「「祈り」の医学的効果の最新の研究「免疫神経精神学」をノーベル賞候補の村上さんが、誰にでもわかりやすく解説している。」「衝撃的なタイトルに惹かれて・・・」「なんとなくそうかな?と感じることを科学者が見事に証明!」「ムチャムチャ良かった。」「絶対読まないと!!」
森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります! (詳細)
森 博嗣(著)
大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム ) (大人の科学マガジン) (詳細)
大人の科学マガジン編集部(編集)
「素晴らしい!!!」「星が消えた東京で。」「照射したときに驚きますよ☆彡」「部屋全面に投影される星」「想像以上に凄い。癒される大人のキット」
未来のモノのデザイン (詳細)
ドナルド・A・ノーマン(著), 安村通晃(翻訳), 岡本 明(翻訳), 伊賀聡一郎(翻訳), 上野晶子(翻訳)
サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か (詳細)
ミチオ カク(著), Michio Kaku(原著), 斉藤 隆央(翻訳)
「あと1000年寿命が欲しくなる」「「物理法則には逆らえません、船長」 〜 スター・トレックより」「SFネタは現実化するのか?」
心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる (中公新書) (中公新書) (詳細)
坂井 克之(著)
「脳内情報の制御から「わたし」へ」「私の意思決定は、8秒前の脳活動に影響されている」
マインド・ウォーズ 操作される脳 (詳細)
ジョナサン・D・モレノ(著), 久保田 競 監訳(翻訳), 西尾 香苗 訳(翻訳)
「驚くべき、米軍機関の脳を操作する技術」
こころと脳の対話 (詳細)
河合 隼雄(著), 茂木 健一郎(著)
「脳は心を表す場なのかなあ」「河合氏がグッと濃縮されています」「聴き手のたのしい饒舌」「「先生の言葉、宝石のようです」と茂木氏を感嘆させた対談集 」
宇宙への秘密の鍵 (詳細)
スティーヴン ホーキング(著), ルーシー ホーキング(著), Stephen Hawking(原著), Lucy Hawking(原著), さくま ゆみこ(翻訳)
「未来の子供たちへ」「小学生から理解できる宇宙物語」「脇役のキャラクター設定が魅力的」「英国人って!」「わくわくした気持ちをもって」
暗号解読〈上〉 (新潮文庫) (詳細)
サイモン シン(著), Simon Singh(原著), 青木 薫(翻訳)
「最高です.」「暗号を切り口に世界史を読む」「ロゼッタストーンから量子暗号まで・・面白くてワクワク」「暗号をめぐる人間ドラマ」「世界観が変わる」
・「「祈り」の医学的効果の最新の研究「免疫神経精神学」をノーベル賞候補の村上さんが、誰にでもわかりやすく解説している。」
本書は、いわゆる賢い人にならずとも自分の個性に従い、遠回りしても地道にやっていくのが一番いい、それがサムシンググレート(神様)の望みというような内容です。
著者はノーベル賞候補にもあげられる遺伝子解読の権威、筑波大名誉教授です。
村上さんは以前から遺伝子の働きにより人体や人生は変わりうるという仮説を唱えておられます。
例えば不治と思われた患者が毎日家族の愛情ある語りかけにより奇跡的に治るというようなことは、かなりあるそうで、その原因は眠っていた遺伝子が働くためだというのです。
これはおもしろい仮説で、「祈り」もその遺伝子などに働く可能性があると先生は主張されています。
そして、今、アメリカのコロンビア大学やハーバード大学などでも、「祈り」が医学的にどのような効果があるかという研究がなされ始めています。「免疫神経精神学」というそうです。
いずれにしても興味深い話しであり、この本はは無視できません。
皆さん、遺伝子にいい刺激を与え続けましょう!!
・「衝撃的なタイトルに惹かれて・・・」
村上先生の著書を2〜3冊読んだことがある人ならば、多くの内容が被っていることに気づくが、「それでも良い本だ!」との読後感がある。
それは、愚直までも誠実に生きること、利他の心が実は生物学的に肯定出来る生き方であると勇気付けられるからである。
コンピューターシュミレーションによると、一番進化するのは、力が強い種ではなく、助け合いの出来る種であるとの話には、心が打たれた。
・「なんとなくそうかな?と感じることを科学者が見事に証明!」
昔から成功者の必須アイテムに「運・鈍・根」という言い方がありますが、著者は成功というよりも「幸せな生き方、科学的発想と展開」というような観点から捉えているように思います。そして運鈍根の中の「運」こそが神様(天=サムシンググレイト)の領域だとしているように思えます。!著者が更に加えている「神様を味方にする方法」は「陽気さ」「素直さ」そして「利他」と「謙虚」。ご両親の生き方やご自分が感銘を受けた方々の生き方、さらにはご自分の経験から導き出したもの、それらを科学的に考察・証明してくれています。私たちが人生のさまざまな局面でぼんやりと感じている「こうすれば幸せかな?」と思われることを実に明快に分かりやすく解いています。目次を見ただけでも幸せな高揚感に満たされますよ!「生き過ぎない節度」ということば 特に「自然」を感じました!
