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▼文学・評論:商品カテゴリー

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▼文学・評論:人気ランキング

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) (詳細)
東野 圭吾(著)

「映画化に先駆け文庫化」「冷静な天才が最後に絶叫した理由」「これを機会に」「こんなの純愛扱いしていいのかな」「購入するならこちらがおすすめ」


闇の子供たち (幻冬舎文庫)闇の子供たち (幻冬舎文庫) (詳細)
梁 石日(著)

「こどもの後ろ姿に、複雑な思い。」「めまいがするほどの衝撃作」「どうあがいてもこのプロットでは偽善臭を消せないと思う。」「えぐすぎる・・」「フィクションとは思えない生々しさ」


「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) (詳細)
J. K. ローリング(著), 松岡 佑子(翻訳)

「面白いんですが・・・」「訳と書式が、佳作を駄作にしている。」「スネイプ先生が好きな人は原書を読むべき」「是非とも原著を!」「相変らず訳が・・・・。」


夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ (詳細)
水野敬也(著)

「シンプルな自己啓発書」「冷静に」「「成功」って何ですか?」「良くも悪くも水野敬也氏の作品」「中学生レベルの文章力」


偽物語(上) (講談社BOX)偽物語(上) (講談社BOX) (詳細)
西尾 維新(著), VOFAN(イラスト)

「基本的には面白いです」「アニメ化されるから続編?」「やっぱり面白い」「ちゅらら木さんの成長ぶり?」「いつも通り……なのか?」


神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 さ 1-9)神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 さ 1-9) (詳細)
榊 一郎(著), 神奈月 昇(イラスト)


流星の絆流星の絆 (詳細)
東野 圭吾(著)

「現代エンタメの最高峰=超一流シェフの最高級料理」「文字通り“すべての東野作品を越えた”」「贅沢言ってもよかですか」「久々に最高レベルの面白さ」「おなじみ“白夜行シリーズ”最新作」


目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43)目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43) (詳細)
森 博嗣(著)

「盛り上がりを見せだしたGシリーズ」「森先生の作品が好きで買ってる人向けって感じ」「真賀田四季を巡る大河ドラマの様相」「百年?」「世俗」


知覧からの手紙知覧からの手紙 (詳細)
水口 文乃(著)

「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる」


レギオス顕現  レジェンド・オブ・レギオスIII (Style‐F―レジェンド・オブ・レギオス)レギオス顕現 レジェンド・オブ・レギオスIII (Style‐F―レジェンド・オブ・レギオス) (詳細)
雨木 シュウスケ(著)


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▼クチコミ情報

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

・「映画化に先駆け文庫化
待望の文庫化ですね。単行本を持っているにもかかわらず、つい購入してしまいました。しかしそれも、これが名作だからでしょう。

東野圭吾さんの本は10冊以上読んできましたが、その中でもこの作品はとてもレベルが高いと思いました。

理系の天才二人による頭脳戦、とでも表現すればいいのでしょうか。とにかく石神という人物が印象的です。人によってそれぞれ全然違った、石神という人物の姿が浮かぶことでしょう。ですから、映画を見てしまうと、自分が読んでいて想像した石神のイメージと食い違う可能性が高いのです。

私も映画は非常に期待しています。決して映画を見ることを否定しているわけではありません。ですが確実に、映画を見た後にこの本を読むのはおすすめできません。映画と原作、両方これからという方は、原作を先に読むことを強くおすすめします。

それだけ、石神という人物は印象的です。

・「冷静な天才が最後に絶叫した理由
主人公は数学の天才だが堅物で面白みに欠け、殺人犯は序盤から分かっているし、事件発生後のアリバイ工作もありきたりな感があり、どこが著者の最高傑作なの?と疑いながら読み進めていました。ところが、謎解きが始まるにつれて、それまで無味乾燥だと思っていた舞台装置等が段々意味を持ち始め、最後の幾層にも仕掛けられたトリックが明かされる度に、驚きと感動で物語にのめり込んでいきました。全て読み終わった途端、思わず読み返したくなった伏線も見事でした。男女年齢関係なくおススメの一冊だと思います。

