・作家研究
・ビジネス
・伝記・人物評伝 全般
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 (詳細)
石川 拓治(著)
「すごい!」「感動的です」「木村さんの根性に脱帽!」「さあ、木村さんの船に乗ろう!」「冗談抜きでこれまで読んだ本の中で最高」
「総ての学ぶ人と働く人と経営する人のための、「原点に帰るための本」」「ちょっとした時に」「PHP研究所に一言物申す」「素直な心の中に真実がある」「マジいい本です。」
挑戦する経営―千本倖生の起業哲学 (詳細)
千本 倖生(著)
アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝 (詳細)
スティーブ・ウォズニアック(著), 井口 耕二(翻訳)
「アザーサイドからのアップル成功物語」「永遠の電気少年、ウォズ。」「あまりエピソードがなく、また怪物の怪物たる所以についての洞察が皆無で残念。」
一勝九敗 (新潮文庫) (詳細)
柳井 正(著)
「起業家の執念」「人によって好き嫌いはあるかも・・・・・」「ベンチャー企業勤務の方必見!!」「■経営者の苦しみがリアルに伝わってきました」「人柄が見えない」
「理論と実践-一歩一歩着実に」「「地域社会への貢献」を企業目的の本音に」「感動的です。」「本当の顧客思考がここにある」「まさに古典である」
企業価値向上論講義 社長の器 (詳細)
佐山 展生(著)
「一橋大ビジネススクールで佐山氏が担当する人気講座「企業価値向上論」の内容をまとめた貴重な1冊です。」
Think!別冊NO.1 一流の思考力 (シンク!別冊 No. 1) (詳細)
別冊Think!編集部(編集)
ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記 (日経ビジネス人文庫) (詳細)
鳥羽 博道(著)
「「至誠通天」のすがすがしさ」「発見力と信念」「豪傑な頑固オヤジだと思ってたら・・・」
ゴーン道場 (朝日新書) (詳細)
カルロス・ゴーン(著)
「こんな上司に会いたい」「ゴーンさんの語録です」「その悩み、カルロス=ゴーンならこうします」
・「すごい!」
あまりの木村さんのすごさに感動し、読み終わった後も涙してしまいました。
そのすごさに初めてレビューも書いてみました。本当は、その感動をレビューに書くのが良いんだと思うのですが、これは何も聞かずに読んだ方がいいと思います。
りんごも奇跡ですが、この木村さんの経験自体が奇跡だと思います。まさに「奇跡」という言葉がぴったり合う久々にすばらしい本にめぐり合えました。
・「感動的です」
木村さんの信念に脱帽です。また、成功した後にもりんごを安く売り、地道に生きている生き様は日本人の原点を見るようです。とにかく、多くの人に読んでもらいたい本です。
・「木村さんの根性に脱帽!」
農家が近所になかった私は、まったく知らなかったのですがリンゴを無農薬で作るなんてことは、リンゴ農家の人にとってはまったくありえない、絶対できないと思われていたことでした。
それを長い歳月をかけて、やってのけたのが、この木村さん。子どものときから機械いじりが大好きで、一時は東京の会社で働いていたそうですが、跡をつぐことになって再び青森へ。リンゴづくりに精を出していくようになります。
はじめはもちろん、生産力を上げるために、機械を導入して農薬を使って、という作り方でしたらが、奥さんが極度の農薬アレルギーだったことから一転。農薬を使わないリンゴづくりの研究に没頭するようになります。
そこから、ある答えを見出すまでは、本当に長い間でした。一人孤独にひらすらリンゴの木を見つめ、周囲からの圧力や極度の貧しさに耐え、ただ何かその先に見えない光を感じるように闘う様子は、とても心を揺さぶります。
普段、とても陽気で、よく話をされる方だそうですが、この表紙の笑顔の裏に、どれだけの苦労があったことか。
木村さんの根性に脱帽です。
・「さあ、木村さんの船に乗ろう!」
最初にインドの詩人「タゴール」の詩がある。著者のこのセンスがいい。もうこの段階で、生涯の忘れえぬ一冊になる予感。そしてその予感が外れることなく、ただただ涙しながら読んだ。死にたくなった若者からの電話、こわもてのお兄さんたちの訪問を受けた時のこと、そんなちょっとしたエピソードまでもが心に深く残る。そして「枯れないでくれ」と声をかけて続け、見た光景は、、。