・「ムチャムチャ良かった。」
村上先生の著作は必ず眼を通しています。面白いから、けれど本書は最高傑作です。ワクワク楽しみながら読ませていただきました。21世紀に入り、更に上を目指していく人類の行動指南書だと思います。 巻末の寄付を募る広告を入れるところがまた、村上先生らしく、いい味を出しています。たくさんの人に読んでほしい。
・「絶対読まないと!!」
本当に素晴らしいこの一言に尽きると思います遺伝子の観点から人類はどのように生きるべきかを語っておられます「自助論」とともに読んで良かったなと本気で思う本です
ともすれば、自己啓発書の類はおかしな宗教感や机上の空論が紛れ込んでいる気がしますこの本では遺伝子研究という一見、精神分野とはかけ離れた学問からのアプローチで人間の生き方を示してくれています人間は「利己」よりもむしろ「利他」のために生まれてくるんじゃないか、という考え方に本当に感動しました
是非読んでみてください!!本当に素晴らしいです!!
●大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム ) (大人の科学マガジン)
・「素晴らしい!!!」
久々に小さい頃を思い出し、わくわくしながら帰宅しました。このプラネタリウム、素晴らしいです!是非作ってみてください。あっと驚きますよー!たいした事無いのかな?と思っていましたが・・・あにはからんや、部屋の中が満点の星空に!!あの星座はなにかな?あの星座は何処かな?癒しグッズとしても最適です。損はしません。是非お試しあれ!
・「星が消えた東京で。」
前々から気になっていた「大人の科学マガジン」、もう9巻も出てるんですね。プラネタリウムふろくはもちろんのこと、メガスター・ホームスターで話題の大平さんと、「アハ体験」でおなじみのソニー研、茂木さんの対談、現在の科学では宇宙をどれだけ解明できているかなど本の内容も非常に興味深かったため、はじめて購入しました。
光源である豆電球を見た瞬間に、小学校時代の理科の実験を思い出してなんだかタイムスリップしたような気分になります。ドライバーを片手に30分〜1時間ほどでふろくが完成します。文房具屋さんで50円程度で売られている最もチープな豆電球1個でも部屋一面に無数の星が映されるのは感動ものです。
●購入後の注意ふろくの制作過程で、終盤で恒星原板フィルムの接着部分を切り落とす作業がありますが、切りすぎてしまうと両面テープがはがれ、プラネタリウムがバラバラに分解してしまいます。多めに残しておくか、短くしたい人は接着剤などで補強したほうがいいでしょう。私は切りすぎて、次の日の朝見たらぐちゃぐちゃに崩れていて涙しました。
豆電球で作られたお粗末な星でも、見ているとなんだか心がやさしくなってきます。本のふろくとは信じられない出来でした。でも、ちょっとホームスターがほしくなりました・・・。(笑)
・「照射したときに驚きますよ☆彡」
先日ホームスターを購入し、それ以来家庭用プラネタリウムにハマっておりまして、今回もその延長でこちらを購入しました。こちらはピンホール式ではありますが、これまで見てきた物よりもかなり良く出来ているのでびっくりしました。
多少作るのに手間がかかりますが、後半の天球造りさえ乗り切ればとても綺麗な星空が待っていますので、是非頑張って皆さんにも造って頂けたらと思います。ホームスターのとはまた違った感動が味わえます。
ピント調節機能が付いていないので、普通に部屋の床に置いて天井に向けて照射するとピンぼけしてしまうのが残念ですが、小さな部屋や壁の近くで照射すればかなり視界の広い星空を楽しめるのでは無いかと思います♪
造ってからの改造に向けてのTipsも載っているのもなかなかくすぐられるものがあります(o^^o)。
・「部屋全面に投影される星」
私は最初にHOMESTARを持っていたので、方式の違いがどの程度の違いとなるのかに興味があり製作してみました。まず感じたのが部屋の上下左右前後全面に投影されるので自分が空間に浮いているような錯覚を覚えることと、自分の顔の方向にも星が投影されるためやたらに眩しいと感じました。その後光源をミニマグ球に改造したり、水平以下に星が投影されないように改造したりと、いじっていくことで自分に合ったプラネタリウムになっていきます。
・「想像以上に凄い。癒される大人のキット」
