英語対訳で読む日本の歴史 (じっぴコンパクト) (詳細)
中西 康裕(監修), Gregory Patton(翻訳)
「興味を持って英語が読めます」「日本人が英語を勉強するための本」「これはすばらしい。」
南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった (詳細)
日本の前途と歴史教育を考える議員の会
逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー) (詳細)
渡辺 京二(著)
「近代化の成功と引き換えに失ったベルエポックを描く」「日本史像の再検討を迫る本」「日本人が気にとめていない日本の良さ」「かつては日本もアジアの民だった」「冷静に失われた過去を観るということ」
詳説日本史研究 (詳細)
佐藤 信(編集), 高埜 利彦(編集), 鳥海 靖(編集), 五味 文彦(編集)
大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)
「最高の戦記。」「サムライの心意気を知ることのできる本」「熱くなりたい人へ」「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。」「戦闘機乗りの生き様は凄い」
時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで (詳細)
香川 元太郎(著)
「題名だけではわからなかった面白さ」「緻密な絵に引き込まれる…」「大人向け?」「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう」「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです」
大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)
「同シリーズの上巻に続く下巻!」「現実の戦いとはこういうもの!」「いかにあろうとも、、、」「サムライの言葉に勇気づけられました」「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。」
日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫) (詳細)
網野 善彦(著)
「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす」「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊」「歴史を学ぶ楽しさ」「文句無く面白いのだが・・・」「わかりやすい入門書」
井沢式「日本史入門」講座〈5〉朝幕併存と天皇教の巻 (詳細)
井沢 元彦(著)
「武士とは?天皇とは?幕府とは? 井沢史観エッセンス」
「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
・「興味を持って英語が読めます」
日本史を易しい英語で読む本です。 かつて学んだ日本史のおさらいをしながら,英語の学習もできます。 英文,和訳文に番号をつけて,英文と和訳文を対応しやすくしてあります。 英語の文章を読むのはハードルが高いですが,あらかじめ内容がわかっている日本史なら,がんばって読めそうです。 「日本史を英語で読んでるんだよ」なんて,ちょっと示しをつけられそう。
・「日本人が英語を勉強するための本」
外国人にいかに英語で日本の歴史を説明するか、という観点で書かれた本ではない。例えば日本史独特の用語がそのままローマ字で表されており、何の説明もない。また、所々で挿入されている漫画が、日本史の概要を知っていて、かつ日本語を読める人でないと理解できない。読む方でなく、そちらに興味があったので、評価が低くなりました。どちらかといえば、日本史を忘れかけている人が、日本通史をざっと読めるという意味で役に立つ本。歴史の初学者だと日本人でも理解できないと思われるところがたくさんあり、歴史が初めての人向けでもない。
・「これはすばらしい。」
