「エルネスト・ゲバラ・ゲリラスター」「貴重な本!」「ゲバラのTシャツを着ている君へ」「革命家チェ・ゲバラの生涯」「★ゲバラ初心者に激しくオススメ★」
南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった (詳細)
日本の前途と歴史教育を考える議員の会
「赤字に転落した朝日新聞に止めを刺す一品ですね」
夜と霧 新版 (詳細)
ヴィクトール・E・フランクル(著), 池田 香代子(翻訳)
「真摯な解釈の結果、より原書の雰囲気に近づいた」「旧版との比較」「名著復活」「収容所は今もある。あなたのそばに。」「定評どおりですっ!」
時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで (詳細)
香川 元太郎(著)
「題名だけではわからなかった面白さ」「緻密な絵に引き込まれる…」「大人向け?」「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう」「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです」
「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
池上彰の20世紀を見にいく(DVDブック) (DVDブック ) (詳細)
池上 彰(編集), テレビ東京報道局(編集)
「2008年のベストバイと言える1冊」「知らなかったことがいっぱい」「百聞は一見に如かず!映像で振り返る20世紀の歴史的事件の数々。」
オスマン帝国500年の平和 (興亡の世界史) (詳細)
林 佳世子(著)
「オスマン帝国研究の成果」「オスマン体制の終焉まで」
1937南京の真実 (詳細)
水島 総(著), 映画『南京の真実』製作委員会(著), チャンネル桜エンタテインメント(著)
「田母神空幕長に敬礼!」「買うな。損するぞ。」「敵の手口がよくわかる」
そうだったのか!現代史 (集英社文庫) (詳細)
池上 彰(著)
「最高の現代史入門書」「頒布教科書の現代史記述に飽き足らない思いをしているかたへ、お薦めします」「よくできた教科書」「勉強になりました」「現代史入門に最適。」
日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫) (詳細)
網野 善彦(著)
「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす」「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊」「歴史を学ぶ楽しさ」「文句無く面白いのだが・・・」「わかりやすい入門書」
● 心磨き。
● 日本語・日本人論
● 好きな本
● My list
● 未読忘備録
● 興味津々
● 富嶽百景
● 好きな本
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 15/20
● 日々の糧になる本
・「エルネスト・ゲバラ・ゲリラスター」
僕にとってゲバラとは何かと問われれば、山崎浩一氏がジョン・レノンを讃えた言葉「ジョンほどダサくない顔を僕は知らない」のジョンをチェに換えればいいと二十ぐらいのときに感じた。それは今でも変っていない。
だから、作者の前書きでの「ゲバラには熱狂やブームは似合わない」といったのにはけっこうムカついた。同時代人故の傲慢だと思った。誰がどのようにゲバラを好きになろうと勝手じゃんと感じた。
で、本文を読み進めていくうちにあっさり自分の非を認めなくてはいけなかった。とにかく、この本が面白いのだ。作者の体験も交えながら語られるゲバラのエピソードがたまらない。「チャンチョ」「マンボ・タンゴ」「マテ茶」「喫煙」「飛行機の操縦」といった言葉をちりばめ、肩の力を抜いた(ここ案外大事!ゲバラってとかく青筋立てられがちなんで)文章が次から次へと出てきては僕をうれしがらせてくれた。そう、作者は誰よりチェが「誰をも惹きつけてしまう人間的な魅力-それは敵味方をとわず誰しも認めている p46)ことを知っている。それゆえの勢いだけのブームへの嫌悪であったのである。すみません。僕が間違ってました。
ゲバラを好きになるきっかけはどうでもいいとは今でも思っている。ただ、この本を一人でも多くの人が読んで、その人なりのゲバラへの接し方を育んでほしいし、そのことでその人なりの世の中への対峙の仕方を掴み取ってくれればいいなぁと心から思っている。
・「貴重な本!」
本書は私が尊敬してやまないチェ・ゲバラの一生が綴られています。
こういう本は著者の知識をひけらかすかのように難しい文章で綴られていることが多々あります。 しかし、本書はそういうことが全くなく、さすが直木賞受賞作家、とても読みやすい文章です。 ただ、そうなるとこんどは内容が薄っぺらいのではないかと心配してしまいます。 しかし、それも杞憂に過ぎません。 読みやすくかつ内容の濃い本書のような本は珍しくかつ貴重だと思います。
チェに関する本は現在日本でも多々出版されています。キューバ革命についてはもちろんのこと、彼が鬼籍に入ったボリビアについてのものも多々あります。 ただ、コンゴでの彼の活動について書かれているものはほとんどありません。 そんな中、本書ではそのコンゴでのチェの活動についてかなり詳細に綴られています。とても貴重だと思います。
本書はいろいろな意味で貴重な本ではないでしょうか。
ソレデハ…
・「ゲバラのTシャツを着ている君へ」
「チェ・ゲバラのTシャツを着ている若者よ!」 ・彼は何を成し遂げた人か知っているか? ・彼は信念をどのように貫いたか知っているか? ・彼の純粋さを少しでも知っているか? この本には彼の残した文章や手紙が所々に載っています、彼の深い心情や周りの人に対する正直な心が分かります。細かい描写や地図がありキューバやラテンアメリカを知らない人でも読んでいて分かりやすい。私は涙が出そうなくらいの彼の純粋さに心打たれました。家族や愛する人又自分の命を犠牲にしてでも貫く自分の信念、貴方にもありますか?
