉国家の限界までを要約している.四章は80年代日本財政の総括.都市と地方の格差拡大傾向を指摘.残る章で比較制度的視点を加味しつつ,財政制度改革による地方再生案が提言される(著者は財政学の専門家である).
全編を通して,著者は「地方」と「地域」をあまり区別せずに使用している印象を受ける.
著者が「地方」「地域」という場合,行政上の単位としての「地方」自治体という意味で「地方」を使用していると同時に,都市―地方という意味での「地方」,即ち「田舎」という意味で「地方」を使っているニュアンスが感じられる.要するに,著者が「再生」の対象としているのは,典型的な田舎の地方自治体とそこに住む人々の生活(公共事業しか雇用がない!)であると思う.著者はそういった地方自治体に財政や政策面でイニシアチブをとらせることが「地域再生」に必要だと考えているようだが,典型的な田舎の地方自治体にイニシアチブをとらせること「だけ」を強調すると,結局(例えば,公務員の採用が縁故採用で決まるような閉鎖的な田舎では)地方権力者の圧政につながらないだろうか?
地方(地域)に主導権を持たせるべき,同時に地域間格差も是正し平等を確保すべき,という著者の主張はもっともだ.
が,同時に,著者の制度改革に倣った場合,閉鎖的な「地域『内』」において,個人の平等をどのように確保すべきか,という点にも言及して欲しかった.著者の改革案は都市の地方自治体には妥当だが,閉鎖的な農村部の地方自治体にはそのまま適用できないようにも思える.その点を除けば秀逸.
・「後半がちょっと・・・。」
~うーん。前半は期待して読んだのだが、経済学という割りには後半の処方箋との脈絡がどうも飛躍していないか、と思う。円高による国内生産コストの高騰から、多くの労働集約型産業が他国へフライトし、地方の産業は公共事業への依存度が高まった、というあたりはまあ、だいたいその通りだろう。フルセットの中央集権から地方に財源を委譲し地方分権を高めるべ~~き、というのもわかる(ただ、これって全然新しくは、ない)。一方地方分権の要である税源委譲の問題は、財政学の専門家であり、理念と方法論の解説はかなり参考になる(ただ、自主財源の格差是正のための交付税改革を地方自治体間の自発的協力に求めるのもどうかと思う。都道府県を指しているのかそれとも・・・?)。~~そして、地域再生には二つのシナリオ、一つは工業誘致ともう一つは「本来の」地域再生のどちらかだという。当然筆者は後者を勧める。~~問題はその後だ。現代は知識社会だということが自明のように語られ「知識を移動させれば、技術移転によってモノそのものの移動は抑制される」「情報を動かせば、ヒトの移動も抑制される」って、それ本当?筆者のいう知識社会では人間が重要になり、余暇時間も増えるのだから、むしろ交流のためヒトの移動は頻繁になるのでは?自給率の低い日本でどうやってモ~~ノを移動させないで食べ物を調達するの?環境に優しいエネルギーのために必要な技術は地域だけでまかなえるの?という疑問が噴出する。国内事例の紹介も趣旨とあっていない部分もあり、少し散漫だ。~
・「地域再生のために」
地域社会の衰退という事が全国で叫ばれており、特に地方都市はその被害を受けています。 この本はそうした地域社会の衰退の理由を、日本における現代という時代を、グローバリゼーションにより工業社会が終わりを告げ、知識・情報社会への入り口に差し掛かっている「過渡期」であると捉えています。知識社会ではモノでなく情報が動き、その事で「人」が優先されるようになっています。 その結果、人が動くのではなく情報が動くことにより「無駄」がなくなるというわけです。それはどういう事かというと、情報を動かして、例えばインターネット等で商品を注文・配送してもらう事によって各個人が車で買いに店に買いに行くより無駄が排除されるという事です。