表紙に「中学レベルの英語で、日本の歴史がここまで説明できます。」とある。 たしかに、文法的には中学レベルであるようだ。 しかし、単語レベルを見るとassassinate、aliance、give in など、これは英字新聞には常識的によく出てくるレベルの高さである。 となると、つまりは、この本は、大学受験を終えたあたりの学生か、英語をやりなおしたい社会人向けである。 熟語力はないし、英米の習慣がよくわからない、口語表現が苦手だ。けれども、単語だけなら・・・けっこうたくさん丸暗記した。いや、暗記だけしてしまったので、単語を文章のなかで読みこなしていきたいし、あわよくば日本史を勉強したい。そういう私みたいな人にはベストの本である。 文章に高校時、教科書にやったようにこまめにアンダーラインを引いては単語の意味を併記していあるのには助かる。 そして、身近に対訳があるので、無駄な動きをせずにすむ。 つまり、辞書を引く手間はいらない。また、対訳のおかげで文法に悩むことなくよめる。おかげで、ストレスが少ない。 単語だけは楽に発音できるように訓練をしてきている方なら、たぶんスラスラ音読できる。 音読を繰り返すうちに文章の中で意味がすんなり入ってきて、それが心地よく感じると思う。 これはすばらしい本である。ほかに、同じようなタイプの本はないだろうか。
・「近代化の成功と引き換えに失ったベルエポックを描く」
すでに失われた日本のベルエポックを、外国人の目を通して描いています。気をつけたいのは、著者が強調しているように、これは普遍的な「日本」論、「日本人」論ではないということです。19世紀(江戸末〜明治中期)の、特定の時代の日本を摘出しているのです。
さらには、当然あるに違いないダークサイドにはあえてふれず、良き面を中心に描いています。これも著者が強調しているところで、「何々について触れていない!」という批判はお門違いなのです。
この時代、人びとが、いかにゆったりと、足るということを知り、幸せに満ちた生き方をしていたか、著者の全面的な共感とともに、私たちも共感し、おもわず涙がこぼれそうになります。しかし、近代化の成功と引き換えにそれは失わざるを得なかったということで、胸がつまる思いがします。
・「日本史像の再検討を迫る本」
この本は明治以降の近代化以前の日本社会を、幕末から明治初期にかけて日本を訪れた西洋人の観察記録=文化人類学の検討を通じて、日本社会像に深刻な修正を迫る本となっています。江戸文明とか徳川文明という日本の伝統的生活様式を生き生きと描いています。「素朴で絵のように美しい国」(上高地など近代登山の開拓者ウェストン)「かつて人の手によって乱されたことにない天外の美」「この小さな社会の、一見してわかる人づき合いのよさと幸せな様子」(明治期の英国商人クロウ)「古い日本は妖精の棲む小さくてかわいらしい不思議の国であった」(『日本事物誌』を書いたチェンバレン)「地上で天国あるいは極楽に最も近づいている国だ」「その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のように優しい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲ではあるが卑屈に堕することがなく、精巧であるが飾ることもない」(英国の詩人アーノルド)と彼らは記した。阿片の持ち込まれた清代末期の中国のように貧困で退廃した世界を見た彼らは、日本が「男も女も子どもも、みんな幸せそうで満足そうに見える」(オズボーン)「個人が共同体のために犠牲になる日本で、各人が全く幸福で満足していることは、驚くべき事実である」(オリファント)。こうした描写の日本社会が、苛斂誅求の厳しいとされていた江戸時代の社会像を、日本の歴史像を再構成することを迫っているように私には思えます。
・「日本人が気にとめていない日本の良さ」
この本を読んで、百数十年前の日本の認識ががらりと変わりました。著者は江戸末期から明治初期に来日した外国人識者の目から、当時の日本人にとってはあたりまえすぎて記録にならなかった庶民の生活の息づかいを浮き彫りにしています。幸福そうな笑顔、陽気でよく笑う、礼儀正しく親切、おおらかな性、子どもが大切にされている、動物との共生、仕事や生活そのものを楽しむ。こうしたことが、ある一部の地域や階層のみのことではなく、津々浦々、庶民の最下層にまで行き渡っていたことに目を丸くします。「逝きし世」とは、この輝きに満ちた日本文明が死すであろうことを、西欧文明を持ち込んだ当の外国人識者が、明治初期に既に予見し惜しんでいたということ。墓標として書き残さずにはいられなかったという気持ちがよくわかります。ところが、読後感は意外に明るいものでした。外の目から見ることで、気にもとめていなかった自分の良さを発見することがありますが、ちょうどそんな感じで、私たちの体の中にまだまだ江戸人の豊かさがあることを見た様な気がします。文庫としてはかなりボリュームがありますが、証言集みたいなものですから、章ごとに「」部分を拾い読みしていくだけでも要点はつかめます。常識を覆す良書です。
