詩の力 (新潮文庫) (詳細)
吉本 隆明(著)
「詩の死滅した時代のガイド」
生きる わたしたちの思い (詳細)
谷川 俊太郎 with friends(著)
「みんなの『いま』がここにある!」「生きる」
わたしがあなたを選びました (詳細)
鮫島 浩二(著)
「読む人を選ぶ本」「すべての人に読んでもらいたい本」「感謝の気持ちを思い出させてくれた本」「赤ちゃんは自らの意志でやってくる」「シングルマザー」
今日は死ぬのにもってこいの日 (詳細)
ナンシー ウッド(著), Nancy Wood(原著), Frank Howell(原著), 金関 寿夫(翻訳)
「ネイティブアメリカンの死生観」「言葉を失ってしまう美しい生き方。」「静かに開きたい一冊」「一家に一冊?」「MANY WINTERS」
原色小倉百人一首―朗詠CDつき (シグマベスト) (詳細)
鈴木 日出男(著), 依田 泰(著), 山口 慎一(著)
「内容はしっかりしており、全体的に非常に丁寧に作られた本」「安い!!安すぎる!?」「CDの声に疲れてしまいました。」「3冊も買っちゃいました」「内容充実でかなりお得!」
「1800円!!?」「自然と涙が」「バイバイ」
神曲〈1〉地獄篇 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) (詳細)
ダンテ アリギエーリ(著), Dante Alighieri(原著), 寿岳 文章(翻訳)
「至上最高の不滅の古典!!」「史上屈指の名著」「35歳の地獄」「できれば豪華版で」「傑作と言われるだけの価値はある」
中原中也詩集 (新潮文庫) (詳細)
中原 中也(著), 吉田 ヒロオ(著)
「文学へのいざない」「天才って手に負えない」「昭和最大の詩壇」「ダダイズムマンセー」「中原中也と小林秀雄」
ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫) (詳細)
ゲーテ(著), Goethe(原著), 相良 守峯(翻訳)
「永遠を見た悪魔」「さすがゲーテさすがファウスト」「第一部は分かりやすい」「上演不可能の脚本に何故ゲーテが取り組んだのか」「旧版 森 林太郎 (翻訳) はいずこへ」
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集 (詳細)
金子 みすゞ(著), 矢崎 節夫(編集)
「見つめなおす私」「子供のころの視点を思い出させてくれる一冊!」「3才の娘が朗読!」「心が洗われるよう。」「ひろがる~ひろげる~」
● 妊娠中に…
● 中原中也
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 6/20
● 子育てお役立ち♪
● 育児の必須本
● 私の好きな絵本
● 哲学
● 本1
・「詩の死滅した時代のガイド」
初出は毎日新聞社であり、同社記者による聞き書きの1冊。同じ手法で単行本化された『日本近代文学の名作』と同様に格好の日本近現代詩入門となっている。本の「作り方」としてはお手軽には違いないが、やはり大吉本の魅力には抗し難いと評者には思われた。かつて、一般紙には絶対出ないと断言していた吉本だが、こうした「転向」にも倫理的なリゴリズムから脱却したのであろう(やや皮肉)。
「ネオコン」鮎川信夫との盟友関係や、吉増剛造への高い評価は当然だが、宇多田ヒカル、俵万智に対しても一定の評価を与えているところが吉本流だ。吉本自身が、不器用なまでに倫理的な主題を持っていた詩人ではあったのだが、谷川俊太郎と谷川雁、塚本邦雄と田村隆一が並ぶ結構は刺激的である。
永瀬清子を高く評価するスタンスも「サヨク」的にはどうなるのだろう。全く自在な境地に遊ぶ詩人吉本の面目躍如といったところか? 評者は田村隆一の「明日になれば死ぬ言葉」と鮎川の「繋船ホテルの朝の歌」とともに永瀬の「諸国の天女」を深く愛するが、吉本はその長い詩人としての、また思想家としてのキャリアのなかで、詩作品に対する評価を変えてきたのではないだろうか? その経緯(そんなものがあるとすればだが)はよく知らないが、詩どころか言葉に対する緊張感がまるでなくなってきた現代、吉本のややアナクロな視点が却って新鮮であり、瞠目して読まざるを得ない。
・「みんなの『いま』がここにある!」
mixi発!
mixi初!