そして仕事も「仕事場」まで行く必要が無くなり、在宅勤務のように情報をやりとりする事で事が足りるというわけです。 筆者は多様化してきた欲求を満たすために地方分権の重要さを説いています。住民に密着した地域公共団体の方が、遠く離れた国民国家より対応できるからです。確かに年金問題等で不祥事が連発した社会保険庁などは、「現場」から遠く離れているので見えていないのではないのでしょうか。 地域独自の文化を再結成するという事はとても時間がかかる事でしょう。さらに短期的な再生ではなく、それは持続的に続けねばなりません。この本では、これからの情報社会には「人」が優先されてくるとされており、つまり目の前の人とのコミュニケーションがよりいっそう大事になってきており、そこから文化なりアイデアなり、何を産み出せるのか、という事が重要になってくるのではないのでしょうか。いろんな人との出会いを大切にしたいですね。
・「まさに完全にわかる本です」
地方自治法って、メチャクチャ複雑なんですけど、この本は図表中心なので、とても理解しやすく、勉強しやすいです。昇任試験対策はもちろん、ガイドブックとしても最適だと思います。 一番最新の法改正にも完全に対応しています。
・「入門と整理まとめに最適」
法律の参考書で、ここまで、かみくだいているものは初めて。これ以上、わかりやすくしようがないというくらい、懇切丁寧。内容も、「議会」とか「財務」というように、項目別に整理されているので、どこからでも勉強できる。根拠条文もきちんと掲載されており、正確性も信頼できる。自治法の入門と知識確認に備えておくと便利な1冊である。
・「もう少し確認を」
法改正の訂正漏れが散見される。また、「及び」の解釈や読み替え規定等、改訂前にもある法解釈の誤りも特に直っていない。専門以外の人が作者だと思われる。完全整理と謳うならばもう少し内容をつめた方がいいだろう。
・「太鼓判が押せる!」
法律の参考書は、その人にとって、好みがあるようだが、とっつきやすいか、そうでないかは大きい。この本の一番の功績は、難しいイメージの地方自治法を身近にしたことでしょうか。 他のこの手の本は、簡単にわかるような看板を掲げながら、解説文が難しいし、根拠があいまいであった。その点、本書は、基本的に文章がない(図表叉は箇条書きのみ)だし、裏付けが明示され、条文も参照しやすいのである。
・「目で見る良さが凝縮」
本というと活字が並ぶイメージがしていたし、まして法律ものはなおさらだったが、この本はこうした固定概念を覆してくれてます。図表でトコトン視覚に訴えているので、頭にスッーとインプットされる感じ!
・「「うちが日本一」」
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・「明日から実践だ!」
「まちづくり」は何故平仮名なのか?市民の意志が行動へと育まれることを切に願っている著者の思い入れが伝わる。全国各地のまちづくりを紹介しているので、実績調査を始める前には一読しておくとよいと思う。「まちづくり」は実行ではなく実践であると強調しているこの本は、読む人を実践のために戸外へと導くだろう。ひとづくりに繋がることは間違いない。
・「ちょっと期待はずれ」
「まちづくり」とは、“住んでいるすべての人々にとって生活が安全に守られ、日常生活に支障なく、気持ちよく豊かに暮らせ、緊急時にも対応できるまちを「つくる」”と言うこと。この本ではこのような「まちづくり」の意味、重要性、全国の「まちづくり」の現状すなわち成功例や失敗例、さらには専門家などが詳細に取り上げられています。そして、それらは都市と地方(田舎)の差、環境などに深く関係するとても興味深いものです。
論文や評論と言ったものは総じて面白いものではありません。それにしても、この本は読みづらい。何と言うか文章が不細工なんです。僕も興味を持って読んではみたものの、稚拙でいびつで拙い文章力が本来興味深いはずの内容をつまらないものに変えている。