・「かつては日本もアジアの民だった」
いまこの本を読むと、幕末から明治にかけての日本を訪れた西洋人の目に映った日本人の姿が、かつて自分が旅したインドやネパールで触れたアジアの民の姿とだぶって見えてきてしかたがなかった。空間を移動することで初めて知った驚きが、実は時間軸をずらせば、自分の祖先がすでに体現していた文明のある一面でもあったことを知った驚き。しかもそれはすでに近代とともに滅び去った文明の姿でもある。生きるとは何か。歴史とは何か。民族とは何か。読んでいて随所で笑い、また目頭を熱くする思いを禁じえなかった。長く記憶に残る書物である。
・「冷静に失われた過去を観るということ」
まず、本書が思い入れたっぷりな懐古趣味や、実現方法の裏づけのない単なる復古趣味に陥ってない点は十分強調しておかねばならない。何度も著者が断っているように、きちんと現在を語ろうと思えば、そこへ至る過程で連なってきた事や捨て去り、滅び去ったことどもを、冷静に見据えましょうということだ。但し、原因→結果というイメージではなく、もっと微視的で脆い感じだ。それを著者は「文化」と表現する。
本書の衝撃はフロイスを初めて読んだときのものとは少し異なる。著者もやはり外国人の目をかりてはいる。しかし、異なるのは、現在とは共約不可能な文化がかつて存在し、そしてそれはもはや滅び去ったアトランティスなのだという強い確信だ。日本人自身による内的な「異文化」体験といういささか屈折した立位置に著者の視線はあるわけで、それがこの著作からある種のストイックな風合いを感じる理由になっているように思える。多少のブレや変遷はあれ、過去から現在へと連綿と同様の文化が続いている、と思っている方にはぜひ一読を薦める。厚めの本であるが、平易かつ美しい文章であり、中・高校生に是非読んでほしい一冊である。「石原都知事絶賛!」という紹介の仕方は、杞憂かもしれないが、妙な先入観を与えるので本書にとっては必ずしも良いとは思わないです。
●大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
・「最高の戦記。」
この本を読んで学ぶべきことはたくさんあります、それはただ機体の特徴、敵の進攻の様子だけではない自分の人生まで影響するような何かです。この本を読み終わったころにはきっと命の大切さ、仲間の大切さ、ここ一番でがんばると言うことなどがわかってきます。こんな本に出合えてほんとに嬉しいいです、ほんとの意味で男とはこう言う人を言うのではないのでしょうか?カバーの死闘の果てに悔い無しとは坂井三郎が自分に満点をあげたと言うことだと思います、いまどきこの世から去るときに悔いがない人などそういないでしょう、自分のすべてを出し切ったからこそこのようなことが言えるのだと思いました。このレビューを読むよりネットが便利になった「今」こそ、この本を読むべきだと思った。
・「サムライの心意気を知ることのできる本」
この本の中で好きなところは多いが、時間の無い方は、「あとがき」だけでも読むことをお勧めする。
真の飛行機乗りになるにはどうしたらいいのか、また坂井氏が努力してきた訓練方法、その方向性、信念は、単に戦闘機操縦のみならず、人生においても通用するものだということが分かる。
坂井氏はこう言う、「敵と戦うよりも、自分と戦うことのほうがずっと苦しいことであることを知った」と。「ほとんどの人は持って生まれた能力の30%くらいしか使わずにこの世を去っていっている」「人間は自らがつくり上げた第二の天性で勝負するものだ」とも言っている。
太平洋戦争ではすっかり日本が悪者になってしまっているが、この本を読むと、実際、現場の兵士たちが、いかに勇敢に誇りを持って国を守るたに戦ってきたか、というのが分かる。
今ではすっかり、サムライや武士道の精神を受け継ぐ人達というのはこの日本で見当たらなくなってしまった。サムライの精神というのは、こういうものだ、というのを後世に伝えることのできる貴重な一冊だ。
・「熱くなりたい人へ」
