決断力 (角川oneテーマ21) (詳細)
羽生 善治(著)
「Scientistが読んでも、得るところが沢山あります」「読みやすすぎて気味が悪かった」「プロの世界とは」「シンプル、かつ、重みのあるメッセージ」「「決断力」の内容は半分ぐらい。上達の方法論ととらえるべき」
聖(さとし)の青春 (講談社文庫) (詳細)
大崎 善生(著)
「これが実話だなんて、なんてすごいんだ村山聖!」「泣きながら3時間」「「生きる」ということ」「まさかこんなに感動的な本だとは知りませんでした」「衝撃!」
イメージと読みの将棋観 (詳細)
鈴木 宏彦(著)
「豪華な顔ぶれによる好企画」「プロの凄さを体感できる、続編を期待したい好企画」
ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習 (MYCOM囲碁文庫) (詳細)
趙 治勲(著)
「7級から、たった、6ヶ月で初段に」「初級者から中級者必読」「初心者に超オススメ!」「6歳でもオッケイ」「大人気の詰碁本」
将棋の子 (講談社文庫) (詳細)
大崎 善生(著)
「将棋のことはわすれましょう」「将棋の(棋士の夢に魅せられた)子(どもたちのこと)」「プロになれなかった少年たちへの応援歌」「持ち続けることが不可能な夢」「紙一重の人生」
ひと目の手筋―やさしい問題を反復練習 (MYCOM囲碁文庫) (詳細)
趙 治勲(著)
「一番付き合いの長い本です。」「まずここからはじめよう」「繰り返し解こう!」「入門者向け」「土台がしっかりします」
東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書) (詳細)
石倉 昇(著), 梅沢 由香里(著), 黒瀧 正憲(著), 兵頭 俊夫(著)
「大人のための囲碁入門書。「ナナメにご用心」は『暗黙知から形式知』の好例」「今度こそ囲碁の実力アップができそうな予感」
おぼえたての碁―はじめたばかりの碁がたちまち強くなる (詳細)
趙 治勲(著)
「このような本は、有りそうで他にはありません」「少し強くなりました」「囲碁入門書の次はこれ」「何とも解り易い。」
簡単に、単純に考える (PHP文庫) (詳細)
羽生 善治(著)
「「決断力」を著すに至るまでのプロセスが垣間見える対談集」「平易だが得るところ多し」「金出氏との対談が素晴らしい」「対談も名人級」「すげぇな」
変幻自在!! 窪田流3三角戦法 (マイコミ将棋BOOKS) (詳細)
窪田 義行(著)
「時には乱戦も」「もう少し戦形を絞り込めばもっとよかった。」
● ボストン読書記2
● 好きな将棋の本
● 最速入段
● 初めての囲碁
● **お勧め!**
● my favo
● 偉人に学ぶ
● 新書で脳科学
● 0709/
● 我輩の好きな本
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 4/20
● 感動した本
● 将棋の好きな方へ
・「Scientistが読んでも、得るところが沢山あります」
将棋の羽生さんが書く本だから、もっぱら将棋ファン向けの将棋の本なのだろう、とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。しかし、視点を変えて本書を読むと、将棋だけに通じる話ではない、と気付かされます。これはあらゆる分野における「研究者」にも通じるところがある話なのです。
現代の将棋は昔の将棋と違いデータベース化が進んでおり、パソコンで誰でもデータにアクセス出来ます。(→ 却って情報過多な位で、全ての情報を調べるのは時間的に不可能)「新手一生」でなく「新手一局」、どんな新アイディアもたちまち古くなる。そんな中で、如何に創造力を発揮し続け、最前線で活躍を続けることが出来るのか? このような話は、将棋の分野だけに限りません。現代の自然科学の研究でも、状況はまさに同じです。「将棋の研究」を「科学の研究」と置き換え、「将棋の対局相手」を「自然」と置き換えると、面白いことに研究者としてのあるべき心構えは将棋でも科学でも同じなのだ、と気付かされるのです。例えば「対局相手にアイディアを引き出してもらう」という処を読んで、「科学とは自然と人間との協同作品である」(中谷宇吉郎氏)を思い出しました。対局(実験)する前に「こうなるのではないか?」と色々と考え尽くした積もりになっていても、いざ対局(実験)してみると、予想外のことが必ず起きます。そんな慣れていない状況になると失敗する確率も当然高まりますが、未知の事態に踏み込むのを恐れるのでなく、そこに挑戦する楽しみ(新発見の喜び、充実感)を持つことが本当に大事なのです。「現在のリスクを回避することは、未来のリスクを高めることになる」という氏の発言に、ドキッとさせられました。