これを読めばかなり彼のことを深く知ることが出来きる一冊。彼の生い立ちから恋愛・キューバ革命それから死までが詳しく書いてあります。何冊かゲバラについての本を読みましたが彼の一生知りたいならこの本が一番だと思います。もし知らないないでこれからもそのTシャツを着るのなら、その前にわずかな時間と¥を投資して是非この本を読んで欲しい。そのTシャツの価値が自分の中で間違いなくガラリと変わるはずです。
・「革命家チェ・ゲバラの生涯」
チェに関する多くの書物の中でも、まず最初に読んで欲しいのがこれです。とても解りやすく、バイブル的な書物といえよう。
一般的には、過去に世界中で起こった革命のほとんどは英雄というより、反逆者扱いされることが多く、一度政府を転覆させても、何年かすると革命自体が無謀であったことを庶民は悟る場合が多い。それは革命家が単に反政府勢力で政権交代だけを目指し、いざ政権を握っても上手く機能することが難しいからである。ただ、現在でも同様であるように、中南米カリブ諸国に限ることは反米政権と新米政権に2分されており、後者が多数派であるが、アメリカに反旗を翻しても何の利益もえられず、むしろ経済面では打撃をこうむることになろう。日本も言える事だが、現政権はアメリカとは良い関係で居ることに越したことはない。
チェはそんな新米政権とそれを陰で操る巨大米国資本企業に苦しんでいる人々のために革命を起こした。アルゼンチン人なのに傭兵(ゲリラ)として他の国のために戦うその姿勢がのちにラテン諸国を中心に共感を呼んだ。ただ間違ってはいけないのは、現在の多くのラテン諸国の人々の考え方はチェの思想自体に好感は持てても、革命によってアメリカに対抗することに対しては間違いと考えている。
この本を読んでチェのファンになる方は後を絶たないが、武器による革命はどんなことがあっても避けなければならず、現在でいえばテロ扱いされるだろう。アメリカ(アメリカ同盟国側)からみればチェもビンラディンも同じ扱いとなってしまう。
・「★ゲバラ初心者に激しくオススメ★」
戸井 十月氏の『チェゲバラの遥かな旅』も読みましたが、基本はよく似たコンセプト。ゲバラの生涯が分かり易く描かれてあります。こちらの方がより詳細な内容になっています。ゲバラについて知りたいけど、何を読んだらいいか迷っている方は、『チェゲバラ伝』を読まれることをオススメします。文庫サイズでないので、持ち歩きにジャマになるのだけが玉に瑕。
・「赤字に転落した朝日新聞に止めを刺す一品ですね」
日本を代表する国会議員達が推薦する、南京問題の決定版です。
推薦文は、平沼赳夫衆院議員、島村宜伸自民党代議士会会長、中川昭一財務大臣。「まえがき」を中山成彬衆院議員が執筆。
本来ならば、朝日新聞をはじめとする各社が推薦した議員に取材が殺到するところですが、マスコミは沈黙。
当時の朝日新聞の記事などの歴史研究で最重要な一次資料が揃っており、この本が世に広まれば広まるほど、朝日新聞を初めとする捏造がばれてしまうという素晴らしい仕組みになっております。
国籍法改悪で有名になった水間政憲氏がまとめています。
購入者が増えれば増えるほど、朝日新聞に止めを刺せる一品ですよ!