さあ、「みんなで木村さんの船に乗ろう!」
・「冗談抜きでこれまで読んだ本の中で最高」
感動した。NHKの番組で取り上げられたことのある人だなぁ位の予備知識しかなく、何気なく読み出したら途中で止められずに一気に読み終えてしまった。大げさに聞こえるかも知れないが、読む前と読了後では人間が一回り、いやもう少し大きくなった気がする。この人がやったことは、単に無農薬のリンゴを育てただけではなく、”地球に生きている生命は全てお互いを必要としている”、という真理を明らかにしたことではないだろうか。この本を読むことにより、人類が築き上げてきた文明(わかりやすく言えば、先進国における便利な生活)が、根本部分で過っていることに改めて気付かされた。大変な苦労(自殺も考えたそうであるが、”お互いを必要とする自然”に引き留められた)の後に、無農薬リンゴを育てながら、生きてゆく、生きさせていただく、真理にたどり着いた木村さん。直に会ったことはないが、この本を通してすごく身近に感じられる。読了後より、ちょこっと悩んだ時、”そりゃちょっとちがうんでねぇか”、”うんだ、その通りだ”、津軽弁で木村さんが語りかけてくれるように思えるようになった。これからの人生で困難に遭遇した時、木村さんだったらどうするだろうか、と常に自問することになるだろう。読了後のすがすがしさといい冗談抜きで最高の本である。
・「総ての学ぶ人と働く人と経営する人のための、「原点に帰るための本」」
『道をひらく』との出会いは高校生の時。生駒の商店街でしがない文具商を営む父が、お店の奥にある本棚に並べてあったのを手にとって読んでみました。 店番を頼まれて退屈しのぎで読んだのですが、読後感がすがすがしくて「なんだか起業家になってみたい」という気持ちにさせる書物でした。
そのあと10年ぐらいたって、ある教育産業の社員になってからそのままその会社に残ろうか、転職しようかと迷っている時に、今度は自分で上本町の書店で買って読みました。 その時は、私にとって、「組織の中で生きていくためのマインドマニュアル」みたいな位置付けでしたが、やはり、翌日から生きていくための心のエネルギーを与えてくれました。
最後に読んだのは、12間勤めてから独立して自分で事務所を構えた時でした。 お客さまを獲得していくために、どのような「考え方」が必要なのかという「ビジネスの基本動作」のようなモノを学びました。 優れた書物というのは、何度読んでも色褪せません。そして、読むたびに新しいエネルギーを与えてくれます。
『道をひらく』もまた、時を越えた名著として位置付ける価値のある書物だと断言します。
・「ちょっとした時に」
昼間なにかがあって、ふとんに入ってもなかなか眠れないとき。そんなときに一頁開いて読んでみるとほっとします。電車の中で黙々と読んでいくような感じの実用本ではなく、自分で自分の軌道修正をしたいときにいいと思いました。語りかけてくれているようで、身近に「想い」が伝わってきます。これはちょっとおすすめ。
・「PHP研究所に一言物申す」
この本に書かれている松下幸之助さんの言葉はとても力強く、読んでいてとても勇気付けられるものばかりです。全く素晴らしい内容だと思いました。実際、私は座右の書として書斎の机上に常に置かせてもらっています。ただ一つだけ、この本を出版したPHP研究所に一言、言わせて頂きたい。この本は高すぎます。このような素晴らしい本は大人ばかりでなくむしろ、中高生や大学生にこそ読んでもらいたい本です。
・「素直な心の中に真実がある」
手許において、何度も読み直す。短い言葉の中に真理がある。
やさしさと、厳しさ
笑顔と苦しみ
仕事の調子のいい時に読んでみよう。調子の良い時ほど、落とし穴があるものだ。きっと、この本は自分を戒めるきっかけになる。
仕事の調子の悪いときに読んでみよう。努力しても結果のでない時ほど、飛躍の一歩手前にいるものだ。きっと、この本は貴方にもう一踏ん張りさせてくれる。
いつでも、力を与えてくれる。そんな一冊です。
・「マジいい本です。」
