シンプルアマゾン:

[Simple Amazon Store]

-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-PCソフト-PC&電子機器-家電&雑貨-時計&バッグ-アパレル&シューズ-スポーツ&アウトドア-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-アダルト | モバイル版(ケータイ)

▼一般:商品カテゴリー

日本史一般
京都歴史散策
地方歴史散策
戦記・体験記
歴史上の人物

▼一般:人気ランキング

英語対訳で読む日本の歴史 (じっぴコンパクト)英語対訳で読む日本の歴史 (じっぴコンパクト) (詳細)
中西 康裕(監修), Gregory Patton(翻訳)

「興味を持って英語が読めます」「日本人が英語を勉強するための本」「これはすばらしい。」


時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで (詳細)
香川 元太郎(著)

「題名だけではわからなかった面白さ」「緻密な絵に引き込まれる…」「大人向け?」「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう」「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです」


日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫) (詳細)
網野 善彦(著)

「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす」「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊」「歴史を学ぶ楽しさ」「文句無く面白いのだが・・・」「わかりやすい入門書」


大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)

「同シリーズの上巻に続く下巻!」「現実の戦いとはこういうもの!」「いかにあろうとも、、、」「サムライの言葉に勇気づけられました」「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。」


大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)

「最高の戦記。」「サムライの心意気を知ることのできる本」「熱くなりたい人へ」「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。」「戦闘機乗りの生き様は凄い」


逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) (詳細)
渡辺 京二(著)

「近代化の成功と引き換えに失ったベルエポックを描く」「日本史像の再検討を迫る本」「日本人が気にとめていない日本の良さ」「かつては日本もアジアの民だった」「冷静に失われた過去を観るということ」


氷川清話 (講談社学術文庫)氷川清話 (講談社学術文庫) (詳細)
勝 海舟(著), 江藤 淳(編集), 松浦 玲(編集)

「おお、そうかい。」「「今の日本」に勝海舟を!」「勝海舟大自慢話集」「人間の表裏」「稀有の見識者」


あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書)あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書) (詳細)
保阪 正康(著)

「強烈な思い込みのみで書いた手抜き本」「唖然。」「週刊誌ジャーナルの低レベル」「この本は何だったのか」「何が言いたいのでしょう・・・?」


詳説日本史研究詳説日本史研究 (詳細)
佐藤 信(編集), 高埜 利彦(編集), 鳥海 靖(編集), 五味 文彦(編集)


昭和史 1926-1945昭和史 1926-1945 (詳細)
半藤 一利(著)

「全国の学校で日本史の教科書として採用してほしい本」「小説的のように読みやすい歴史書」「一番近くて遠い戦前昭和という時代」「何が日本を戦争に駆り立てたか」「著者の持論が押しつけがましい?」


↓このカテゴリをもっと見る

▼クチコミ情報

英語対訳で読む日本の歴史 (じっぴコンパクト)

・「興味を持って英語が読めます
日本史を易しい英語で読む本です。 かつて学んだ日本史のおさらいをしながら,英語の学習もできます。 英文,和訳文に番号をつけて,英文と和訳文を対応しやすくしてあります。 英語の文章を読むのはハードルが高いですが,あらかじめ内容がわかっている日本史なら,がんばって読めそうです。 「日本史を英語で読んでるんだよ」なんて,ちょっと示しをつけられそう。

・「日本人が英語を勉強するための本
外国人にいかに英語で日本の歴史を説明するか、という観点で書かれた本ではない。例えば日本史独特の用語がそのままローマ字で表されており、何の説明もない。また、所々で挿入されている漫画が、日本史の概要を知っていて、かつ日本語を読める人でないと理解できない。読む方でなく、そちらに興味があったので、評価が低くなりました。どちらかといえば、日本史を忘れかけている人が、日本通史をざっと読めるという意味で役に立つ本。歴史の初学者だと日本人でも理解できないと思われるところがたくさんあり、歴史が初めての人向けでもない。

・「これはすばらしい。
 表紙に「中学レベルの英語で、日本の歴史がここまで説明できます。」とある。 たしかに、文法的には中学レベルであるようだ。 しかし、単語レベルを見るとassassinate、aliance、give in など、これは英字新聞には常識的によく出てくるレベルの高さである。 となると、つまりは、この本は、大学受験を終えたあたりの学生か、英語をやりなおしたい社会人向けである。 熟語力はないし、英米の習慣がよくわからない、口語表現が苦手だ。けれども、単語だけなら・・・けっこうたくさん丸暗記した。いや、暗記だけしてしまったので、単語を文章のなかで読みこなしていきたいし、あわよくば日本史を勉強したい。そういう私みたいな人にはベストの本である。 文章に高校時、教科書にやったようにこまめにアンダーラインを引いては単語の意味を併記していあるのには助かる。 そして、身近に対訳があるので、無駄な動きをせずにすむ。 つまり、辞書を引く手間はいらない。また、対訳のおかげで文法に悩むことなくよめる。おかげで、ストレスが少ない。 単語だけは楽に発音できるように訓練をしてきている方なら、たぶんスラスラ音読できる。 音読を繰り返すうちに文章の中で意味がすんなり入ってきて、それが心地よく感じると思う。 これはすばらしい本である。ほかに、同じようなタイプの本はないだろうか。  

英語対訳で読む日本の歴史 (じっぴコンパクト) (詳細)

時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで

・「題名だけではわからなかった面白さ
題名にある通り、いろいろな時代をモチーフにした迷路がたくさん載っています。勉強というつもりではありませんが、子どもが色々な「時代」を迷路を通じて感じるのは、なんとなく「歴史」を感じてくれるのではないかな?などと思いつつ一緒に読みました。が、はまってしまったのは隠し絵のほう。なかなか見つけづらい隠し絵で、子ども以上に没頭してしまいました。