・「真摯な解釈の結果、より原書の雰囲気に近づいた」
訳者が変わり、文体がシンプルなものになると同時に、旧版についていたアウシュビッツに関する資料がなくなった。これは前の訳者の主観を読者に植え付ける要素が強く、著者の客観的な姿勢に反した余計なものだと思っていた(この点で旧作は本としては星四つ)ので、本としてソリッドに著者の意思が統一された形となった。
この本が生きるヒントを与えてくれる類の本だと受け止められたのは、単純にナチスの非道さが記されているからではない。凄惨な極限状況の中で人と悪魔を分けたのは、ユダヤ人とドイツ人という人種ではなく、勝者と敗者といった立場でもない、普遍的な人間性や良識を維持できたか否かという個人の内面の充実に答えを求めているからだ。つまり、現在平和な状況で生きている我々も、この答えを持たないため、少し状況が変われば獣に落ちてしまいかねない不安定な存在なのである。自分の凄惨すぎる収容所の経験と平和な状況での混迷を真摯に同列として扱って答えを探そうとするところに、本書が人々の心に直に響く要素があるのではないか?そういう原書の持つ哲学書としての真摯さを尊重すれば、これくらい簡潔にライトな和文で記述されるのが、相当であり、妥当な選択であるといえる。
それにしても、作品の本意に従うためとはいえ、戦争ドキュメンタリーとして秀逸な旧作にあえてメスを入れ、大幅なスリム化を施すのには大変な勇気が要ったことだろうと思う。戦争を軽視しているなどといった不本意な批判が起こることへの恐れもあったに違いない。しかしそれでも原書への忠実さと、本書が持つ「普遍的な平和」への飢えの訴求力を信じた出版社と訳者に敬意を表したい。
・「旧版との比較」
「夜と霧」には旧版がありますが、それとの相違点について書いてみたいと思います。
まず、旧版は1947年、新版は1977年に刊行された原典をもとにしています。1977年版にはいくつかの改訂が加えられていますが、1947年版の主旨が置き換わるほど大きなものではありません。
次に、旧版は上智大学名誉教授の霜山徳爾氏、新版はドイツ文学翻訳家の池田香代子氏が翻訳しています。霜山氏の訳文は学者らしい切れのある文体、池田氏の訳文はていねいな読みやすい文体です。
最後に、新版には旧版にあった「解説」「写真図版」という資料が削られています。「解説」はドイツ強制収容所の過酷な実態を70ページ近くにわたって緻密に説明したもので、「写真図版」はそれを視覚的な面から補足しています。
私個人としては、良かった点もあれば残念な点もあるので評価は星3つです。良かったのは池田氏の訳文が「夜と霧」を新しい側面から照らしてくれたことです。ただし、新版が登場したからといって、旧版すばらしい訳文の価値が下がることはないように思います。
残念だったのは資料が削られたことです。私の場合、フランクルの言葉にどれほどの重みがあるかが資料を読むことではじめて分かった面もあったからです。「この本を若い人に読んでもらいたい」のが新版刊行の理由だそうですが、それならなおさら資料に意味があったのではないかと思います。
総じて新版は旧版と比較して「軽くなった」という印象です。文章は読みやすくなり、資料は削られました。ただ、このような本を軽くしてよいのかには疑問があります。旧版を手にする機会があれば、一読することをお勧めします。
・「名著復活」
どうしても旧版と比べられてしまいますが、改訂された原書の翻訳ですから、単なる改訳だと思ってはいけません。旧版も絶版にはなっていないようですので、ともに存在価値があると思います。さて、この機会に旧版ともども一気に読みました。比べるつもりはないものの、やはり「差」は感じます。それは出版された時代背景についてです。
ホロコーストそのものについての情報が乏しかった旧版の時代と、それらを予備知識として前提できる今日との差は、あきらかにあるようです。それをもって旧版は重く新版が軽いと言っては正鵠をえていないでしょう。この本は、悲惨な状況を冷静にかつ客観的に書いています。決して、悲惨の原因を糾弾することではなく、淡々と書いていることが印象的です。
その雰囡?気を、新版もあますところなく伝えています。旧版に比べて軽いと感じるとすれば、それには読みやすい文体が寄与しています。原著もこんな「感じ」なんだろうと、私には思われます。