この手の本は、今までにも何冊か読んできましたが、この本が一番、直接的に心に響いてきました。解りやすい言葉で、人生に対する心構えみたいな事がかかれています。時々、開いては読み返してみたい一冊でした。
●アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
・「アザーサイドからのアップル成功物語」
あとがきを読むと書いてあるのですが、この本はスティーブ・ウォズニアックが「書き下ろした本」ではなく、編集者とのインタビューによって「語りおろした本」です。そのため、まるでウォズニアック本人から直接語りかけられているように読み進めることができ、いたずら好きな彼の性格が軽妙な語り口の中によくあらわれていると思います。(いたずらのエピソードはこれでもかというくらい本の中に出てきます)
編集者の話の引き出し方もうまいと思います。根っからのエンジニアであるウォズニアックは、技術のことを語らせたら一般の人には理解できないレベルにまで及ぶことを考慮し、生い立ちからアップル起業、そして現在に至るまでをあくまで身の上話として語らせています。それにより、文中に数ヶ所ある専門的なプログラムの話をしている部分が、ウォズニアックのどうしても話しておきたい重要な部分として浮かび上がってきます。
優れたエンジニアはアーティストである。本の中でウォズニアックはこう持論を述べています。たしかに彼が多くのエンジニアと違う点は、最小の事柄で最大の価値を生むことを探求する芸術家的な才能にある気がします。そして、そこがスティーブ・ジョブズとの共通点ではないかと。
いままで主にスティーブ・ジョブズの視点から語られてきたアップルの創業にまつわるストーリーを、別の人物の視点(しかも当事者の視点)から語った貴重な、そして価値のある本だと思います。
・「永遠の電気少年、ウォズ。」
スティーブ・ウェズニアック、通称ウォズ。この自伝を読んで、ウォズの見方を変えたアップルファンも多いのではないでしょうか。
・「あまりエピソードがなく、また怪物の怪物たる所以についての洞察が皆無で残念。」
いわゆる「もう一人のスティーブ」は伝説であり、かれの設計したアップルIIおよびその周辺機器に触れた人なら、その先進性、シンプルさ、エレガントさ、その他あらゆる面に感銘を覚えなかった人はいないといっていい。その天才ぶりは疑問の余地はない。
しかしウォズニアックは基本的にはひたすら部屋にこもって設計をしているのが好きな生粋のエンジニアであり、生涯に伝記として読んで楽しめるようなエピソードがあまりない。前半など小学校時代のあまりおもしろくない思い出ばなしが延々と続いており、それもことさら生彩があるわけでもない。
技術的な説明もほんのさわりだけで食い足りない。そして天才の常として、自分がなぜそういう非凡な着想ができるのかがわかっていない。このため、なんでも「見てたらできた」「考えたら思いついた」といった話しですべてがすんでしまう。どこにかれを天才/怪物たらしめている着想のちがいがあるのかを知りたい読者としては、肩すかし。
かれの人生の転機になった飛行機事故の話しも、記憶にないとのことであまり詳しくない。そしてアップルIIIをはじめ失敗についての記述も、分析に深みがない。さらにアップルをやめてからは、ほとんど何も起きないに等しい。コンサートとか新規プロジェクトとか、すべて持ち出しの手すさびにとどまっている。このため全体として伝記としてはおもしろみと生彩に欠ける。もちろん、それがウォズニアックらしいとはいえるし、また年寄りは読んでなつかしい部分もあるが、それだけで終わってしまっているのは残念。翻訳は、そうした部分をうまく活かせるものにはなっている。
・「起業家の執念」
本書では、時期がきたら経営から身を引きたいと語っていた著者。図らずも単行本発刊以降の業績悪化により、社長の玉塚氏を更迭、再登板となった。 私も以前は、息子には(会社を)継がせないと言っていた起業家が前言を翻したり、経営から一旦は身を引きながら復帰する事例を見て、潔くないと感じていたが、本書を読み考え方が若干変わった。というのも、柳井氏のユニクロにかける執念というものが、本書からひしひしと伝わってきたからである。 ダイエーの中内氏にしろ柳井氏にしろ、短期間で急成長を遂げた企業の創業者は、それこそ凡人が想像もつかないような執念、執着心を持っており、また、それがなければ起業家としては成功しない。ならば、自分の分身である会社を、躊躇なく株主のためのものであるなどとは言えなくても、ある意味当然なのだ。 本書と平行して読んだ「トヨタ伝」によると、私の世代から見れば歴史上の人物である創業者、豊田佐吉のDNAがトヨタには脈々と受けつがれており、創業家への求心力がトヨタの持つ強みでもあるという。 そこには、株式会社は株主のもの、という「きれいごと」では済まされない何かが存在している。
