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「シンプルな自己啓発書」「冷静に」「良くも悪くも水野敬也氏の作品」「「成功」って何ですか?」「中学生レベルの文章力」
サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践 (詳細)
中原 圭介(著)
「勝間和代さんの本より分かりやすい」「過信は危険!!」「経済ルネッサンス以降の資産運用」「初心者向けの本物の資産運用」「資産運用の超実践書」
「原因」と「結果」の法則 (詳細)
ジェームズ アレン(著), James Allen(原著), 坂本 貢一(翻訳)
「分からなかった・・・・・」「原書で読みたい・・・」「まちがいなく問題作。ところで訳者は何者?」「訳者の役不足」「出版社の作戦勝ち・・・これも原因と結果!?」
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks) (詳細)
町山 智浩(著)
「爆笑しながら、恐るべき実態を思い知らされる。」「日本のことばかり思い浮かんだ」「インターネット映像を見るがごとく」「あえて疑問点を」「とにかく笑って、そして心に響く本!」
悩む力 (集英社新書 444C) (詳細)
姜尚中(著)
「数時間で読めるし、その数時間を費やす価値のある読んでも良い本。」「初めて読む人にはいいかも」「 K100Ds さんのレビューに賛成」「ウェーバーと漱石の違い」「私にとっては結局、タイトルが1番衝撃的だった」
ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな! (詳細)
エリヤフ・ゴールドラット(著), 岸良 裕司(監修), 三本木 亮(翻訳)
「いまいちよくわからない」「エグゼクティブ層向け?」「ながい」「組織だけではなく、個人にもフォーカス。」「不完全燃焼な感覚」
容疑者Xの献身 (文春文庫) (詳細)
東野 圭吾(著)
「●数学って、実に面白い!!」「これは愛の話ではないと思う」「ミステリとして面白い」「最悪の小説」「これを機会に」
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 (詳細)
勝間 和代(著)
「勝間さんの思考法のヒミツが分かって、十分元取れた本」「行動を起こせる人のための実践書」「フレッシュ・ビジネスパーソン向け」「記載内容は案外高度。ある程度の教養がある人向けの本」「「『教えて君』から脱却しよう! 」」
ホームベーカリーBook―おうちで焼きたてパン (マイライフシリーズ 694 特集版) (詳細)
荻山 和也(著)
「付属レシピに不満がある方は是非」「ナショナルのHBを買ったら必携」「どれを作っても美味しい!」「おいしいです!」「写真がキレイ!!」
「いつもよりも最後のオチが浅いと感じた。」「加賀刑事の守備範囲では?」「「救済」の意味」「待望の長編ガリレオシリーズ第2弾―<執念>という言葉が鍵概念か?」「語りたいけど語れない面白さ」
・「シンプルな自己啓発書」
本書はいわゆる「自己啓発書」であり「成功本」と言われるジャンルです。
物語として書かれており、非常にシンプルです。
従ってそのシンプルさゆえに、多くの自己啓発書を読んだ人にとっては物足りなさを感じるのではないかと思いました。
しかし読み進めるに従い、その考えは一転しました。
話の中にも書かれていますが、この本の内容は他の自己啓発書と何ら変わりません。
しかしこの本では、それを実践していない人が多いことを指摘しています。
その事によって、痛いところを指摘され、「ドキッ」とする内容も多々あります。
そして、それらを実践するために勇気づけてくれるストーリーとなっています。
多くの自己啓発書を読んだ方でも、手にとってみて損は無いと思います。
シンプルであるため、読み終えてもきちんと頭に内容が残る構成です。
もちろん初心者にもお勧めです。
本当にシンプルなので、ページ数の割にはすぐに読み切れてしまうのも良い点です。
・「冷静に」
とても読みやすい本だとは思います。ただ若きブロガーの方が書いた自己啓発本にここまで絶賛のレビューが占めるってのはちょっと立ち止まって考える必要があるかと思います。
冷静に考えれば発展途上の若者が書いた自己啓発本のってどれほどの信憑性があるのか。
人生経験を積み既に成功している有名な方が書いているならまだしもですが。
『リトルミスサンシャイン』と言う映画にまだ成功していない男が人生の成功の法則みたいな本やセミナーを開いているってシーンがあります。
自己啓発本、自己啓発セミナー、宗教、スピリチュアル等は自己判断になりますが、口当たりの良さでどっぷり信じ込むの前に一度冷静になって考えてみた方がいいと思います。
・「良くも悪くも水野敬也氏の作品」