・「収容所は今もある。あなたのそばに。」
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・「定評どおりですっ!」
ナチスの強制収容所でのさまざまなことを精神医学者の立場から描いたノンフィクションです。僕は以前から一度はこの本に触れておきたいと思っていたので大学の休みを利用して一日かけて読んでみました。感動しました。僕はこの本のすごいところの一つは以前から言われてきた人間性に対する鋭い洞察を強制収容所という事実を元に裏付けたことだと思っています。例えば、人間本来が持っている限りない強さ・可能性・良心、また自犊意志です。それは以前から言われていました。しかし信じる人も信じない人もいました。それをフランクル強制収容所という地獄(誰もが骸骨に薄皮一枚を来たような状態で死を待っている状況を想像していただきたい)の最中にあっても通りすがりの人に思いやりのある言葉をかけ、なけなしのパンを譲っていた人々の存在を描写することで裏付けました。それが全世界の人々に人間性に対する希望と信頼を与え、また読者自身の中に本来備わっている最高に尊貴なものに気づかせたのです。また、感銘を受けたことの一つとしては「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているのが問題なのだ」があります。また、「およそ生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。苦しむこともまた生きることの一部なら、運命も死ぬことも生きることの一部なのだろう。苦悩と、そして死があってこそ、人間という存在ははじめて完全なものになるのだ」との一節には収容所を生き抜いた人間の奥深さを感じました。「一番、苦しんだ人こそ、一番、幸福になる権利がある」というある人の言葉を思い出しました。是非是非読んで頂きたい。あなたがこの本を読むことが不戦への一歩にもなります。何より自分と他者の人間性に希望を見いだすことができます。
・「題名だけではわからなかった面白さ」
題名にある通り、いろいろな時代をモチーフにした迷路がたくさん載っています。勉強というつもりではありませんが、子どもが色々な「時代」を迷路を通じて感じるのは、なんとなく「歴史」を感じてくれるのではないかな?などと思いつつ一緒に読みました。が、はまってしまったのは隠し絵のほう。なかなか見つけづらい隠し絵で、子ども以上に没頭してしまいました。
迷路は迷路で面白いのですが、私にとっては隠し絵ですね。題名だけでは判らなかった。非常に面白い本だと思います。
・「緻密な絵に引き込まれる…」
小学一年生の我が子に購入しました。はじめは図書館で借りて読んでいたのですが、毎日のように眺めているので…迷路、騙し絵などが好きな大人にもGOOD。明治時代以降も載ってれば☆5つ付けました。惜しい…
・「大人向け?」
タイトルと精緻なイラストに惹かれて、手にとってみました。
迷路や隠し絵、騙し絵が盛りだくさん。しかも、結構難しい。思わず、先に答えを見てしまったり…
大人でも充分、楽しめると思います。
・「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう」
何となく時代を感じ取り、隠し絵を探すことは、五感を磨くことにもなりとても良いトレーニングを兼ねているのではないでしょうか。テレビやゲームを遠ざける効果もあります。子供にとって面白く興味をそそられる迷路の本のようです。
・「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです」
私は小さい頃、大の迷路好きでした。迷路の本を何冊か持っていたのはもちろんのこと、迷路を作る方も好きで、小学校低学年の頃、大型の落書き帳に大小様々な迷路を200個ほど描き込んだ「迷路集」を作り上げたほどです。
『時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで』は、もし私が子供の時に存在していたら、まさに「目からうろこ」のような本です。迷路そのものの完成度が高いのはもちろんのこと、ビジュアル的にも楽しく仕上がっていて、さらに隠し絵やクイズなどもちりばめられており、一つ一つの迷路を何度も繰り返し楽しめるようになっています。一通り解き終わった後も、「まだ何かあるのではないか?」という期待感さえ生まれてきます。