男が本気になる戦いとはどれほど熱いものなのかを、文面からヒシヒシと感じることが出来る。読み進めるにつれどっぷりと感情移入してしまい、あたかも自分が零戦を操縦している気がしてくる。そして圧巻は、「あとがき」にあった。これを読み、これは単なる戦記ではなかったのか、と気が付く。本文にはどこにも坂井氏が日常生活でどのような努力をしてきたのかがなく、「まさに才能の人」と感じていたが、あとがきに記された、緻密で弛まない努力を知ることにより、本書は「戦記」から「自己啓蒙書」へと代わった。ここまで戦うこと、自己を高めること、妥協しないことにストイックであった結果、「撃墜王」となった、ということに改めて頭が下がる思いである。また、随所で挿入されている写真が素晴らしい。被写体となっている男達の、「本気の視線」に大いに引き込まれてしまった。
・「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。」
とても読みやすかった。飛行機に詳しくなくてもなんなく読んでいける。空戦での命の終わりのあっけなさと、それに対するパイロットたちの心構えが読み終わっても自分の胸の中に重く残った。これは他人に薦めようと思う。先日亡くなった著者のご冥福をお祈りします。
・「戦闘機乗りの生き様は凄い」
坂井さんの文章は、小学校の話だとそれらしい文体に、二十歳くらいだとまたそれらしい文体に、現在だと俯瞰したような文体にと、実年齢によって文章の感覚に違いが凄くあって自伝的な話なのに当時の少年が作文をかいているような瑞々しさがある。戦闘機乗りになるまでに散々遠回りをした話をさらっと書いているが「努力」とはこういうことを言うのだなぁと痛感させられる。あとがきにも常に自分を律していることが一番楽なことだと書かれていて、私もそうなりたいなぁと憧れを持って読みきりました。本書の中での凄みは「死の受け入れ方」について触れられていることです。戦闘機乗りになったからには空で死ぬのが当たり前だという姿勢が全編に貫かれていて、戦士した友を涙を流して弔いながらそれがごく自然なことだと感受できるその戦争心理は、訓練で辿り着ける人間の境地を感じます。トップガンの映像が文章から凄い迫力で幾重にも展開されていく強烈な本です。
・「題名だけではわからなかった面白さ」
題名にある通り、いろいろな時代をモチーフにした迷路がたくさん載っています。勉強というつもりではありませんが、子どもが色々な「時代」を迷路を通じて感じるのは、なんとなく「歴史」を感じてくれるのではないかな?などと思いつつ一緒に読みました。が、はまってしまったのは隠し絵のほう。なかなか見つけづらい隠し絵で、子ども以上に没頭してしまいました。
迷路は迷路で面白いのですが、私にとっては隠し絵ですね。題名だけでは判らなかった。非常に面白い本だと思います。
・「緻密な絵に引き込まれる…」
小学一年生の我が子に購入しました。はじめは図書館で借りて読んでいたのですが、毎日のように眺めているので…迷路、騙し絵などが好きな大人にもGOOD。明治時代以降も載ってれば☆5つ付けました。惜しい…
・「大人向け?」
タイトルと精緻なイラストに惹かれて、手にとってみました。
迷路や隠し絵、騙し絵が盛りだくさん。しかも、結構難しい。思わず、先に答えを見てしまったり…
大人でも充分、楽しめると思います。
・「何となく時代を感じ取りトレーニングにもなりそう」
何となく時代を感じ取り、隠し絵を探すことは、五感を磨くことにもなりとても良いトレーニングを兼ねているのではないでしょうか。テレビやゲームを遠ざける効果もあります。子供にとって面白く興味をそそられる迷路の本のようです。
・「楽しさあふれる素晴らしい作りこみです」
私は小さい頃、大の迷路好きでした。迷路の本を何冊か持っていたのはもちろんのこと、迷路を作る方も好きで、小学校低学年の頃、大型の落書き帳に大小様々な迷路を200個ほど描き込んだ「迷路集」を作り上げたほどです。
『時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで』は、もし私が子供の時に存在していたら、まさに「目からうろこ」のような本です。迷路そのものの完成度が高いのはもちろんのこと、ビジュアル的にも楽しく仕上がっていて、さらに隠し絵やクイズなどもちりばめられており、一つ一つの迷路を何度も繰り返し楽しめるようになっています。一通り解き終わった後も、「まだ何かあるのではないか?」という期待感さえ生まれてきます。