「ウケる技術」「温厚な上司の怒らせ方」などで知られる、ヒットメーカー水野敬也氏の作品です。個人的に水野氏の作品全てに共通して感じるのが、「ユニークな視点」と「それを形にする創造力」そして何より「作品そのものの完成度の低さ」です。
この「夢をかなえるゾウ」はユニークな作品です。書いてあること自体は既存の自己啓発本と大差ないのですが、そこに愉快な神様と物語を加えることで独自の世界を築いています。問題は、その物語があまりにも安易でお粗末だという点です。主人公は夢をなくしたサラリーマンなのですが、このサラリーマンのまるで操り人形のような人間味のなさが全てを台無しにしているのです。ガネーシャの言葉に多少は反抗したりするも、あっと言う間にただのイエスマンになってしまう主人公。そして主人公の置かれている環境が、比較的恵まれていることにも首を傾げてしまいます。平均以上の収入、仕事はあまり忙しくないようで残業もなく休みもしっかりとれていて、人間関係も円滑でこれといったトラブルにも巻き込まれてはいない。こんな奴いねぇよ、とは思いません。むしろたくさんいらっしゃるのでしょうが、自己啓発本の主人公としては悩みが少なすぎです。もっと色んな壁にぶち当たって、それを乗り越えていく姿を見せてほしかったです。結局、主人公はガネーシャ(作者)にとって都合のいいように悩んで、都合のいいように目覚めてくれるようにプログラムされたロボットでしかなく、そこにあるのはご都合主義の塊です。正直、中盤以降は読んでいて退屈でした。
本書は悪い作品ではないと思います。しかし300ページを超えてるわりには薄い内容です。どんなに素晴らしい役者が出演していても、ストーリーがつまらなければ映画として失格であり同様に、どんなに素晴らしいメッセージが込められていても、話がつまらなければ、それは響いてはきません。物語を使って語りかけているのだから、もっと物語に力を入れてもらいたかったです。
・「「成功」って何ですか?」
買ってから、「ああ、買うんじゃなかった」と思った「成功の秘訣」の典型でした。今まで散々この手の本を買って後悔しているのに、また買ってしまった。
要するに、この本をプロデュースした人は、この本が売れて儲かっている訳だから、それでいい。で、貧乏人の私は、きっちり嵌められて金を使っている。これが「成功者たる著者と貧乏人の私の差」なんでしょうね。私がずっと貧乏から抜け出せない訳だ。
中に書かれている事と言えば、今まで散々言われ尽してきた自己啓発書の中身と同じ。やれ、掃除をしろ、やれ、まっすぐ帰宅しろ、やれ、寄付をしろ、やれ、人を喜ばせろ、やれ、人の気持ちを読み、相手の望みを先取りして提供しろ、云々。中でも「人を喜ばせる事」系統の手法を重視しておいでのようです。
この著者は対人関係をよくする事から成功した方のようですので、そちらに重点を置くのは当然でしょう。しかし、私は、対人関係が何よりも大嫌いで、可能なら無人島で一人暮らしをしたいとまで考えているような人間ですので、「ここまでやらなきゃ成功しないのなら、もう成功なんかしなくていい。俺は俺の好きなように生きて、貧乏の果てにのたれ死にしてもいい」と、一瞬でも悟れて、その瞬間だけでも幸せになれた、と言う事だけが唯一の収穫でした(苦笑)。
蛇足ながら、この著者の流儀を借用しますと、1.被害者意識を煽る。2.人の弱みにつけ込む。3.売り物は定番の無難なものでいい。と言う事になります。これが成功の秘訣なんですね。
・「中学生レベルの文章力」
この本は、筆者も言っている通り、本屋にある自己啓発本や月刊誌BIG Tommrrow 、週刊SPAに掲載されている内容を盛り込み、並べただけの本。
そこに、ガネーシャという象と、主人公を登場させただけの、単なる企画本に過ぎないといった印象です。
著者の人脈が成せる、広告宣伝。商業作家はボロ儲けの時代。いいですね!!!!がんばれ
●サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
・「勝間和代さんの本より分かりやすい」
これは初心者向け資産運用本の決定打ですね。ハッキリ言って、勝間和代さんの本よりも分かりやすい。
国際分散投資と長期保有――資産運用の定石のように言われているこの法則を否定するところから始めます。なぜなら、この法則が通用した時代とはパラダイムが違うから。
個人的に気に入ったのは、大きな視点でリスクを捉えているところ。リスクと言うと個人単位でのリスクばかり考えがちですが、実は日本の財政が破綻したり、東海大地震によって日本経済が壊滅したりといった、国家レベルでのリスクも考えておくべきだと。
この著者のいいところは、文学部出身だということ。だから堅苦しい経済理論に惑わされることなく、歴史と心理学をもとに世界経済の大きな流れを見ることができる。おかげでサブプライムローン問題も予見できたそうです。
ベストセラーになってはいますが、もっと売れて、評価されてしかるべきだと思います。残念ながら、表紙をはじめとする装丁で損していますね。あと、なぜかフォレスト出版から出ているというだけで胡散臭さを感じてしまうのは僕だけでしょうか?
