「やはり田母神さんを支持することは間違っていなかった。」「バランス感覚」「文民統制に反したと? 笑わせるな」「もっと話題になってほしい」「田母神氏は本当に素晴らしいお方と思います」
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫) (詳細)
戸部 良一(著), 寺本 義也(著), 鎌田 伸一(著), 杉之尾 孝生(著), 村井 友秀(著), 野中 郁次郎(著)
「日本人の行動特性は変えられないのだろうか」「今、考えないといけないこと」「社会学的な見地」「何度も読み返したい、いや読み返さなければいけないと思わされた」「旧日本軍の組織と現代日本の組織・・・これは名著である。」
「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
新訂 孫子 (岩波文庫) (詳細)
金谷 治(翻訳)
「世間のイメージほど薄っぺらな内容ではない」「全ての人が読むべき書」「多分、必須教養」「意外にも現代性ある一冊」「 失ったもの」
孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略 (知的生きかた文庫) (詳細)
守屋 洋(著)
「読み易い「孫子」です。」「この価格でこの内容!」「わかりやすく読みやすい」「究極の人体実験より導き出された実戦心理学」「いい本!」
大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)
「同シリーズの上巻に続く下巻!」「現実の戦いとはこういうもの!」「いかにあろうとも、、、」「サムライの言葉に勇気づけられました」「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。」
機密指定解除 歴史を変えた極秘文書 (詳細)
トーマス・B・アレン(著)
「究極のノンフィクション・エンターテインメント!」
大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫) (詳細)
坂井 三郎(著)
「最高の戦記。」「サムライの心意気を知ることのできる本」「熱くなりたい人へ」「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。」「戦闘機乗りの生き様は凄い」
民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる (詳細)
スイス政府(編さん), 原書房編集部(翻訳)
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ。」「今の日本に必要なもの」「国防の原点は、国民一人ひとりがが国を守る意識を持つこと」「自由と独立の保障を得るために」「危機管理意識の差」
ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論 (詳細)
小林 よしのり(著)
「よしりん、ロスジェネ世代に説教をかます」「史料検証の第一人者「漫画家」小林よしのり。」「漫画を超えた学術本」「「パール判決書」を学ぶための最良の解説書」「学者以上に検証した内容」
● 改革!
● 戦争,外交関連1
● 心磨き。
● 問題解決を考える
● 全国民に告ぐ!!!!!今こそこのバイブルを手にする時だぁ〜!!!!!
● 最近読んだ本2
● 自分探し。
● 歴史関係
● アマゾンベスト50-100からの選りすぐり2008年8月15日
● 中公文庫
● 生きる。
・「やはり田母神さんを支持することは間違っていなかった。」
著者が言うように反日・侮日には言論の自由があり、母国を「よい国」だと言うと言論統制される現状は異常です。「日本を戦争に巻き込むのは日本軍」と、GHQに洗脳され続けているとしか思えない状況があまりにも長く続いてきました。大部分のマスコミと一部の政界・教育界で、国民の生命・財産を護るという仕事に対して偏見を植え付け、思考停止させてきた結果です。メディアでも政界でも「田母神論文」と記号化し印象操作が試みられています。著者の主張の全文と背景をまとめたこの本は、「空幕長降ろし事件」の一次資料として価値あるものです。近代史を「予断を排して丁寧にたどっていく」、「自分の頭で考えたい」という人にとっても、入門書としてお薦めします。著者の堅固な主張と、柔軟で魅力的な姿が伝わってくる好著です。
・「バランス感覚」