3歳の息子には、まだそこまでの感動を覚えることはないと思いますが、この本で迷路やクイズを解く楽しさの他にも、いつかは作者の「一つ一つの作品に対する心構え」なんかも理解できるようになると嬉しいですね。まあ、どのようにしたら奥深い作品を作ることができるのか…、なんていうテーマは、まだ10年以上先の話でしょうけど。
●大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
・「同シリーズの上巻に続く下巻!」
世界中で英語などに翻訳されて出版されている大空のサムライシリーズの下巻です、やはり実際に零戦に搭乗した坂井三郎の戦記は一味違います、読んでるうちに勝手に想像してしまうのですよ。「なるほど、こっちからグラマンがきてこう攻めたのか。」などと勝手に想像しつつ読んでいるわけですが、いつの間にか理想の人になってしまいました。将来自分もこんな風に立派な人になりたい!と思わせる力があるのでしょう。とくに片目を失いつつも戦列に復帰して15機vs1機での壮絶な戦いの所には興奮してしまいました,,,,特攻出撃に坂井が行くときもやはり極限状態に追い込まれた人間の状況が生々しく書かれています。あまりに素晴らしいので友達に大空のサムライシリーズを全部薦めています、最後は衝撃的な終わり方で物足りない気もしますが、自分はこのシリーズほど衝撃を受けた本はありません。しかもただの戦記ではなくかなり今の生活に人生に役に立つ本だと思います、ちょうど自分ぐらいの年から海軍に入ったのかと思うと、この差をどう考えてよいのかわからなくなります。
・「現実の戦いとはこういうもの!」
戦術論(机上の空論ではなく)ではなく、いちパイロットとして、一対一の戦闘における飛行機乗りの極限状態など、生身の人間がいかに戦ったのかが克明に記されてある。 世界の名パイロット達も認める坂井さんの本。幾つもの死線を潜ってきた者にしか分からない事がある。これは普通の人では決して書けない内容だ。どんな差し迫った事態でも、そこを潜り抜けてきた人たちの告白は実に鮮明で説得力がある。
・「いかにあろうとも、、、」
戦争反対です。ゼロ戦のテクニックはすばらしいものがあったそうです。男も女も戦地にゆくのにどれだけの犠牲をしいて行ったのか?一人ひとりの物語としては美化しすぎではないかとおもいます。 戦地へおもむくという事が男のロマンやスキルでかたってはならないとおもいます。どれだけの死を認めれば戦いは終わるのでしょうか。わたしは戦争という特殊な世界ではなく、人として本当は戦いたくなかったのだと信じたいです。 亡くなられた人達のご冥福を祈りつつ、読み手もカッコイイと思わず、記録として身構えて読むほうがただしいのでは、、、
・「サムライの言葉に勇気づけられました」
392ページあとがきに代えて、を読み丁度悩んでいた今の私を勇気づけてくれました。
「戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。 辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。 むしろこちらが勝っている場合が多い。その辛い最後の一瞬を、 必ず勝てるという信念で頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人 であって、その苦しい最後のときにヘタばった人が、必ず落とされる運命にある。」
これは、サムライが空戦に学んだ自己制御として、巴戦で敵戦闘機と一騎打ちをする際に、最後に頼れるのは自分自身のみであることを振り返っているくだりです。
もはや精神論以外の何物でもなく、今時・・・なのかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。これは自分を信じること、頑張り抜くこと、その先に道が開けることの真理だと思います。
辛いときこそ、冷静になるべきだとは、いろいろな悩みを抱える現代の社会人にも、きっと勇気や救いの一言となると思います。
戦争を美化することでもなく、むしろその虚しさをサムライは伝えています。戦記というよりは、もっと深い心構えを教えてくれる本です。
・「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。」