1つのトピックが1冊の本になりました。
東の学生さんや
南のお母さん
西のサラリーマンに
北の夢みる少女
顔も知らない、声も聞かない、そんな私たちが
「生きる」というコトバの元に集いました。そこには様々な喜びや悲しみ、孤独と笑顔が詰まっています。
後半はトピ参加者7名と谷川俊太郎氏との座談会の模様が収録されています。私もその7人の一人として参加しました。非常に内容の濃い座談会でした。前半のそれぞれのコトバや写真と同じくらい充実しています。
どこから見ても
イイ本!!
だと思います。
私はP37〜39にかけて、2作品と写真1枚採用されてます。
まずは、手にとって開いてみてください。そこには飛びっきり素敵な
『いつもの今』
があるはずです。
初めてなのに懐かしい
そんなコトバたちを体にしみこませてくださいね!
・「生きる」
声に出して読みたくなる谷川俊太郎さんの「生きる」。そしていろいろな人たちがいろいろな場面で紡ぎだした「生きる」。
一生懸命読んでいるはずなのにどこか上の空になってしまう。それは読みながらも自分のことを考えずにはいられないから。
生きるって何?どうして今も生きている?どんな時に生きていると感じる?これからも生きていこうと思う?これからどうやって生きていく?どうやって生きて行きたい?
決して受け身では終われない本だと思います。自分も参加せずにはいられなくなる本です。そして大切な友人にプレゼントしたい一冊。
・「読む人を選ぶ本」
この本は、流産を繰り返した人や、やっと妊娠できた人、子供ができて大喜びの人等には、あまり同感できない部分があります。本屋で立ち読みしていたらぜったい買わなかったと思います。でも、思いがけなく妊娠してしまった人、赤ちゃんの誕生に対して何かとまどいのある人などには感動の本だと思います。
・「すべての人に読んでもらいたい本」
今、まさに臨月というタイミングでこの本に出会いました。「まさか私のために書かれた本?」と錯覚してしまうほど、ひとつひとつの言葉が胸に刺さって、涙が止まりませんでした。
「私を選んでくれてありがとう」妊娠がわかった時から、その気持ちはだけ持っていました。でも、私のお腹にいるベイビーは、私だけじゃなく、私と主人、2人のことを親として選んできてくれたんだと思うと、主人のことも今まで以上に大切に感じたし、もちろんベイビーのことをさらに愛おしく感じるようになりました。
妊娠してから、心ない産科医の言葉に傷ついたこともありました。尊い命をただの商売としか考えていないとしか思えない医者がいる一方で、新しい命の誕生をこんなに素晴らしく表現できるお医者様もいらっしゃると知って少し救われた気がします。
これから親になる人はもちろん、子供たちにも読んでもらいたい1冊です。
・「感謝の気持ちを思い出させてくれた本」
3人目を妊娠中に産院で初めてこの本を手にしました。つわりに耐えられず「こんなにつらいのなら堕ろしてしまいたい」そんなことを考えていた頃にこの本と出会うことができ、お腹の子に申し訳ない気持ちとこんな弱い私を選んでくれてありがとう。そんな思いでいっぱいになり、つらいつわりも何とか乗り切れました。今でも育児に疲れたときに読んでは涙してしまいます。読むと優しい穏やかな心で子供たちに接することができるんです。虐待などの問題が多い今こそ、この本を皆さんにもっと知ってもらいたい。
・「赤ちゃんは自らの意志でやってくる」
吉野弘の詩集「二人が睦まじくいるためには」(童話屋刊)の中に「I was born」という一編があります。日本語でも英語でも「生まれる」を意味する表現は、受動態の姿をしていて、そのことからも子供というのは自らの意志でこの世に登場するわけではなく、産み落とされる存在であるということを改めて意識させられる詩でした。