・「過信は危険!!」
部分部分、ごもっともなことをおっしゃっているのですが、残念ながら、致命的欠陥があります。鵜呑みにしては、大変危険です。
著者の主張のポイントは、「捉利」を実践せよ、という耳慣れない言葉です。
「捉利」とは…『要するに”世界経済と相場の大きなトレンドを捉えて運用すること』と定義するようです。概ね、「相場観を鍛え、常に相場の先を読み、資産運用に生かせ」と、同義ですね。
言わせてください。
「んなことできりゃ、苦労しねぇ!!」
資産運用初心者の方、どうぞお気を付けください。はっきり言って、シロウトに「捉利」は無理です。
他にもツッコミどころ満載。やばいです。
補足:冒頭「はじめに」で書かれている、『私は2005年当時から自分の著書の中で、あと2年以内にアメリカの住宅バブルが崩壊し、それが原因で原油高、商品高が進むことになると書いていました』と過去の実績を誇らしげに?太字で書いて書を手に取った方のバイアスを形成しようとしています。2005年当時、バブルの雰囲気を感じ取っていたのは、ウォール街のトレーダーには多く存在していたことは間違いない事実であり、むしろそのバブルを「トレーダー個々人、およびそれをマネージする経営者個人の極めて自己中心的利得」のために活用していたメカニズムは市場リスク 暴落は必然かをご参照ください。ところで、9/16現在、主要各国金融当局の「投資銀行の活動に対する規制強化の動き」による、1980年代以降急激に拡大した「マネー経済」の縮小見通しは、著者は予言していたのでしょうか?
・「経済ルネッサンス以降の資産運用」
著者の基本的考え方は以下のとおりです。
(1)LTCMの破綻、サブプライムショックによって経済学から生まれた金融工学が 実践的には役に立たないことが明確になった。「経済学の破綻」 (2)にも拘わらず、これからの時代では資産運用に明るくなければ、豊かな実りある 人生は送れない。「自己責任の時代」
(3)従って、金融商品、その金融商品を取り扱っている金融機関、実体経済、世界の お金の流れ等の知識を学ぶことは重要であるが、日本の金融教育は遅れている。 「金融知識の修得」
(4)さらにその先に学んでいくのは、経済学や金融工学ではなく歴史学、哲学、心理学だ。 「人文科学の有効性」
金融工学のように人間をあたかも物理的な分子のように扱い、(金融工学は熱力学に近い) 確率論で相場を予測するのではなく、人間を人間として観察すればその集積である相場も 予測されるはず。というのが、著者の結論のようです。
本文にも、投資信託、債券等は分かりづらい。FXはレバレッジをきかせることになり 博打と同じ。等々、投資のリスクが人間性の面から多様に語られています。
ジュージ・ソロスの「ソロスからの警告」には、 人間と相場は相互に影響しあい均衡水準にとどまることはない。
アラン・グリンスパーンの「波乱の時代・特別編」には 現在のリスク管理には、相場上昇時と暴落時の人間心理の違いが考慮されていない。 と書かれています。 (市場原理主義、金融工学専門家のグリーンスパン氏も人間心理について語り始めました)
本著の題名は「サブプライム後の新資産運用」となっていますが、この「サブプライム後」 という言葉は、人間が物理的な分子ではなく、人間として扱われるべきことがわかった後、 すなわちルネッサンス(人間復興)後の資産運用という意味に思えてなりません。