・「これを機会に
東野圭吾は多作の作家で、青春ミステリでスタートを切って以来、社会派サスペンス、恋愛小説、メタフィクション、ユーモア小説などなど、幅広い作風で傑作を生み出してきた。直木賞、本格ミステリ大賞、このミステリーがすごい!第一位、週刊文春ミステリーベスト10第一位、本格ミステリ・ベスト10第一位、と数々の栄冠に輝いたこの作品は、これからもずっと彼の「代表作」として語られることになるだろう。

この小説は、完全犯罪を期する数学の天才石神に、物理学者湯川が挑む謎解きを軸とし、愛や友情など人間関係のドラマをからめた複合的なストーリーである。作者の実力が遺憾なく発揮され、それらの要素が全くばらつかず、一つに融けあっている。視点となる登場人物を入れ替えながら描写することで、謎が解かれるさまがわかりやすく、また登場人物の心情の揺れ動きなども明瞭になる。無駄なシーンはそぎ落とされ、次々と展開していくので、退屈することなくラストまで通読できる。

「代表作」と「最高傑作」が食い違う創作者は数知れない。確実に東野圭吾の「代表作」であるこの小説に、私は五つ星をつけるが、これを彼の「最高傑作」だと言う気はない。彼には他にも素晴らしい作品が多数ある。

存分な知名度を得たこの「代表作」に、「名探偵の掟」からの東野ファンである私が望むのは、これが彼の他の傑作群を世に知らしめるきっかけとなってくれることだ。東野圭吾作品をこれで初めて読むという人には、読後、他の作品にも手を伸ばしてみてほしい。もっとサスペンスを楽しみたい人なら「天空の蜂」、愛する人の為の犯罪が描かれる作品ならば「白夜行」、この作品が重すぎると感じる人には「怪笑小説」や「「あの頃ぼくらはアホでした」、といったように。

「代表作」を読んだだけで終わることなく、多くの人が他の東野作品を読み、自分なりの「最高傑作」を見つけてくれることを、一ファンとして祈ってやまない。

・「こんなの純愛扱いしていいのかな
トリックの大胆さ・意外さという意味ではミステリとしてとてもよくできた作品ではあるけど、直木賞を受賞するほど文学的価値のある作品かと言われたら正直疑問を感じます。東野作品はかなりたくさん読んでいますが、他の作品同様、女性の心理描写が非常に類型的でキャラクターにも魅力を感じません。これほどの「献身」を捧げる相手が魅力的に描かれていないのはある意味致命的だと思います。「白夜行」では女性心理が書けないことを逆手にとって、女性主人公の内面を全く書かないという手法で成功していましたが、この作品ではそういうわけにも行かなかったので「女性が書けない」という彼の欠点が如実に表れてしまっているのではないでしょうか。トリックが素晴らしくても人間が書けていない作品が直木賞受賞というのは東野ファンの私にも納得できないですね。

この「献身」も純愛と考える人が多いようですが(作者がこれを純愛と思っているのかどうかはわかりませんが)、果たしてそうでしょうか。結果的に石神は靖子と美里に最初の事件以上の重荷を負わせたわけです。もし「身代わり」が成功したとしても靖子親子は一生良心の呵責と苦しみを背負わなければならなくなるということは予見できるのに、愛する人にそんな思いをさせるのが純愛なのでしょうか。石神のしたことは結局は自己満足的な自己犠牲でしかなかったと思います。ひとりよがりの愛情で相手を困らせることをする、それって正にストーカーと同じだと思うのですが…。靖子はそんなことをされても嬉しくもなければ幸せでもなかったでしょうに。そのために死ななきゃならなかった人の無念を考えるとそっちの方が泣けてきますね。

辛口で書きましたが、ミステリとしては一級品です。読んで損はありません。ただ直木賞を受賞すべき東野作品は「悪意」か「白夜行」だったのではないかと思います。

・「購入するならこちらがおすすめ
10月4日の映画公開に先立つような形で、今回『容疑者Xの献身』が文庫版として販売されることとなりましたが、『容疑者Xの献身』をまだ購入していないという方は、内容の変更点も特にないため、単行本よりこちらを購入することをおすすめします。

その理由としましては、まず安いこと。文庫版は、単行本の半額以下であり、また単行本の古本市場での価格も700〜1000円なので、新品の文庫版を買ったほうがお得です。

あともう1つは、カバーの問題です。『容疑者Xの献身』の表紙は、黒一色に一輪のバラをあしらったシンプルで素敵なものなのですが、単行本のカバーは紙製であったため傷つきやすく、また、表紙が黒いため、その傷がかなり目に付きました。その点、文庫版は他の文春文庫と同様にビニール性のカバーですので、あまり傷の心配をしなくてすみます。