迷路は迷路で面白いのですが、私にとっては隠し絵ですね。題名だけでは判らなかった。非常に面白い本だと思います。

・「緻密な絵に引き込まれる…
小学一年生の我が子に購入しました。はじめは図書館で借りて読んでいたのですが、毎日のように眺めているので…迷路、騙し絵などが好きな大人にもGOOD。明治時代以降も載ってれば☆5つ付けました。惜しい…

・「大人向け?
タイトルと精緻なイラストに惹かれて、手にとってみました。

迷路や隠し絵、騙し絵が盛りだくさん。しかも、結構難しい。思わず、先に答えを見てしまったり…

大人でも充分、楽しめると思います。

・「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう
何となく時代を感じ取り、隠し絵を探すことは、五感を磨くことにもなりとても良いトレーニングを兼ねているのではないでしょうか。テレビやゲームを遠ざける効果もあります。子供にとって面白く興味をそそられる迷路の本のようです。

・「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです
私は小さい頃、大の迷路好きでした。迷路の本を何冊か持っていたのはもちろんのこと、迷路を作る方も好きで、小学校低学年の頃、大型の落書き帳に大小様々な迷路を200個ほど描き込んだ「迷路集」を作り上げたほどです。

『時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで』は、もし私が子供の時に存在していたら、まさに「目からうろこ」のような本です。迷路そのものの完成度が高いのはもちろんのこと、ビジュアル的にも楽しく仕上がっていて、さらに隠し絵やクイズなどもちりばめられており、一つ一つの迷路を何度も繰り返し楽しめるようになっています。一通り解き終わった後も、「まだ何かあるのではないか?」という期待感さえ生まれてきます。

3歳の息子には、まだそこまでの感動を覚えることはないと思いますが、この本で迷路やクイズを解く楽しさの他にも、いつかは作者の「一つ一つの作品に対する心構え」なんかも理解できるようになると嬉しいですね。まあ、どのようにしたら奥深い作品を作ることができるのか…、なんていうテーマは、まだ10年以上先の話でしょうけど。

時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで (詳細)

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)

・「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす
本書は、筑摩書房より刊行された「日本の歴史をよみなおす」(1991年)と「続・日本の歴史をよみなおす」(1996年)を一冊にまとめて文庫化したもの。原著が〈ちくまプリマーブックス〉という若い人向きの叢書だったこと、編集者に語ったものを文章に起こすという方式をとったことなどから、網野善彦の著作の中でも、平易な文章で判りやすい。網野史学の入門書としては最適だろう。ただし、網野善彦のもっと専門的な著作をすでに何冊も読みこんでいる読者には、目新しい記述があるわけではないので、特に買う必要のない本といえる。また、著者没後の出版でもあり、加筆修正もないので、原著を既に読んでいる読者にも、買う必然性はないだろう。これから網野善彦を読んでみたい人、日本の歴史(殊に中世史)に興味はあるのだけれど、小難しいのはちょっと……という人にこそ、おすすめしたい一冊である。

・「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊
 最近読んで、日本の歴史などの記述がとても面白かった本に、松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)があります。その講義の中で、「網野善彦さんのような日本歴史の研究者が、非定住型の人々を中心にした歴史観を打ち出し始めて、私はおおいに共感しています。網野さんの本は一度読んでみてください」とあって、それで本書を手にとって読んでみました。 日本の歴史のなかで、南北朝動乱期の14世紀を境にして、文字の普及や貨幣の流通、それに伴う商業と金融のあり方が大きく転換すること。とりわけ興味を惹かれたのが、14世紀を境として「穢れ(ケガレ)」の観念が大きく変化したこと、とともに、中世の非人や河原者など被差別民たちの社会でのあり方の変遷を考察した「畏怖と賤視」の章でした。 歴史の教科書の表面的な記述だけでは絶対にうかがい知ることのできない歴史の真の姿が、生き生きと立ち上がってくるかの如き記述。深く、幅広い歴史の暗がりへの洞察力。鮮やかに目を開かれる思いがしましたね。歴史的な絵図が多く掲載されているのも、中世の人々の様子が伝わってきて、リアルな雰囲気を出していました。 日本の歴史のさらに深く、さらに奥へと分け入ってみたくなった時、その取っかかりとなるにはまず格好の一冊ではないでしょうか。本書を読んで、日本の歴史の暗がりを垣間見せてもらった気がしました。

・「歴史を学ぶ楽しさ
「百姓は農民ではない」「日本は孤立した島国ではない」「日本人は単一民族ではない」「東日本と西日本はもともと違う文化圏である」――戦後、ステレオタイプ化された保守主義と進歩史観が横行するなかで、新視点からの問いかけを発し続ける歴史学者・網野善彦氏。本書を通して「歴史を学ぶことは楽しい」ということを実感できる。新しいことに触れる楽しさ。「知る」ことに対するワクワクするような高揚感。年表など傍らに投げ置いて、過去という闇の中に埋もれてしまった歴史というドラマを堪能できる。社会に出てから歴史を眺めなおすと、学生の頃には感じなかった全く新しい発見、驚きがある。そんなあれこれが散りばめられた珠玉の一冊だ。

・「文句無く面白いのだが・・・
 網野史学の入門書という本書の立場は、著者が筑摩書房の社員を対象に話した内容をまとめたもの、からも揺るぎないものであろう。そんなわけで著者としては若い人に読んでもらいたいとあとがきにも書いてある。その辺り、意気込み的には文句のつけようがないのだけど・・・話口調をそのまま編集した本書、これ読みやすいって言う人もいるのだろうけど、私的には大変読みづらいものでした。折角の既存歴史観を覆す「網野史学」の入門書ならば、もっと体系的に対比的、スキーム的に編集できなかったのかしらん、と少々惜しい気が。しかし、内容は文句なく面白く、推薦本です。

・「わかりやすい入門書
あみの史学をいくつか読んだけど、難しかった。今回のは、そうでもない。入門書です。

人間の生活史を書いてきた人で教科書には、出てこないことがいっぱい出てきます。

取り上げられている中。大正天皇が死んだときその遺体を運んだ人はどういうところの人だったか?