読まなければならない人は仕方ありませんが、それ以外の誰にもお薦めできません。
・「まちづくりのあり方」
まちづくりといえば、普通、その結果にしか目がいかないが、この本では、なぜ、そうした取り組みをはじめたのか、何を大事にしたかったのか、など、さまざまなまちづくり活動の動機を紐解きながら、豊富な実践例を紹介している。まちづくりにもっとも必要なもの-情熱-の必要性を感じさせてくれる一冊。
・「このまちづくりの事例の数々を、映画シリーズ化して欲しいくらい濃い内容です。」
まちづくりの第一人者、田村明教授の本なんです。まちを活性化させるのは、お役所の上からのまるなげ行事イベントではないんですねー。
アイデアと人と根気であるという全国での実践例紹介された書なんですね。まちづくり紹介で一番内容の濃い本だと思われまっす。私は、この本をよんで吃驚しました。
まちづくりの多様性と、コアとなる中心人物のバイタリティーの凄さに。自分の生活で、手一杯な人も多い中でみんなのためにまちづくりに奮闘する姿は美しいと思いました。
昭和の時代で例えるなら、村の長みたいな人なんだね〜って。まちづくりや地域調査の現場で知ったのですが、まちづくりに奮闘してる人は家庭では小さくなってたりするそうです。
家庭の事をせずに、地域の事ばかりに時間とお金をさいてる。なんて、言いながらも家族は誇りに思ってるんですよね。地域の人に感謝されて、家族も誇らしいそうですよ。
そんな、使命感に燃えたまちづくりの事例が全国網羅してあります。それはそれはこの値段でこの内容と情熱の多さの、的確な事例は圧巻です。わたしは、この本を読んでまちづくりに興味をもって大学院に進学し、地域調査までやてみて思いました。
この本に登場するまちづくりリーダーの凄さを実感しました。私が生きて行く上での、バイブルです。
・「新たな自治体、新たな「公」の実現法」
地方分権→地方主権のアイデア、事業官庁→政策官庁への提言、新たな「官」と「民」の役割と新たな「公」の実現アイデア、議会改革提案党等の豊富な提言がたくさん。新鮮で、大いに参考となる。それぞれの立場で参考として、改革に向け役割を果たす、ベースとなりうる。
・「知識が整理された」
2000年に地方分権一括法が施行され、さらには地方自治体の合併が進みました。その結果、どうのように自治体は変わったか、変わろうとしたかについて検証し、また将来のあり方を述べた本です。将来の予測に関しても、良い点と注意点、メリットとデメリットという風にしっかりと先を見据えているので理解が進みました。自治体の財政や政策、行政など地味な分野ですが、新聞などから得ていた断片的な知識がすっきりと整理されました。
・「良識改革派イケメン首長による全住民必読の市政実践論」
岩國哲人氏や中田宏氏による市政改革論、北川正恭氏や片山善博に代表される県政改革論はいずれも国民に新鮮かつ強烈な印象を与えた。前著「日本を2流IT国家にしないための十四条」に続き本書も著者の経験に基づく同系譜の書であり、今回もタイトルで読者を驚かせるが、より熟成された市政論であり一気に読ませる。自分の自治体を、座して鈍した「夕張市にしないため(銀色の土嚢の写真は明日は我が身を感じる)」、また「改革を途中で止めないため」何をどうすべきか、本書を読めば必然回答が解る。特に苦しさに迷い耐えられなかった佐賀市民は本書を読み猛省すべきであり、著者が去った後の希望のなさは行き場がない。逆に著者が指導する夕張市の病院を(医)「夕張希望の杜」が受託しているのは歴史の皮肉か。願わくば国政の場にも良識改革派が大勢出てくることを。
・「「人口減少」等の問題を正しく理解するためのヒントを与えてくれます。」
「人口減少」「少子化」「高齢化」といった問題の本質を正しく理解している人は、実は、かなり少ないのではないでしょうか。