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) (詳細)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

・「こどもの後ろ姿に、複雑な思い。
「これは小説なんだ…」何度もそう思いながら読み進めました。

この小説はタイを舞台に幼児が売春宿に売り飛ばされ、挙げ句生きたまま臓器売買されるというショッキングな内容と並行して、それを阻止しようとする現地NPO団体の苦悩を描いたものです。 あまりにも後味の悪い結末とともに途中何度も憤怒の涙を流した私は、気になって他の方(有名無名を問わず)のレビューも読んでみました。 大体が「取材不足」や「リアリティ不足」などとありましたが、ルポルタージュではないにしろ、ここまで肉迫した文章を小説として世に出した梁 石日氏に私は拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。

なぜなら、フィクション、ノンフィクションの違いはあれど、火のないところに煙は立たないのです。 取材不足といわれる所以となった現実味に乏しいと言われる文脈も、あえて『小説』という仮面をかぶせたら普段問題意識のない市井の人にも提起できると感じたからです。 それは普段平和の中に身を委ねた私自身が、作中涙も枯れ果てたこども達に魂を重ね合わせられた瞬間だったからです。

・「めまいがするほどの衝撃作
本書を読むということは、まるで自分の中に潜む悪魔と向き合うことのようでもあり、手に取るまでにも相当の勇気が要った。人間はここまで残酷になれるものなのか?野獣以下の描写の嵐には悪夢にうなされるほどだった。私達があまりにも無知だったこと、メディアが機能していないこと、全てが狂い出していること・・その闇の深さに今、気の遠くなるような息苦しさを感じている。何も知らずに、知ろうとせずに、海外の繁華街で、チャラチャラとお金をバラ撒いていたかつての自分が恥ずかしい。まずは「知ること」から最初の一歩が踏み出せると信じて、今後もこの問題に関心を持っていきたい。

・「どうあがいてもこのプロットでは偽善臭を消せないと思う。
前半のタイでの人身売買・売春の実態の凄まじいばかりの描写は著者の真骨頂ともいうべきもの。

貧困がひと一人の命の価値を限りなく軽くする。

ただ後半の展開は微妙。犠牲になる子供を救おうとする主人公の日本人NGO職員の葛藤。

根底の原因が貧困である以上、NGO活動の対症療法が問題の根治には繋がらないという著者・読者の共通認識があるからどうリアリティを出そうとしても偽善臭が消せない、と思うのはあまりにもうがった見方でしょうか。

一人や二人の子供を救ったところでどうなる、というメッセージは本書でも繰り返し発せられていますが、わたしは中途半端な希望を見出すような展開は不要、興醒めであると思いました。

・「えぐすぎる・・
限りなくフィクションです。

タイやベトナムなどで今も行われてる人身売買・・

人は自分の環境と全く違う物は意識して見ないようにしたいです。

「闇の子供たち」を単純に小説としてアラ探しするような事は違うと思う。

よくぞここまでリアルに生々しく書いてくれたものだ・・これぐらいインパクト与えないと 僕ら平和な日本にいてる人間は理解できん

ペドファイル(小児性愛者)

全員死ねーーーーーー!!!!

・「フィクションとは思えない生々しさ
タイの少女買春、臓器売買を扱った作品。7〜9歳かそこらで売られ、そのまま売春窟で働くことになった少年少女の悲劇、彼らを救おうとするボランティア団体の奔走、臓器売買シンジケートの内情を描く。親に売られ、売春させられたうえ、ティーンエイジャーになる前に臓器売買のシンジケートに再び売り渡されるという悪夢のようなエピソードや、エイズを発症しスモーキーマウンテンのようなゴミの山に捨てられる少女の話しが出てくる。フィクションだが、ドキュメンタリーのような生々しさがあり、読んでいるうちにほんとうにあったことと錯覚しそうになる。背筋の凍るような話しで、結末もやるせない。