こういう豆知識が連発で出てきます。で、これを読んだあとに、隆慶一郎を読むとさらに理解が深まるわけです。

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫) (詳細)

大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)

・「同シリーズの上巻に続く下巻!
世界中で英語などに翻訳されて出版されている大空のサムライシリーズの下巻です、やはり実際に零戦に搭乗した坂井三郎の戦記は一味違います、読んでるうちに勝手に想像してしまうのですよ。「なるほど、こっちからグラマンがきてこう攻めたのか。」などと勝手に想像しつつ読んでいるわけですが、いつの間にか理想の人になってしまいました。将来自分もこんな風に立派な人になりたい!と思わせる力があるのでしょう。とくに片目を失いつつも戦列に復帰して15機vs1機での壮絶な戦いの所には興奮してしまいました,,,,特攻出撃に坂井が行くときもやはり極限状態に追い込まれた人間の状況が生々しく書かれています。あまりに素晴らしいので友達に大空のサムライシリーズを全部薦めています、最後は衝撃的な終わり方で物足りない気もしますが、自分はこのシリーズほど衝撃を受けた本はありません。しかもただの戦記ではなくかなり今の生活に人生に役に立つ本だと思います、ちょうど自分ぐらいの年から海軍に入ったのかと思うと、この差をどう考えてよいのかわからなくなります。

・「現実の戦いとはこういうもの!
 戦術論(机上の空論ではなく)ではなく、いちパイロットとして、一対一の戦闘における飛行機乗りの極限状態など、生身の人間がいかに戦ったのかが克明に記されてある。  世界の名パイロット達も認める坂井さんの本。幾つもの死線を潜ってきた者にしか分からない事がある。これは普通の人では決して書けない内容だ。どんな差し迫った事態でも、そこを潜り抜けてきた人たちの告白は実に鮮明で説得力がある。

・「いかにあろうとも、、、
 戦争反対です。ゼロ戦のテクニックはすばらしいものがあったそうです。男も女も戦地にゆくのにどれだけの犠牲をしいて行ったのか?一人ひとりの物語としては美化しすぎではないかとおもいます。 戦地へおもむくという事が男のロマンやスキルでかたってはならないとおもいます。どれだけの死を認めれば戦いは終わるのでしょうか。わたしは戦争という特殊な世界ではなく、人として本当は戦いたくなかったのだと信じたいです。 亡くなられた人達のご冥福を祈りつつ、読み手もカッコイイと思わず、記録として身構えて読むほうがただしいのでは、、、

・「サムライの言葉に勇気づけられました
392ページあとがきに代えて、を読み丁度悩んでいた今の私を勇気づけてくれました。

「戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。 辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。 むしろこちらが勝っている場合が多い。その辛い最後の一瞬を、 必ず勝てるという信念で頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人 であって、その苦しい最後のときにヘタばった人が、必ず落とされる運命にある。」

これは、サムライが空戦に学んだ自己制御として、巴戦で敵戦闘機と一騎打ちをする際に、最後に頼れるのは自分自身のみであることを振り返っているくだりです。

もはや精神論以外の何物でもなく、今時・・・なのかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。これは自分を信じること、頑張り抜くこと、その先に道が開けることの真理だと思います。

辛いときこそ、冷静になるべきだとは、いろいろな悩みを抱える現代の社会人にも、きっと勇気や救いの一言となると思います。

戦争を美化することでもなく、むしろその虚しさをサムライは伝えています。戦記というよりは、もっと深い心構えを教えてくれる本です。

・「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。
 常に戦争をしてる日々が続くとこうなってしまう。この本を読むと朝はいた奴が夜はいない。一体こんなことが日常茶飯事になったら今の我々はどうやって向かい合って生きていけば良いのだろう。しかし今となっては遠い昔、こうやって戦い続けた日本人がいた。ごく1部の誤った指導者のお陰で。終戦を知った坂井が「死んだ仲間が一番可哀想だ。」。 今、彼は笹井中尉の元に仲間達の元に還った。「虎は千里を行って千里を還る。」

大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)

大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)

・「最高の戦記。
この本を読んで学ぶべきことはたくさんあります、それはただ機体の特徴、敵の進攻の様子だけではない自分の人生まで影響するような何かです。この本を読み終わったころにはきっと命の大切さ、仲間の大切さ、ここ一番でがんばると言うことなどがわかってきます。こんな本に出合えてほんとに嬉しいいです、ほんとの意味で男とはこう言う人を言うのではないのでしょうか?カバーの死闘の果てに悔い無しとは坂井三郎が自分に満点をあげたと言うことだと思います、いまどきこの世から去るときに悔いがない人などそういないでしょう、自分のすべてを出し切ったからこそこのようなことが言えるのだと思いました。このレビューを読むよりネットが便利になった「今」こそ、この本を読むべきだと思った。