・「初心者向けの本物の資産運用」
国際分散投資の説明に使われているデータは金融機関に都合がいいデータが多く、パフォーマンスが嵩上げされて実際以上に高く見せられている。多くの投資家はその都合のいいデータだけを見せられて、国際分散による長期投資は正しいと説明されてきた。その誤りをただし、世界経済の流れをしっかり把握して資産運用にあたるよう氏は説いている。
・「資産運用の超実践書」
絶対的な運用方法として定着している国際分散投資の弱点が暴かれて、白日のもとにさらされたことは大きな意味があると思う。国際分散投資や長期投資の今まであまり語られなかった弱点やそれらの理論の心理的な罠をわかりやすい説明で気付かせてくれている。複利効果にも大きな弱点があることも教えてくれている。
複利効果は我々投資家の判断を大きく誤らせる魅力を持っている。自分もその魅力によって判断を誤り、サブプライムショックの直前に銀行が進めるままに投資信託を買って大失敗した経験がある。「複利効果を重視するあまり、運用を早く開始しなければならないという焦りから、景気の大きな流れを見失って運用を開始してしまう初心者がなんと多いことでしょうか。」という一文には大いに反省させられた。
世界が新しく確立した金融システムを認識し、過去のデータで使えるものとそうでないものを区別する。そして時代に適応した資産運用を実践する。世界的な株価暴落があっても影響されない資産運用方法を提示している点で、他の類書に見られない超実践書である。
「株の勝ち方は外国人投資家が教えてくれる」を読んでとても感銘を受けたが、今度の著書も勝るとも劣らない名著だ。
・「分からなかった・・・・・」
ここでの評価も高かったので購入したのですが、結局分からずじまい。私が悪いのか? と思い、何度か読み直してみたものの、何が言いたいのか全然分からない。カーネギーもナポレオン・ヒルもこれを読んだ、とかって帯にありましたたが、これを読むんだったら、カーネギーを読んだほうがずっと話しが早いような。
もちろん、本って厚さがすべてじゃないけれど、カーネギーの方はこちらの三倍ほどの厚さで値段はそれほど変わりません。それに、もっと著者や訳者が「分かってもらおう、分からせよう」って気になっていると思います。
結局、何が「原因」で、何が「結果」なのかちっとも分からず、うなだれてしまいました。
・「原書で読みたい・・・」
内容はいいのかもしれませんが、日本語として頭に入ってきません。難しい言葉を使っているわけでもなく、むしろ意図的にひらがなも多様していますが、頭に入ってこないものは、心に響かない。原文がちらつく日本語訳なので、原書で読めばよかったのかもしれません。
・「まちがいなく問題作。ところで訳者は何者?」
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・「訳者の役不足」
数年前に「考えるヒント生きるヒント」(同じ原書)を読みました。ジェームス・アレンが真理をついていることはわかるのですが、訳の日本語に傲慢さを感じて好きになれませんでした。”完訳”とされる本書は、ですます体の文章に書き換えてありますが、アレン氏の真意を汲み取っていない直訳のようなもので、読者に大事なことを伝えたい意図よりも、訳者の自己満足の押し付けのようにすら感じます。それとも、出版社が単に再編集して仕上げただけだったのでしょうか?