・「人によって好き嫌いはあるかも・・・・・」
経営者の立場からのユニクロの歴史、そしてその経営論が書かれている。読んでみると、ユニクロという会社が、単にフリースブームにのってラッキーな成長をとげてきたわけではなく、経営者の強烈な経営理念・リーダーシップをもとに運営されてきたことがよくわかる。 そして、「一勝九敗」のタイトルどおり、ユニクロが多くの失敗を経て成功に至っていることも十分に記述されている。柳井氏はむしろ失敗を肯定的にすらとらえ「失敗するのであればできるだけ早く失敗せよ。その失敗をすぐさま次に活かせ。」という趣旨で述べている。このほかにも様々に参考になることが書かれており、ダイナミックで覇気のある経営理念は一読に値すると思う。 ただ、その反面で、(1)著者の個性が強烈であるだけに読者によっては好き嫌いがあるのでは?、(2)ユニクロの会社そのものに興味のない人にとっては社史部分はつまらないかも?、(3)巻末の23条もの経営理念は悪文だ!、などの意見もあるかも知れない。
・「ベンチャー企業勤務の方必見!!」
ベンチャー企業の立上げといえば、柳井さんを思い浮かべる。ユニクロの成功の後、野菜販売であったり、様々な取組みをされた。
タイトルの通り、9回負けても1回大当たりすればよいというのが 柳井流の考えのようです。
会社立上げからの記録も書かれており参考になる。ベンチャー企業勤務の方は一読の価値ありです。
・「■経営者の苦しみがリアルに伝わってきました」
・(私の勉強不足かもしれませんが) ここ数年の”全く盛り上がらない国内消費”をベースにしていて、 ユニクロ程度の企業規模を持ち、売上を順調に成長させている企業を 私はあまりあげることが出来ません。 そんな希有なエクセレント・カンパニーの経営者は 何に悩み、どう行動したのか を少しでも読み取れないかと思い、 本書を手に取りました。・読後感ですが、やはり、希有な経営者だと思いました。 家業の店舗を任されたところから、店舗拡大、FC化、IPO 関東進出、フリース大成功 と時系列で書かれてて気づかされる箇所が 非常に多かったです。いくつか印象深いところを。 −経営はスピードと実行・実践である、と。 考えすぎずに早くやって、早く失敗する。 一直線の成功はあり得ないので、成功の陰にある失敗を財産として捉えて 次に生かす。致命的失敗=倒産だけ避ければ実態は「一勝九敗」で 良いのだと。頭の良いと言われる人に限って、計画や勉強ばかりで 結局実行しない傾向がある、と。 極論を張れば、”あらゆる計画は机上の空論だ”と思っている、と。 −フリースの大成功とその後の低迷 フリースの成功は ・質の良い商品、安い価格(1,900円) ・優れたプロモーション(原宿への進出とTV・CF) そして、一大ブームになってしまったが故に失敗の芽が出てしまったと。 フリース以外の商品も相乗効果で売れに売れ、商売って簡単だと誤解した人。 商品を補充さえすれば売れるので自動販売機状態になり、内容より形式に行ったり。 また、そんな状態で良いという大企業転職組が保守的雰囲気を 作り出していったと −英国進出の失敗 ・現地法人は現地人で経営させたい、の結果、 イギリスの階級文化がそのまま経営組織に反映されてしまった。 (日本の社長からバイトまでが一丸になって経営を考える風土の真逆に) ・社長と現地責任者のコミュニケーションロスから3年で50店という 目標だけが一人歩きして、採算度外視の出店計画を決行してしまった。 ・気候の違いを考慮しない商品展開 (日本ほど湿度が無いのでドライポロシャツが全然売れなかった。)など。また「中途半端なゼネラリストやスペシャリストは要らない」「日米のクリエイターの違いなど」他にも色々勉強になりました。
・「人柄が見えない」