この羽生氏の本を読むと、氏が将棋だけの勉強でなく、他の色んな分野に興味を持っていることに気付かされます。(「素人のように考え、玄人として実行する」の本を書かれた金出武雄先生の話まで出てくるのにはビックリしました) あらゆることに興味を持ち、自分なりの言葉で理解するという氏の姿から、「知識を知恵に」昇華させるご様子が窺えます。「大局観」を磨くとはこういうことなのだ、ということが氏の言葉の端々に現れています。他の分野の学徒も、そんな氏の姿勢から学ぶ処が多いと思います。「自分はこれからどうやって研究を進めて行けば良いのだろう?」と迷った時に、こういう本も読んでみては如何でしょう? 得る処があることは請け合いです。
・「読みやすすぎて気味が悪かった」
究極的には、将棋で次の一手になにを指すかという軸をおいて、そこから派生的に考えられる決断の諸般の論点を著者の視点から書かれたものだ。そこにある、いわば自分への戒めとしてある「べき」姿勢が書かれている。全体の流れは非常に読みやすい。
将棋を指さない人がどう読み取るかは分からないが、すべての章において将棋以外のことと関連付けている箇所が少なくとも一箇所はあるため、決断の共通性を認識できるのではないだろうか。正直なところ、このような決断をせずに言葉を濁して困った顔をしている人達に突きつけたい本である。
一貫して感じられることは、決断をするのは自分であること、そのために自分をコントロールしなければならない、そして決断で自分を甘やかせば将来的にそれは自分への負担として返ってくるという著者の信念である。自分のために自分で考える、自分のために自分を戒める、このような背景が感じられ、とても感じの良い一冊である。
・「プロの世界とは」
かつて、王将・名人・竜王・棋聖・王位・王座・棋王の7大タイトル(7冠)を独占(現在は4冠)した羽生氏による、プロの世界というものがどのような世界であるのかを垣間見させてくれる本である。羽生氏は自身の、将棋界を通じて今まで経験してきたことから学び感じてきたことを、淡々と冷静に、そして粛々と綴っている。「直感の7割は正しい」「勝負に生かす集中力」「才能とは継続できる情熱である」。自身も語っている様に、これは将棋界だけにとどまらない、一流プロならではの経験から出た見方・見識といえるだろう。 また米長邦雄氏や谷川浩司氏とのエピソードやテレビゲーム(将棋)に対する羽生氏の見解等も興味深く読める。
・「シンプル、かつ、重みのあるメッセージ」
羽生名人の将棋上の経験則から書いているのだが、「直感の7割は結果的に正しい」「ある決断を下すには少なからずリスクを負う覚悟が必要である」「前例を覚えることは必要だが、重要なのは前例から離れた後の応用力と柔軟性」などなど一般社会にも敷衍できるメッセージが多い。やはりその筋の一人者の書く文章というのは自分の成功体験を前提にしているため、重みがあり、頷かされてしまう。
・「「決断力」の内容は半分ぐらい。上達の方法論ととらえるべき」
内容はとても興味深く読ませていただいた。羽生氏の将棋に対する姿勢や、それを敷衍して日常生活や社会に相対するときの姿勢、考え方(羽生氏の言葉で言うと「知恵」)が多くの例や比喩を挙げて分かりやすく述べられている。しかし、タイトルの「決断力」はこの本の内容を正しく反映していない。決断力について書かれている部分は、全体のおよそ半分ぐらいではないだろうか。また章立てに一貫性が感じられない。いろいろな話題に飛ぶので面白いことは面白いのだが、ひとつひとつのテーマを深く掘り下げているわけではない。考えを煮詰めきれていないと感じる部分も散見される。言うなれば「羽生の雑感」というべきものになっている。羽生氏の言葉だから重みがあるが、実績のない人が同じ本を書いたら説得力を持たないだろう。全体としては面白い本だし、特に将棋の勉強に関する箇所などはとても参考になった。上達の方法に興味がある多くの人にお勧めできる本だと思う。羽生氏にはもっとテーマを絞り込んで深く掘り下げたものを書いてほしいので、その期待をこめて星をひとつ差し引いた。
・「これが実話だなんて、なんてすごいんだ村山聖!」
恥ずかしながら、現代将棋界で、これだけすごい成績をあげている村山聖という人を僕は知りませんでした。以前「将棋の子」を読んで感動した事があったので、この本の存在は知っていました。それで、文庫本が出たのを機に何気なく海外旅行のお共として買ったのですが、それは失敗でした。
時差ぼけを解消すべく寝続けるべきの飛行機で一睡もできなくなったのと、公衆の面前(飛行機の席)で号泣してしまったからです。しかも何度も。最初に涙が出たのは「いかせてくれ」の一言で、その後は、ほぼページをめくるたびに涙が出続けます。
体調のせいで、何日もまんじりともせずに布団にくるまっている時に、水滴の音で自分の命の炎がまだ消えていないことを知る、対局に行くために階段を下りたところで力尽きながら、それでも這ってでも対局に向かう。
たった一つ、名人位を取るためだけに、彼は、なぜ絞り取るように自分の命を削ることができるのか。
こんなに激しい人生が、この現代で、ほとんどリアルタイムで進行していたなんて。なぜ、生前に彼の活躍を知ることができなかったのか、応援することができなかったのか、それが本当に悔しい。