部屋中に星が広がります。まさに想像以上。電気を消したトイレやお風呂場で使用すると効果抜群。ピンホール式なので、本体と壁が離れすぎると星が大きくなり必ずしも実際の星みたいにリアルとは言えませんが、星に包まれた空間は再現できます。価格以上の価値を感じました。本体は両面テープで接着のため、知らない内にバラバラになったりします。最初から説明書通りセロテープで補強するか、ホチキスで補強すればぶつけない限りバラバラになりません。本格派プラネタリウムというより、本格派癒しキットみたいな感じでしょうか。星が好き。最近疲れている。そんな人には是非お勧めです。
・「あと1000年寿命が欲しくなる」
本職の物理学者(しかも超ひも理論の専門家)が、ガッツリ語るSF的ガジェットの実現可能性。
レーザー光線だのエネルギー・シールドだのといったものが、現在の理論的・技術的最先端からその延長線上で、どれだけの実現可能性があるかを、かなりしっかり検討しています。
また、科学読本としても秀逸。ゴリゴリのバリバリな数学とか物理学の先端理論のコッテリとした解説はなく、SF小説や映画に加え、文学作品への言及も豊富で、読みやすく書かれています。コッテリとした解説はなくとも、自然界の四つの力がそれぞれどんな具合に取り扱われているかとか、余剰次元の巻き上げとか、異様に不自然な発見されすぎる素粒子だとか、反物質とは違う負のエネルギーとか、もしかしたらダークマターって・・・とか、本気の数学を提示されたら「なんのことやらさっぱり」なお話しを、イメージ豊かに伝えてくれます。
折しも、欧州で世界最大の加速器の運用も始まり、素粒子方面で日本人がノーベル賞を受賞したり、タイムリーでもあるので、著者が伝えてくれる最新動向には興奮しっぱなし。
さらにメインのSF的ガジェットの実現可能性にも他の同テーマの類書には見られない見所満載。なんと「テレポート」とか「念力」の現実可能性が、比較的高めに判定されてますよ。「超光速航行」の実現可能性なんて、「これがなんと「イエス」だ」とか言うので、もう耐えられません。まったく不可能と目されているのが「永久機関」と「予知能力」のみで、それ以外のものは、あらかた(めっちゃ留保条件つきながら)「物理法則に反しない」ので、不可能ではないらしい。うひー!
終章で、不可能だってのはどういうことよ?みたいな考察もあり、その科学的営為を楽観的に捉える態度や、もう一歩踏み込めば、社会的・倫理的な考察に結びつきそうな部分もあって、単なるポップ・サイエンス読本には終わっていない点も指摘できるけど、そんなこんなよりも、ええええ、タイムトラベルって「物理法則に反しない」のかよ!みたいな楽しい驚きに充ち満ちた一冊ですよ。
ライトセーバーがプラズマ・トーチってのにはガッカリながらも、人類の物理学と技術の進む先を見切れずにあと数十年で死んでしまわなきゃいけないこの身がはがゆい一冊です。
蛇足ながら、いや原子モデルって便利な認識の方便なのであって実在してるわけじゃないよね、みたいなとっちらかった社会構築主義が一部で根強く、自然科学者であると同時に哲学者でもあったエルンスト・マッハを援用する向きもあるようだけど、マッハの時代にはボーアのモデルはまだ一般的に受け入れられていなかったとか。いろんな装置で観察されるものは、「原子そのものではなく、一定の輻射なりを、そのように解釈されるもの」として観察しているにすぎない、とか言われますけど、なんか、すでに原子一個を直に触ったり動かしたり(どころか反水素を創り出したり!)できるようになってるらしいッスよ!!
・「「物理法則には逆らえません、船長」 〜 スター・トレックより」
・アニメ「攻殻機動隊」の光学迷彩(不可視化)・映画「ザ・フライ」のテレポーテーション
・・・これらはSFのままか?ミチオ・カク氏はこれらが既知の物理法則に反しないので、実現可能だと述べる。それどこころか近年、メタマテリアルの発明による負の屈折率の実現や、原子のテレポートの成功例を挙げ、ハードルは高いものの実現に近づいていると述べる。
ほかにも「反物質」を利用したスター・シップやカーボンナノチューブでつくる「宇宙エレベーター」など、空想でしかなかったものが真剣に検討されている。
スター・トレック顔負けの奇想天外の物語・・いやノンフィクションである。
・「SFネタは現実化するのか?」
テレポーションは転送装置のようにできるようになるのか?恒星間の宇宙船旅行はいつできるのか?タイムトラベルはトポロジーに反せずに実用化できるのか?並行宇宙は実際に存在するのか?