しかしこの「わたしがあなたを選びました」は一転して、子供は自らの意志で親を選び取ってやってくるという能動的な存在として描かれています。間もなく誕生してくる胎児のモノローグという体裁をもったこの詩は、尊い命が確かにそこにいることを強く感じさせます。
そこで思い出したことがあります。 スペイン語で「生まれる」を表す単語はnacerといいます。これは能動態のままで「この世にやってくる」ことを指すことができる言葉で、初めてこの単語とであったときに、英語や日本語の場合と異なり、胎児が自らの意志で誕生してくることを表すその発想の違いに新鮮さを感じたものです。
こうした発想の転換がこの詩の根底にもあります。自分たち以外の意思ある存在が自分たちのところへやって来る。しかもやって来ることを楽しみにしている。そのことが若い夫婦にどれほどの励ましを与えてくれることか。
作者は埼玉県の産婦人科医。数多くの命の誕生に立ち会った医師であるからこそ、自然と一気に沸いてきた言葉を見事な詩編に紡ぎ上げています。
手のひらよりもほんの一回り大きい程度のサイズです。プレゼントには手頃といえます。これからお産を迎える夫婦には素晴らしい言葉の贈り物になることでしょう。
・「シングルマザー」
シングルマザーで産む決意をした友達に贈りました。Babyを産んだことを後悔して欲しくないし、育児に悩んだときも、忘れないで欲しいから。BABYはあなたを選んだのですよ。あなたに愛されるために生まれてくるのですよ。と。自分自身この本を読む度に、妊娠中、おなかに話かけたこと、出産直後、娘を抱いて
「生まれてきてくれてありがとう!」といったこと、思い出して目頭が熱くなります。子育ては色々あるけど、親子というのはすばらしい出会いですよね。妊婦さん、育児奮戦中のママに是非贈りたい本です。
・「ネイティブアメリカンの死生観」
堂々とした人生を生きる彼らはの死は祝祭のようだ。彼らは世界の中での自分の位置を知っている。科学文明が発達したなかで生きる僕らにとって、彼らの言葉はとても重みが感じられる。そんな彼らの死生観・自然観などが詩や散文としてまとめられている。追悼式や結婚式で朗読されたり、教科書にものっているらしい。
原文もすべて載っていて、高校生で十分わかるplain Englishで書かれているので英語の勉強にもなる。
・「言葉を失ってしまう美しい生き方。」
淡々とした言葉で語られていますが、自然と時間との一体感、脈打つ命の存在感を強く感じました。
この本について語るべき言葉が見つかりません。うまく表現できませんが、感情が揺さぶられ、心に強く響いてくるものがあります。読むというよりも、とにかく感じてみるのが良いと思います。
何度となく読んでいるのですが、読む時の自分の心の状態によって、さまざまに感じられます。
まさに珠玉の一冊です。
***私が気に入っている一節を、ご紹介させてください***
たぶん、君自身になるってことは
泣き叫ぶ嵐の中に、君独りいるってことだ、
そのとき君が求めるすべては
人の焚き火に手をかざすことだけ。
***なんて!静かで美しい言葉でしょう!***
・「静かに開きたい一冊」
私は寝る前や思いついた時にふと手にして開きます。どのページでもかまいません。何気なく開いた1ページをゆっくり読みます。ゆったりとそれでいて重く心にしみいります。 私が勝手に感じている事ですが、‘自然’というテーマに日本人もインディアンとの共通の接し方があったと思うのです。だから私の心の底に響くのかもしれません。ぜひ今の日本人に感じていただきたい本です。
・「一家に一冊?」