田母神前空幕長に対するマスコミを始めとする多くの論調は、その真意を理解しようとせず、始めから異常者扱いしようとする、きわめて異常なものであった。本書を読めば、アパ論文には収め切れなかったであろう筆者の論点が明確になる。単なるナショナリズムではなく、これまであまりにも一方的な側面からしか論じられることのなかった近代史を、反対側からも眺めてみようという健全で「科学的」な筆者の見解が理解できる。そもそも自衛官は、国のためには命を捨てることも厭わないことを宣誓して任官するのであり、自らの命を懸けてもよいとする国に対する敬意なくしては彼らのモチベーションなど到底保てまい。もちろん、悪いこと(その基準は極めて曖昧だが)をしたら反省し、要すれば謝罪するのは当然である。しかし、反省は国内でやればよいことであり、謝罪もグローバルスタンダードに則ってやるべきである。自分だけが悪かったなどと世界に向かって声高らかに言うことは、魑魅魍魎が跋扈する国際社会においてはナンセンス以外の何物でもない。マスコミ始め、田母神空幕長を批判する人々は、ほんとうにお人よしの、よき日本人だと思う。彼らに国際感覚がないことを攻めるのは酷かもしれないが、戦前の日本の失敗と同じではないか。つまり、日本的感覚で国際社会と対峙しようとするから結局は孤立してしまうのである。田母神氏が言うように、戦前の日本人も、実にお人よしであり、人種平等やアジアの開放を理想としたが、結局は西洋に飲み込まれてしまった。話せば分かってくれると思うのはあまりにも甘い考えとしかいいようがない。誤れば許してくれるのは日本人ぐらいであり、謝ればつけ上がるというのが世界の常識だ。本書は、欧米流がグローバルスタンダードとなっている国際社会において日本が生き抜いていく上で最も必要とされる視点を提供してくれる。田母神前空幕長のバランス感覚に敬意を表するとともに、筆者のような人物が自衛隊の頂点に立っていたことを、世界の中の日本人の一人として心強く思った次第である。
・「文民統制に反したと? 笑わせるな」
田母神氏の論文公表を「文民統制の破壊」だの、ひどいのは「クーデター」などと非難し煽りたてた政治家やマスコミ等、彼らの反応は異常というよりパニック状態に近かったのではないか。何故自衛官の論文一本に、彼らがこれほど恐れおののき、取り乱したのだろうか。本書は本来の目的以外、こんな疑問への解答まで与えてくれている。
・「もっと話題になってほしい」
非常に読みやすく、また自衛隊についての知識がない私にはたいへん興味深く、すーっと最後まで読みました。「防衛という仕事は抑止力をどうつくり出すかだ」という言葉が印象に残りました。
論文騒動は、調子に乗ったマスコミに政治家が媚びているように見え、非常に不快でした。報道ステーションでは、田母神氏についての極めて悪質で陰湿なVTRを流し、古舘氏がわざとらしく呆れた表情を作っていました。マスコミは本当に汚いと感じていました。
テレ朝関係者ですら読まざるをえないほど、本書が話題にならないものかと考えています。
・「田母神氏は本当に素晴らしいお方と思います」
そもそも戦後の日本が自虐史観に蔓延され、科学的な検証を一切許さない雰囲気があること愚かしい限りです。国際政治の中では、自省だけして主張しない者は食いものとされるだけ。悲しいけどそれが現実であります。正しい主張を堂々とすべきです。国に命をかける覚悟のある自衛官たちの誇りを守ることは非常に大事であると思いました。
・「日本人の行動特性は変えられないのだろうか」
旧日本軍がどうして第二次大戦で負けたのか、ターニングポイントとなったミッドウェー、ガダルカナルなどいくつかの代表的な戦いのケーススタディを通じてその理由と、失敗から得られる教訓を導こうとしている。共著の本にありがちな問題として、文体が変わってそれぞれの章が読みにくいという難点はあるものの、中身はなかなか詰まっている。ケーススタディを通じて、(1)自らの価値観への傾倒と過信、(2)論理性の不足を補うための精神論への依存、(3)対外的な情報収集能力のなさ、(4)組織の硬直化、(5)組織内のコミュニケーション不足など、現在の官僚組織にも通ずるような問題点を明らかにしている。一番なるほどと思ったのが、米軍と日本軍の比較で、日本軍には遊びがなかったという指摘。すべてが順調に進むことを前提に、余裕のないスケジュールと兵站で作戦を組み立てるといった物理的な余裕のなさだけでなく、戦時中にテニスを楽しむなど米軍の持つ精神的な余裕のなさの両方を指しているのだが、これも現代の日本人に通ずるところである。国民性と片づけてしまえば元も子もないが、何とかならないものだろうか。
・「今、考えないといけないこと」
本著は言われるまでもなく、組織論の名著であります。
今の日本は、売上の拡大や、シェアのアップなど高度成長期と同じ成長モデルでの企業の成長は難しくなっており
本著を通じ教え考えさせられる組織のあり方、現在の複雑系な組織の中でも、基本的な組織のあり方は単純なモデルであり、そのモデルの構築をいかようにすべきか考えさせられました。
また、10年後、経験をつんでから再度、読み返さなくてはならないと感じました。
・「社会学的な見地」
失敗および組織の社会学的研究の題材として第2次世界大戦で敗北した日本軍を取り上げています。こういう見方で旧日本軍を観察することに対する目新しさを感じました。また、日本軍の組織が日本的集団主義、つまり官僚制を採用しながら情緒性を重視する中途半端な組織であったために一つの失敗が多くの失敗を誘発してしまったという考え方を一つの柱として書いています。これは旧日本軍に限ったものではなく現在の日本の政界および会社組織にも当てはまることであり、現在の日本の状況は、この本に書いてあるように失敗の本質を十分理解し、反面教師としない日本人的考え方に基づくものであるかもしれません。
・「何度も読み返したい、いや読み返さなければいけないと思わされた」
ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄での6つの作戦を、戦略、情報、資源、兵站、組織といった各面から分析した組織論の好著。敵の過小評価と自己の過大評価、空気によって支配される議論、人的ネットワークだけに依存する「間柄」中心の意思決定、信賞必罰の不徹底など、いずれの作戦にも顕著な現象がそれぞれ解説される。これらは現在の組織にも散見されることであり、その意味では非常に有益であり、ときどき耳の痛いこともあり、大いに教訓的だった。
最も印象的だったのは、強烈すぎる成功体験から逸脱することを許さない定型的な教育から過剰適応がうまれ、結果として適応能力を締め出し、凝り固まった「ものの見方(パラダイム)」に縛られたこと。そして、異質なヒト、情報、偶然を取り込むことなど皆無で、結局組織的なイノベーションが起きることも皆無だったということ。
何度も読み返したい、いや読み返さなければいけないと思わされた。
・「旧日本軍の組織と現代日本の組織・・・これは名著である。」
ハードカバーの初版から丁度23年、この書は名著である。文章は良く内容はとても面白い。様々な点で、日本人は全く変わっていないと思い知らされる。作戦司令部は兵站無視、情報力軽視、科学的思考方法軽視の風潮があり、独自の風土で硬直的に官僚的な思考で、現場を見ることなく机上でのプラン作り、その上に無責任極まりない。一方で現場に行く参謀本部作戦課の辻政信班長のように、現場で独断専行、無茶苦茶なことしてくれる。闇雲に突破一辺倒と敵戦力の過小評価の牟田口中将は科学的な数字、情報、合理的論理性がない。ある空気によって支配される議論と空気、その場しのぎの中途半端な行動、コンティンジェンシー・プランの欠如、超エリート集団の強固で濃密な人的ネットワーク、「間柄」中心の組織意思決定、その決定の遅れと重大な失敗、相手の過小評価と自己の過大評価、知識・情報の共有の無さ、士官学校、陸大での暗記中心、定型的な教育、信賞必罰の不徹底、どれをとっても現代日本の身の回りにあるようなことで、非常に参考になる。
・「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」
論評はいつでも加えられる。大事なのは、次第に少なくなっている戦争体験者の生の声を聞きとっておくことである。著者は、自分と同世代の、祖父母世代が戦争を体験している年齢のようだ。直接戦争の語り部とはなりえないだけに、感情移入せずありのまま聞き書きし、伝え残す援助をしている。八十四歳の伊達智恵子さんをふとした機縁で最近知って「女性に残した戦争の影」を入念に追った記録である。何人もの特攻隊員の遺書などを一まとめにして出版したものをよく見かけるが、本書は一人の女性のかなえられなかった戦中の道程が淡々と、しかも生き生きと語られていて、小説を読んでいるような気がする。「将来のためには、過去の一切を忘れ得るのが、真に強き者である」「誰も恨まない」ように生きてほしいとの言葉を遺して飛び立っていった恋人。本書タイトル「知覧からの手紙」は、特攻隊員として出撃する直前にしたためた手紙である。その遺品を後生大切に戦後六十年を潔く生きてきた女性。自分自身では書き残そうとはしないでいた実話を著者に語り聞かせてくれた【心に響く純愛物語】である。 本書の語り手「私」は著者ではなく、主人公伊達智恵子という実在の人物である。遺影の前にたたずむ写真も口絵に添える。それだけに現実感をもって迫ってくるものがある。「幾久しく健在であれ」「その人の分も生きてください」と祈る。 自分を励ますように、最期まで前向きに、潔く生きようとする。遺書は次の言葉でしめくくられている。 今後は明るく朗らかに。 自分も負けずに、朗らかに笑って征く。
・「世間のイメージほど薄っぺらな内容ではない」
最近ビジネスの世界で孫子がブームである。解説書や、ビジネスと結びつけた本も多い。しかしなんといっても孫子自身の書いた本をよんでほしい。難しいのでは・・・と思う人がよんだら、きっと拍子抜けするくらい簡単な本だから。薄いし。
2000年前ととても思えないほど洞察に満ちたこの本は、圧倒的なリアリズムに裏打ちされている。たとえば孫子は兵を勇猛果敢、兵はかくあるべし、などとは書かない。彼は兵とは都合が悪ければ、目を離せばすぐに逃げ出すものだ、と言う。彼は戦争など下の下であって、国と国の最後の手段としてしか用いてはいけないという。彼は戦争に至らないためのありとあらゆる手段を尽くせ、という。
クラウゼビッツ(戦争論の著者)と大きく違い、彼は国全体の経済のなかで戦争を捕らえていた。戦争が国の経済に与える影響を良く知っていた。また、情報の重要性も知っていた。
できれば中高生に読んで欲しい。僕がそうだったように、人生が変わると思う。孫子は戦争に勝つための方法を書いたような薄っぺらな本ではない。大学生以上でも遅くはない、読んで欲しい。きっと何度も震えが来るはずだ。
・「全ての人が読むべき書」
「彼を知り己を知らば百戦して殆うからず」孫子兵法の有名な、最も言いたいことだと多くの人が思っていることでしょう。それが大きな間違いだったことが、孫子兵法を実際に読むことで理解できると思います。非常に良い本ですが、勘違いしないでほしい本でもあります。
孫子は「教科書」でも「参考書」でもないのです。