SFによく使われるネタを現在の最先端科学を基に量子力学の第一人者の著者が検証、推定していきます。
まず著者が現実化しそうだと推定する領域からレベル1から3に区分けして、これらのSFネタを検証しています。まずそのSFネタの有名なSFのあらすじやそのSFネタの発想を語りかけて注意を促してから、現在のテクノロジーではどこまで進んでいるのか、これらのSFネタはどれくらいかかるのか推定します。
実際テレポーションは原子レベルまで実用化されていますし、分子レベルまでのテレポーションは比較的早く実現しそうなので、レベル1の前半に置かれています。
扱っている内容がとにかく有名なネタばかりなので読み飽きる事がありません。そしてそれに関連する科学技術も合わせて著者が解説しているので1冊で2度美味しい♪
本書に出てきた邦訳書や参考文献は巻末にありますので、本書を孫引きにしてSFを探していくのも一興です。かなりSF書を取り上げています。
本書はSFを下に著者カク・ミチオの思考事件を展開して今後どうなるかを予想したもの。
●心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる (中公新書) (中公新書)
・「脳内情報の制御から「わたし」へ」
脳神経科学の紹介本。焦点は、神経の間を流れる情報がいかに制御されているか、にある。そしてこのことが「自我」「わたし」の成立につながっている。明確な観点から様々な実験結果が紹介される。紹介の仕方は丁寧である、論点がさほどぶれることもなく読みやすい。各節の最後にはまとめが提示される。議論の整理ができるのがよい。
まず「さわり」として脳科学による読心術を巡る、SF的な話がある。ついで、視覚情報処理の話。心身分離体験に見られる、自分の空間的位置を決定するメカニズムについて。記憶のメカニズムと、エピソードを作り出す海馬について。「知性」を司る前頭葉は、普段とは違う情報の流れを作り出すこと。社会性を作り出すミラーニューロン。感情のタイプをもたらす遺伝子的制約。脳の成長力と可塑性。最後に脳から意識内容を探る、読心術について。
興味深かった話題をいくつか拾う。まず眼球間闘争の話。これは左目と右目に違う像を提示するもの。こうすると交互に違う像が意識に上り、「見える」。この切り替えに関わっているのが、視覚野の手前にある外側膝状体。視覚情報の処理のかなり早い段階である。これとより高次の情報処理過程の関わりはまだ不明のようだ。意思の話。何かをしようという意思が生まれるよりも、数ms前に脳の活動がすでに見られる。このリベットらの実験(1983)は有名。だがfMRIを用いた実験によって、意思の8秒も前から前頭葉内部の活動が見られる、というスーンらの実験(2008)が紹介されている。8秒というのは相当な時間だ。この話題についてはわずかしか書かれていない。もっと知りたいところ。さらに道徳的判断の話。ある道徳的判断において、右前頭葉外側に瞬間的に磁気刺激を与えて活動を抑制する。すると被験者は不公平な状況を許容してしまうという。これは脳操作の可能性もはらむ問題であり、かなり興味深い。
以上で多少も見られるとおり、本書が提示する事例は論争的なものも多い。それが面白さにもつながっている。実験結果の解釈についてやや疑問を抱く場面もある。しかし極めて面白い問題提起がなされていることは確かである。また、性急な解釈に対する抑制も効いているのが好ましい。脳と意識、自我、意思の問題に関心がある人ならば、興味を持って読めるであろう良書である。
・「私の意思決定は、8秒前の脳活動に影響されている」
脳画像研究の最新成果を紹介、さらに今後に予想される問題点も指摘しています。最新武器は、MRIやPETを超えたfMRI。fMRI(機能的磁気共鳴画像装置)により、脳がある課題を行なっている時と、行なっていない時とを較べ、脳画像データ上の信号値がどれだけ変化したか、その信号値の変化は脳のどの領域に見られるかが統計的に解析できるそうです。統計的に確定するfMRIは、更に進歩して、より狭い機能を果たす時の画素ごとの信号値の分布パターンを見る方法で、脳内の部分を、より詳細に確定できるそうです。
この方法で、○外界の位置知覚。○範疇別の物認識。○脳内の知覚表象の生成の流れ。○見えたという意識の成立、見えた意識のない潜在的な知覚○自己の位置認識○自己同一性を成立させる記憶。○他者の理解、自己と他者の区別○脳と遺伝子とのつながり○学習による脳の可塑性など。を明らかにした様々な実験が具体的に紹介されています。個別の実験で、何がどこまで確定されたのかが、良く判ります。それを著者がどう解釈したかも明確で、脳の機能とそれを司る場と流れが、着実に解明されてきたことが良くわかります。又これらの心から脳活動を知る道筋とは逆に、脳活動から心を知る実験法も開発されて、自分しか分らない、さらには自分にも分らない心の内を、周囲が読み取れる可能性も近づいていて、他者が私の精神活動を覗き見し、操作することも現実になりうるようです。