表情豊かな彼らを描いた絵と共に、自然を愛し敬いながら暮らす中実感として生まれた気持ちが、数々の言葉によって伝わってきます。どなたかおっしゃってましたが、ぱっと開いた頁を毎日一箇所読む、という方法も大変良いと思いますし、また、完読後、何度読み返しても飽きずに、その時々に新しい思考を与えてくれる言葉たちです。
・「MANY WINTERS」
これは、死を助長する本ではありません。ニューメキシコ州タオス・プロブロ・インディアンに語り継がれる「口承詩」を書き留めたものです。大地、生きること、考え方、捉え方を散文詩のように書かれています。全てを理解するのは難しいですが、感覚で捉えると面白い本です。
・「内容はしっかりしており、全体的に非常に丁寧に作られた本」
女性の落ち着いた声による朗読CDがついています。一首ごとにトラックを代えて録音されていますので、CDのランダム演奏昨日を使えばこのCDが読み手の役割を果たしてくれるということもできます。
本文も前ページカラー印刷で、歌の内容をイメージさせる比較的的確な写真が挿入されているのがとてもよいです。歌の意味、作者、語句の解説とともに鑑賞のポイントについて詳しく解説がついています。
内容はしっかりしており、全体的に非常に丁寧に作られた本です。価格もCD付きで破格という得るのではないでしょうか。
・「安い!!安すぎる!?」
CDが付いて無い方の本も購入しました。ほとんど同じ表紙でしたが、価格が333円しか違わないので、本の内容が全く同じだとは考えませんでした。読み手の女性の声は、好き嫌いが分かれるところだと思います。私は風情があって良いと感じましたが、お年寄りには、聴き取りにくい様です。(介護施設で使用)声の質感よりも、気になったのは、声の高さです。歌によって高さが違います。歌番順に高くなるので、ランダム再生だと違和感がありました。
・「CDの声に疲れてしまいました。」
百人一首を覚えるという学校の宿題や、家族で遊ぶときに役立つと思ってCD付を買いましたが、CDの声がかなり年輩の女性の声で、格調高いのかもしれませんが、声になめらかさがなく聞くのに疲れてしまいました。 小学生の子供は、いらいらしてやる気がなくなると言う始末で、素人にはあまり向かないCDのような気がします。本は写真がきれいで説明も丁寧です。CDが期待はずれで星2つです。
・「3冊も買っちゃいました」
最近小学生の姪っ子たちが百人一首にはまっているので、きちんと勉強するのになにか良い本ないかなと探してみたら、こんなのが見つかりました。お値段がCD付で893円!!破格ですよ。しかも文法・意味はもちろん、時代背景も詳しく記されていて、充実の内容。歌を鑑賞するのにもピッタリだし、姪っ子たちが中学や・高校にでも使えそう♪CDなしのものも販売されています。ちなみにrioは二人の姪っ子用と自分用に3冊も買ってしまいました。
・「内容充実でかなりお得!」
普段は内容をかなり吟味してから購入する私が、書店で見かけパラッとめくってその充実した内容に即購入。 CDがついて、この内容で、この値段はかなりお得だと思います。
百人一首の解説、時代背景からはじまり、各句ごとに丁寧な説明がなされてある。語句語法も載っているので、勉強する学生にもお勧め。 社会人にとっては教養知識となる。日本人として、古き言葉を聴き、情景を思い浮かべるくらいにはなってみたいものだ。
ただ、子供用(幼稚園と小学校低学年)にと最初は買い求めた物だが、CDの朗詠が長唄調で、かなり聴きづらく、子供の興味はすぐに失われてしまった。。。まずは、自分がしっかりと知識を仕入れてから、子供達とお遊びに興じる、としよう。。。
●バイバイ
・「1800円!!?」
高い!( ̄□ ̄;)!! でもあたしには高くなかったです。前の本はつまんなかったから今回もなぁって思ったけど読みはじめたら一気に読み切ってしまいました☆一瞬にして元彼がでてきたぜひ読んで!!