「背水の陣」で有名な韓信をはじめ、名将といして名高い白起も、「戦は兵法書の暗記で勝てるものではない」と言っています。
戦争・経営・人生の最高のレクチャー本と断言していいですが、鵜呑みにすることだけはないようにしてください。「自分で応用できる人の中に孫子はその本質がある」
そんな書物です。
・「多分、必須教養」
「孫子」本はたくさんある。ハウツー本からマンガ、そして原典訳まで。この本は原典訳、そして「史記」に見える孫子たる人物の逸話にも触れている(二人とも)。
自分が思うに、ハウツー本は所詮、著者の主張であって、孫子の主張ではない。孫子の主張は原典の中にしかない。そして、それに自ら触れることで、自分なりの「孫子との対話」が完成する。
読めない外国語では日本語訳をあたるしかないが(ここにだって訳者の主張が混じる可能性はあるのだ)、孫子は高校漢文知識で読めるのである。訳もついてる。忙しくたってこの本を携帯し、休憩がてら時間をとるくらいはできるはずだ。ということで、社会人必須教養図書の一冊として推薦します。
・「意外にも現代性ある一冊」
中学生時代から何度か読んでいる。 内容は、この時代によくぞ書けたと思うくらいリアリズムに徹した著作である。他にも「呉子」「六韜」「黄石公三略」その他の兵家の著作の中で、唯一偽書でなくて残っているのが本書であるし、また内容的にも当時から最も評価されていた著作なので、それだけのことはある。 本書で特に強調されていることは、「兵は不祥の器なり」(老子)に繋がるいたずらな武力行使を戒める姿勢である。何せ今も昔も戦争にはカネがかかるのだ。また、政治的な解決を先行させずに武力で解決しようとすることが、紛争の早期解決には繋がらないとの洞察もあったのかもしれない。むしろ、武力に頼る姿勢は現代の方が顕著かもしれない。もう一度この思想を見直して欲しいものである。 また、間諜の重要性を異様なほど強調していることも本書の特徴だ。さすがに現代では「死間」は使えないだろうが、何よりも情報収集に力を入れることが、無駄な犠牲を減らすことに役立つという観点から、スパイ(というか、インテリジェンス)を推奨しているのだ。これは戦争に限らず、すべてのプロジェクトに応用できる考え方だ。 本書では、戦争のもうひとつの重要な要素である兵站は重視されていない。三国志の時代に諸葛孔明があれほど補給に苦しんだことを考えればこれは意外だ。本書が書かれた時代には、短期決戦しかなかったのだろうか。
・「 失ったもの」
高校時代に中国古典にかぶれて本書を読んだが 流石に 青春時代の幻想と妄想に満ちていた小生にとっては むしろ読んでいて腹が立つ本であったと記憶している。青春時代は 理想に燃える熱血少年だったということかと20年以上経った今では 当時の自分が懐かしい。
ところで それから20年経ち 社会に出て 色々すれた後の最近に本書を読み返した。
全く腹が立たない。
実社会を経験したあとに本書を読むと はたと膝を打つばかりである。勿論小生は戦争が職業ではないし そもそも戦場に行ったこともないわけであるがそれでも読んでいて感に堪えないのが本書である。 つまり 戦争や戦場は現実社会の一局面であり 一方 我々の実社会も戦場の一面は常にあるわけであり 従い 読んで得られる所が多いわけである。ビジネス書で孫子の特集などが組まれているわけだが なるほど こんなに面白いのであれば 当然である。
それにしても 本書を読んで腹が立った時代があった。年を取るということは 陳腐ながら 何かを失うことでもある。
●孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略 (知的生きかた文庫)
・「読み易い「孫子」です。」
「孫子の兵法」は知らなくても、武田信玄の「風林火山」や「敵を知り己を知れば、百戦して殆うからず」なんて台詞はご存じでしょう。
現代から2500年昔、春秋戦国時代の中国に生きた軍師・孫武によって書かれたと言われ、「三國志」で有名な曹操や甲斐の武田信玄、果てはナポレオンなど多くの「名将」と呼ばれる人々が親しんだとされる「孫子」は、"現代を闘う"ビジネスマンの方々にも示すところが多く、我が国でも広く紹介されていることは周知の通りです。
ところが多くの「孫子」本は、元が中国の本だけあって、読むのにかなり労力を要します。そこでこの本なのですが、とても読み易くて、お勧めです。内容は、一節毎に原文の後に解説や逸話が書かれているという形で、そこに書いてあることが何を意味しているのか、とても解り易くなっています。
また、携帯便利な文庫サイズで、おまけにこの価格も魅力だと思います。
元が「戦争のやり方」を説いた本なので、それが現代のビジネス社会とどう結び付くのか、少し戸惑うかも知れませんけど、通勤電車の中ででも気軽に読むと面白いですし、ちょっとした局面できっと役に立つと思います。
・「この価格でこの内容!」
星5つが限界だから5つです。個人的には星100個。生涯使う「座右の書」というもに出会うのは極めて稀です。2000年もの間、世界中の何億という人間に読まれ、評価され、今なお輝きを失っていない人類史上最高峰の知恵「孫子」。その内容が包括的に解り易く、コンパクトにまとめられており、
出勤中、風呂場、トイレ、寝る前と生活のあらゆるシーンで紐解くことが出来、しかも価格は500円!