・「泣きながら3時間」
私が「聖の青春」と出会ったのは、ハードカバーの新本でした。職場の帰りの、最寄りの駅前の本屋に平積みされていました。将棋は打てませんが、父が好きでテレビを見ていたので、村山聖のことは知っていました。もちろん、癌と闘い、死んだことも。
だから、私は店員さんが注意しないことをいいことにページを繰りました。涙が出てきました。幸いハンカチを持っていたので泣きながら、最後まで読んで、帰りました。翌朝職場に行くと、仕事仲間からこう言われました。「俺たちが夕飯を食いに行くとき、お前本屋にいたのをみたぞ」「え、見たんですか?」
「そしたら、夕飯から職場に戻るとき、お前、まだあの本屋にいて、泣きながら本をよんでいただろう?都合3時間も立ち読みしているなんて、そういうときは買って帰るもんだぞ」私は真っ赤になって、「すいません」と言いました。その本が文庫本になり、やっと私の手の届く本になりました。
断言します。絶対お薦めの本です。ハンカチとティッシュは用意してください。「聖」という山本おさむのマンガもあります。こちらも独自の視点で村山聖を描いています。こちらも一緒にお薦めします。
・「「生きる」ということ」
村山聖が22歳頃に残したという言葉を、父親の伸一さんが巻末に寄せた文の中で見つけた時、どうしようもなく涙が止まらなくなった。
本文だけでもノックアウト寸前だった僕にとって、おそらくこの言葉の存在は、あまりにも大きすぎたのだろう。
僕は将棋のことなんて全くわからないし、興味をもったことすらない。ただ、読んだ後こんな気持ちにさせられる本と出逢ったのは初めてのことだった。
どうか「将棋が分からないから」という理由だけで、この本のことを避けないでほしい。
ここに書かれていることは、村山聖という人間の生きた道そのものなのだろうから。
・「まさかこんなに感動的な本だとは知りませんでした」
「手をのばせば届くところにある」ところまで名人位に切迫しながら、29歳で急逝した聖。病気と生涯闘いながらもまっすぐな心を失わなかった青年。推理小説や萩尾望都などの少女コミック、藤沢周平などをむさぼるように読み、本の中に埋もれて眠った独身の男。水道水のポタポタ落ちる音を聞きながら生き延びるために何日もアパートで体を休める病人。蟻を殺すことを拒否し、稼いだ金は惜しみなく寄付にまわし、大震災で知り合いが圧死すれば、入院するほど精神が追い詰められる人間。体調がいいときは天才の羽生や谷川さえかなわなかった怪童。病人も歳も関係ない将棋の世界で自分を見事に表現した勝負の鬼。親子のような森プロとの師弟関係、最期まで聖の望むままに献身し尽くした両親、それをこの本の構想前からずっと見守り続けた著者。「優しさ、強さ、弱さ、純粋さ、強情さ、奔放さや切なさといった人間の本性を隠すこともせずに、村山はいつも宝石の原石のような純情な輝きを放っていた」
この本の発行とほぼ同時に連載が始まった漫画『聖』(「ビッグ・コミック」連載山本おさむ著)がある。このマンガのほうも名作ではあるが、それぞれアプローチの仕方が違う、似て非なるものであるという事は強調しておきたい。
・「衝撃!」
去年、広島に出かけた際に書店の店頭で、新刊コーナーに平積みされているのを何気に手にとりました。将棋なんてできないし、村山聖という人のことも全然知らなかった。でも何故か惹かれるものがあったのです。
時間つぶしにその書店併設の、眺めのいい喫茶コーナーで読み始めました。数ページも読まないうちに、今までに感じたことのない、心が揺さぶられるような衝撃を憶えました。それから夢中で読みすすめました。
ハッと気がつくと、目の前には美しい夕暮れの広島の街並みが・・。
それを目にしたとたん、涙が溢れてきてとまらなくなってしまいました。というのも、偶然にもこの物語の主人公である村山聖さんは広島の出身。今、私の眼下に広がる街の片隅にある将棋センターに幼きころの聖が通っ!ていたことを思い浮かべては涙しました。
この本に出会ってから、大崎善生さんのファンになり全ての著作を読んでいます。ノンフィクション、小説、エッセイ、どれもすべてオススメですが、この「聖の青春」がやっぱり最高傑作だと私は思っています。
村山さんの人生そのものを、たぶんありのままに近いかたちで飾ることなく書き綴っているのだと思います。大崎さん自身も村山聖という棋士が大好きだったということがありありと伝わってきます。
・「豪華な顔ぶれによる好企画」
「将棋世界」誌連載の企画に加筆した本。 最新の序盤や定跡の未解明部分、また阪田三吉から大山升田、中原米長までの勝負の分かれ目の局面を示して、羽生善治、谷川浩司、渡辺明、佐藤康光、森内俊之、藤井猛という誰からも文句の出ない顔ぶれの現代最強棋士が真剣に次の一手を考える。見解が一致することもあれば、真っ二つに別れることもある。 他に「上達法」「千日手」「時間の使い方」など興味深い質問に対する回答や羽生、谷川対談も加え、将棋中級者以上には読み応えのある好著となった。おススメです。