・「自然と涙が」
前回の本と同様 とても共感出来ました。
本屋さんで ふと目についた時がこの本を読む時な気がします
・「バイバイ」
この詩集は ほんまやばいです…
失恋したりしたとき読むと 涙がとまらんくなる!そんな詩集です★
イズの考えかた…価値観…ほんと尊敬…
たちまち よんで〜(笑)
・「至上最高の不滅の古典!!」
世界史を習った人なら誰もが知っている、ダンテの「神曲」。翻訳が素晴らしく綺麗です。
地獄編では我々日本人にはあまり馴染みの無いヨーロッパ中世の地獄の様子、中世のキリスト教の考え方、ダンテの痛烈な社会批判、読めば全てがわかるようなまさに百科事典的な知識の集大成!!「神曲」全編を通して考えるなら個人的に地獄編が一番面白いです。
文章を見てみると難しく思いますが読んでみたらスラスラ読めます。解りやすい脚註もついてます!(この脚註のおかげで中世の知識が無くても「ああ、なるほど」みたいな感じで読めます。) 世界史のルネサンスで覚えたこの作品、読んで損は無いと思います。
・「史上屈指の名著」
日本人にはそれほど馴染みがないですが、世界的には「詩人」の代名詞にもなっているダンテによる長編小説。高校の歴史の教科書にも紹介されていますが、実際に通読したことのある人は少ないと思います。生身のままのダンテ本人が古代の詩人ウェルギリウスに導かれて死後の世界を巡るというストーリーで当時の人々の宗教観、倫理観、宇宙観などが壮大なスケールで描かれています。本書「地獄篇」は、「憂いの国に赴かんとする者は我をくぐれ。永劫の呵責に遭わんとする者は我をくぐれ」という有名な文句が刻まれた門をくぐった先の「地獄」について描いています。現代人には、この「地獄篇」が最も面白く、興味深いかもしれません。
・「35歳の地獄」
”勝ち(負け)組”とか”頭のいい(悪い)人の・・・”とか冠する本がベストセラーとなる昨今も、ダンテが政争のため35歳で流浪の身となった700年前でも、人の欲の本質は変わらないらしい。 『神曲』は難解と敬遠されがちだが、本書は読みやすい大活字の寿岳訳の真下に、西洋古典に縁薄くともまったく不自由を感じない同氏による註付き。 導者ウェルギリウスは、流浪するダンテの弱さを助ける内なる理性の声と希望だと考えれば、作品が身近に感じられるのでは。個人的には亡霊同士の醜い諍いに足を止めるダンテをウェルギリウスが厳しく叱責する第三十歌。また、死してなお、地上での名声のため名を伏せようとする亡霊が描かれる第32歌。そして、より深い地獄に故郷フィレンツェの”裏切り者”を落とすダンテに特に惹かれる。
・「できれば豪華版で」
私は文庫版ではなく最初に刊行された旧訳・旧仮名の豪華本で読んでいるが、訳文に「見まく欲りする」「時じく」など上代の蒼古たる語彙を散りばめた擬古文調の口語訳といい、独自の神学に基づいたおどろおどろしいウィリアム・ブレイクの挿絵といい、ブレイク神学にダンテ神学を融合させている思いいれたっぷりな挿絵の解説といい、豪華絢爛で素晴らしいの一言に尽きる。各巻冒頭に記されたブレイクによる薔薇、向日葵、百合の詩も、最初に見た時は奇異に感じて戸惑ったが、これ以外にはないと思うようになった。
註釈も周到でわかりやすい。『神曲』は様々な神学、神話伝説、科学的知識を詰め込んだ百科全書的書物だけに、天国篇など本文より註釈の方が分量が多いぐらいだが、読ませる。
ただ、文庫のサイズでは大幅に魅力を減じるので、できれば文庫版でなく豪華版で読んで欲しい……というのは文庫版レビューとしては不適切なコメントだろうか。
・「傑作と言われるだけの価値はある」