闇の子供たち (幻冬舎文庫) (詳細)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

・「面白いんですが・・・
内容自体はとても面白いです。伏線の回収、大規模な最終決戦、主要人物のその後など、およそ必要と思われるものは全て網羅しており、最終巻にふさわしい作品だと思います。幼かった学生たちの成長した姿は感慨深いものがあります。ただ再三指摘されているとおり、今回も文章が読みづらくて仕方ありません。原文は知りませんが、読んでいて?と思うところが多々あります。前後の文と展開から補うことはできるのですが、表現力の不足は問題でしょう。翻訳した方は同時通訳の専門家と伺いましたが、海外ニュースの同時通訳を聞くときのような違和感と間の悪さがそのまま現れています。事実を伝えることだけが何より大事な通訳と違い、翻訳には読み易くそれでいて原作の雰囲気を壊さない技量が求められるのだと思います。その点を過去のシリーズから学んでいてほしかったのですが・・・。

・「訳と書式が、佳作を駄作にしている。
ストーリー以前の問題。日本語が中途半端。下訳を読まされているようで心地悪い。音読をしてみるとよくわかる。名作の訳は、音読していると心地よいくらい。ハリーポッター日本語版は、それが皆無。

訳で表現できないから、書体の変化とイラストを無理やり差し込んでいるのが、1巻から気になっていたが、最終巻は酷すぎ。直筆の手紙の癖字だけ書体を変えるなんて愚の骨頂。児童書だから視覚に訴えないとダメと、思い込んでいるのか? UK版には文章しかないのに。

無名の作家の作品を見出した、という松岡氏の功績は認めたい。だからこそ、訳と出版は専門家にゆだねて欲しかった。そうすれば、後年に残るかもしれない佳作のひとつとなりえただろうに。ドリトル先生を見出し、井伏鱒二氏に膨大な下訳をゆだねた石井氏のように。7巻を読み通して、いろいろあったが、楽しく読めた事に免じて、★3つ。それ以上でも以下でもない。

・「スネイプ先生が好きな人は原書を読むべき
全体的に少年マンガを英語で読んでいる感じでした。仲間とともに宝物探し、悪の集団との戦いがこの巻は多いです。戦いで多くの人が死にますが、全巻を通してこの最終巻が一番愛の強さ、愛の重要さを感じました。

愛の存在すら信じないヴォルデモートは、愛することをやめない男スネイプのことが理解できず、致命的な過ちを犯し、息子マルフォイへの愛からヴォルデモートを憎んでいるナルシッサに、重大な場面で裏切られ、ハリーを取り逃がし、命がけの母の愛を盾ににしたハリーに勝つことができない。

特にスネイプの場面は感動的です。日本語版だと「我輩は〜」という変な話し方をさせられていますがスネイブは普通の英語を話しています。年も30代です。スネイプ先生が好きな人は、原書で本物の彼に会ってください。

・「是非とも原著を!
アズカバンあたりから、この訳者の日本語のおかしさと、原作の持つ雰囲気の伝え方に耐えきれなくなりました。最終巻に至って改善される事を期待しましたが、残念です。

これでは「どこがおもしろいの?」「これはだれの事を言っているの?」と、疑問符いっぱいになるお子様もあるかと思います。

原著と翻訳版は似て非なるもの。高価なネタバレ版。英語に不慣れな場合は苦労するかもしれませんが、是非とも挑戦してください。何人もの登場人物のイメージが変わります。

・「相変らず訳が・・・・。
これで最終巻となるのに、相変らず日本語訳が汚い&変なので、読みづらいです。今読んでいる途中ですが、登場人物の変な日本語&言葉づかいにイライラします。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) (詳細)

夢をかなえるゾウ

・「シンプルな自己啓発書
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。

物語として書かれており、非常にシンプルです。

従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。

しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。

話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。

しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。

その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。

そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。

多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。

シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。

もちろん初心者にもお勧めです。

本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。

・「冷静に
とても読みやすい本だとは思います。ただ若きブロガーの方が書いた自己啓発本にここまで絶賛のレビューが占めるってのはちょっと立ち止まって考える必要があるかと思います。

冷静に考えれば発展途上の若者が書いた自己啓発本のってどれほどの信憑性があるのか。

人生経験を積み既に成功している有名な方が書いているならまだしもですが。

『リトルミスサンシャイン』と言う映画にまだ成功していない男が人生の成功の法則みたいな本やセミナーを開いているってシーンがあります。

自己啓発本、自己啓発セミナー、宗教、スピリチュアル等は自己判断になりますが、口当たりの良さでどっぷり信じ込むの前に一度冷静になって考えてみた方がいいと思います。

・「「成功」って何ですか?
 買ってから、「ああ、買うんじゃなかった」と思った「成功の秘訣」の典型でした。今まで散々この手の本を買って後悔しているのに、また買ってしまった。