有名な経営者の自叙伝的著作を読んだ後、過去の経験においては読前よりも読後の方が、その経営者や商品に親しみを覚え好感度が少しアップするのだが、この経営者に関しては読後の好感度はダウンしてしまい商品に対しても魅力を感じなくなってしまった。社会的成功者の自叙伝に対して「日々の暮らしぶり」や「意外な一面」、「仕事とは別の顔」などを求める勝手な私の要望には答えた内容ではなかったからだろう。全体的に文体も硬質な印象で人としての体温があまり感じられない。商品からも作り手の魂が感じられなくなってしまった。
・「理論と実践-一歩一歩着実に」
タイトルの「経営学」というのは多くの人にとって、「学問」の名前である。しかし、経営学という学問自身は、それ自身を「実学」と称してる。つまり、現実をフィードバックして、その時代や環境に応じて中身を替えていくものであると。
まあ、それはどうでもいい。文章はぼくとつとしているが、こんなに迫力のある書物は初めてである。岳父が創業した「大和運輸」をダイワウンユと読み違えられるので「ヤマト運輸」に表記を変更。恩人ともいえる三越百貨店との契約解消、個人宅配市場に関心を寄せ、役員全員の反対を押し切って「宅配便」ビジネスに参入。次から次へと沸き起こる問題をいつも論理的に考えてピンチを切り抜ける。
「成功体験を出版したらその会社はおかしくなる」というジンクスを警戒し出版の要請を頑なに断ってきた著者が、相談役にしりぞいて会社経営と距離をおいて「満を持して」書き上げた本書は、著者の生き様同様、奥深い味わい深い質の高い読み物になっていると思います。
・「「地域社会への貢献」を企業目的の本音に」
日本の宅急便史は昭和五十一(一九七六)年に遡る。このサービスと市場を創造・開拓、今日に至るまで成長させ、かつ自社ヤマト運輸の「クロネコヤマトの宅急便」をブランドとして定着させた故・小倉昌男氏。彼の「経営学」に関心を覚えるのは、第一に宅急便という業態とサービスに一消費者として馴染み深いからです。運転手が側道停止時に左扉から乗降する便宜を計った改良型トラック、集荷・配達に訪れる好印象のセールス・ドライバー(SD)、昨日送ったとの連絡を親元から受けるや今日指定時間通りに配達される荷物…。本著「経営学」は、普段消費者の立場から身近に接触し観察するヤマト運輸について、それら個々のサービス改善・向上を司った背後の経営者哲学と、その適用の過程・結果を説明してくれます。第二は、巻末にある「経営リーダー10の条件」にもある「高い倫理観」と「論理的思考」です。氏は“企業の存在意義は…地域社会に有用な財やサービスを提供し、併せて住民を多数雇用して生活の基盤を支えることに尽きる”と言明します。資金繰りに苦悶し利潤追求に時間とエネルギーを奪われるのは、企業経営者として忌避できぬ事実。しかし“利益は手段であり、企業活動の結果。”氏は「高い倫理観」に根ざし“社格”と“社徳”を備え地域社会に貢献する、という理念の体現自体を、企業目的の本音に据え気骨をもって生き抜いていたのです。“サービスが先、利益は後”と繰返し論及していることと相まって、全編を通じてその信条を証していることに、私は本書の一つの大きな意義を見出しました。またその目的と手段・結果の主体と客体関係も、「論理的思考」関係なのです。第三は、氏の経営信条と業績は、日本が世界に紹介して誇りうる一つの好事例と思うからです。素朴でそれでいて入念に著された価値ある一冊です。
・「感動的です。」
この手の経営に関する本を読んで、『面白い』とか『学べた』と思ったことはありましたが、感動したのは初めてです。本書に込められたメッセージは非常に解りやすくて、本質的な正論は難解ではなくシンプルなのだと再認識しました。世の中で間違っているようでまかり通っている事はいくつもあると思いますが、間違いは間違い、正しい事こそ正しいのだと安堵感を覚えます。思わずヤマト運輸に転職したくなりますので、上司と喧嘩した日は読まない方がいいかもしれません。
・「本当の顧客思考がここにある」
流行りの企業を紹介した、よくある会社紹介本ではありません。 経営者自身が書き上げた、「宅急便」というビジネスモデルの構築記です。経営者自身の筆によるため、興味深いエピソード等が随所にちりばめられています。 例えば、宅急便の取り次ぎは酒屋には人気があったが米屋には人気が無かった・・・等。(答えは本書で)