著者の作業仮説的な考えでは、この研究は、心とか精神とかいわれてきた現象は、脳という物質を基礎として成立していると考えて、そのメカニズムを着々と解明する方向を目指しており、私という現象も、同様な方向で考えられているようです。私はモノではないという通念に対抗したこの考究が、何処まで進むのか、その成果を自分の生の中でどう解釈できるのか、正に人間の脳活動の質が試されるようです。
・「驚くべき、米軍機関の脳を操作する技術」
本書を読むまで、「現代の脳科学で実現できることなど、まだまだ限定的」と 高をくくっていたが、米軍の「脳を操作する技術」により、これほどの事がすでに実現可能なのだ、 という事実に、非常に驚くとともに、激しい興奮と恐怖を覚えた(その実現を抑制しているのは人の倫理というか細いものだ)。
やはり人間存在=脳なのであり、それ故、その脳を化学的、物理的、電気的に操作してしまえば、 人間存在自体が根本的に変わってしまうわけである。 それはSFのような超人の誕生をもたらしうる。
恐怖や痛みを感じずに敵に突撃し、見聞きした全情報をすべて忘れずに記憶し、 裂傷を受ければそれを即座に自己修復し、極寒の地に食べ物なしで放り出されたら 冬眠して何年もやりすごし救援を待つ・・・空港などでは全客の脳内をスキャンして危険人物を割り出し、特殊な音響砲を その危険人物にだけあてて失神させる・・・ 果ては兵士を完璧に人形のように操り(実際の人間を使ったWARシミュレーション ゲームのようだ)、敵兵の脳に致命的なダメージを与えるウイルスを散布し・・・ 先端技術は、実はすでにそこまで来ていたのである。 それを有効活用するも悪用するも、すべては現代を生きる人間の倫理観に ゆだねられている。そこに横たわる問題とは何か、そして脳と心の関係とは?
非常に丁寧な訳注186個がページ下部に配されており、脳科学初心者でも SF感覚でどんどん読み進められる、SFではない本当の話。 ここまで刺激的なエピソードとその科学考証に事欠かない科学読み物も珍しいだろう。
金融資本主義が崩壊しつつある現代に生きる我々は、あるいは脳科学の面でも大いなる 人類変革の夜明け前に立っているのかもしれない。 人間は結局「脳」であり、その視点から近未来の戦争は大きく一変すると強く感じた。
・「脳は心を表す場なのかなあ」
10年ほど前から河合先生の著作や講演に行き、心や魂、児童文学について多くを学ばせていただきました。近年、茂木先生のおかげで、脳科学に親しみを持ち、生き方が変わるほどの影響を受けました。その二人の対談とあって、雑誌「潮」からもずっと読んでいました。 脳をいくら細部にわたって細かく見ても、意識や心は見えてこない。でも、心や意識は厳然と存在する。こういった疑問に、「夢分析」や箱庭療法など、お二人に共通の話題で、読者に分かりやすく考えを示してくれています。 中高生からでも十分に読める内容です。
・「河合氏がグッと濃縮されています」
お釈迦様は、説法をする相手によって内容を変えたといいます。河合氏もさまざまな方たちとの対談がありますが、その都度、ユング心理学やご自身の臨床体験から得た知見を、異なる視点からわかりやすくお話されています。本書は、生前、脳科学者と雑誌で対談された内容が、死後、単行本として再編・出版されたものです。特に、箱庭と夢との共通性やシンクロニシティと無意識との関係のエッセンスが、グッと濃縮されています。河合氏のユング心理学はまず「意識と無意識の関係」に注目します。例えば箱庭で、ニワトリなりゴリラなどのアイテムを手に取りますよね。この時点ですでに、アイテム(意識)の背後にその人の無意識が関わってきているわけです。「たとえば、ニワトリならニワトリが、心のなかに残っているわけですね。で、帰ろうと思ったら、本屋でニワトリの本がパッと目に映ったりするとか。必ず買って読もうと。それが、ユングのいう「シンクロニシティ」です」(本書より)。この時、箱庭で選んだニワトリと本屋で見つけたニワトリとは因果関係はないです。大切なのは、自分の無意識と外のものとが呼応するというほうです。なぜか知らないけれど、箱庭の前に立ったらニワトリというアイテムを手にしてしまった。そして、帰りに本屋に寄ったら、ニワトリの本にパッと目がとまって買ってしまった。私のなかになぜかニワトリというかたちで無意識が働き出して、それがニワトリの本と呼応した。これが「シンクロニシティ」です。「意味ある偶然の一致」です。ここには科学的な因果関係はまったくありません。でもこころにとって「意味」があるんです。氏はいいます「この非因果的ということがものすごく大事なんです」(本書)、と。河合氏はこの無意識の非因果的連関のなかに、臨床の中でクライエントの生きる「意味」と「可能性」を探りだしてゆくのです。