・「サムライの心意気を知ることのできる本
この本の中で好きなところは多いが、時間の無い方は、「あとがき」だけでも読むことをお勧めする。

真の飛行機乗りになるにはどうしたらいいのか、また坂井氏が努力してきた訓練方法、その方向性、信念は、単に戦闘機操縦のみならず、人生においても通用するものだということが分かる。

坂井氏はこう言う、「敵と戦うよりも、自分と戦うことのほうがずっと苦しいことであることを知った」と。「ほとんどの人は持って生まれた能力の30%くらいしか使わずにこの世を去っていっている」「人間は自らがつくり上げた第二の天性で勝負するものだ」とも言っている。

太平洋戦争ではすっかり日本が悪者になってしまっているが、この本を読むと、実際、現場の兵士たちが、いかに勇敢に誇りを持って国を守るたに戦ってきたか、というのが分かる。

今ではすっかり、サムライや武士道の精神を受け継ぐ人達というのはこの日本で見当たらなくなってしまった。サムライの精神というのは、こういうものだ、というのを後世に伝えることのできる貴重な一冊だ。

・「熱くなりたい人へ
男が本気になる戦いとはどれほど熱いものなのかを、文面からヒシヒシと感じることが出来る。読み進めるにつれどっぷりと感情移入してしまい、あたかも自分が零戦を操縦している気がしてくる。そして圧巻は、「あとがき」にあった。これを読み、これは単なる戦記ではなかったのか、と気が付く。本文にはどこにも坂井氏が日常生活でどのような努力をしてきたのかがなく、「まさに才能の人」と感じていたが、あとがきに記された、緻密で弛まない努力を知ることにより、本書は「戦記」から「自己啓蒙書」へと代わった。ここまで戦うこと、自己を高めること、妥協しないことにストイックであった結果、「撃墜王」となった、ということに改めて頭が下がる思いである。また、随所で挿入されている写真が素晴らしい。被写体となっている男達の、「本気の視線」に大いに引き込まれてしまった。

・「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。
とても読みやすかった。飛行機に詳しくなくてもなんなく読んでいける。空戦での命の終わりのあっけなさと、それに対するパイロットたちの心構えが読み終わっても自分の胸の中に重く残った。これは他人に薦めようと思う。先日亡くなった著者のご冥福をお祈りします。

・「戦闘機乗りの生き様は凄い
坂井さんの文章は、小学校の話だとそれらしい文体に、二十歳くらいだとまたそれらしい文体に、現在だと俯瞰したような文体にと、実年齢によって文章の感覚に違いが凄くあって自伝的な話なのに当時の少年が作文をかいているような瑞々しさがある。戦闘機乗りになるまでに散々遠回りをした話をさらっと書いているが「努力」とはこういうことを言うのだなぁと痛感させられる。あとがきにも常に自分を律していることが一番楽なことだと書かれていて、私もそうなりたいなぁと憧れを持って読みきりました。本書の中での凄みは「死の受け入れ方」について触れられていることです。戦闘機乗りになったからには空で死ぬのが当たり前だという姿勢が全編に貫かれていて、戦士した友を涙を流して弔いながらそれがごく自然なことだと感受できるその戦争心理は、訓練で辿り着ける人間の境地を感じます。トップガンの映像が文章から凄い迫力で幾重にも展開されていく強烈な本です。

大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

・「近代化の成功と引き換えに失ったベルエポックを描く
すでに失われた日本のベルエポックを、外国人の目を通して描いています。気をつけたいのは、著者が強調しているように、これは普遍的な「日本」論、「日本人」論ではないということです。19世紀(江戸末〜明治中期)の、特定の時代の日本を摘出しているのです。

さらには、当然あるに違いないダークサイドにはあえてふれず、良き面を中心に描いています。これも著者が強調しているところで、「何々について触れていない!」という批判はお門違いなのです。

この時代、人びとが、いかにゆったりと、足るということを知り、幸せに満ちた生き方をしていたか、著者の全面的な共感とともに、私たちも共感し、おもわず涙がこぼれそうになります。しかし、近代化の成功と引き換えにそれは失わざるを得なかったということで、胸がつまる思いがします。

・「日本史像の再検討を迫る本
この本は明治以降の近代化以前の日本社会を、幕末から明治初期にかけて日本を訪れた西洋人の観察記録=文化人類学の検討を通じて、日本社会像に深刻な修正を迫る本となっています。江戸文明とか徳川文明という日本の伝統的生活様式を生き生きと描いています。「素朴で絵のように美しい国」(上高地など近代登山の開拓者ウェストン)「かつて人の手によって乱されたことにない天外の美」「この小さな社会の、一見してわかる人づき合いのよさと幸せな様子」(明治期の英国商人クロウ)「古い日本は妖精の棲む小さくてかわいらしい不思議の国であった」(『日本事物誌』を書いたチェンバレン)「地上で天国あるいは極楽に最も近づいている国だ」「その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のように優しい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲ではあるが卑屈に堕することがなく、精巧であるが飾ることもない」(英国の詩人アーノルド)と彼らは記した。阿片の持ち込まれた清代末期の中国のように貧困で退廃した世界を見た彼らは、日本が「男も女も子どもも、みんな幸せそうで満足そうに見える」(オズボーン)「個人が共同体のために犠牲になる日本で、各人が全く幸福で満足していることは、驚くべき事実である」(オリファント)。こうした描写の日本社会が、苛斂誅求の厳しいとされていた江戸時代の社会像を、日本の歴史像を再構成することを迫っているように私には思えます。