・「プロの凄さを体感できる、続編を期待したい好企画」
プロ棋士の凄さをいちばん痛感するのは、(自分の将棋ではない)棋譜や図面をちょっと見ただけで、ほとんど一瞬のうちに局勢を判定したり最善(に近い)手を言い当てたりするときだ。もちろん、棋風や性格は違うから全部が全部完全に一致することはまずない。それでも大筋としてトンチンカンなことには絶対にならない。
その凄さをまざまざと感じ取れるのが本書。
江戸時代の伝説的な将棋から、大山升田時代の歴史的名局、さらにはごく最近注目を浴び始めた戦術に至るまで、当世を代表する名棋士が、惜しみなく時間をかけ、真剣に読みを進めて辿り着いた結論を、自らの感想も交えて語り尽くしている。実戦における次の一手をみごと的中させた設問も多い。また、時代が変遷し、価値観が変わり、研究が進歩したが故に、実戦の着手は疑問だ、という場合も、理由をきちんと解説している。ただしいずれの場合も、大先輩棋士へのリスペクトを忘れない姿勢は共通し、あらためて好感を抱く。
また、実戦を遠く離れ、ヘボが得意がって指す珍(?)戦法についても、「さすがに成立しない」「あらためて研究するとバカにできない」など、非常に興味深い考察を披露してくれている。質問を持って行った著者が馴染みの観戦記者だからということはあろうけれど、典型的庶民に過ぎないいちファンが素直に感じた程度のレベルしかない愚問(?)にこんなにも真摯に応じてくれているのは、有り難さをも超越した何かを感じてしまう。
著者の書き方も、各棋士の「ほー」「へぇ」「あははは」といった率直な感情表現を多く記録しており、棋士の息遣いまでもが間近に感じ取れるリアリティに溢れている。
初級者から各棋士の熱烈ファンまで、幅広く楽しめ、参考にできる好企画。「ぜひにも続編を」と強く願うのは私だけではあるまい。
●ひと目の詰碁―やさしい問題を反復練習 (MYCOM囲碁文庫)
・「7級から、たった、6ヶ月で初段に」
「ひと目の詰碁」と「ひと目の手筋」には、心から感謝しています。それは、足踏み状態の7級から、たった、6ヶ月で初段に引き上げてもらったからです。 布石・定石・戦い・よせ等の知識を溜め込んで、やっと、7級くらいに達したけれど、そこで停滞していました。この「停滞」を打ち破るために、やり方を変えてみました。 ①知識を捨てて、自分が打ちたいと思う所に打つ。②プロ碁を毎日、最低一回並べる。そして、すぐに忘れる。③「ひと目の詰碁」と「ひと目の手筋」を反復練習する。 最初の一ヶ月は負け越しましたが、その後の五ヶ月間はほとんど勝ち越しで、あっという間に初段に到達!まるで夢のようでした。 何がどう作用したのかわかりませんが、「ひと目の詰碁」が有効であったことには確信を持っています。自然と、形の急所に眼が行くようになったからです。 初・中級クラスの皆さんには、「ひと目の詰碁」を心から推薦します。 現在、碁会所等で三~五段で打っています。
・「初級者から中級者必読」
基本死活事典で定評のあるチクンさんが、易しい石の死活をまとめた本。初心者に必要な欠け目の筋や中手などの、死活の基本が、網羅されている。同じ基本形を、簡単なものから、順を追って難しい形へ、自然に理解が進むように配列してある。何度も繰り返して、見た瞬間に答が解るようになれば、死活に関しては初段近い。死活の本を一冊だけ薦めるとしたら、これです。
・「初心者に超オススメ!」
最初から最後までやさしい詰碁ばかりの本というのも珍しいですね。碁の上達には詰碁がいいと言われますが、特に初心者がこういったやさしい詰碁を解くと、短期間で爆発的に棋力をあげることができます。これは僕の経験から言えることです。碁を始めてすぐの人は、絶対に一通りはやるべきです。
・「6歳でもオッケイ」
囲碁16級の6歳の子でも一日で一冊終りました。間違っても気にせず(何度も繰り返す事を前提に)どんどん問題を進めて行きます。一度目から80パーセントくらいの正解率で子供でも飽きずに繰り返せます。字も大きくて見やすいです。手筋とペアで購入しました。次回の級認定試験が楽しみです。
・「大人気の詰碁本」
一般に、趙 治勲氏の本はアマチュアに参考にならないことが多い。趙 治勲氏は言うまでもなく超一流の棋士。それだけに氏の手筋には「名人芸」が多く含まれ、私のような、初段クラスの人間が真似をすればやけどをする。
しかし。本書は非常にためになる。強豪大学囲碁部の人も進める本だ。だいたい10級くらいになって、「そろそろ詰碁でもやろうかな」なんて思っている人は、まず本書を手に取るべきだろう。
ちなみに。初段間近の人が本書の問題を解けば、だいたいページをめくる速度で正解が出せると思う。なので段位者に進める詰碁本ではないが、段位者を目指す人には非常に良い本だと思う。
・「将棋のことはわすれましょう」
「がんばれば夢はかなうんです」ってよくきく言葉で、また素敵な言葉だとも思うけれど、「なんかおかしいな」と感じませんか?