3歳の息子には、まだそこまでの感動を覚えることはないと思いますが、この本で迷路やクイズを解く楽しさの他にも、いつかは作者の「一つ一つの作品に対する心構え」なんかも理解できるようになると嬉しいですね。まあ、どのようにしたら奥深い作品を作ることができるのか…、なんていうテーマは、まだ10年以上先の話でしょうけど。
・「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
論評はいつでも加えられる。大事なのは、次第に少なくなっている戦争体験者の生の声を聞きとっておくことである。著者は、自分と同世代の、祖父母世代が戦争を体験している年齢のようだ。直接戦争の語り部とはなりえないだけに、感情移入せずありのまま聞き書きし、伝え残す援助をしている。八十四歳の伊達智恵子さんをふとした機縁で最近知って「女性に残した戦争の影」を入念に追った記録である。何人もの特攻隊員の遺書などを一まとめにして出版したものをよく見かけるが、本書は一人の女性のかなえられなかった戦中の道程が淡々と、しかも生き生きと語られていて、小説を読んでいるような気がする。「将来のためには、過去の一切を忘れ得るのが、真に強き者である」「誰も恨まない」ように生きてほしいとの言葉を遺して飛び立っていった恋人。本書タイトル「知覧からの手紙」は、特攻隊員として出撃する直前にしたためた手紙である。その遺品を後生大切に戦後六十年を潔く生きてきた女性。自分自身では書き残そうとはしないでいた実話を著者に語り聞かせてくれた【心に響く純愛物語】である。 本書の語り手「私」は著者ではなく、主人公伊達智恵子という実在の人物である。遺影の前にたたずむ写真も口絵に添える。それだけに現実感をもって迫ってくるものがある。「幾久しく健在であれ」「その人の分も生きてください」と祈る。 自分を励ますように、最期まで前向きに、潔く生きようとする。遺書は次の言葉でしめくくられている。 今後は明るく朗らかに。 自分も負けずに、朗らかに笑って征く。
●池上彰の20世紀を見にいく(DVDブック) (DVDブック )
・「2008年のベストバイと言える1冊」
突然ですが、次のような映像を見たことはありますか?
・真珠湾を日本軍が攻撃しているカラーの記録映像・100年前の日本海海戦の模様と、東郷平八郎司令長官の動画・関東大震災直後、文字通り廃墟と化した被災地と復興活動の様子・日本が国連脱退を決めた時の松岡洋右全権代表による英語のスピーチ映像・独裁者ヒトラーのアジテーション演説
本書は、それらの貴重な映像を収録した120分ぶんのDVD映像(全部で15項目、それぞれバラバラに見られる)と、地図や年表などの副読本がセットになったDVDブック。それらの映像について、あのNHK「こどもニュース」で人気が高かった池上彰さんが例によってとてもわかりやすく解説しています。
従来の歴史の授業では、近現代史は、どうしても授業時間が十分にとれず「手薄」になりがちでしたが、これらの印象的な映像を見てから勉強すれば、無味乾燥だった歴史がとたんに身近なものに感じられるはず。例えば、10万人以上の犠牲者を出した関東大震災の被災の様子は、いま見ても生々しく、往時の衝撃度と人々の苦労が伝わってきます(当時、上野の西郷さんの銅像が安否確認の伝言板がわりになっていた様子や、浅草の「凌雲閣」(通称・浅草十二階)が上半分ほど被災して、最後に爆破される映像もある)。
ただ、どうしても古いモノクロ映像が多いため、ところどころ見づらかったり、映像中心で文章の分量が短かいため、ブツ切りになっている印象があるのが難。また、DVDプレイヤーのある場所でないと映像の中身がわからないため、読む(見る)場所・時間が制限されるのは覚悟しなくてはいけません。
しかし、短い文章を補ってあまりあるカラーの地図や人物年表(これがけっこうわかりやすい!)などが入って、2時間分のDVDが付いて「1680円」という値段にはびっくり。このお買い得感は、今秋のナンバー1ベストセラーとなっている「オバマ演説集」にも匹敵するのでは?