「とくに近代科学以後は、因果関係を知るというのはすごく便利なことで、役に立つことでしょう。因果関係がわかったら、こちらの意図で操作できるわけですから。だからそっちへ行きすぎて、非因果的連関を見る態度を失ったんじゃないかと、僕らは思っているんですね。(中略)僕なんかは、この非因果的連関のほうをけっこうおもしろがって見ているわけですね。もちろん因果的にはつながらないんですよ。ただ、ミーニング(意味)はあるわけだから、そのミーニングを知ろうというわけですね」(本書)。
(箱庭の世界は)「わからない。わからないのが大事なんです。だから、それが「可能性」なんです。だからこれを続けると、その可能性が活躍したりするんですよ。可能性がもう出てきてる。自分でもわからない可能性があって、そのへんが活躍しだす」(本書より)。
こうしたシンクロニシティで出てくるものが、自分の無意識のなかで大事なものなんだと氏は指摘します。箱庭のもつ可能性を再認識させられました。本書は、日常生活の中で河合氏がどのように、自らの無意識とおつきあいしているのかも垣間見ることができ、参考になりますよ。
また、氏が箱庭療法の余韻がのこる態度でタクシーに乗ると、なぜか運転手にブワーッと身の上相談されて、まるっきり違うところに連れて行かれたなんてお話も入っていて、笑いのツボもしっかりと押さえられています!
・「聴き手のたのしい饒舌」
河合さんは、「聴き手」として、もうこれ以上ない相手だといつも感じられるのは、多くのさまざまな分野の人との対話を読んでいると思うこと。この茂木さんとの対話でも、やはり・・・と思いながら、読み進めていると、対話の句切りの各所で河合さんが、「もっと脳の話を聞きたかったなあ・・」と終るところが、この対話集の特徴になっているところを表わしています。茂木さんの深々とした関心が、河合さんの豊かな体験や思うところをいつにもまして引出し、読み手のこちらも、たのしく、おもしろく、尽きなくページを夢中で進めてしまう。
河合さん没後の出版ですが、読んでいると、「聴き手」のマイスターといっても、それでも足りないほど。ほんとうに貴重な方を失ったなあと、改めて思われる。
河合さんが「聴き手」としてのマイスター、ということの証しみたいな話がある。河合さんがよくタクシーに乗ると、運転手の方がなぜかよく、「じつは、ほかの仕事がしたかったんですよねぇ・・」などと話しかけてきてしまうというエピソードの中にもある。もちろん運転手の人は河合さんだとは知りもせず、気づいてもいないわけだが、つい「へぇ・・」などと答えてしまうと、運転手の人は尽きなく話しかけて来て、ついには道に迷ったり、間違えたり、ということになるので、だんだんタクシーに乗る際にはそんなムードに「乗らない」ように体勢をつくるようになったそうだ。
箱庭の現場の話とか、また患者さんとの興味深い体験など、「割切れない」ことの不思議さ、おもしろさを、思いださせる話し満載だ。
・「「先生の言葉、宝石のようです」と茂木氏を感嘆させた対談集 」
臨床心理学者の河合氏と脳科学者の茂木氏が、それぞれの専門である「こころ」と「脳」についての3回の対談をまとめた一冊です。
河合さんの考えは、従来の研究者らしくありません。「全体を認識することが大事であって、解釈する必要はない」と言います。クオリア(感覚質)をライフワークとする茂木さんと、対談の冒頭から意気投合するのは、必然のなりゆきでした。
あの自信たっぷりの茂木さんが「河合先生の言葉、宝石のようです」と感嘆してしまいました。こんな茂木健一郎、見たことありません。
本書の内容は、2006年に月刊誌に掲載されたものをまとめたものです。 対談が2年前に終わっているのに、なぜこんなに出版まで間があいてしまったのでしょうか。せちがらい今の出版界事情では、次々と新刊を繰り出さなければやっていけないはずです。
詳しい事情はわかりません。 河合さんの遺族に配慮したのかもしれませんし、単に編集担当者の怠慢だった(笑)のかもしれません。
読み終わって私が感じたのは、河合さんが治療と研究に取り組んでいる姿が、目に浮かぶように生き生きと感じられたことです。 もし、河合さんが亡くなった直後に出版されていたら、「あぁ、こんなに元気に活躍しておられたのに……」と追悼の思いが先にたちすぎて、河合さんのメッセージが心に届いてこなかったと思います。
「人間を全体で見よ」とい河合さんの治療姿勢は、この時期に読むからこそ胸に響いてくるのでしょう。
茂木さんといっしょに、あなたも河合先生と「関係性」を結んでみてはいかがでしょうか。