例えば想像してみましょう。オリンピックの金メダルをとった水泳選手がいうわけです。「がんばれば、夢はかなうものです」と。
でも、よく考えてみて欲しいのですが、彼(もしくは彼女)が金メダルをとったその横には、銀メダル、銅メダルの人がいるわけで、もっといえば、決勝の舞台にあがれなかったたくさんの、それはもう数えきれないくらい多くの水泳選手もまた確実に存在しています。
金メダルをとった選手だけががんばってきたわけじゃもちろんないし、ほかの選手の目標も金メダルをとることにあったわけで、おそらく、銀メダルや銅メダルの選手は、金メダルの選手!と同じくらい、もしかしたらそれ以上にがんばっていたかのもしれません。
わたしは、世界で一番になって(もちろんそれは賞賛に値することです)、努力の継続=夢なんだから、「あきらめずにがんばれ」という金メダルの選手より、銀メダルや銅メダルの選手のほうに愛情を感じます。
この本は、金メダルはもちろん、銀や銅メダルも、さらにいえば、光の当たる競争の場にさえでることのできなかった、だけれども普通の人とは破格に違う才能をもってしまっている、存在自体が哀愁のかたまりのような人間たちの物語です。
将棋に興味がある人はもちろん(渡辺明がんばれ)、そうでない人も楽しめます。微妙に泣けます。はまれば号泣します。わたしは、小さなときによくキャッチボールをしたグラウンドで読み、一人でむせび泣きました。
・「将棋の(棋士の夢に魅せられた)子(どもたちのこと)」
羽生や森内などのトップ棋士の狭間に「奨励会」という将棋プロ育成機関から脱落するものが数多くいる。数多くという言い方は間違いかもしれない。ほとんどは棋士になれずに去っていくのである。
泥沼に堕ちていくもの、全く違う人生を発見するもの、将棋と手が切れないもの・・・
私たちは光しか見ていない。闇の世界は、見えないのだ。
闇の世界に光を当てた大崎善生という作家がいなければ、私たちは闇を知ることなく、光のみを見て光に賞賛をあたえるだけだったに違いない。棋士への夢に憧れると、生きるということは、こんなにも過酷なものなのか?
「ヒカルの碁」でもプロになりたいため会社を辞めた男がいた。結局棋士になれず、その後は土木工事に従事した。
人もまた獣であり、競争社会で!ある。たくさんあるピラミッドの、どこかの位置に自らの身を置き、生きていく。将棋しか知らなかった子が、将棋の道を捨てて(捨てられて)、どこに落ち着いたらいいのだろう。
大崎は、奇縁のある、ある元奨励会員について、それまでとその後を書いた。母はこの子なしには生きていけないと。子はこの母なしには生きていけないと・・・
涙が出た。止まらなかった。
この本を、読んで下さい。
・「プロになれなかった少年たちへの応援歌」
大崎善生の作品には、何ともいえない温かさがある。前作「聖の青春」でもそう感じたが、人に対する心の温さをもった作品には、せちがない今の世、そうそう巡り会えることはできない。「将棋の子」は前作をしのぐ出来栄えといってもいいだろう。
さて、この作品の背景となっているプロ棋士への登竜門である奨励会の、知られざる凄まじいまでの過酷な競争の実態を読んで、改めて認識不足を痛感した。プロ棋士=選ばれた者になることの大変さがいかに厳しいものなのか、我々が知っている “競争社会”という一般的な概念とはあきらかに次元が違う、“弱肉強食”の実態に近い世界が日々繰り広げられていのが奨励会なのである。奨励会の厳しさは、昇段にあたっての年齢制限というボーダーラインが敷かれていることにも現れている。全国から集まってきた天才少年たちがしのぎをけずり、年齢制限の枠を越えられずに涙を飲んで退会していく。名人に代表されるプロ棋士の華やかな世界とは裏腹に、苦しみ抜いて淘汰されていく、影に隠れたそんな厳しい側面はこれまで語られることがなかった。
「将棋の子」は、無念にも奨励会を退会した天才少年たちのその後にスポットを照てている。まさに将棋連盟に勤め、日々、少年たちの喜怒哀楽の姿を見つづけてきた著者にしか書けなかった作品だろう。そして、「!聖の青春」を世に出した著者が、連盟を辞してまで書き残したかったテーマであるだけに、壮絶なまでの気迫を感じる作品に仕上がっている。著者が書きたかったテーマは、決して“負け犬たち”の末期の姿ではなく、淘汰されたことをバネに自らを奮い立たせ、生きることに貪欲に立ち向かっていく、プロになれなかった少年たちへの応援歌なのだろうと思う。作品の柱となっている、札幌での少年時代の出会いから、たがいに引かれ合う、見えない糸に導かれるように関わってきた元奨励会会員を追いかけたルポは、涙を誘わずにはいられないだろう。
・「持ち続けることが不可能な夢」
子供の頃・・・将来の夢は○○になることです。みんな何かになりたいっていう夢を持ったでしょう。しかし中には自分で夢や希望を持つ前に(物心つく前に)一つの芸に秀でたり周囲の期待から進む道が決まりけなげに自信満々でその夢に向かって突っ走る天才達もたくさんいます。奨励会に集まる少年達もまさに全国で天才と呼ばれ
怖いモノ無しの自信満々でプロ棋士になるためだけで上京してきます。でも現実は、強者共の中で今までの自信やプライドはズタズタにされ20代半ばでプロ棋士になる夢も潰えてボロボロの状態で世間にほおり出されます。
勉強も遊びも恋愛も女性もお酒も汚れも・・・何一つ成就していないうえ夢さえ失った26歳の男に一体何ができるのだろう?