 要するに、この本をプロデュースした人は、この本が売れて儲かっている訳だから、それでいい。で、貧乏人の私は、きっちり嵌められて金を使っている。これが「成功者たる著者と貧乏人の私の差」なんでしょうね。私がずっと貧乏から抜け出せない訳だ。

 中に書かれている事と言えば、今まで散々言われ尽してきた自己啓発書の中身と同じ。やれ、掃除をしろ、やれ、まっすぐ帰宅しろ、やれ、寄付をしろ、やれ、人を喜ばせろ、やれ、人の気持ちを読み、相手の望みを先取りして提供しろ、云々。中でも「人を喜ばせる事」系統の手法を重視しておいでのようです。

 この著者は対人関係をよくする事から成功した方のようですので、そちらに重点を置くのは当然でしょう。しかし、私は、対人関係が何よりも大嫌いで、可能なら無人島で一人暮らしをしたいとまで考えているような人間ですので、「ここまでやらなきゃ成功しないのなら、もう成功なんかしなくていい。俺は俺の好きなように生きて、貧乏の果てにのたれ死にしてもいい」と、一瞬でも悟れて、その瞬間だけでも幸せになれた、と言う事だけが唯一の収穫でした(苦笑)。

 蛇足ながら、この著者の流儀を借用しますと、1.被害者意識を煽る。2.人の弱みにつけ込む。3.売り物は定番の無難なものでいい。と言う事になります。これが成功の秘訣なんですね。

・「良くも悪くも水野敬也氏の作品
「ウケる技術」「温厚な上司の怒らせ方」などで知られる、ヒットメーカー水野敬也氏の作品です。個人的に水野氏の作品全てに共通して感じるのが、「ユニークな視点」と「それを形にする創造力」そして何より「作品そのものの完成度の低さ」です。

この「夢をかなえるゾウ」はユニークな作品です。書いてあること自体は既存の自己啓発本と大差ないのですが、そこに愉快な神様と物語を加えることで独自の世界を築いています。問題は、その物語があまりにも安易でお粗末だという点です。主人公は夢をなくしたサラリーマンなのですが、このサラリーマンのまるで操り人形のような人間味のなさが全てを台無しにしているのです。ガネーシャの言葉に多少は反抗したりするも、あっと言う間にただのイエスマンになってしまう主人公。そして主人公の置かれている環境が、比較的恵まれていることにも首を傾げてしまいます。平均以上の収入、仕事はあまり忙しくないようで残業もなく休みもしっかりとれていて、人間関係も円滑でこれといったトラブルにも巻き込まれてはいない。こんな奴いねぇよ、とは思いません。むしろたくさんいらっしゃるのでしょうが、自己啓発本の主人公としては悩みが少なすぎです。もっと色んな壁にぶち当たって、それを乗り越えていく姿を見せてほしかったです。結局、主人公はガネーシャ(作者)にとって都合のいいように悩んで、都合のいいように目覚めてくれるようにプログラムされたロボットでしかなく、そこにあるのはご都合主義の塊です。正直、中盤以降は読んでいて退屈でした。

本書は悪い作品ではないと思います。しかし300ページを超えてるわりには薄い内容です。どんなに素晴らしい役者が出演していても、ストーリーがつまらなければ映画として失格であり同様に、どんなに素晴らしいメッセージが込められていても、話がつまらなければ、それは響いてはきません。物語を使って語りかけているのだから、もっと物語に力を入れてもらいたかったです。

・「中学生レベルの文章力
この本は、筆者も言っている通り、本屋にある自己啓発本や月刊誌BIG Tommrrow 、週刊SPAに掲載されている内容を盛り込み、並べただけの本。

そこに、ガネーシャという象と、主人公を登場させただけの、単なる企画本に過ぎないといった印象です。

著者の人脈が成せる、広告宣伝。商業作家はボロ儲けの時代。いいですね!!!!がんばれ

夢をかなえるゾウ (詳細)

偽物語(上) (講談社BOX)

・「基本的には面白いです
が、要所要所にむりやり書いた感が漂っているのは気のせいでしょうか?掛け合いもネタも流れもキャラも過去を活かしているというか、ただ当てはめただけのような・・・

趣味で描いているシリーズの遊びとして戯言なり何なりを取り入れているならいいのですが、どうしても「アニメ化がなければ続編も」というセリフが気にかかります。

まあ、このシリーズの肝である掛け合いは楽しいのでいいんですが。

・「アニメ化されるから続編?
『化物語』,『傷物語』につづくシリーズの3作目で書きおろし作品.主人公の妹たちの物語で,時系列としては過去作よりあとになります.