・「人口減少社会への備えを!」
前半、佐賀市長時代の経験が語られる。ここで改革派市長の前に立ちふさがるのは、政官業の鉄の三角形。中川秀直の言うところの「ステルス複合体」である。霞ヶ関の「ステルス複合体」も手強いが、田舎の複合体は「なりふりかなわぬ」分、よけい始末が悪いということがよく分かる。
だが、今や「田舎の複合体」は風前の灯火である。国から地方への財政トランスファーが削減され、「カネの蛇口」がぎゅっと閉まったからだ。利権複合体は、カネがなくなれば解体せざるを得ない。
国から地方へのカネの流れが細まったのは、もちろん国の財政危機のためだが、抜本的には我が国の人口が減少に転じたためだ。人口増加社会では将来の増収に期待して借金ができるが、人口減少社会ではそれは困難となる。地方への「仕送り」は、もはや反転増加することはない。
その冷厳な事実に目覚めているかどうかで、その自治体の今後の運命が決まる。「人口が減少する」事実への対応を機敏にできた自治体は生き残り、そうでないところは消滅する。人口減少社会での冷厳な現実である。後半の提言は、「人口減少社会への備え」を考える上で大変示唆に富む。自治体関係者だけでなく、地域の未来を考える多くの人たちに読んでもらいたい本である。
・「地方自治に関心のあるすべての人が読むべき本」
しがらみのない、農水省の若手官僚が故郷の市長選に当選した。冷徹な現状認識と熱い志を持って市政改革に邁進し始めるが、そこで彼を待ち構えていたのは....
現在の「地方」「地方自治」の問題点をこれほど鮮やかに切り取った本はないだろう。全てが著者の実体験に基づいているので非常に説得力がある。様々な改革に邁進する著者の姿には敬意を表せずにはいられない。一方、入札改革を試みる著者の親戚が闇勢力のヒットマンに襲われるエピソードなど、唖然とするような話も次々と出てくる。
この本を読むと、「小泉改革で都会と地方の格差が広がった」などというのが、いかに馬鹿げたたわごとかがよく分かる。地方自治に関心のあるすべての人が読むべき本だと思う。
第5章の 地方自治体効率化のチェックリスト は、実践的で非常に役に立つと思う。
・「良書です。」
前著「日本を二流IT国家にしないための十四ヵ条」に続いての作品。 電子政府・自治体について考える,ITエンジニアの視点から読ませていただいた。 著者の文章は,前作同様で読みやすく,また問題点が明確に記されているので,非常に勉強になった。 また,問題点の指摘だけではなく,解決策も示されているので,その点も良。 理系の自分には,文系の視点が欠けているため,その部分を補うという意味で,大変に良書であると思う。
・「沖縄最前線にいた人の自叙」
著者は、新聞記者として、復帰前に沖縄に渡り、コザ騒動、本土復帰、沖縄サミットなど沖縄の歴史的な瞬間を数多く目の当りにしてきた。そんな記者の自叙伝的沖縄論。いつも現場を見ようという姿勢がとても気持ちいい。そして、復帰前後の騒然とした状態をつづるくだりではその熱気が紙面からも感じ取ることができる。
文化部や社会部、政経部を経験しているだけあって、政治、基地問題から沖縄の風変わりな冠婚葬祭や相続など多岐にわたる問題を、さまざまな資料を元に語る。琉球新報紙上でも多くの企画をヒットさせてきただけあって、説得力のある指摘も多い。読んでいて感じたのは、「うちなー」=沖縄人が強い同胞意識を持っていること。著者もそう感じるからか、紙面でも多くを割いている。
読み応えのある紙面だったが、あえて言えば題名「沖縄の真実」をもう少し掘り下げられなかったかということ。本の内容はすべて過去のデータや記録、回顧に依拠しているため、著者の知る範囲での真実でしかなかったかという感じもした(数字や固有名詞も多く、大変詳細な文書取材はされているとは思うが)。できれば、本書のための独自取材で掘り下げてやれなかったものか。だが、本書により読むべき沖縄本が1冊増えたといえるだろう。