DVDブックは見るのが面倒、という考え方はもう古い、DVD付き雑誌の普及とともに、これからはどんどんこうした手軽で安価なDVDブックが増えていくでしょう。その意味でも、「今年最後、21世紀を象徴するベストバイ・ブック」と言っても言いすぎではないと思います。
・「知らなかったことがいっぱい」
このDVDブックをプレゼントで貰いました。DVDの映像も面白かったのですが、それよりカバーになっている解説本がとても良かったです。関東大震災の震度分布は意外で、びっくりしました。第二次世界大戦前の事件や人物も面白かった!これまで習った印象では、2つの大戦は突然世界が大戦争に突入したような感じだったのですが、実際にはいろいろな事件が積み重なって、徐々に世界情勢が怪しくなっていくのがよくわかりました。
池上彰の20世紀を見にいく(DVDブック) (DVDブック )
・「百聞は一見に如かず!映像で振り返る20世紀の歴史的事件の数々。」
BSジャパンで放送中の番組「池上彰の20世紀を見にいく」をダイジェストしたDVDブックです(※)。BSは入らないので本放送を見たことがなかったのですが、このDVDはたいへん興味深く見ることができました。(ブックレットではDVDの補足資料として分かり易くできています)大半が白黒映像ですが(一部カラーあり)、どれも興味深い映像ばかりです。カメラの前で悪びれることなく抜け抜けと虚偽内容を話す政治家・軍人達が出てくるのを見ると、現代でもこういう事情は変わらないなぁと痛感しましたね。(-_-);; まさに「歴史は繰り返す」ですね。21世紀を迎えてますます混沌としている現在、本書のような20世紀の歴史を学ぶことで我々の"心眼"が鍛えられる気がします。
(※)2008/12/20時点で第90回「パリ解放 凱旋門のド・ゴール」を放送予定。本作品は14本+1本(プロローグ)が収録されていますが、ホームページで確認したところ、初回〜第19回までの内容を適宜抜粋したものと推定されます。主に1900〜1930年代を収録しています。
・「オスマン帝国研究の成果」
進歩著しいオスマン帝国研究の現時点の成果を示したもの。「トルコ人だけの国ではない」とは今では高校の世界史教科書程度には記載されているが、本書はさらに「イスラム帝国でさえなかった」と主張する。 その建国から、ティムール帝国による危機、奇跡的な再建、コンスタンティノープルの征服、三大陸にまたがる大帝国の成立という経緯がよく理解できる。西欧中心史観からの「偏見」はもちろん一つ一つときほぐされ、ムラト、スレイマン、ハイレッティンといった英雄から官人中心の国家へと筆は進む。女性史や異教徒の扱い、文化史もバッチリ収められている。 きわめて斬新な事実や史観が示されているというわけではないが、現時点の研究成果が得られる。中東やクルド、バルカンの民族主義はみなオスマン帝国の「末裔」に関わるものである。現代のわれわれの問題に取り組むうえで必要な知識を提供してくれる。
・「オスマン体制の終焉まで」
「何人の国でもない」多民族・多宗教の国であったオスマン帝国を維持したシステム(オスマン体制)が外圧、民族主義、中央集権体制の弛緩によって終焉していく十九世紀末までを中心として、オスマン帝国史を描いている。「トルコ人の国」となっていったオスマン帝国が解体するまでの経緯は簡単に触れられている。
オスマン帝国の誕生から領土拡大、オスマン官人の時代などの政治史、そして帝国を支えた諸制度(官僚機構、ティマール制、徴税請負制など)に詳しい。非イスラム教徒や女性など、帝国下の社会を構成していた人々の姿にも一章を割いている。オスマン帝国とビザンツ・バルカンとの連続面など、帝国を「トルコ人の国」と考えていると見落としてしまう点が押さえられている。
巻末の参考文献でオスマン帝国通史・全体像を知るために挙げられているのは、西アジア史〈2〉イラン・トルコ (新版 世界各国史)世界の歴史 15 (15) (中公文庫 S 22-15)オスマン帝国―イスラム世界の「柔らかい専制」 (講談社現代新書)オスマンvs.ヨーロッパ―〈トルコの脅威〉とは何だったのか (講談社選書メチエ (237))オスマン帝国の時代 (世界史リブレット)
・「田母神空幕長に敬礼!」
更迭の詳細を知らない人よ、これが原因のアレです。全然私は悪いことだと思いませんがね。臭いものには蓋、周りの国にどう見られるかという世間体、そのために歴史を捻じ曲げ、捏造されても文句を言わない国日本。それがわが国の姿、この一冊はそんな不抜けた気分を替えてくれる一冊。
・「買うな。損するぞ。」