タイトルの通りです。 具体的にあらすじを説明していくのは難しいですが、筋道を砕いて言えば、地獄巡りの旅、と言う感じでしょうか。地獄の展望や罪状によって落とされる場所、受ける呵責の異なる亡者達。それらを詩人の霊、ウェルギリウスと巡り、亡者達と語りあううちに、なぜダンテの見知りの者達がそこで呵責を受けているのか、と言ったような事が丁寧に説明されてゆきます。読んでいくうち、「ああ、海外の地獄はこんな風なのかあ、凄く細分化されているんだなぁ」 とか、「へぇ、海外ではこういったことも罪なんだなぁ」 とか、日本人との考え方の違いという物でしょうか? そんなものがひしひしと感じられてほとんど冒険物語のように読んでしまいました。 また、他の方のレビューにもあるように注釈や翻訳が非常にわかりやすくて僕でも読めました。付け加えておくと歌のまとまりごとにその冒頭部分で、完全な現代文の説明文がついています。文体は元が詩ですから少し分かりにくいかも知れませんが、そういった説明文や注釈をよんで置けば読むのにそれほど苦労はしません。 世界的文学作品と言いますと皆さん敬遠しがちで、僕もまるで辞書を読んでいくような心持ちでよみはじめたのですが、読みやすいので満足しています。是非手に取ってみてください。 蛇足ですが、注釈の中にも北欧神話や書かれた当時の背景などが描かれていてそのあたりもかなり楽しめます。が、時々注釈に「聖書の〜ページを参考」とあるのは、困りますね。そのあたりを考慮して星一つ減しました。
・「文学へのいざない」
高校時代、現代国語の教科書に中也の「朝の歌」が載っていた。その耽美な世界に惹かれ、繰り返し読んだ。今でもそらんじることができる。
最近の国語の教科書から遂に鴎外が消え、俵まちが掲載されているというような話を聞いたことがある。さて、中也はどうなのか?確かに鴎外は比較的難解であるため、文学アレルギーを起こさせるという懸念は分からぬでもない。だからといって「サラダ記念日」ではないであろう。
中也の詩は現在の少年少女達の心と比較的容易にシンパシーを生じるのではないか。中也の詩は文学の深淵なる世界への扉になってくれるのではないかと思う。
比較的平易な言葉で耽美で切ない世界をえがく中也の詩こそむしろ文学の入門書として恰好なのではないか。
多くのファンを持つ中也だが、代表的人物として、元YMOの高橋幸宏さんがいる。(幸宏さんの世界もまた耽美で切ない)
本書は中也の世界が網羅された必携の一冊であると考える。
・「天才って手に負えない」
中也の言葉は、美しい。現代口語の極みかもしれない。特にそのリズムに魔的とも言えるほどの魅力がある。 そんな、世にも美しい言葉で紡がれるのが、世にも女々しい愚痴、繰り言。 吐き気を催すほど女々しい内容、でも言葉の美しさには魅了されてしまう。口ずさまずにはいられない。 天才って、ホントに困ったモノです。
思うに、彼の周囲にいて一緒に生きた人々は、もっと困っていたことでしょう。
・「昭和最大の詩壇」
文豪と形容される者、数多くいれど中也ほど類まれに見るユニークな詩人はいない。ヴェルレーヌから影響を受けたカトリック的方法論を軸に独自の視点で詩という枠の水準を高めることに成功。またデカダンスな側面が、多くの近代詩人に影響を与えたことは想像難しくない。武田鉄矢氏の引用で有名な「頑是ない歌」
の一節、”思えば遠く来たもんだ~”など立体的な表現は読む者にいやがおうにも活字を浮かび上がせる力を持つ。ここに世紀を超え語り継がれる一冊がある。
・「ダダイズムマンセー」
自分も趣味で詩を書いたりしますけど、この人の詩からはだいぶ影響を受けています。 休むことを知らずに繰り返される日常の中に消えてしまいそうな切ない感情を表現することが、本当に上手い人だと感じました。
・「中原中也と小林秀雄」