日本人全員に買うことをお勧めします。
・「わかりやすく読みやすい」
読みやすく、最後まですらすらと通せます。 ①訳文(例:戦争は国家の~) ②漢文(例:孫子曰ク、兵ハ国ノ~) ③解説。例題(戦において過去にあったことなど)を交えて。の順で書かれています。これを読んで歴史小説などを読むと、小説が更に面くなりますね。またその逆も。ああ、なるほどな。と思うことが多々あります。 重宝しているので、星は五つ。
・「究極の人体実験より導き出された実戦心理学」
中国の春秋戦国時代(数百年続いた弱肉強食の時代)に確立された兵法書。ある意味、膨大な時間と犠牲を払って行った 極限状態の人間心理を確かめるための実験から 導き出された結論と言えよう。ヤワな近・現代心理学、行動科学、戦争論なんて、極限られた条件のみみっちい現象しか語れないのに対し、こちらは普遍的な真理を語る。孫子と韓非子とマキャベリがあれば、後は、人生に何もいらない。
・「いい本!」
私は中国古典に少々興味があり、買って見たのですが、この本はいい!価格は安く、学生の私でも気軽に買えました。内容でも所々に漢文が入れ込まれており、漢文も楽しめる!解説も詳しく書いており、理解がしやすい!この本はためになりました!
●大空のサムライ〈下〉還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)
・「同シリーズの上巻に続く下巻!」
世界中で英語などに翻訳されて出版されている大空のサムライシリーズの下巻です、やはり実際に零戦に搭乗した坂井三郎の戦記は一味違います、読んでるうちに勝手に想像してしまうのですよ。「なるほど、こっちからグラマンがきてこう攻めたのか。」などと勝手に想像しつつ読んでいるわけですが、いつの間にか理想の人になってしまいました。将来自分もこんな風に立派な人になりたい!と思わせる力があるのでしょう。とくに片目を失いつつも戦列に復帰して15機vs1機での壮絶な戦いの所には興奮してしまいました,,,,特攻出撃に坂井が行くときもやはり極限状態に追い込まれた人間の状況が生々しく書かれています。あまりに素晴らしいので友達に大空のサムライシリーズを全部薦めています、最後は衝撃的な終わり方で物足りない気もしますが、自分はこのシリーズほど衝撃を受けた本はありません。しかもただの戦記ではなくかなり今の生活に人生に役に立つ本だと思います、ちょうど自分ぐらいの年から海軍に入ったのかと思うと、この差をどう考えてよいのかわからなくなります。
・「現実の戦いとはこういうもの!」
戦術論(机上の空論ではなく)ではなく、いちパイロットとして、一対一の戦闘における飛行機乗りの極限状態など、生身の人間がいかに戦ったのかが克明に記されてある。 世界の名パイロット達も認める坂井さんの本。幾つもの死線を潜ってきた者にしか分からない事がある。これは普通の人では決して書けない内容だ。どんな差し迫った事態でも、そこを潜り抜けてきた人たちの告白は実に鮮明で説得力がある。
・「いかにあろうとも、、、」
戦争反対です。ゼロ戦のテクニックはすばらしいものがあったそうです。男も女も戦地にゆくのにどれだけの犠牲をしいて行ったのか?一人ひとりの物語としては美化しすぎではないかとおもいます。 戦地へおもむくという事が男のロマンやスキルでかたってはならないとおもいます。どれだけの死を認めれば戦いは終わるのでしょうか。わたしは戦争という特殊な世界ではなく、人として本当は戦いたくなかったのだと信じたいです。 亡くなられた人達のご冥福を祈りつつ、読み手もカッコイイと思わず、記録として身構えて読むほうがただしいのでは、、、
・「サムライの言葉に勇気づけられました」
392ページあとがきに代えて、を読み丁度悩んでいた今の私を勇気づけてくれました。
「戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。 辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。 むしろこちらが勝っている場合が多い。その辛い最後の一瞬を、 必ず勝てるという信念で頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人 であって、その苦しい最後のときにヘタばった人が、必ず落とされる運命にある。」
これは、サムライが空戦に学んだ自己制御として、巴戦で敵戦闘機と一騎打ちをする際に、最後に頼れるのは自分自身のみであることを振り返っているくだりです。
もはや精神論以外の何物でもなく、今時・・・なのかもしれませんが、私はそうは思いませんでした。これは自分を信じること、頑張り抜くこと、その先に道が開けることの真理だと思います。
辛いときこそ、冷静になるべきだとは、いろいろな悩みを抱える現代の社会人にも、きっと勇気や救いの一言となると思います。