例えば、犠牲(sacrifice)という言葉をそのまま”犠牲”という訳にしてしまえば、代償が欲しくて自分を犠牲にし、不幸の泥沼にはまっているような誤った犠牲にもあてはめて誤解する人がいるのではないかという配慮がまったくされていませんね。精神世界系の翻訳を分野としている訳者にしては、お粗末な日本語表現に思えます。
本書がベストセラーと呼ばれる結果は、興味を引くタイトルと装丁、コピーを含めた販売戦略のおかげ(原因)。そして、アレン氏の思いが実を結んだものと思います。
妄信的に絶賛する評価もどうかと思いますが、批判的な批評の原因の一つは、真意を伝えようとしていない訳のまずさと、成功を何と捉えているのかわかりませんが、ガツガツとした読者の成功欲にあるのではないかと思います。
・「出版社の作戦勝ち・・・これも原因と結果!?」
同じ原書の邦訳「考えるヒント、生きるヒント」をですます調に変え、「思考」という固い言葉を「思い」に変えて、多少、他の言葉もわかりやすくしたおかげで、ずっと読みやすくなっている。「考えるヒント・・・」の方は、あまりにも直訳直語すぎて、またそれも哲学的で好まれているようだが、アレンの人格には不似合いな感があった。
今回は、章立てを原書と同じにして「初の完訳」としたあたり、読者には「初の邦訳」と思わせる節があるが、出版社側のみごとな作戦勝利!ですかな。とにかく、読みやすくなっているのは確かです。それでもまだ、丁寧な言葉の影に傲慢さを抑えた感が漂うのはなぜ?これは、あくまでも個人的な印象。
読みやすい方がいい!これも「原因と結果」か!というのが、素直な感想。
●アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
・「爆笑しながら、恐るべき実態を思い知らされる。」
面白い。いつもながらの町山節炸裂だ。ここで俎上に挙げられているのは、宗教、戦争、バブルと格差、政治、メディアにまつわる今日のアメリカの病根と恥部。1節辺り数ページでエッセイを読むような感覚だが、中身はスゴイぞ(笑)。ちょっと思い出してみても、キリスト教原理主義者たちのトンデモ教義、米国福音派協会の過激で奇天烈な活動、ブッシュの絶対禁欲教育から来る“純潔の誓い者たち”の本末転倒な性の欲求、イラク人虐殺と人格障害兵士の急増、CIAの“特殊容疑者移送”、会社経営者と一般労働者の年収格差は400倍、保守派政治評論家の能天気な言動、「シンプソンズ」顛末記、、、。正直、ここまで狂信的で病的、クレージーとは思わなかった。タブロイド紙を読むような感覚で、ページをめくりつつ爆笑しながらも、もはや洒落にならない恐るべき実態を思い知らされる事になる。イラク戦争、新自由主義、ITバブル崩壊、サムプライムローン問題の果てに顕在化してきた金融不安、アメリカン・ドリーム終焉の根源が何なのかが、町山流斬り口で喝破されていく。米在住で、アメリカの社会、風俗、文化、人種について永年ウオッチングしてきた鋭敏な五感と反骨精神が実に歯切れ良い。それにしても、まもなく新大統領が誕生するが、山積した甚大な問題連を対処する以前に、こんな超大国の舵取りをしていくのは本当に大変だ、、、。
・「日本のことばかり思い浮かんだ」
アメリカについて書かれている本だけど、どういうわけか、日本のことばかりが思い浮かんだ。つい、日本に置き換えて考えてしまった。何となく当てはまるような気がしたんだよね。
アメリカに滞在する予定がある人には、旅行や英会話のガイドブックと一緒に、この本も持って行って欲しいなあと思う。きっと、見える景色も、より鮮やかになるんじゃないだろうか。
この本によって、ただ批判的な立場に立つのは、寂しいと思う。著者自身、鵜呑みにする事は好きじゃないと思うから。この本をヒントに、アメリカを自分自身で考えたら、きっと楽しい。アメリカで暮らす人達との、触れ合いに活かせたら、一番だと思う。
別の捉え方をした人も、もちろん大勢いると思います。まずは、読んでみて下さい。そして、考えてみましょう。さらに活かせたら、最高!
百科事典1セット分の価値を感じる内容で、読みやすくて、面白くて、至れり尽くせりです。それを、1000円で読ませてくれるなんて、なんだか申し訳ないよね。
・「インターネット映像を見るがごとく」
ユーモラスな口調でアメリカを語りますが、アメリカの内憂外患の状況を反映してか、
特に暗い部分が心の中で響きます。
宗教問題のように、日本人は知らないし、アメリカ人にも見えにくいアメリカ。
イラク戦争のように、日本人も知っていて、アメリカ人こそが深く悩んでいるアメリカ。
等々が、あたかも、インターネット映像のように画像と音声を主体にして描かれています。