常に戦争をしてる日々が続くとこうなってしまう。この本を読むと朝はいた奴が夜はいない。一体こんなことが日常茶飯事になったら今の我々はどうやって向かい合って生きていけば良いのだろう。しかし今となっては遠い昔、こうやって戦い続けた日本人がいた。ごく1部の誤った指導者のお陰で。終戦を知った坂井が「死んだ仲間が一番可哀想だ。」。 今、彼は笹井中尉の元に仲間達の元に還った。「虎は千里を行って千里を還る。」
・「「日本の歴史をよみなおす」をよみなおす」
本書は、筑摩書房より刊行された「日本の歴史をよみなおす」(1991年)と「続・日本の歴史をよみなおす」(1996年)を一冊にまとめて文庫化したもの。原著が〈ちくまプリマーブックス〉という若い人向きの叢書だったこと、編集者に語ったものを文章に起こすという方式をとったことなどから、網野善彦の著作の中でも、平易な文章で判りやすい。網野史学の入門書としては最適だろう。ただし、網野善彦のもっと専門的な著作をすでに何冊も読みこんでいる読者には、目新しい記述があるわけではないので、特に買う必要のない本といえる。また、著者没後の出版でもあり、加筆修正もないので、原著を既に読んでいる読者にも、買う必然性はないだろう。これから網野善彦を読んでみたい人、日本の歴史(殊に中世史)に興味はあるのだけれど、小難しいのはちょっと……という人にこそ、おすすめしたい一冊である。
・「日本の、特に中世の歴史への見方が深まる一冊」
最近読んで、日本の歴史などの記述がとても面白かった本に、松岡正剛『17歳のための世界と日本の見方』(春秋社)があります。その講義の中で、「網野善彦さんのような日本歴史の研究者が、非定住型の人々を中心にした歴史観を打ち出し始めて、私はおおいに共感しています。網野さんの本は一度読んでみてください」とあって、それで本書を手にとって読んでみました。 日本の歴史のなかで、南北朝動乱期の14世紀を境にして、文字の普及や貨幣の流通、それに伴う商業と金融のあり方が大きく転換すること。とりわけ興味を惹かれたのが、14世紀を境として「穢れ(ケガレ)」の観念が大きく変化したこと、とともに、中世の非人や河原者など被差別民たちの社会でのあり方の変遷を考察した「畏怖と賤視」の章でした。 歴史の教科書の表面的な記述だけでは絶対にうかがい知ることのできない歴史の真の姿が、生き生きと立ち上がってくるかの如き記述。深く、幅広い歴史の暗がりへの洞察力。鮮やかに目を開かれる思いがしましたね。歴史的な絵図が多く掲載されているのも、中世の人々の様子が伝わってきて、リアルな雰囲気を出していました。 日本の歴史のさらに深く、さらに奥へと分け入ってみたくなった時、その取っかかりとなるにはまず格好の一冊ではないでしょうか。本書を読んで、日本の歴史の暗がりを垣間見せてもらった気がしました。
・「歴史を学ぶ楽しさ」
「百姓は農民ではない」「日本は孤立した島国ではない」「日本人は単一民族ではない」「東日本と西日本はもともと違う文化圏である」――戦後、ステレオタイプ化された保守主義と進歩史観が横行するなかで、新視点からの問いかけを発し続ける歴史学者・網野善彦氏。本書を通して「歴史を学ぶことは楽しい」ということを実感できる。新しいことに触れる楽しさ。「知る」ことに対するワクワクするような高揚感。年表など傍らに投げ置いて、過去という闇の中に埋もれてしまった歴史というドラマを堪能できる。社会に出てから歴史を眺めなおすと、学生の頃には感じなかった全く新しい発見、驚きがある。そんなあれこれが散りばめられた珠玉の一冊だ。
・「文句無く面白いのだが・・・」
網野史学の入門書という本書の立場は、著者が筑摩書房の社員を対象に話した内容をまとめたもの、からも揺るぎないものであろう。そんなわけで著者としては若い人に読んでもらいたいとあとがきにも書いてある。その辺り、意気込み的には文句のつけようがないのだけど・・・話口調をそのまま編集した本書、これ読みやすいって言う人もいるのだろうけど、私的には大変読みづらいものでした。折角の既存歴史観を覆す「網野史学」の入門書ならば、もっと体系的に対比的、スキーム的に編集できなかったのかしらん、と少々惜しい気が。しかし、内容は文句なく面白く、推薦本です。
・「わかりやすい入門書」
あみの史学をいくつか読んだけど、難しかった。今回のは、そうでもない。入門書です。
人間の生活史を書いてきた人で教科書には、出てこないことがいっぱい出てきます。
取り上げられている中。大正天皇が死んだときその遺体を運んだ人はどういうところの人だったか?