戦争を美化することでもなく、むしろその虚しさをサムライは伝えています。戦記というよりは、もっと深い心構えを教えてくれる本です。
・「朝飯は一緒に食えても晩飯は食えない。」
常に戦争をしてる日々が続くとこうなってしまう。この本を読むと朝はいた奴が夜はいない。一体こんなことが日常茶飯事になったら今の我々はどうやって向かい合って生きていけば良いのだろう。しかし今となっては遠い昔、こうやって戦い続けた日本人がいた。ごく1部の誤った指導者のお陰で。終戦を知った坂井が「死んだ仲間が一番可哀想だ。」。 今、彼は笹井中尉の元に仲間達の元に還った。「虎は千里を行って千里を還る。」
・「究極のノンフィクション・エンターテインメント!」
歴史という大きな流れの中に翻弄された人、その事象に人生をかけた人、それぞれのストーリーがタイムカプセルとなって紹介されている・・・読む側にとっては究極のノンフィクション・エンターテインメントでした。 この本をきっかけに、機密文書を出発点として、さらに歴史を探訪できる「入門書」としても楽しむことができる1冊です。
●大空のサムライ〈上〉死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)
・「最高の戦記。」
この本を読んで学ぶべきことはたくさんあります、それはただ機体の特徴、敵の進攻の様子だけではない自分の人生まで影響するような何かです。この本を読み終わったころにはきっと命の大切さ、仲間の大切さ、ここ一番でがんばると言うことなどがわかってきます。こんな本に出合えてほんとに嬉しいいです、ほんとの意味で男とはこう言う人を言うのではないのでしょうか?カバーの死闘の果てに悔い無しとは坂井三郎が自分に満点をあげたと言うことだと思います、いまどきこの世から去るときに悔いがない人などそういないでしょう、自分のすべてを出し切ったからこそこのようなことが言えるのだと思いました。このレビューを読むよりネットが便利になった「今」こそ、この本を読むべきだと思った。
・「サムライの心意気を知ることのできる本」
この本の中で好きなところは多いが、時間の無い方は、「あとがき」だけでも読むことをお勧めする。
真の飛行機乗りになるにはどうしたらいいのか、また坂井氏が努力してきた訓練方法、その方向性、信念は、単に戦闘機操縦のみならず、人生においても通用するものだということが分かる。
坂井氏はこう言う、「敵と戦うよりも、自分と戦うことのほうがずっと苦しいことであることを知った」と。「ほとんどの人は持って生まれた能力の30%くらいしか使わずにこの世を去っていっている」「人間は自らがつくり上げた第二の天性で勝負するものだ」とも言っている。
太平洋戦争ではすっかり日本が悪者になってしまっているが、この本を読むと、実際、現場の兵士たちが、いかに勇敢に誇りを持って国を守るたに戦ってきたか、というのが分かる。
今ではすっかり、サムライや武士道の精神を受け継ぐ人達というのはこの日本で見当たらなくなってしまった。サムライの精神というのは、こういうものだ、というのを後世に伝えることのできる貴重な一冊だ。
・「熱くなりたい人へ」
男が本気になる戦いとはどれほど熱いものなのかを、文面からヒシヒシと感じることが出来る。読み進めるにつれどっぷりと感情移入してしまい、あたかも自分が零戦を操縦している気がしてくる。そして圧巻は、「あとがき」にあった。これを読み、これは単なる戦記ではなかったのか、と気が付く。本文にはどこにも坂井氏が日常生活でどのような努力をしてきたのかがなく、「まさに才能の人」と感じていたが、あとがきに記された、緻密で弛まない努力を知ることにより、本書は「戦記」から「自己啓蒙書」へと代わった。ここまで戦うこと、自己を高めること、妥協しないことにストイックであった結果、「撃墜王」となった、ということに改めて頭が下がる思いである。また、随所で挿入されている写真が素晴らしい。被写体となっている男達の、「本気の視線」に大いに引き込まれてしまった。
・「読んでいてとても夢中になった。そして電車で泣きそうになった。」
とても読みやすかった。飛行機に詳しくなくてもなんなく読んでいける。空戦での命の終わりのあっけなさと、それに対するパイロットたちの心構えが読み終わっても自分の胸の中に重く残った。これは他人に薦めようと思う。先日亡くなった著者のご冥福をお祈りします。
・「戦闘機乗りの生き様は凄い」