かって憧れだったアメリカの、キリキリ舞いしている姿がよく捉えられていると思います。
非常に面白く、笑える本ですが、答えは何も書いてありません。
ご自身で考えて下さい。というのが作者からのメッセージなのでしょうか。
・「あえて疑問点を」
みんながこの本を褒めているんで、今さら賞賛レビューを一つ加えてもツマンナイから、少し疑問に感じる点について書いてみたい。 マイケル・ムーアもツッコミ入れてたことだけど、町山は本書中で何度も、米国の指導者たちが自分の親族を戦場に送っていない事実に言及する。典型的なのが第2章「デタラメな戦争」の中の「戦争を知らないタカが戦争を起す」(p81〜)で、56年のプリンストンの卒業生750人の内400人が軍に志願したのに、04年度では卒業生1100人中、わずか10人という数字の紹介から始まる。上下院議員中、軍隊経験者は5%、自分の子供を軍隊に入れている議員はわずか7人。ブッシュは徴兵逃れで州兵になったし、チェイニーは結婚などを理由に5回も徴兵回避。こういうチキン・ホーク(臆病なタカ派)どもが戦争を主導している、と。さらに08年の米大統領選をめぐる文章を集めた第6章でも、民主党の候補8名で行った公開ディベートに触れて、「候補者のなかに肉親を戦場に送っている人はいますか?」という質問に誰もまともに答えられなかった、と皮肉る。 著者が権力者たちの偽善性に苛立つ気持ちは分かる。逃げたヤツが権力の座に就き、戦争をおっぱじめ、貧乏人どもを前線に送り込んでいるなんて! でもその苛立ちから、戦争の現実を知るパウエルやマケインに対して好意的に言及し、ノブレス・オブリージュを持ち出し、「国民皆兵制度とは戦争に勝つためだけでなく、身分や肌の色が違う若者たちが寝食はおろか生死をも共にする経験を経るための教育システムなのだ」(p83)と踏み込み、翻って日本は…と含みを持たせるに至っては、単なる苛立ちの表明として笑って見過ごすというのは躊躇われる。それって向こうの思う壺じゃん、と私は思うぞ。 井筒和幸監督『パッチギ!LOVE&PEACE』のキョンジャの演説がもう一度聞きたくなった。
・「とにかく笑って、そして心に響く本!」
ペーパーブックスタイルで軽くて読みやすい本!手に取った瞬間から、ニューヨークのスタバでペーパーブックを読んでいるつもりになってしまっていた(笑)。ページをめくると瞬く間に著者の世界に引き込まれている。強いて言えば、(町山氏には失礼かな?)マイケル・ムーアー監督作品の書籍版のような本。とにかく笑えるのに実は奥深い問題を鋭く突いている。「へぇ〜」なネタが満載でお得と単純に思いつつも、読後は『現実の問題』としてしっかりと受け止めている。さらりと書いてしまう町山氏の文章は心に響き本当に素晴らしい!アメリカ人と接する前に読んでおくと会話に幅が広がり役にたつはず。とにかく読んでみて下さい!
・「数時間で読めるし、その数時間を費やす価値のある読んでも良い本。」
悩みぬくこと、死をも引き受けること‥、たしかにそうした事は人生のある段階において、ある種の成長を促すことにつながるとは思う。しかし、漱石のいう「神経衰弱」やウェーバーの「精神病院治療」が、実際はどういう精神の在り様に対する如何なる治療などであったのかをよく考えてみる必要はある。漱石もウェーバーも、特にウェーバーは社会学者として世界に影響を与えた人である。こうした人々の思惟や精神を、一般的大多数の人々のそれらとパラレルにおいた本書の議論は、少し無理があるような気がする。 世の中には、悩みぬくには未熟で力不足な精神の持ち主もまた多い。また著者がいうように、複雑で変化が激しく情報の溢れた時代だからこそ、「囚人のジレンマ」のような、短期的な目先の利益にすがるしかない人々も多いのである。 全体として、本書は大学教員としての著者が、直接間接の教え子たちに自分の経験を語ることで、よりよい人生を送る糧になれば‥との思いで書かれているような気がする。それはそれで良いし、実際に内容の良い本なのではあるが、早熟高校生〜社会人数年目までの人の要求にフィットする内容だと思う。
・「初めて読む人にはいいかも」
『オリエンタリズムの彼方へ』や『ナショナリズム』を読んだ後、姜さんがブレイクしてしまい、遠ざかっていた。姜さんの本を読むのは何年ぶりだろう。漱石とウェーバーを引き合いに出しながら、世紀の変わり目の変動を、悩みぬいて、自分をつかめというメッセージ。たまたま漱石を続けて再読していることもあって(未完の『明暗』と水村美苗さんが書き継いだ『続明暗』とか、『野分』とかいいですよ)、期待していたのだが、その読みの突っ込みは比較的あっさりしている。悪くはないんですけどね。『蟹工船』が売れるキツイ時代、若い人とか、姜さんの本を初めて読む人にはいいかも。