・「未来の子供たちへ」
私は小学校高学年の時、カールセーガン氏の宇宙に関するテレビ番組を見て宇宙の不思議に魅せられた。地球がとても美しい存在であること、宇宙にある幾千万の星々の中でも生命が躍動している星はほとんど見つからない、生命が存在する星の確率が想像以上に少ないみたいで、生きていることが奇蹟、幸運の連続であること、生命の神秘に気づかされた。この時代にあってはホーキング博士は、物理学やその他の科学が未来を引き継ぐ子供たちに地球に生きている存在の素晴らしさ、私たちの存在の意義、宇宙の完全性(これを神と表現してもいいと思う)を改めて再確認させてくれるすばらしい道具だとおしえてくれる。子供の好奇心を育むいい本です。大人も楽しめる一冊です。
・「小学生から理解できる宇宙物語」
本書は小学生から理解できるように書かれています。しかし、内容的には最新の宇宙の知識、情報も含まれていて、大人でも十分に楽しめる内容になっています。
全体的にはジョージの冒険というストーリー仕立てになっていて、所々に物質とは何か?原始の構成要素、素粒子、太陽系の惑星、準惑星、小惑星の最新情報などもストーリーを読み進める上での必要な知識をストーリー順に配列しています。
また宇宙の天体、銀河の写真も豊富です。肉眼では見えない天体も赤外線撮影された写真を用いて解かり易く説明しています。
ホーキング自身、「ホーキング宇宙を語る」があまりにも高度な内容だった為にそれからは順次易しい内容に移行して今回は児童にも理解できる本に仕立てました。
・「脇役のキャラクター設定が魅力的」
誰もが憧れる宇宙の旅。本書では、「コスモス」という名のスーパーコンピュータの持つワープ機能が、それを実現してくれる。主人公ジョージと隣の家の科学者エリック、その娘アニーの宇宙の旅を通して、宇宙の姿を視覚的に捉えられるストーリーになっている。また、ブラックホールなどやや抽象的で理解しづらい概念も、無理なくイメージできる。
何より、脇役のキャラクター設定がとても魅力的だ。テクノロジーを徹底的に嫌う両親。ペットはブタ。お隣に住む風変わりな少女アニーと科学者父エリック。スーパーコンピュータのコスモス。執拗に狙ってくるいじめっこたち。不気味なリーパー先生。彼らが、最初から最後まで勢いよくストーリーを引っ張っていってくれる。
ホーキング博士とその娘の共著ということで、より科学的な事実に即した内容を予想していた。しかし、ストーリーもキャラクターも創造的で、予想をいい意味で裏切ってくれた。唯一、「さすが科学者だな」と思わされたのは、一文一文がとても短く簡潔である点(理科系の研究者は短文を好む傾向が強い)。この明快な文章のスタイルは、本書の魅力をより高めている要因のひとつでもある。
挿入されているカラー写真も美しく、非常に満足できる一冊だ。ファンタジー好き、宇宙好き、科学好きに限らず、多くの人に一読をすすめたい。
・「英国人って!」
ホーキングの書く物は、本人はごく簡単に書いた積りであっても、どれをとっても我々門外漢にとってはなかなか歯がたたないものが多かった。今回は、違う。小説自体は娘のルーシーが書き、ホーキング自身は、いきなり現れるコラムを担当したのかもしれない。はっきりいって、子供だけに読ませておく手はない。いい年をした私自信、地下鉄を乗り過ごすほど、ページをめくるのも煩わしく感じるほど、一気に読んでしまった。 本書は、スーパー・コンピューターを使った冒険宇宙旅行シミュレーションを小説の主な内容とする一方で、太陽系宇宙の恒星と惑星、衛星の基本的な説明を進めている。またブラック・ホールの成り立ちも巧く説明してくれている。最新の高解像度の天体写真がついているのもいい。
しかし、やはりイギリス風味満載の小説である。陰険な教師、いじめの同級生が出てくるのも、ハリ・ポタ同様、さすがイギリスだし、やはりこれらがないと、この国の雰囲気が出ないのだろうか。少々、冗漫な書き方の箇所が無いでもないが、ストーリー自体はとても面白い。(第2巻へ続く)という最後のコメントが妙に悩ましい。それにしても、ピンクの豚が主人公ジョージのペットとは!
・「わくわくした気持ちをもって」
子供をだしに、自分が読みたかった本。児童書と言うことですが、自分が昔感じた、宇宙に関してのわくわく感がすごく感じられましえた。最後のジョージの発表。宇宙だけでなく、さりげなく地球での環境活動、親への思いも込められていて、すばらしい発表です。物理学のことも、わかりやすく説明されていて、大人も楽しめる一冊。早く続きを読みたいです。
・「最高です.」
紀元前の初歩的な暗号から第一次世界大戦でドイツ軍が使用し他国を震撼させたエニグマ,さらに現代の量子暗号までの暗号の歴史を,暗号開発,解読に携わった技術者たちの話や,暗号のしくみとともに紹介しています.