坂井さんの文章は、小学校の話だとそれらしい文体に、二十歳くらいだとまたそれらしい文体に、現在だと俯瞰したような文体にと、実年齢によって文章の感覚に違いが凄くあって自伝的な話なのに当時の少年が作文をかいているような瑞々しさがある。戦闘機乗りになるまでに散々遠回りをした話をさらっと書いているが「努力」とはこういうことを言うのだなぁと痛感させられる。あとがきにも常に自分を律していることが一番楽なことだと書かれていて、私もそうなりたいなぁと憧れを持って読みきりました。本書の中での凄みは「死の受け入れ方」について触れられていることです。戦闘機乗りになったからには空で死ぬのが当たり前だという姿勢が全編に貫かれていて、戦士した友を涙を流して弔いながらそれがごく自然なことだと感受できるその戦争心理は、訓練で辿り着ける人間の境地を感じます。トップガンの映像が文章から凄い迫力で幾重にも展開されていく強烈な本です。
・「降りかかる火の粉は払わねばならぬ。」
第二次大戦が始まる前、ヨーロッパには嫌戦争感が漂っていました。もう第一次大戦の様な戦争は真っ平…。そこにつけ込んだのがナチスドイツです。「俺の言う事を聞かないと戦争始めるぞ」とナチスドイツは各国を脅し、脅迫外交を展開しました。戦争をしたくない、ただその思いで各国はナチスドイツの外交に譲歩しました。しかし第二次大戦は起こりました。ナチスドイツは最初から戦争する心算で準備を進めていたのです。この反省から本書は生まれました。本書は自ら好んで戦争を仕掛ける国のためのマニュアルでは有りません。本書は戦争を仕掛けられたときどうやって身を守るかの「自己防衛」のためのノウハウ本です。戦争は嫌ですが、降りかかる火の粉は払わねばなりません。好戦的な国に対して犬がお腹を見せるが如く媚びても戦争は起きます。「戦争は多くの人が死ぬ。戦争反対。」、などと寝言を言っているうちに、かけがいのない我が国が侵略されるのを黙って耐えることなど私には出来ません。
・「今の日本に必要なもの」
平和だの人権だのという言葉は心地よい。人類の理想であるし誰も反対などしないだろう。しかしながら、これらは貧富の差や宗教問題が解決しない限り、永遠に手に入らないものだと思う。周辺国が軍事力をバックに日本を狙っている現在、平和ボケした頭を冷やす意味でも読んでいて損はない一冊だと思う。
・「国防の原点は、国民一人ひとりがが国を守る意識を持つこと」
スイスでは、国防の必然性を国民に解くべく、 軍人には武装訓練を説明する「軍事操典」をマニュアル化する一方で、 民間人には、本書・「民間防衛」を一人ひとりに付与し、何時も敵国からの侵略に備える体制を敷いています。 本書は、国防は国家の軍事力のみに頼るのではなく、国民全員が国土防衛の意識をもつことが最も大切といいます。最終的な選択は、財産の基本たる自由と独立を守ることを望むか、 それとも相手への隷従の道を歩むかの選択です。敵は、武器に因る攻撃だけでなく、心理作戦を用いて抵抗意識を挫こうと周到に狙っています。 何れの事例も日本の周辺に起こっている現実に、はっとさせられます。日本の周辺国、中国、北朝鮮、ロシアの三国は日本に核弾頭を向けています。特に中国は日本に対し、核を武器に和平を装った隷従を要求しています。しかし日本に危機意識はありません。 敵国のプロパガンダに惑わされないために、国家の義務として、国防に対する国民の意識改革が急務です。
・「自由と独立の保障を得るために」
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・「危機管理意識の差」
これを読むと、日本の危機管理に対する意識の甘さというもの改めて認識できる。一般市民までにこれだけの意識を植え付けるというのが、本当の防衛なのだということなのだろう。
・「よしりん、ロスジェネ世代に説教をかます」
「パール真論」は、中島岳志著「パール判事」を批判しながら、正しいパール像を打ち建てるという本である。連載中から、「中島みたいな小物を相手にするな」「もうパールはあきた」と言った批判が相次いだようだが、結局、去年の年末から半年以上かけてパール論・中島批判は続けられた。特定の個人をこんなに長期にわたって批判したのは、ゴー宣の歴史始まって以来初めてのことだが、今回の論戦は、ゴー宣の歴史の中でどのように位置づけられるだろうか。私は、小林から中島らロスジェネ世代に対しての叱咤だったと考えている。
現在20代後半から30代前半の世代は、小林よしのり「戦争論」の直撃をもろに受けた世代であり、その衝撃があまりにも強すぎて、今でも彼らは小林に対して適切な距離をとることができない。ある者は小林を罵倒・嘲笑し、またある者は小林の影響などまったく受けなかったというフリをする。それでいて、何とか小林を乗り越えようともがいているのだ。一種のエディプス・コンプレックスである。
たとえば、右翼から左翼に転向した雨宮処凛は、論座で小林と対談した号で、自らの「戦争論」体験を語りながら小林を揶揄する文章を書き、小林から無礼だと批判されている。中島も、かつて小林の戦後民主主義批判に強く魅かれたと同時に疑問を持ったと、小林に対するその複雑な感情を著書で告白している。そんな、かつての良き読者であったロスジェネ世代特有の「弱さ」を、小林は中島に見出し、思い切り説教したのだろう。中島は父親=小林を乗り越えるために安易に小林を批判して、結局叩き潰されたのである。小林への反論で、自分にとって小林は特別な存在だと泣き言を言っていた中島が哀れであった。