「本作品はフィクションであり、特定の個人、団体と関係ありません。」巻末にこう書かれては「真実」というタイトルまでフィクションと思われても仕方あるまい。水島氏の心情は理解できるし、私も寄付をしているが、この程度のストーリー展開では、マンガとしては勿論、映画化しても、「感動」からは程遠いものになるだろう。原作者の思い入れが先行しており、マンガとしても絵が下手過ぎる。こんな本を読む時間があったら、小林よしのり氏の「真パール論」を読むべし。
・「敵の手口がよくわかる」
原作者の水島監督はチャンネル桜でよく”これは情報戦争を仕掛けられているのです。”とおっしゃっています。南京問題は歴史の真実がどうであったかの問題だけではありません。我々日本人にとって、真実ということはとても大事ですが、彼らには真実なんて関係ありません、どんな手をつかっても自分達が悲劇の被害者でいること、そして日本が加害者であることが彼らの国益なのです。それを具体的にどんな手段を使って行っているかがよくわかる内容になっています。
監督はこの原作の映画を作成しようと思ったけど、妨害されて出来なかったそうです。この本の冒頭に”この作品はフィクションです”と書かれていますが、水島監督が妨害を受けた内容を聞くと、あながち嘘でもないのではないかと想像できます。物語はフィクションでも、彼らのやり方や手口はよく理解できると思います。彼らの情報戦に対抗するにはこの本を一読することを薦めたい、そして、それが仕掛けられた情報戦へのカウンターにもなります。
・「最高の現代史入門書」
こんなに読みやすく大変簡潔に説明していながら、それでいて、実に奥深い現代世界史の入門書は滅多にないだろう。まずは、この本を読み、それからより興味を持った各分野についてより理解を深めれば、その知識は磐石なものになりそうだ。特に文化大革命、ポルポトの問題など実に分かりやすく、高校の歴史の副読本にしてほしいぐらいである。
・「頒布教科書の現代史記述に飽き足らない思いをしているかたへ、お薦めします」
NHK出身のジャーナリスト、池上彰氏の手による現代史入門書。池上氏の視点で選定されたテーマに関して、常識的な論旨が簡潔明快に展開されている(頒布教科書ではないから、網羅的ではなく、捨象されているテーマもある)。
想定読者層は「試験の出題範囲ではないから」と称して現代史への興味を回避し、あるいは関心を閉塞させてきた現代人であろう(年齢不問)。本書を手に取った読者としては、タイトル通り「へえ、そうだったのか」とニュースの謎解きを提示されて納得するのもよいだろうし、現在進行形の国際紛争問題の報道を読み解いていくチカラを養っていくのだという思いで「深読み」するきっかけを掴むのもよいであろう。
いずれにせよ、本書は「教科書」として他人から買い与えられる本ではない。自ら書を求め、手にとってみようとする人、すなわち、頒布教科書の通読だけでは得られない知的訓練を行ない、比較優位な知識と視点を養っていこうとする意欲的な読者が、現代史に分け入っていく際、最初に手に取るガイドに相応しい本であると、私には思われた。
続編の文庫化も期待したい。
・「よくできた教科書」
入学試験に出ないから知ろうとしない現代史。「いいテキストがないなら作ってしまおう」という元NHKの記者だった著者の発想が生かされています。第1章の「湾岸戦争」については、「なんだ、これくらい知っている」と思っていましたが、ベトナム戦争あたりの記述では「へぇ、そうだったのか」と思いながら読み進みました。よくできた教科書だと思います。ただ現代史だけでなく、地理にも弱い若者も多いので、この本に掲載された地図だけでは何のことか分からず、途中で投げ出してしまうかもしれないと感じました。
・「勉強になりました」
戦後におきた出来事を分かりやすい解説つきで説明してあります。実際にニュースを読んでいた人の本なので、臨場感があります。それぞれの章の最後に、現在はどうなっているかという記載があり、今ニュースで見ている出来事の背景と言うのも分かります。現代史というのは勉強する機会がなかったので、大変興味を持ちながら読むことができました。今のニュースに「どうしてこうなったんだろう」と疑問を持っている方にお薦めです。この本からヒントが得られると思います。
・「現代史入門に最適。」
全く知識がないところから読みましたが、本当に丁寧に説明してくれ、時系列も解りやすくまとめられているため、非常に読みやすい本でした。
この本を読んでから新聞を読むと理解の度合いがかなり変わると思います。
アジア・ヨーロッパ・中東を中心にまとめられているのが特徴で、その地域の現代史入門には最適だと思いました。