また、徹底した顧客思考は一ビジネスマンにも、本当のサービスとは何か?を教えてくれます。 世の「見かけだけ顧客思考」の経営者に是非呼んで欲しい。真の顧客思考がのこの本の中にあります。 著者は語ります、経営者には「論理的思考」と「高い倫理観」が不可欠だと。
・「まさに古典である」
カエサルのガリア戦記を面白いと思う人は この本を面白いとおもうはずである。日頃文学しか読まない家内に勧めて読ませたら 途中から話し掛けても返事をしないほどの読みふけりようである。会社の先輩に借りて一読し その足で本を返し かつ 自分用に一冊買ったほどである。内容は他のレビュアーの方に任せるとして これは賭けてもよいが 100年後には岩波文庫に入っていてもおかしくない。既に古典の趣である。
・「一橋大ビジネススクールで佐山氏が担当する人気講座「企業価値向上論」の内容をまとめた貴重な1冊です。」
日本のM&A界を代表する人物の一人で、M&Aビジネスを行っている上場企業GCAの代表でもある佐山氏が一橋大ビジネススクールでMBAの履修生やOBまでもが毎年聴講に殺到する人気講座「企業価値向上論」を持っており、佐山氏が「これぞ」と見込んだプロたちが、実体験や持論に基づき、企業価値向上・再生の秘訣を披露していく。そこに下記の著名な経営者が学生に体験談を語ってもらったものをまとめたものが本書である。
経営者の方々は皆著名な方ばかりで、雑誌等で彼らの体験はよく知られているが、これを自分の会社に当てはめて考えてみれば、この本の価値は、経営の実践書として計り知れない程大きいものとなる。
なかなか含蓄ある経営者や佐山さんの言葉から大変な経営のヒントが隠されていることに気づかされる本である。
本書に登場する講演者は以下のような面々である。フジマキ・ジャパン(元伊勢丹) 藤巻幸夫氏リヴァンプ(元ユニクロ副社長) 澤田貴司氏経営共創基盤(元産業再生機構COO) 冨山和彦氏 スパークスグループ社長 阿部修平氏ケンウッド社長(元東芝常務) 河原春郎氏 森・浜田松本法律事務所 米正剛氏吉野家HD社長 安部修仁氏日本電産社長 永守重信氏インテグラル 辺見芳弘氏インターネット総研 藤原洋氏
●ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記 (日経ビジネス人文庫)
・「「至誠通天」のすがすがしさ」
ドトールコーヒーの創業者による著書の文庫化です。ちょっとタイトルが大げさなので買うのを躊躇しましたが、ドトールファンや喫茶業界の方ならずとも、ビジネスマン向けの自己啓発本としては非常にモチベーションが上がる一冊だと思います。
本の中では、高校を中退した著者が、16歳で喫茶業界に飛び込んでから、ドトールを日本有数のフランチャイズチェーンに育て上げるまでの過程が、この手の本にありがちな自慢話などは一切交えず、実直な文章で綴られています。
なかでも私が印象に残ったのは、「至誠通天」と「因果倶時」という二つの言葉です。「一杯のコーヒーを通じて、人々に安らぎと活力を与えるのが喫茶業の使命だ」という、お客様への誠意から生まれたものは必ず天に通じるという「至誠通天」。そして、「原因と結果は必ず一致するもので、現在の一分一秒が将来につながる。目標に向かって日々努力を惜しんではならない」という「因果倶時」。この二つの姿勢があったからこそ、ドトールがここまで成功したのだと感じました。
ドトールという企業名の由来や、コーヒーやジャーマンドッグといった定番商品がどのようにして作られたのかなどについても書かれているので、私のようなドトール好きなら、そうした知識を持って店を訪れると、いつもの味がいつもとは違って感じられるかもしれません。
ただ、このタイトルはちょっと個人的には疑問です。ハードカバー時代の「想うことが思うようになる努力」の方が、分かりづらいけれども、この本の本質をうまく表現しているように感じます。内容が実直で爽やかなだけに、もっと内容に合ったタイトルにしてほしかったなと思います。
・「発見力と信念」