中原中也がいかに所謂「センチメンタリズム?」などとは無縁の境地で偉大であったか、そのことをはっきりと認識できた者がさほど多いとは思えない。中也は、ランボオと手を携えながら、ホメロス以来の詩魂を我が物とした稀有な詩人であった。なるほど、小林秀雄のランボオ訳は、一種の神業に等しく、小林秀雄自身が至宝であることは間違いないだろう。だが、その小林秀雄も、自ら中也のように詩神の子となることはできなかったし、そのことをこの上ない明晰さで認識した。その苦い認識を糧にして、小林秀雄は、神のごときランボオの訳業を通じて登場することによって、中也の女とランボオの訳業を同時に寝取ったのだ。そうすることによって、中也という存在がまさにギリシアの系譜を引く詩神の子である事実を抹殺しようとしたのかもしれない。事実、その後中也は速やかに死へと追いやられていった---
・「永遠を見た悪魔」
心理学者で有名なユング博士が大のお気に入りだったゲーテの「ファウスト」であるが、一部にこの書物は、オカルティズムとも関連が深いと言われることがある。
しかしながら、それを読解できるのは非常に稀なことであり、殆どの人はそのような読み方をできないという評を、哲学・心理学・宗教学・オカルトなどの各書籍で見つけることができる。
さて、この書物はゲーテのライフワークであったことは確かであろう。彼の青年の頃から書き初め、死の直前まで書き進められた、その最初と最期に深い意味がある。
よく言われることであるが、ファウストもメフィストフェレスも同様にゲーテの分身であるということである。
若き神学者であり哲学者のファウスト博士は、この冒頭で眼前に偉大な何かを見つつ、それと決別せねばならない。「もう神も悪魔も恐くはないが、私には生きる楽しみが無くなってしまったのだ。」と言い、毒杯を仰ごうとする彼は、青春があまりにも早く過ぎ去ったと嘆くツァラトゥストラを彷彿させる。
実は彼はこの決別に絶望しつつも、悪魔と契約し没落することで生命の素晴らしさを再び探求する旅に、今出かけるところなのだ。生命を謳歌し満喫する為に、彼は悪魔と同属とならざるを得ない。それもまた絶望である。
さらには彼は、若い娘に神について説教され、それを悪魔に揶揄される。
「神についての専門家が、逆に説教されてしまいましたね。」という言葉には、一体何が隠されているのだろうか。
この作品は、少なくとも二重の読み方ができる。簡単にファンタジーを楽しむか、それとも永遠を見たゆえに悪魔と契約しなければならない神学者の姿を見るかである。
・「さすがゲーテさすがファウスト」
やはりゲーテは言葉の美しさからしてなんかすごいですね。本当にその素晴らしさを語れといわれるとむずかしんだけど 感覚に訴えるっていうか言葉の美しさってこう言う感じなのかなと初めて思った作品ですね。想像してもきれいだし何よりセリフに臭さがないといったらいいか作品の雰囲気の中で自然と適切な言葉が出てきていると言うか・・・やっぱり説明すると難しいけど・・・
そして何よりもその発想力と構想力 (何かいまのSFにも十分通用するようなところありますよね) やっぱり悪魔と魂の契約をするという筋が何よりも魅力的(?) 手塚治虫がすきだったというのも納得。
あとできれば本によって訳のうまいへた、注釈とか、話の分かりやすさ結構違ったりしますので自分で少し見てみて選ぶのをお勧めします。
・「第一部は分かりやすい」
ゲーテは二百年くらい前の作家であり、ベートーヴェンやナポレオンと同じく、写真発明前夜に活躍していた。「ウェルテル」とは違って、「ファウスト」は積極的に物事に挑んでいく姿勢を持っている。ファウスト自身の欲望は次々と悪魔メフィストフェレスによって具現化されていくが、なかなか満ち足りることがない。