・「これほどまでに沖縄の光と陰を描写した本はない」
これほどまでに、沖縄の光と陰を史実に基づき誠実に書き表した本はないだろう。ウチナーンチュではないが、沖縄の当事者という立場で沖縄に向き合い、復帰前から沖縄の歴史に立ち会ってきた著者の視点ほど、沖縄の現実を直視してきた説得力あるものはない。それは、沖縄を外部者−当事者のまなざしで見ることができる著者だからこそであろう。新聞記者という立場を終えた著者が、自分自身に立ち返って自由に今日までの沖縄の歩みを語り、沖縄に対して厳しい指摘をしながらも、沖縄に限りなく愛情とsympathyを感じている思いが伝わってくる書である。本書を読み、沖縄の深さを知り、もっともっと沖縄を学びたいと思った。
・「アジアの中の沖縄。」
「癒しの島、沖縄の真実」読了。「沖縄論」というと小林よしのり氏の「新ゴーマニズム宣言SPECIAL 沖縄論」が最近読んだ中では印象深いのですが、本書は返還前から沖縄在住の記者が書いた沖縄論ということで「重み」という点で趣が異なります。
沖縄出身の女性と結婚して「永住権」を得たエピソードや、返還前後の通貨・交通制度の在り様などまさに住んでいなければ書けない当時の沖縄の貴重な記録もさることながら、本土⇔沖縄というステレオタイプな沖縄相対論ではなくアジア全体から見た沖縄、という視点で沖縄を論ずる流れは僕には新鮮でした。
占領政策の爪あと、基地の負担、など沖縄を語るには避けて通れない暗部の実相を抉りながら、それでもなお沖縄が本土やアジアの人々を引きつけて止まないのはナゼ?「一度沖縄の結婚披露宴に出てみれば本当の沖縄が見えてくるよ・・・」と。へぇ、こんなに違うんだ!酔っ払って路上で寝てしまい警察のお世話になる人の数も全国ナンバー1。まあこれはわかりますが・・。
日本国内出生率・人口増加率もナンバー1。沖縄が本土の「手本」になる日が来るのでは・・。ゴー宣・沖縄論と併せて是非。
・「沖縄人でも都会人でもない著者だからこそ」
金沢出身、東京の大学を出て、沖縄に就職し40年を過ごした著者。
・「私にも一番やさしかったです。」
自治体財政に関する入門書をずっと探していましたが、やっと誰にでも推薦できる本に出会えました。
文章もやさしい言葉を選んで書かれていますのでスラスラ読めますし、もちろんポイントポイントもしっかり抑えてくれてますので、入門書としては最適な本ではないかと思います。
国・都道府県・市町村でのお金の流れについて(税金の種類・交付税・補助金等)、財源のやりくり(地方債等)などをとてもわかりやすく説明してくれています。そして、予算の読み方などをこれまたわかりやすく説明してくれています。淡々とした説明だけでなく、脱線しすぎない程度に問題点や著者の考えも書かれています。
「予算などの自治体財政を理解する→財政を見ればまちがわかる→自分のまちを知ることが自治体をよくするための出発点である。」・・・というコンセプトが含まれた本ですので、自治体職員以外の方でも理解できるよう、親切丁寧な仕上がりになっています。
第一次改訂版が出版されたばかりではありますが、すでに第二次改訂版も出ることをもう今から希望致します。
・「電車の中で使えます」
地方自治法は膨大すぎて時間がないという方にお勧めです。まず、本問題を一通りやってみて、地方自治法の何がポイントになるのかについて感覚をつかみましょう。 次ぎに、一度間違ええている場所には、印を付けておき、これがなくなるまでとことん繰り返しましょう。101問ですから、完璧というわけには行きませんが、ハンディで使いやすいのが利点です。電車の中でよくやっている人を見かけます。相手に差を付けると言うよりは、標準に少しでも追いつきたい人向けです。
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