非常に面白いです.前作「フェルマーの最終定理」よりさらに面白くなっていると思います.エニグマをめぐる各国の争いなどは,普段探偵マンガなどにみるダイイングメッセージの解読とは違い,生死の際で必死になって暗号解読にとりかかる技術者たちの姿が克明に描かれています.すでに過去の話であるため公開されているとはいえ,各国が極秘事項をどのように扱っていたか,国どうしの関係なども描かれていて興味深いです.
・「暗号を切り口に世界史を読む」
アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で長門が読んでいた本の文庫版だ。 上下巻で600ページを超える厚モノだが、これは面白い。一気に読めてしまう。 この本の凄いところは、暗号にまつわる物語を「スコットランド女王」の物語から始めて「暗号解読」を「人間ドラマ」として読ませてしまうところ。 フランスの鉄仮面、エニグマ暗号を巡るドラマ、ゴールドラッシュ時代に隠された宝探し、第二次世界大戦のナヴァホ族の言葉を使った暗号などなど、古代文字の解読から現代のコンピュータ通信網まで、暗号を使う人のドラマや暗号を解読する人のドラマ、暗号の現れる舞台には必ず人のドラマが存在する。 一方で、この本は本格的に「暗号の解説本」でもあり、解読テクニックの詳細を徹底的に書き込んでいて、ただの歴史解説本ではない。ほとんど数学書のようなページもあって、コンピュータを使用しないレベルの暗号については、実際に読者が解読に取り掛かれるだけの情報を盛り込んでいる。巻末には懸賞金をかけた「挑戦問題」まである。 「暗号解読」をこんなにスリリングな読み物にしてしまう「サイモン・シン」というライターは凄い。他の本も読みたくなってしまった。
・「ロゼッタストーンから量子暗号まで・・面白くてワクワク」
「フェルマーの最終定理」のサイモン・シンさん、暗号解読の歴史というドキュメンタリーのこの素材を、ストーリーテラーとして本当に上手く料理されてます。
・「暗号をめぐる人間ドラマ」
「フェルマーの最終定理」に魅了され、この本も購入。
今回の「暗号解読」も素晴らしい出来だった。暗号解読者と作成者の間で繰り広げられる果てしない知的競争、その中で進化していく暗号。そこに暗号に関わってきた人間達のドラマが加わり、知的興奮と感動が同時にやってくる。
中でも鍵配送問題、公開鍵が取り上げれる下巻は最高だった。
・「世界観が変わる」
世界の情報化が進む中、暗号の重要性は益々大きくなってきている。
普段、何気なくウェブで買い物をしたりメールを送ったりしているが、これらが安全にできるのは暗号のお陰である。現在は当たり前のように使われている暗号だが、そこに至るまでには様々なドラマがあった。
上巻では、暗号の歴史が主に書かれている。カエサルから第二次世界大戦に至るまでの暗号作成者と暗号解読者の攻防がいきいきと描かれている。歴史、戦争にこれほどまで暗号が関わっていたということに驚く。
過去の歴史の中で使用されてきた暗号は種々あるが、具体的な暗号の例を一つ挙げよう。最も原始的な暗号の一つに、アルファベットのある一定分ずつずらすというものがある。例えば、dogという単語を一文字ずつ後ろにずらすと、ephという意味のない文字列に変換される。この手法で作られた暗号は素人目からしたら十分に解読不可能と感じられるが、このタイプの暗号は解読者の手に掛かれば見事に解かれてしまう。その手法に現代にも通ずるような統計学、言語学の知識が使われていたことは驚くに値する。
下巻では、現在の安全なウェブ社会を支えている暗号を実現するために最も大きな問題となる「鍵の配送問題」が中心に記述されている。
ある人が他の人に暗号を送る場合、暗号を送るだけでは正当な受信者はそれを復号できない。復号するには、「鍵」が必要で、それをある法則に従って暗号に当てはめ、解読することが必要となる。従って通信を成功されるには送信者は受信者に鍵を事前に知らせておく必要がある。
この鍵を知らせるためには、それを直接持っていく、または第三者に委託するなどの方法があるが、いずれも盗み見られたり奪われたりする危険性を免れない。またウェブ社会では相手が不特定多数になるため、一々配ったりすることもできず、この問題は大きな障害となるはずであった。しかし、これはある数学的知見により見事に解決されることとなる…。
上下巻とも非常に面白く読み応えがあるのであわせて読まれることを薦める。なお、補遺は下巻の巻末についているため、参照しながら読みたい人は上下巻をセットで買った方がよい。
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