とはいうものの,語り部も兼ねた主人公は全編を通じて出ていますし,前半は,代わる代わる登場する過去作のヒロインらとのやり取りが中心.そして,半分を過ぎるころにようやく『本編』がはじまるという展開です.

ただその前半,おなじみのにぎやかさはいつものように楽しいものの,ほとんど本編には関係なく,『新たな物語』という点では物足りません.後半は後半でバトルにほとんどが割かれ,ほかの気になる場面はあっさり.『偽物』と絡めた展開はよかったのですが,もう少しバランスがよければ….

お得意の掛け合いも,さすがにシリーズ当初ほどのインパクトはなくなり,ギャグやツッコミ,エッチな場面など,ワンパターン化は否めないところで,お得意の小ネタもマニアックになって,ピンとこないものがいくつかあります.

完結したはずの物語の続編で,ファンとしては歓迎すべきなのでしょうが,登場人物に喋らせていた「アニメ化されるから続編云々…」というセリフが,自虐のジョークとわかっていても,読了後にはなんとも皮肉に感じられます….

なお,もうひとりの妹をメインにした下巻は09年03月に刊行予定とのことです.

・「やっぱり面白い
化物語の後日談と言うことで、大変期待していた本作ですが、十分楽しめました。シリーズ特徴の、キャラ同士のテンポの良い掛け合いは健在。更にレベルアップしていたようにも感じられます。何度も声をあげて笑いましたw

本作、偽物語では、化物語・傷物語で本編に直接絡むことはなかった、主人公の妹達である火憐と月火に焦点が当てられています。どちらも個性が強く、良いキャラをしています。改めて、西尾氏はキャラクター創作が上手いと思いました。シリーズ主要登場人物総出演、偽物語、是非オススメします。

追記。作中でも多く触れられていましたが、ついに化物語がアニメ化ですかwそちらも楽しみです。

・「ちゅらら木さんの成長ぶり?
いやあ、傷物語が割と暗かったので今回のはっちゃけぶりは心地良かったです。真人間は変態に、変態はド変態になってます。後、阿良々木君が格好良くなってる気がします。きっと気のせいです。でもアニメ版でカットするのは可哀想なので止めてあげて下さい。総括すると「とても面白かった。シリーズを通して読んでいる人は満足できるだろう」という感じです。

・「いつも通り……なのか?
言うまでもない掛け合いの面白さをはじめ、(このシリーズに対する)期待を裏切らない一冊でした。楽しかったです。

が、最後の最後、さらっと読んでいると気付かないかもしれませんが、強烈な問いがふと置いていかれます。暦とひたぎの恋人関係ってもしかしたら……、というifでもあり、そして二人の今後に何かを暗示するような、あるいはそう思わせて特に何もない「これまで通り」が続くのか。思えばこれまでも何度かこっそりと示唆されていましたが、西尾はここではっきりと示してきたわけです。どうということも(少ししか)ない日々の、不条理さ、偶然性という「怪異」。今あるすべてのものは、その「怪異」によって作られ、そしていつでも壊されうるということ。

一見本編とあまり関係ないようにも見える前半の「ハーレムルート」も、それに至る伏線と見ると、それが一見おもしろおかしいただの日常でしかないだけに、かえって刺さってくるものがあります。

偽物語(上) (講談社BOX) (詳細)