全国の天才少年だった、夢を叶えれなかった青年達のその後を壮絶に描く涙モノ作品。時々行く将棋クラブに主人公成田氏が来るのだが未だお会いしたことがない。
・「紙一重の人生」
将棋も人生も紙一重。人生で最も大事な若い時代の全てを賭けて若者は将棋に挑む。結果は誰にもわからない。羽生のような特別な存在は別にして、通常の天才たちがプロの棋士に選ばれるかどうかの判定は実力以外のもっと別のものが関与する。著者はこの本を書くために将棋世界の編集長をやめた。
本人の一生懸命の努力にもかかわらず、選ばれなかったものへの応援歌を書くために。
試練の時に対面している人にとって是非読んでいただきたい本である。
●ひと目の手筋―やさしい問題を反復練習 (MYCOM囲碁文庫)
・「一番付き合いの長い本です。」
7級くらいの頃、 「ひと目の手筋」と「ひと目の詰碁」を、毎日、繰り返し、くり返しやりました。ボロボロになるころには、碁会所で初段くらいで打っていました。 今でも、ポカが出ると相手に失礼なので、対局前のウォーミングアップに本書を使います。その時は、5分間くらいで本の半分ほどをやっています。 私の碁の本の中では、一番付き合いの長い本です。
・「まずここからはじめよう」
囲碁をはじめて一年。なかなかうまくならず、どう勉強していいかもわからなくて、もうやめようかなと思っていたときに、友人にすすめられ毎日実際に石をおきながら問題を解いていました。効果抜群!そうだったのかと気づくことがいっぱいで楽しくなります。初級者に絶対おすすめです!
・「繰り返し解こう!」
趙治勲先生の本はなんとなく難しそうなイメージを持ちやすいかもしれません。が、実は趙先生の本はどれもわかりやすいものばかりなんです。この「ひと目の手筋」は簡単な手筋が約160問集められており、繰り返し解くことで読みの力も増し、形に対する感覚も研ぎ澄ますことができるでしょう。
難しい問題はあまりありませんので、初級者の方から初段を目指す中級、上級の方まで幅広く活用できることと思います。姉妹書「ひと目の詰碁」とともにおすすめです!
・「入門者向け」
タイゼム18級最弱ベルナデッタさんです(='∇`=)ニャン、一目で解ける簡単な問題ばかりです。
これから囲碁を始めたい入門者限定、星5です。
・「土台がしっかりします」
「ひと目の詰碁」と同じシリーズの手筋版です。
・「大人のための囲碁入門書。「ナナメにご用心」は『暗黙知から形式知』の好例」
ヨーロッパでは漫画「ヒカルの碁」翻訳本が刊行されている影響で、囲碁を知っている子供達がいます。そんな御子様に囲碁初心者の私は完膚無きまでにやられました。(-_-);; そこで日本人として恥ずかしくない程度に囲碁を覚えようと一念発起して「銀星囲碁DS」の囲碁教室を始めましたが、「何故そう打つのか?」の解説があまりなくて、挫折気味でした。そこで本書を読んでみました。本書では、東大生(囲碁初心者)に全13回(約3ヶ月)の講義で囲碁の手ほどきをして、受講生の棋力を10級程度にアップさせた『囲碁の心得』が明解に解説されています。本書の特徴は『囲碁の心得』を分かり易く言語化している処にあります。「まわりにきたらごあいさつ(ハネorノビ)」「『入れて下さい』に『入れません』とうつ」「ナナメにご用心」「自分の用心」「自分の弱い石から動くことを検討する」「キリチガイは場合によって対応を変える(ノビ or アテ→ツギ)」「離れてきたら離して打つ」「むやみにツケない」 ここで囲碁用語でない言葉(例:ナナメ)も使って囲碁の暗黙知を形式知として言語化している処に好感が持てます。(銀星囲碁で分からなかったことも解決しつつあります) このような「暗黙知→形式知」(経験則の言語化)は高度な知的作業であり、私の仕事(研究職)でも重要な要素です。また、先を読むこと、局所的判断&大局観も重要です。そういう訳で囲碁の授業が大学で実施されていることは歓迎されるべきでしょう(→この講師陣、羨ましい限りです)。本書が網羅していない事項(定石など)は沢山あるでしょうが、「基本的な考え方」を身に付けるのに役立つでしょう。定石外の事態(失着)が発生した時の対処法や、巻末の囲碁関連用語集やコラムもGoodです。(^-^)v
・「今度こそ囲碁の実力アップができそうな予感」
まさか東大の正規の授業(卒業のための単位が貰えるという意味)で囲碁を教える(囲碁で遊べる)時代がくるとは・・・。