第一部は、ファウストとグレートフェンの愛を巡る悲劇であるから、割と読みやすい。(第二部以降は西洋文化に精通していないと難しいと思われる。)第一部だけ読むだけでも、様々なことに対する考え方や見方が違ってくると思う。
文庫では、新潮でも出ているし、森鴎外全集の一冊としても出ている。甲乙は付け難いが、森鴎外だと第一部第二部とが一緒になっているので、分厚くて読みにくい。
・「上演不可能の脚本に何故ゲーテが取り組んだのか」
それ自身が既に降霊術の呪文のような、深遠で謎めいた長い前口上。そして現れるのは老博士の書斎。脚本という形式を取る事で、私達はゲーテ自身のト書きを通し場面をヴィジュアルに思い浮かべる事ができる。魔法陣の中と外の駆け引き、メフィストフェーレスの自在な変身など、言葉にされると多分救いようもなく陳腐な表現になってしまうだろう。だから、この戯曲が上演可能か不可能かは本質的な問題ではない。動員しうる全ての想像力を刺激して訴えかけてくる、ヴァーチャルな総合芸術。文豪をして数十年の歳月を要した超大作に、あなたはどの様に打たれるか?また、シューベルトやリスト、マーラー、手塚治虫などの、この作品に触発された創作に手を伸ばしてみるのも面白い体験かも知れない。
・「旧版 森 林太郎 (翻訳) はいずこへ」
ファウスト 第1部 (1) 岩波文庫 緑 6-1ゲーテ (著), 森 林太郎 (翻訳) ISBN: 4003100611 ; 1 巻
だと思っていたら、翻訳が違うのですね。森 林太郎 というは あの文豪、鴎外です。がっかりしていたが、ちくま文庫の森鴎外全集に入っていました。 もし、旧版の岩波文庫で読みたかった人はこちらをお勧めします。新潮その他、翻訳者は異なりますのでお好きな本を。個人的に、手塚治虫のファウスト(朝日文庫)も好きです。
・「見つめなおす私」
金子さんは、小さな命にまで届く声で、確かに存在する世界を語っています。その声が、あまりに美しく聞こえるせいか、時々涙がこぼれます。温かい心を持っている人っていいですね。その声が、時代を超えて、今の私たちに届いているのは、本当に素敵なことですね。 時々自分がいやになることは、誰にでもあるでしょう。そんな時、小さな声でいいですから、この本を朗読してください。しっかりと、自分の鼓動が聞こえてくるはずです。
・「子供のころの視点を思い出させてくれる一冊!」
この詩集に収められている「大漁」という詩を読むと、金子みすゞさんの豊かな想像力に驚かされます。また、この本のタイトルでもある「わたしと小鳥とすずと」は、みんな違ってもいいんだよという視点で、現代社会を取り巻くさまざまな問題の解決への糸口を与えてくれているような気がします。 星一つ減点の理由は挿絵が少ないこと。
・「3才の娘が朗読!」
内容、ことば、題材・・・どこをとってもみすずの優しさあふれる詩は3才の娘にもとてもひきつけるものがあるようです。絵もない本なのに愛読書となっており、日々暗記する詩も増える一方です。わずかに出てくる漢字すら覚えていくのにはびっくりです。字が読めるようになった今の時期にぴったりの詩集です。もともと私が学生時代に購入したものですが、とってもいい買い物でした。自然を細やかに見つめたみすずと同じ位置から娘にも世界を見渡してほしいと実感します。
・「心が洗われるよう。」
あまりの感動に一気に読んでしまった。だけど、何度も何度も繰り返して読んでしまう。詩に込められた彼女の優しさを感じて素直な優しい気持ちに自然となれる。
・「ひろがる~ひろげる~」
ただただ純粋に、みすゞの童謡が綴られています。イラストが小さく、かつ、少ない分、読む人の想像・郷愁がひろがるでしょう。お気に入りの童謡、ふと口ずさめるような童謡が見つかることと思います。
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