流星の絆

・「現代エンタメの最高峰=超一流シェフの最高級料理
「現代エンタメの最高峰」という帯の言葉にあながち嘘はないと思います。見事にからみあった伏線。いきもつかせぬストーリー。 100頁を過ぎるあたりからは、ぐんぐん加速する感じでいつのまにか物語の虜になっていました。キーパーソン三人の性格設定や書き分けも見事です。間違いなくドラマ化でしょうね。翌週が待ち遠しくてたまらない、高視聴率間違いなしの、話題作になると思います。 ただし残念なのは、やはり、良くも悪しくも「エンタメの最高峰」になってしまっているということです。ストーリーが面白すぎて、人間の深みや痛み、業のようなものを感じる「淀み」が感じられないのです。『白夜行』『手紙』や『秘密』などにはそれを感じられただけにそれだけが残念です。ないものねだりかもしれません。贅沢なお願いですね……。 この作品は、いわば、超一流のシェフが見事に作り上げた料理といった感じでした。美しくて工夫に満ちていて、きちんと王道を行っています。もちろん抜群の美味しさです。けれど、不器用なりに、懸命に作った家庭料理というのも、小説の魅力のひとつなのだと思います。 しかし、そんな「ないものねだり」は、星一つ減じるほどのことではありません。最高級の楽しみを堪能できました。五つ星です。 

・「文字通り“すべての東野作品を越えた”
刊行されてすぐに購入し、ほぼ徹夜して二日で読み切った。それほどほんとに息をもつかせぬ展開で、東野作品ならではアッという間です。

とにかくラスト。まじで涙が出ます。

僕は「秘密」「容疑者Xの献身」より遙かに感動した。

三兄妹の「絆」、必見です。

・「贅沢言ってもよかですか
面白かったです。最後まで一気に読めたし後半はドキドキもしたし、結末には「うん!そうか!」と思わずうなってしまいました。でも、「お〜そうきたか!」と叫んで立ち上がるほどの驚きはなかったです。

偉そうに言わせていただくと、東野さんの力量はこんなもんじゃないと思います。もっと深く、頭グチャグチャになるようなエグ味のある小説を書いていただきたい。本の世界に引きずり込まれて、息つかせぬほどハラハラするような…白夜行なんて本当に読破するまで眠れなかったですから。いつも素晴らしい作品を読ませてくれるから、やはり読者の求めるものもどんどん贅沢になっていってるのかもしれませんね笑。

・わりとあっさり読めるミステリー作品を探してる・家族の絆に触れたい・読後は気持ちよくぐっすり寝たい方にはオススメです。「赤い指」の家族と比べてみるのも楽しいですよ。私はあっちの家族も好きですが。

・「久々に最高レベルの面白さ
個人差はあると思うが、ここ最近の東野作品に少しもの足りなさを感じていたのだが、これはいい!相変わらず文章が上手いのでスラスラと読んでしまい止まらなくなる。そして登場人物達の感情の描写が、、、(ネタバレになるので詳しくは書きませんが)とてもせつなくて胸が締め付けられました。「白夜行」「秘密」に並ぶ傑作だと思います。

・「おなじみ“白夜行シリーズ”最新作
相変わらず退屈させない。まあ読んでて安心というか。そしてそれなりに魅力ある主人公たち。たしかにぐいぐい読ませる。でも、なんとなく、「いつものを読んだ」という気がしてしかたない。なんというか、毎度おなじみ「圭吾業」のような。

この作品、そして少し前の「夜明けの街で」、「白夜行」。

10数年前の事件に巻き込まれた少年少女が、トラウマで心がゆがみ、それが現代の事件につながり、やがて悲劇が・・・

上のどの話にもこのあらすじが当てはまるんである。

なんだか「白夜行」の劣化コピーのようだ。もちろんストーリーもちがうし、登場人物の設定も、真相もまるでちがうんだが、なんとなく前と同じものを読んだような、同じ読後感・・・。

同じ10数年の物語でも「白夜行」で描かれた年月の重みと業の深さは、作者の計算すら超えたところで生まれたような気がした。

本当はどうなのか分からないが、東野圭吾はいまだにそんな「白夜行」の重さをもてあましてるんだろうか。だから裏「白夜行」みたいな「幻夜」を書き、それでも足りなくて、限りなく同じ匂いのするものを書くんだろうか。

たしかに「白夜行」よりも、この作品の方が巧みに書かれているところもたくさんあるし、長さもそれなりに短くなってるし、読みやすいというならこちらの方だろう。

でもすべて性格から気持ちまでいちいち説明し尽くされる登場人物たち、なんだか作為が見えてしまうストーリー、泣かせの場面、真相、そしてラスト。どれにも薄さを感じてしまう。

これからも、この“シリーズ”は続くんだろうか。

流星の絆 (詳細)