・「日本人が気にとめていない日本の良さ
この本を読んで、百数十年前の日本の認識ががらりと変わりました。著者は江戸末期から明治初期に来日した外国人識者の目から、当時の日本人にとってはあたりまえすぎて記録にならなかった庶民の生活の息づかいを浮き彫りにしています。幸福そうな笑顔、陽気でよく笑う、礼儀正しく親切、おおらかな性、子どもが大切にされている、動物との共生、仕事や生活そのものを楽しむ。こうしたことが、ある一部の地域や階層のみのことではなく、津々浦々、庶民の最下層にまで行き渡っていたことに目を丸くします。「逝きし世」とは、この輝きに満ちた日本文明が死すであろうことを、西欧文明を持ち込んだ当の外国人識者が、明治初期に既に予見し惜しんでいたということ。墓標として書き残さずにはいられなかったという気持ちがよくわかります。ところが、読後感は意外に明るいものでした。外の目から見ることで、気にもとめていなかった自分の良さを発見することがありますが、ちょうどそんな感じで、私たちの体の中にまだまだ江戸人の豊かさがあることを見た様な気がします。文庫としてはかなりボリュームがありますが、証言集みたいなものですから、章ごとに「」部分を拾い読みしていくだけでも要点はつかめます。常識を覆す良書です。

・「かつては日本もアジアの民だった
いまこの本を読むと、幕末から明治にかけての日本を訪れた西洋人の目に映った日本人の姿が、かつて自分が旅したインドやネパールで触れたアジアの民の姿とだぶって見えてきてしかたがなかった。空間を移動することで初めて知った驚きが、実は時間軸をずらせば、自分の祖先がすでに体現していた文明のある一面でもあったことを知った驚き。しかもそれはすでに近代とともに滅び去った文明の姿でもある。生きるとは何か。歴史とは何か。民族とは何か。読んでいて随所で笑い、また目頭を熱くする思いを禁じえなかった。長く記憶に残る書物である。

・「冷静に失われた過去を観るということ
まず、本書が思い入れたっぷりな懐古趣味や、実現方法の裏づけのない単なる復古趣味に陥ってない点は十分強調しておかねばならない。何度も著者が断っているように、きちんと現在を語ろうと思えば、そこへ至る過程で連なってきた事や捨て去り、滅び去ったことどもを、冷静に見据えましょうということだ。但し、原因→結果というイメージではなく、もっと微視的で脆い感じだ。それを著者は「文化」と表現する。

本書の衝撃はフロイスを初めて読んだときのものとは少し異なる。著者もやはり外国人の目をかりてはいる。しかし、異なるのは、現在とは共約不可能な文化がかつて存在し、そしてそれはもはや滅び去ったアトランティスなのだという強い確信だ。日本人自身による内的な「異文化」体験といういささか屈折した立位置に著者の視線はあるわけで、それがこの著作からある種のストイックな風合いを感じる理由になっているように思える。多少のブレや変遷はあれ、過去から現在へと連綿と同様の文化が続いている、と思っている方にはぜひ一読を薦める。厚めの本であるが、平易かつ美しい文章であり、中・高校生に是非読んでほしい一冊である。「石原都知事絶賛!」という紹介の仕方は、杞憂かもしれないが、妙な先入観を与えるので本書にとっては必ずしも良いとは思わないです。

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) (詳細)

氷川清話 (講談社学術文庫)

・「おお、そうかい。
おれの本が今でも読まれているのかい。自慢話?そうとるやつには言わせておけばいいのさ。おれはあの頃、国の事のみを考えて自分がどうなるなんぞこれっぽっちも考えずにやっていたからね。誰に遠慮も無い、なんでも言えるわけさ。この国の政(まつりごと)を預かっている連中なんか、腹に、自分が良く思われたいだの、自分の為になるかだの、考える事が後ろ暗いものだから、自分のやったことがおれのように話せないのだよ。徳川の時代には、日本の中に藩という国がありお互いの付き合いは外交関係だよ、維新の後外国との関係を小さな国であれだけうまくやれたのは、その素地が生きたし人が数いたんだよ。

なに、今の政府はアメリカ一辺倒だと。それで今の国の頭は神奈川かい。おおかた、ひい祖父さんの代に黒船に腰を抜かし、大東亜戦争のあとに来たアメリカ艦隊に肝をつぶしたくちだろう。アメリカも日本が無ければ立ち行かない国だよ、そのところをよくよく考えてごらん。で、目が覚めた。「海舟余波」を一緒に読むことをお薦めします。

・「「今の日本」に勝海舟を!
勝海舟といえば、一般的に知られているのは、明治維新で活躍し、当時の日本に珍しく周囲の意見に振り回されず、外国に公平な目を向けていた人物というイメージだろう。

だが、本書では、維新前後はもちろんのこと、維新後から日清戦争までの彼の慧眼ぶりが、みごとに記されている。日清戦争で死んだ清側の戦艦隊長はかつて勝が指導した人物だったという下りなどは、いかに彼が博識で広い活動を行っていたかということが分かると同時に、彼の人間としての苦悩が伝わり胸がいたくなる。

世界のどこかで戦争が起こり、かついろいろな意味で日本がとるべき態度を決定することが待たれる今こそ、勝海舟の世界に向けたまっさらな眼とその心意気に触れるべきではないだろうか。勝が吉本に語ったものを元に、しかし歪曲された史実は考証し直し描かれているので、安心できて読みやすい物になっている。

・「勝海舟大自慢話集
勝海舟-「大砲の音一発で世界に目を開くことができた男」(みなもと太郎)。時勢を的確に見抜き江戸幕府に引導を渡した彼が、晩年に語った言葉を集成した本である。謙譲の美徳、という道徳観は日本人の失われた長所だとよく言われるが、彼はそんなもの、微塵も持ち合わせていなかったのだろうか、それとも老齢のなせる技か、本書は全編が自慢話、と言って過言ではない。しかし、かえって彼の人間らしさが出ていて好ましくもある(微笑ましい、というべきか)。