テレビ「カンブリア宮殿」で見て気になっていました。ヨーロッパ視察旅行で見たパリの立ち飲みコーヒーを見て「いける!」と思った、というエピソードが印象的でした。「発見力」ですね。が、帰国してすぐに真似をしたわけではなかったのですね。機が熟すのを待ち、ここぞ、というときに実践し、成功した。お客様を軸足にした経営理念をしっかりと維持し、それをいつまでも追求し続ける。これこそが「信念」だと思いました。テレビで拝見した柔和な笑顔の内側にある、強さ、を感じました。
・「豪傑な頑固オヤジだと思ってたら・・・」
ドトールさんとは、ビジネスで関わりがあり、社員の方々の話から、鳥羽会長は相当な頑固オヤジ風なイメージがあった。例えば、最後まで煮詰まっていた話も、会長の一言でふりだしにもどったり、ある会議での、思いつきのアイディアを半ば、強引に進めたりなどなど・・・
ただ、この本を読んで、イメージがガラリと崩れました。たくさん苦労をされ、相当な経験がベースの決断だったんですよね。コーヒー1杯にかける熱い思い、心に伝わります。
スターバックス創業者の物語「スターバックス成功物語」タリーズジャパン創業者の物語「すべてはコーヒー1杯から」コーヒー・ビジネスってこんなにも人を熱狂させる力があるんですよね。不思議・・・
朝のコーヒー1杯が、さらに楽しい時間になっちゃった、という事で★4つ
・「こんな上司に会いたい」
まずプロローグで一発「『自分の存在が他者に変化をもたらす』ということがモチベーションの源になる。」にやられました。
ああ、つまらない、やる気でねーって思うとき、それは「これって私じゃなくってもいいんじゃん?誰だって同じじゃん?」って思うとき・・・・自分が価値のある存在だと思うこと、それが重要。
この本は「人を育てる」を軸に部下育て、新人育て、女性社員育て、ビジネスのプロ育て、国際人育て、リーダー育てから果ては子ども育て、家族育てまでに至るゴーンさんの独特の、そしてクリアカットな視点から語られています。
一番ぐっときたのはやはり「女性社員育て」の章。「10年後、20年後に女性が成功するには何が必要か?」と問われて、「女性はいろいろな「もやもや」を抱えてる。いつまで仕事を続けるのか、育児をしながらもプロフェッショナルでいられるか。まずこの「もやもや」を解決しないとならない。一つ一つの疑問を具体的に解決し、それぞれの局面で選択しなければならない。」
この「選択」が大事で、もやもやのままにしてはイカン、とゴーンさんはおっしゃっている。
たしかに。
女性のほうが結婚、出産、育児、介護などなど選択肢が多い分、その時その時で目標を明確にしていかないと時間とチャンスを無駄にしてしまう・・・なるほどなあ。
他にも「リーダーシップとは、他の人の備えもつ可能性を開放してあげる能力です。」など、日本中のお偉いさんに聞いてもらいたい珠玉の言葉が満載。
こんな上司に巡り合いたいなあ。
・「ゴーンさんの語録です」
「私は、経験を共有することは非常に有意義だと考えています」ゴーンさんがいままでに経験してきたことを元に、ゴーンさんに様々な質問をすることで、ゴーンさんの考え方を引き出した本です。 ゴーンさん自身も「自分の決断を下す前に他者の経験を踏まえることは非常に有益だったという実感があった」としています。 ゴーンさんが、家庭のこと、こどものこと、部下、新人、リーダーを育てることについてどのように、何を考えているかを知ることは非常に有益だと思います。 通勤の電車の中で是非、読んでみてください。
・「その悩み、カルロス=ゴーンならこうします」
どの職場・どの役職でも問題はあります。なかなか解決しないから悩み続ける問題に対してカルロス=ゴーンが本書で応えます。
最近僕が考え込んでいた、仕事そのものについては、以下の言葉が解くヒントを与えてくれました。 「大切なのは、自分の存在が他者に違いをもたらすということ」だから、変化や違いを生み出せたら、自身のモチベーションになる、と。確かに、そのとおりです。このモチベーションの基本条件は「共感能力」であり、「すべてはそこから始まる」ともあります。まずは自分から共感を意識してみたいと思っています。
他の悩みや問題についても、カルロス=ゴーンならではの言葉が満ち溢れています。実績が広く知られている分、他の書籍より言葉をすんなり受け入れられるのではないでしょうか。
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