目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43)

・「盛り上がりを見せだしたGシリーズ
Xシリーズを間におき、久々に出版されたGシリーズ。このシリーズ、当初は事件もいまいちで多少盛り上がりに欠ける印象がありましたが、ここに来て俄然おもしろくなってきたような気がします。といっても1つ1つの事件、ミステリーとしては、今までどおり、ぱっとしないのですが、これまであった、どこまでついていけばいいのか?というような退屈な疑問はかなり解消されて、話の行方が気になりだしました。森氏の術中にはまって少々くやしいような気もしますが、とにかく今までの印象が良い意味で、だいぶ変わったのは事実です。

・「森先生の作品が好きで買ってる人向けって感じ
私は処女作「全てがFになる」から読んでいるのでこの評価です。

作中世界のリンクが様々なシリーズに貼られているため、最初にこれを見ても何がなんだか分からないと思います。派手な事件が起こるわけでも目を張るようなトリックがあるわけでもないので。

ただ、連続して読んでいると、作品間のつながりがドンドン濃くなっていき、続きを早く読みたいという気分になります。

ハマると怖い一冊ですね。

・「真賀田四季を巡る大河ドラマの様相
Gシリーズ7作目は、毒物混入事件です。しかし、特にトリックがある訳でもなく、事件の詳細が語られる訳でもありません。Gシリーズの根底に見え隠れする真賀田四季の陰。ヒトをモデルにした壮大な実験そして新人類の創造。西之園萌絵はいいます。「なるべくかかわらない方がよい」と。それでも、事件を追求し続ける赤柳初朗とはなにものか?また、海月及介も謎めいています.いよい佳境に入るGシリーズ!次回が楽しみです.(1年以上先だそうですか・・・)

・「百年?
少しずつ夜が明けるように、全体像が見えてくる、かも。それは凄くゆっくりとした時間かも知れませんが。て、いうか久方振りの「Gシリーズ」。物語はそれなりに進みます(急展開?)。

・「世俗
 とても落ち着いた作品だと思います。森作品はすべて読んでいますが、文章が美しい。このシリーズでは、鋭利という言葉は当てはまりませんが、鈍いながらも真理がある様な感じです。 この一作だけでも、読み応えはあると思いますが、伏線の中の一つに過ぎないのです。これからの続編が楽しみなのですが、その反面怖いという感情もある、そんな複雑さのある感覚です。 もし、迷っているとしたら、最初にこの作品を読む事はお勧めはしません。出来ればS&Mシリーズから読む事をお勧めします。

目薬αで殺菌します (講談社ノベルス モF- 43) (詳細)

知覧からの手紙

・「 その人にも自分にも忠実に、潔く生きる
 論評はいつでも加えられる。大事なのは、次第に少なくなっている戦争体験者の生の声を聞きとっておくことである。著者は、自分と同世代の、祖父母世代が戦争を体験している年齢のようだ。直接戦争の語り部とはなりえないだけに、感情移入せずありのまま聞き書きし、伝え残す援助をしている。八十四歳の伊達智恵子さんをふとした機縁で最近知って「女性に残した戦争の影」を入念に追った記録である。何人もの特攻隊員の遺書などを一まとめにして出版したものをよく見かけるが、本書は一人の女性のかなえられなかった戦中の道程が淡々と、しかも生き生きと語られていて、小説を読んでいるような気がする。「将来のためには、過去の一切を忘れ得るのが、真に強き者である」「誰も恨まない」ように生きてほしいとの言葉を遺して飛び立っていった恋人。本書タイトル「知覧からの手紙」は、特攻隊員として出撃する直前にしたためた手紙である。その遺品を後生大切に戦後六十年を潔く生きてきた女性。自分自身では書き残そうとはしないでいた実話を著者に語り聞かせてくれた【心に響く純愛物語】である。 本書の語り手「私」は著者ではなく、主人公伊達智恵子という実在の人物である。遺影の前にたたずむ写真も口絵に添える。それだけに現実感をもって迫ってくるものがある。「幾久しく健在であれ」「その人の分も生きてください」と祈る。 自分を励ますように、最期まで前向きに、潔く生きようとする。遺書は次の言葉でしめくくられている。  今後は明るく朗らかに。  自分も負けずに、朗らかに笑って征く。   

知覧からの手紙 (詳細)
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