こういう豆知識が連発で出てきます。で、これを読んだあとに、隆慶一郎を読むとさらに理解が深まるわけです。
・「武士とは?天皇とは?幕府とは? 井沢史観エッセンス」
このシリーズは第1巻から楽しく読んでいますが、およそ1年ぶりの新巻である。その間に、今さらながら本家の「逆説」シリーズを読み始めたので、本シリーズの存在意義とは何なのかと考えてしまいました。一言で言えば、著者のその後の歴史観に若干修正しつつも、基本的には「逆説」シリーズをよりコンパクトにわかりやすく書いた、より初心者向けの井沢史観の入門シリーズなのだろう。本著は個人的に「逆説」シリーズで最も興味深かった第5巻のエッセンスを詰めたもので、武士とは?天皇とは?幕府とは?を、井沢史観特有の(本来なら重要な要素であるべきだが)、「穢れ」「怨霊」「言霊」思想・宗教観で解析していきます。
そんな感じでいましたが、どうやらこのシリーズは5巻で完結らしい。著者が忙しいからか!?とはいえ、このシリーズで井沢的歴史の見方のエッセンスを学べることは確か。シリーズのサブタイトルを挙げるなら「和」「穢れ」「万世一系日本建国」「日本教」「怨霊鎮魂」「天皇教」ということか。
・「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
論評はいつでも加えられる。大事なのは、次第に少なくなっている戦争体験者の生の声を聞きとっておくことである。著者は、自分と同世代の、祖父母世代が戦争を体験している年齢のようだ。直接戦争の語り部とはなりえないだけに、感情移入せずありのまま聞き書きし、伝え残す援助をしている。八十四歳の伊達智恵子さんをふとした機縁で最近知って「女性に残した戦争の影」を入念に追った記録である。何人もの特攻隊員の遺書などを一まとめにして出版したものをよく見かけるが、本書は一人の女性のかなえられなかった戦中の道程が淡々と、しかも生き生きと語られていて、小説を読んでいるような気がする。「将来のためには、過去の一切を忘れ得るのが、真に強き者である」「誰も恨まない」ように生きてほしいとの言葉を遺して飛び立っていった恋人。本書タイトル「知覧からの手紙」は、特攻隊員として出撃する直前にしたためた手紙である。その遺品を後生大切に戦後六十年を潔く生きてきた女性。自分自身では書き残そうとはしないでいた実話を著者に語り聞かせてくれた【心に響く純愛物語】である。 本書の語り手「私」は著者ではなく、主人公伊達智恵子という実在の人物である。遺影の前にたたずむ写真も口絵に添える。それだけに現実感をもって迫ってくるものがある。「幾久しく健在であれ」「その人の分も生きてください」と祈る。 自分を励ますように、最期まで前向きに、潔く生きようとする。遺書は次の言葉でしめくくられている。 今後は明るく朗らかに。 自分も負けずに、朗らかに笑って征く。
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