現代は豪傑不在の世の中であるが、明治の半ば、すでに彼はそれを嘆いている。彼はいわゆる「能吏」を高く評価せず、これに対し「豪傑」のある種いい加減さ、無責任さ、に対しては寛容である。これは庶民一般に共通する感情であるが、豪傑の傍に居てその補佐をする人間の苦労は、並大抵ではないのである。それを評価しないのは、本来公平ではない(私自身は「補佐」にまわる性格なので、これだけは言いたかった。私が誰かわかる人は、わかるでしょう?)。まあ、彼自身が豪傑なんだから、仕方ないけれど。

また、彼がいかに開明家であったとしても、その心根はやはり武士道が基本である。命よりも至誠を重んずる。また、門閥嫌いだと聞いていたが、晩年の彼はどうもそうでもない。若い頃の彼の、生の言葉も知りたいと思う。

なお、本書はいきなり本編を読むのではなく、必ず序文から読んで欲しい。かつて流布していた吉本襄編集「氷川清話」がいかにでたらめであるかについて、憎悪の感情立ち上る激しい筆致で攻撃している。確かに歴史はこうして歪む。勝海舟自身が「歴史はむつかしい」(p.311)と言っているとおり。

通読には多少の努力を要するが、歴史的に貴重な文献がこれだけ面白く読めるのだから、一応星5つとした。

・「人間の表裏
勝海舟、この方を馬鹿にしちゃいけねぇ

口は悪いが粋な御仁

なんで口が悪いかって?

いい質問だ

俺が思うに“至誠”という二文字を

魂に刻んでいるから

それに反する言動に対しては厳しいだけのことじゃないのかね

深みのある人物とは、このような人のことを言うのかもしれない

自ら高みへと目指すあなたに必見の書です

・「稀有の見識者
全編海舟の人間味にあふれた本で、一気に読んでしまった。とりわけ驚かされたのは、日清戦争に対する評価である。福沢は言うに及ばず、鴎外、漱石、日露戦争時に非戦論を唱えた内村鑑三でさえ支持したというのに、犬も食わない「兄弟喧嘩」と斬って捨て、「大反対だったよ」とこともなげに述べている。

「おれの意見は日本は朝鮮の独立保護のために戦つたのだから土地は寸尺も取るべからず」として、その代り償金をたくさんとってそのカネで支那に鉄道を敷設して、支那に交通の便を図ってやる、というのである。床屋政談の気味がなくもなく、ご隠居の放言といってしまえばそれまでだが、発想の自在さといい、バランス感覚といい稀有の人といわざるを得ない。

氷川清話 (講談社学術文庫) (詳細)

あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書)

・「強烈な思い込みのみで書いた手抜き本
多くの方が指摘しているように、一切の参考文献の記述もなければ、ほとんどの証言者が氏名を明らかにしていない、甚だいいかげんな本である。無知と思い込みだけで当時の指導者層を無能と断じる筆者は傲慢この上ない。あとがきで「あの戦争の目的はなんだったのか、あの時代の指導者は結局何一つ説明していない」と書いているが、(反論すべきことはあるにせよ)当時の指導者であった近衛文麿や東條英機の残した証言に対し目を通したのだろうか?二・二六事件以降、「それを怖れるかのように」天皇は徹底して口を噤みただ追認するのみ(P68)と述べているが、これは筆者の勝手な思い込みに過ぎない。立憲君主制度の下、天皇自身が自らの意見を強く押し通すことを厳しく戒めていたことをご存知ないのだろうか?「悪いのは英米だと軍部が巧みに導いた(74P)」と日本の軍部のみを一方的に非難しているが、排日移民法の制定、蒋介石への資金援助など、開戦前から明らかに日本に対し敵意をむき出しにしていた米国の態度も全く無視する偏向ぶり。海軍が石油備蓄量を正確に伝えなかったこと(90P)を鬼の首をとったように書き立てているが、米国によるブロック経済による締め付けと石油を禁輸といった歴然とした事実をこれまた過小評価。「曖昧なまま始まってしまった太平洋戦争(99P)」とこれまた勝手な表現があるが、日本による戦争忌避の為の必至の外交努力とそれを全く無視する米国の開戦を欲する意図に目をつぶっている。さらには”欧米からのアジア地域の解放“を「表向きの名目にすぎない」(104P)、”戦争の目的が自存自衛である”ことは「きれいごと」に過ぎない(121P)と断ずる筆者は、米中にこそ正義ありとでも思っているのだろうか?狭い視野で一方的に日本のみを悪く言い立てる、この本があの戦争をしる入門書とはとても言えた代物ではない。

・「唖然。
既に述べられているが、実は日本には石油があったなど唖然としてしまう事が書かれている。しかも情報の裏付けがお粗末すぎる。何故日本が戦争に巻き込まれたか→日本が戦争をしたかったから。当時の世界情勢を知っていて書いているのだろうか?結局この本も日本を貶めたいイデオロギーを持ったこれまでの本となんら変わりないと思う。残留日本兵に対して歴史に葬られた真の英雄扱いしているが筆者のような考えの知識人たちが葬ってきたのではないか?矛盾しすぎている。知識整理したければ他の本を読んだほうがいい。もう一度いうが情報がお粗末過ぎる。この本がいいたいのは日本が愚かで戦争を起こした。と言っているのである。