小生は将棋が大好きなので囲碁にも大いに興味関心があるが、手筋はともかく定石を覚えるあたりで白黒のゴチャゴチャ入り乱れに眼が眩み、挫折してしまう。本書は、全くの初心者である学生にイチから教える教材との位置づけなので、記述が非常にわかりやすく面白い。子供っぽい(?)表現の“お約束”にはちょっとヒイたが、当たり前に使っていてきちんとした言葉になっていないような“常識”を的確に表現するなど、非常な工夫がされている。
単なる初心入門でなく、そこは大学の教養授業、遥か数千年前の本場中国から伝わる心得「囲碁十訣(じゅっけつ)」という四字格言も紹介されている。歴史ある囲碁将棋界には一般社会で役立つ格言箴言人生訓が数多いが、こういう“教養”も身につくのだから、ゆめゆめ「大学の授業で囲碁か」と侮ってはいけない。
将棋の世界でも「学校に将棋を」という普及活動が活発化しているが、同工の教材が出ないかなぁ、と期待してしまう。とにあれ、今度こそは囲碁が強くなれそうだ。「学生風情に負けるか」という妙な対抗意識が芽生えたかな?
・「このような本は、有りそうで他にはありません」
碁はルールが単純なので、誰でもすぐに覚えられるゲームです。しかし、いざ打ち始めてみると「単純すぎて何をどうしていいか分からない」「デタラメに打っているみたいで、なにが面白いのか分からない」というのが、覚えたての皆さんの感想だと思います。 本書は、何を考えながら、碁を打てばいいのかを教えてくれます。碁は考え方が分かってくると、本当に面白くなってきます。 9路盤と13路盤を使って解説されています。紙の9路盤が、付録でついていますので、19路盤の裏に13路盤がついている碁盤を購入するか、ご自分で、紙の13路盤をつくるか、、、いずれにしても、碁盤は必要です。 このような本は、有りそうで他にはありません。私の知り合いが、ちょうど今、覚えたてなのでこの本を教えてやろうと思います。 この本の棋譜を何回も、繰り返し碁盤に並べる。そして、実戦を打つ。また、繰り返し碁盤に並べる。実戦のときには、この本をまねして打つのではなく、その場で自分の考え方で打つことが大切です。 この本で練習をすれば、碁が面白くなってくることは間違いありません。そして、飛躍的に上達することは、間違いありません。
・「少し強くなりました」
囲碁の基本的なルールだけを覚えたものの、どのように打てばいいかわからないときに大変参考になる本です。序盤の打ち方、基本的な石のつなげ方、広げ方、逃げ方などが理解できました。おかげで同時期に囲碁をはじめた初心者を圧倒してしまい、5石置かせた上で、120目差で勝ってしまいました。初心者には最適と思います。
・「囲碁入門書の次はこれ」
囲碁の入門書は終えたけれども、次の初級から中級に進んでいくのに良書がないと思った矢先に見つけた本です。特に役立った点として死活問題の基本がわかりやすい。(中手、セキなど)石の攻防ではイメージトレーニングが全体の大局観を理解するのに素晴らしかった。中でも石の治まり方を理解しやすい。本書には13路盤の実戦も1局出てきます。ここで布石の基本の基本が出てきます。これも実戦を通して覚えた方が覚えやすい。趙さんは実戦の典型的棋譜を通して囲碁用語から大局観、定石の最も基本的な考え方を教えていきます。この方法が囲碁用語を並べられるよりも初心者にはわかりやすい。
・「何とも解り易い。」
詰め碁の問題集に先駆けて読みたい1冊。実践解説も別の動きを要所要所でシミュレートしてくれ、好手悪手を明解に教えてくれる。読む前よりも、強くなれた気がする。
・「「決断力」を著すに至るまでのプロセスが垣間見える対談集」
羽生氏の最新著「決断力」を読んでから、この本を手にとりました。「決断力」のエッセンスは、この対談集がベースになっていると思えました。当然ながら内容的には重複するところがありますが、「決断力」を書くに至るまでの過程(プロセス)がここに現れているんだな、と思って興味深く読みました。対談集なので肩の力を抜いて読めます。前知識がなくても大丈夫でしょう。(将棋のことを知っている方が、より興味深く読めることは確かですが)
こうして対談集を読み終えると、「創造力」に関して色んな表現方法があるものだ、と改めて感心します(ネタばれにならないように、本書の内容はここでは触れませんが)。ノーベル化学賞の田中さんの言葉を借りれば「常識をわきまえて、常識にとらわれない」というバランス感覚が重要なのです。寺田寅彦曰く「科学者は頭が悪いと同時に頭が良くないといけない」ということでもあります。当たり前に見えることを、当たり前のこととして簡単に済ますのでなく、「何故当たり前なんだろう?」と振り返る過程が、一見無駄なように見えて、実は重要なプロセスなのです。答えに至るまでの思考過程を自分なりにフォロー出来る力を養うこと、そしてそのような経験を積み重ねることが、次の新しい創造のために必要なのだ、と気付かされるのです。