彼ら特有の「弱さ」を克服し、小林の功も罪も吸収した上で小林を超える人物がロスジェネ世代から誕生するのはいつだろうか。そんな逸材が登場するまで、小林はまだまだ第一線に君臨し続けなければならないだろう。
・「史料検証の第一人者「漫画家」小林よしのり。」
本書の内容の大枠は中島岳志著「パール判事」に対する反論・批判となっています。
半分は「SAPIO」のゴー宣からの採録と他に「正論」での論文が2つと「戦争論3」から第10章を再構成して載せています。
もう半分は書き下ろし・描き下ろしで、「解題 パール判決書」と題したパール判決書の要約は115ページにも及び読み応えがあります。
帯には「これはもうひとつの戦争論だ」とありますが全くそのとおりで、副題を付けるなら「戦争論4」で決まりだと思います。
これまでの小林氏の著書からも明らかだったと思いますが、彼の史料検証は非常に丁寧かつ正確だと思います。
むしろ、本書を読むと「どうやったらこんな解釈になるのか?」と一般の高校卒業程度の国語力しかない僕でも不思議に思うような解釈を、中島氏をはじめ知識人の方々がしているのには驚かされます。
それはおそらく「国語力」で史料検証に当たるのではなく、「特定のイデオロギー」や「偏見」を持って史料検証に当たっているからではないでしょうか。
それではまともな史料検証など出来はしないのは言うまでもないことで、小林氏の本書における怒りや呆れは痛いほどよく解ります。
「たかが漫画家」などと侮らずに学者・知識人の方は本書を読むべきだと思います。
本書を読んでも反論出来るのかは甚だ疑問です。
・「漫画を超えた学術本」
普通の学者以上に徹底して検証した漫画を超えた学術本だと言える。パール氏の名誉と真実を守ろうとした著書の熱い思いが伝わると同時に、また非常に勉強になりました。ところで、「虎太郎」さんとやら、あなたはきちんと著書をよんで評価を下したのか?読みもしないでいい加減な評価はやめていただきたい。
・「「パール判決書」を学ぶための最良の解説書」
1年ほど前、近所の都内中型書店の左翼本コーナーに「パール判事(中島岳志著)」という本を見かけ、“何で左翼がパール判事を!?”と胡散臭さを感じたが、「左翼の巣窟」東大のアカ教授・御厨貴が賞賛していて納得。靖国に飽きたらパール判事ですか!?その夏、何とあのNHKがパール判事のドキュメンタリーの放送するとのことで、“ついにNHKも目を覚ましてくれた!”と喜んだのも空しく、番組はパール判事の真意を全く無視したもので愕然とした。その頃からか、本書の著者・小林よしのりが中島岳志らを相手にパール論で論戦をしていて、個人的には著者に対し、「胡散臭いサヨクを徹底的に叩き潰してくれ」と内心思いつつも特に関心を寄せていたわけではない。しかし、何と中島岳志は「自称保守」で、おまけに比較的まともだと思っていた西部邁が同調してしまっているらしい。何だこれは、中島は張治中かハリー・ホワイトか!? 『つくる会』のように保守分断を狙った工作員のようだ。
本著はそうした論戦時の小林よりのりの漫画や論文を集めたものである。「パール判事の日本無罪論(小学館文庫)」「パール博士『平和の宣言』(小学館)」は読んだが、「パール判決書」をジックリ読む予定はちょっと…という人には、その要約・解説書として絶対にお薦めである。書き下ろしで「パール判決書」を要約・解説した論文が全体の3分の1、約100ページに渡って収録もされている。後にパール判事が「日本人は、どうか私の判決書を読んで、日本の歴史を学び直して欲しい」と言ったように、日本の近代史も学ぶことが出来る。それにしても、一人の漫画家や一般の素人に簡単に論破されてしまう珍説を垂れ流す日本の学界ってどうなってるんだろう!?本来、最高学府にして国家を背負うエリート育成の最高峰とならなくてはならない東大が完全に「左翼の巣窟」といった有様で、そこから腐敗官僚が産み出されていくのである。せめて、国立大学くらいは一度、解体・再編しないと本当にアブナイ。最近ではテレビをつけて、解説で出てくる大学教授を見るだけでどの局かわかってしまう。
・「学者以上に検証した内容」
第1次資料に当たることがいかに大切なのかと言うことをまざまざと見せつけてくれた一冊だろう。学者が言うことはいつも正しいとは限らない。裁判と一緒だ。みんな自分に都合の良いことだけを提示して、判断を仰ごうとするのだ。この本を読む限り、どちらに説得力があるかについては語るまでもない。
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