・「週刊誌ジャーナルの低レベル
『あの戦争は何だったのか』おっ刺激的なタイトル、副題『大人のための歴史教科書』ふんふん。包括的なさきの大戦批判に見えた。おっいいなと思った、が、失望。時々の新聞ネタやら信用できるかどうかわからぬ聞き語り引用して、新しそうに再編成してる、つまらぬ歴史ネタ本。床屋政談というコトバがあるが、まったく無責任な床屋政談だ。TVのクール変更時にやる番組総集編ともよく似てる◇「大人のための歴史教科書」という副題。大人に歴史を包括的に語るには、必然的にどこかの立場に立たざるを得ない。ところが、『歴史を歴史として提示しようとすればするほど、必ず「侵略の歴史を前提にしろ」とか「自虐史観で語るな」など言った声がわき上がる...』→をいをい。マッカーサーが米国議会で日本の戦争は自衛戦争であったと証言した事実がふっとんでしまう、噴飯論議。『何のために310万人もの日本人が死んだのか、きちんと見据えなければならない』と最初に著者は言うが、答えが全く書かれていない。太平洋戦争という呼称自体が歴史を軽んじている。大東亜戦争だろ、敗戦までは。◇国際情勢にほとんど目をむけないのもこの著作のサイテーなところ。エネルギーの不足で南進、北進論があったというが数値の裏付けがない。私見だが、南進北進論の両者の論拠を示さねば「歴史教科書」にならない◇

もうひとつ164Pの『日本の「絶対国防圏」という図。昭和19年というが、果たしてそうかい?出典書いてないからどうしようもない。◇むずかしい話題だから包括的な理解は求めるほうがムリかもしれん。と同情はするが、歴史教科書といいながら致命的なのは、参考文献をいっさい紹介しないこと。◇売文業者の見本だな。

・「この本は何だったのか
本書にはところどころ首を傾げざるを得ない記述がある。そのひとつが「援蒋ライン」は軍部のでっちあげで日本に「石油はあった」とあること。こんなことは初めて聞いた。しかも海軍国防政策第一委員会の石川信吾と岡敬純らが「裏のシナリオ」を書き戦争を誘導した「真の黒幕」だともある。根拠は陸軍省軍務課にいたある人物(匿名)の証言というが、これを信じろというほうが無理だ。本書の史的資料価値には大いに疑問がある。

・「何が言いたいのでしょう・・・?
 本書のタイトル、帯の塩野七生氏による惹句、そして「善悪二元論ではなく、左右どちらにもバイアスのかからない視点から太平洋戦争全体を考察する」という前書き・・・それらに期待して本書を手にすると、完全に肩透かしを食らいます。

 読者は、2・26事件から降伏文書調印に至るまで、なんらの新事実にも、新鮮な考察にも、見落とされてきた資料にも触れることなく、太平洋戦争に関する一般常識的な記述に付きあわされます。 しかも、多くの読者にとっては既知の、これまでさんざん書かれてきた事実を延々と書き連ね、ところどころに単純な「感想」(とても「考察」などと言えるレベルではありません)を挟んでいるだけ。しかも、その「淡々とした」記述の合間に、いまなお評価が定まらず新事実も発掘されつつある「天皇と戦争の関係」について、さらっと書き流しています。

 他の評者の方が、「参考文献すら載っていない」と仰っていましたが、いくつかの資料的な部分の記述をのぞき、参考文献すら必要ないほど安直に書きなぐった本、という印象ですので、参考にされた文献の著者に迷惑がかかるから載せなかったのではないでしょうか?(これは皮肉ですけど)

 大学の卒論レベルですらありません。左寄りの戦争関連本を読むと苛立ちを感じることがありますが、そういう自分の考えと相容れない主張の本でも、「カネ返せ」と思ったことはありませんが、この本は・・・ 願わくば、私のように帯や前書きに惑わされて買う人がこれ以上出ないよう、早く店頭から消えて欲しいものです。

 なお、本書の粗笨な記述よりは、かつてNHKが放送した「シリーズ太平洋戦争」や半藤一利氏の著作、ジョン・ダワー氏の特異な視点からの著作などの方がはるかにためになります。

 でも・・・おそらく著者と出版社はこれらのことなんか百も承知で、新書ブームに乗っかって稼いでるだけなんでしょうね。。。

あの戦争は何だったのか―大人のための歴史教科書 (新潮新書) (詳細)

昭和史 1926-1945

・「全国の学校で日本史の教科書として採用してほしい本
満70歳を迎える私だけでなく、戦後の教育を受けてきた人のほとんどが、歴史の授業ではいつも昭和の時代に辿り着く前に3月の年度末を迎えてしまい、時間がないということで昭和の歴史を教えてもらえませんでした。あるいは、当時の教師の誰もが、未だ余りにも生々しく体験した時代を「歴史」として教える勇気を持たなかったのかも知れません。結果、自分達にとって最も大切な時代の歴史に対する感覚が全く欠落した民族が出来上がってしまい、今やそのことが日本人を取り巻く様々な面で様々な問題を起しています。特に今の時期、学校の歴史の授業はまず「昭和の歴史」からじっくり教えた後、順に過去に遡っていく方式を採るべきであり、半藤さんの「昭和史」、特に前巻の(1926→1945)は全国の中学、高校で歴史の時間の初めに半年、一年かけてでもぜひ教えてほしいほどの内容をもった、共通の教科書としての充分な価値のある、優れた著書だと思います。間もなくまた、八月十五日がやってきます。マスコミは今年も恒例のように、戦争中の四年間に起きた事の悲惨さだけを伝えて、「平和への祈りを世界に向けて発信した」と自己満足に陥るだけでしょう。「悲惨な戦争の記憶を風化させないために」と言いながら、その「戦争の悲惨さ」さえ年々美化されつつあるような観さえあります。それよりも戦争がなぜ起きたか、どうして日本が愚かな戦争に突き進んで行ったのかを冷静に見つめることの方が、世界平和の実現に向けて努力するためには、はるかに大切なことなのです。日本中の年寄りも若者も、戦争を多少知っている人も全く知らない人も、この本によってその問題に対する正しい知識を持ってほしいと思います。