このことは自然科学でも重要なプロセスです。例えば「夜空はなぜ暗いのか?」と聞かれて、そんなの当たり前じゃないか、で簡単に済ませていないでしょうか? 実はこれは歴史的に有名な問い(オルバースのパラドックス)で、正確に答えを出すのは大変なのです。そして、そこから出てくる答えのスケールの大きさに、驚かない人は居ません(続きは「夜空はなぜ暗い?―オルバースのパラドックスと宇宙論の変遷」(エドワード・ハリソン著)等をどうぞ)。「科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史であるが、間違いがないと研究が進まない」(寺田寅彦)なのですが、これは科学に限らず、将棋の定跡でも同じことですね。
この対談集に興味を持たれたら、金出武雄先生の著書「素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術」もお薦めします。この本のタイトルのように、素人(=頭が悪い)と玄人(=頭が良い)を自分の中に共存させること、そのバランス感覚が重要なんだな、と羽生氏の対談集を読んで改めて気付かされます。
・「平易だが得るところ多し」
スポーツ分野ふたり、研究分野ひとりとの対談である。 前者と後者で話題になっている内容がまったくちがうが、前半ではいわゆることばを用いない身体的な思考、いいかえれば右脳的な知、右脳的な思考が問題にされているのに対し、後半では徹底して左脳的なロジカルな思考のありかたが問題にされている。それはいみじくも金出先生が「わたしにとっては左脳でも右脳でもあまり関係ない」と、人間の生理学的な思考パターンを問題にしない発言をしていることにあらわれている。 現時点では、「単純化する」「省略する」という技法を人間が有効に用いているために、余計な計算を省いて妥当性のある答えを即座に出すことにすぐれているが、将来的には人間の思考の技法に加えてしらみつぶし的思考を併用することで、コンピュータの思考も人間並みに進化してゆくことが示されており、大変興味深かった。
・「金出氏との対談が素晴らしい」
プロ棋士の羽生善治が行った三つの対談をまとめた書籍.
金出氏との対談は素晴らしい.著者校正を行っていないと思われる記述も少々残されているものの,内容自体は最高の頭脳を持つ両者が対談相手や読者のバックグランドを的確に意識したものとなっていて非常にわかりやすく,「単純に考えること」の奥の深さがよく伝わってくる.専門的な用語も少々出てくるが,大まかな意味の説明は対談の中でなされているので数学やコンピュータのアレルギーを持つ人でも問題無く読めると思う.
三つの対談別に星をつけると,一章(二宮)が二つ,二章(平尾)が三つ,三章(金出)が五つといったところ.一章と二章は羽生氏の話のうまさでもっているような感じがする.
・「対談も名人級」
驚くのは、羽生の対談のうまさ。3人と対談をしているが、それぞれ、聞くところは聞き、突っ込むところは突っ込む、という彼の将棋のような見事さ。相手の力量から、心理状態まで、すべて見極めた上で話をしている感じ。
・「すげぇな」
羽生さんっていっぱい考えてんだな。すばらしい人たちとの対談なので普通のインタビューよりよっぽど羽生さんの頭脳を探ることができる本なのであーる。こんな本が読みたかったって感じ。みんなも読もう!
●変幻自在!! 窪田流3三角戦法 (マイコミ将棋BOOKS)
・「時には乱戦も」
振り飛車党にとって四間飛車は指し慣れており、安心して指せるという利点はあります。しかし、それは相手にとっても同じであって、大体の場合隅々まで対応が行き届いており、どうしても定跡形の戦い、すなわち、知っているか知らないかの戦いとなることが多いと思います。
定跡に縛られず自由に指したいと思われる方、時には乱戦もと思われる方には、一読をお勧めします。よくプロの将棋でも見かける、桂馬のただ捨て戦法などについても、詳しく書かれていますので、その狙いや意味がよく分るかと思います。
本書では、33角戦法の四間飛車についても記載されていますが、これはいかにも窪田流といった感じの金上がりで、アマチュアには指しにくいのではないでしょうか?個人的には、33角戦法には、向かい飛車が一番合うように思いました。
・「もう少し戦形を絞り込めばもっとよかった。」
4手目△33角戦法は、相手の出方によっていろんな戦形に変化しますが居飛車に変化する分を省略した振り飛車編の解説書です。
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