・「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす」
本書は、筑摩書房より刊行された「日本の歴史をよみなおす」(1991年)と「続・日本の歴史をよみなおす」(1996年)を一冊にまとめて文庫化したもの。原著が〈ちくまプリマーブックス〉という若い人向きの叢書だったこと、編集者に語ったものを文章に起こすという方式をとったことなどから、網野善彦の著作の中でも、平易な文章で判りやすい。網野史学の入門書としては最適だろう。ただし、網野善彦のもっと専門的な著作をすでに何冊も読みこんでいる読者には、目新しい記述があるわけではないので、特に買う必要のない本といえる。また、著者没後の出版でもあり、加筆修正もないので、原著を既に読んでいる読者にも、買う必然性はないだろう。これから網野善彦を読んでみたい人、日本の歴史(殊に中世史)に興味はあるのだけれど、小難しいのはちょっと……という人にこそ、おすすめしたい一冊である。
・「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊」
最近読んで、日本の歴史などの記述がとても面白かった本に、松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)があります。その講義の中で、「網野善彦さんのような日本歴史の研究者が、非定住型の人々を中心にした歴史観を打ち出し始めて、私はおおいに共感しています。網野さんの本は一度読んでみてください」とあって、それで本書を手にとって読んでみました。 日本の歴史のなかで、南北朝動乱期の14世紀を境にして、文字の普及や貨幣の流通、それに伴う商業と金融のあり方が大きく転換すること。とりわけ興味を惹かれたのが、14世紀を境として「穢れ(ケガレ)」の観念が大きく変化したこと、とともに、中世の非人や河原者など被差別民たちの社会でのあり方の変遷を考察した「畏怖と賤視」の章でした。 歴史の教科書の表面的な記述だけでは絶対にうかがい知ることのできない歴史の真の姿が、生き生きと立ち上がってくるかの如き記述。深く、幅広い歴史の暗がりへの洞察力。鮮やかに目を開かれる思いがしましたね。歴史的な絵図が多く掲載されているのも、中世の人々の様子が伝わってきて、リアルな雰囲気を出していました。 日本の歴史のさらに深く、さらに奥へと分け入ってみたくなった時、その取っかかりとなるにはまず格好の一冊ではないでしょうか。本書を読んで、日本の歴史の暗がりを垣間見せてもらった気がしました。
・「歴史を学ぶ楽しさ」
「百姓は農民ではない」「日本は孤立した島国ではない」「日本人は単一民族ではない」「東日本と西日本はもともと違う文化圏である」――戦後、ステレオタイプ化された保守主義と進歩史観が横行するなかで、新視点からの問いかけを発し続ける歴史学者・網野善彦氏。本書を通して「歴史を学ぶことは楽しい」ということを実感できる。新しいことに触れる楽しさ。「知る」ことに対するワクワクするような高揚感。年表など傍らに投げ置いて、過去という闇の中に埋もれてしまった歴史というドラマを堪能できる。社会に出てから歴史を眺めなおすと、学生の頃には感じなかった全く新しい発見、驚きがある。そんなあれこれが散りばめられた珠玉の一冊だ。
・「文句無く面白いのだが・・・」
網野史学の入門書という本書の立場は、著者が筑摩書房の社員を対象に話した内容をまとめたもの、からも揺るぎないものであろう。そんなわけで著者としては若い人に読んでもらいたいとあとがきにも書いてある。その辺り、意気込み的には文句のつけようがないのだけど・・・話口調をそのまま編集した本書、これ読みやすいって言う人もいるのだろうけど、私的には大変読みづらいものでした。折角の既存歴史観を覆す「網野史学」の入門書ならば、もっと体系的に対比的、スキーム的に編集できなかったのかしらん、と少々惜しい気が。しかし、内容は文句なく面白く、推薦本です。
・「わかりやすい入門書」
あみの史学をいくつか読んだけど、難しかった。今回のは、そうでもない。入門書です。
人間の生活史を書いてきた人で教科書には、出てこないことがいっぱい出てきます。
取り上げられている中。大正天皇が死んだときその遺体を運んだ人はどういうところの人だったか?
こういう豆知識が連発で出てきます。で、これを読んだあとに、隆慶一郎を読むとさらに理解が深まるわけです。
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