・「小説的のように読みやすい歴史書
「ノモンハンの夏」など第二次世界大戦に関する多くの歴史小説の著者である半藤一利が、昭和元年から終戦までを語ったもの。人物を中心に書かれているため、小説のように面白く一気に読むことができる。一方で、その人物像は著者の好き嫌いが明確に反映されており、すべてを鵜呑みにするのは危険である。また、戦争を日本軍という組織や日本という国家の失敗としてではなく、政治家や軍人の個人の責任や問題であるような書きぶりであり、論理的、包括的に戦争やその問題点を理解することはできない。それでも、戦争の時代をここまで細かく興味深く描き出した本書は、著者の莫大な知識をもってのみ可能である力作であり、日本人として一度は読んで損はない本であると感じた。

・「一番近くて遠い戦前昭和という時代
私はぎりぎりの昭和生まれであって、昭和という時代についての知識は中学校教科書の枠を出ない。この時代の日本に生まれながら、自分に直接つながる歴史を知らないことが歯がゆかった。けれども、昭和について書かれた本は敷居が高く、今まで手を出せずにいた。

そんなときこの本に出会った。まさに語りかけるように、昭和という物語が綴られている。どんどん引き込まれていって、読むことが全く苦ではなかった。

今、日本は歴史の転換点にきている。日本の独立とは何なのか。新たに憲法を自ら作るのか。自衛隊を自衛軍とするのか。その選挙に立ち会うことになるだろう自分は、どういった判断を下したらいいのか立ちすくんでいたが、この本にヒントと教訓を与えられた。

過去に日本が軍を持ったとき、何が間違っていたか。どうして失敗して、負ける戦争に突っ込んでいったか。この本は教えてくれる。それも、今までの日本自虐史観でもなく、最近出てきた米国悪玉論でもない。当時のいたし方ない世界状況の中で、日本の悪かったところはきちんと悪いと指摘している。

今の日本の外交に不安を持っている人、日本の未来を決めかねている人にぜひ読んで欲しい本です。

・「何が日本を戦争に駆り立てたか
昭和に入ってから終戦までの日本の数々の愚行をわかり易く辿る、戦後60年に読むにふさわしい良書。司馬遼太郎が「こんなものは日本ではない」と灰皿を叩きつけたくなった気持ちがよくわかります。軍部の暴走が戦争を招いたというのは良いとして、疑問に思うのは、①軍部はなぜそこまでして戦争をしたがったのか②なぜ軍部の暴走を止められなかったのか③なぜもっと早く戦争を終わらせられなかったのかです。帝国主義ゲームの中での日本のポジションや、日本人のメンタリティや当時の日本国の権力組織構造など多くの要因があるのでしょうが、この先、何度問うても納得のいく答えは自分の中で生まれない気がします。納得するということはそれを認めるということだからです。今後同じ過ちを起こさないために、「戦争をしない」と決めるのは簡単ですが、それはアメリカの庇護なくして成立し得ないことであり、我々はもっと現実的な解決方法を考えなければなりません。考えるに、そのための方策は、正確な事実認識に基づいた情報分析力と迅速な行動力、そして空気に流されない強い意思を国民一人一人が身に付けるということだと思います。それが出来ないと、日本は第二の敗戦のようなことを繰り返すんじゃないでしょうか。

・「著者の持論が押しつけがましい?
日経ビジネスで、昭和初期の歴史をわかりやすく解説してくれる一冊と紹介されていたので手にしました。

学校の授業では数分で終わらせられる昭和史を、日露戦争から太平洋戦争に展開して行った大きな流れを、政治、軍隊、社会、マスコミなどの動きを取り上げて、わかりやすく解説している点は大変評価できます。

でも、あくまでも大雑把な流れの簡単な説明に止まり、詳細については著者の他の出版物を参考に…と繰り返されるところには、歴史本好きとしては物足りなさを感じてしまいました。一方、やたらと数字や名前や引用(および常用語での解説)が多く、でもその数字(特に軍隊の人数など)の意味するところがなかなか伝わって来なくて、こういうところで細かくならなくても、というイライラした気にもなってしまいました。

また、戦争に突入せざるを得ない状態になってしまった日本という国や人々の愚かさ、それが今日の日本にもあるのでは、という著者の危惧は理解できるし賛同できますが、あくまでも著者自身の持論と捉えざるを得ない、多少偏った、強調多用の書き方が、逆に著者の歴史的解釈に疑問符をかけてしまい、ひねくれた性格の私は素直に頷けなかったです。(但し、著者の言ってること自体には完全に賛同しています。戦争で解決しようとするほど愚かな行為はありません。)

戦争の卑劣さを伝えるならば、まだ小説の方が効果的では、という印象を受けてしまいました。

昭和史 1926-1945 (詳細)
ページ上部へ▲

キーワード検索:

シンプルアマゾン:-CD-DVD-ゲーム-おもちゃ-PCソフト-PC&電子機器-家電&雑貨-時計&バッグ-アパレル&シューズ-スポーツ&アウトドア-ヘルス&ビューティ-ベビー&マタニティ-アダルト | モバイル版(ケータイ)

QRコードケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。

シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。

簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。


©2009 1sas.net.