・「 K100Ds さんのレビューに賛成」
私も今悩むことが多くて、そんな中この本に何らかのヒントを頂こうと思っていたが、本当に裏切られた。何が言いたいのか全くわからない。というのも、各章において結論がない。漱石とウェーバーを引き合いにだしてはいるが、だしているだけで、そこから得られる結論的なものが何もないし、伝わってこない。なぜにこんなにこの本の評価が高いのか理解に苦しむ。
・「ウェーバーと漱石の違い」
この本は全体で何を言っているのかよくわからない。
著者は、ウェーバーと漱石を「時代を引き受けやろうという覚悟」がありよく似ている。
と評しますが(P18)、漱石は高踏派と言われるだけに、社会派とは一線を画し、社会全体
というよりも、個々の人間自体の精妙な描写と、その人間関係に対する深い考察にその本領が
あるように思います。
著者は、自分のフィールドである社会学に無理に漱石を持ってきて社会的苦悩を表現しようと
するため、このようにわかりにくい本ができてしまったように思えます。
なお、夢十夜の第7夜(P73)で主人公が海に飛び込む(身を投げる)場面を
「わけもわからない時代に流されるのはいやである。さりとて、それにこだわって時代に
こだわるのは、もっと愚かである」と解釈していますが、これを漱石が聞いたら、大いに驚く
のではないでしょうか。
(私には、夢十夜は漱石が自己の内面の不安を幻想的短編にしたとしか思えませんので)
著者の漱石解釈はかなりバイアスがかかっているように思います。
・「私にとっては結局、タイトルが1番衝撃的だった」
「悩む力」というタイトルに惹かれ気になっていた本。
・「いまいちよくわからない」
ゴールドラット博士の本は、全部読んでいますが、この本はいまいちよくわかりません。例のごとく会話形式です。最初は機会損失の話なのかなとおもいました。機会損失の部分は多くの本に書かれていることと同じです。
・「エグゼクティブ層向け?」
ゴールドラット博士が提唱するTOC(制約条件の理論)の第一ステップは「制約を見つける」となっていますが、その制約も関わる人々の立場や状況、主観によって大きく変わってしまう可能性があります。
本書では一見複雑にみえる組織・システムが抱える真の問題を見極めるには何が必要か、を博士と愛娘との会話の中で明らかにしていきます。また、それが理解できればどんな問題も解消できる事例として、ゴールドラットグループのレポートを公開しています。
ただ今までの博士の著作のようなワクワク感とは趣が異なり、淡々と物語が進んでいきます。また会話形式なので物語自体は読みやすいのですが、哲学的な、ある種「禅問答」のようなところもあるので、勝間和代さんのような「パッと読んで理解できる」というような内容ではありません。TOCのいずれかのソリューションを一度は経験している人でないと、深く理解するには何度か読み返す必要もありそうです。
読者層もこれまでの「ザ・ゴール」シリーズが対象にしていたマネージャー層向けと言うよりは、エグゼクティブ層向けという印象を受けました。
そういう意味では「エグゼクティブ層向けのゴールドラットグループのガイドブック」といえるのかもしれません。
・「ながい」
全体を通じて伝えようとしてることはとても大切なことだと思うのですが、ストーリー形式になっているため如何せん話が長い。そこらへんが気にならない方なら楽しめるかと思います。伝えようとしてることは始めと終わりにだいたい書いてあります。
・「組織だけではなく、個人にもフォーカス。」
多くの人が名著と評価する「ザ・ゴール」シリーズの中で、これまでと最も違う点は、組織だけではなく、個人の人生にも視点を持ってきている点だろう。
著者は仕事も各個人の人生も「選択の連続である」と説き、その選択行動が必要な際に「ものごと」を分析する重要性、その分析から原因と結果の「シンプルな関係性」を得ることの重要性を述べた上で、その「シンプルな関係性」を見極めるために必要な心構え、思考ロジックを具体的な事例を挙げて解説している。
「ものごとはそもそもシンプルである」の思想が最初から最後まで、一貫しており、分析のアプローチの仕方は組織の長でなくとも、仕事上の問題、そして、人生で問題を抱えた際に非常に有用なものであると感じた。
あとは、この著作を読んだ各個人が、どのように仕事、人生においてこのアプローチ方法を活用するかが問われているのだろう。
「ものごとはそもそもシンプルである」と頭の中で唱えながら、自分の人生で発生する「ものごと」の本質を探っていけるようになれば、それだけでかなりエキサイティングな毎日になるのではないだろうか。
・「不完全燃焼な感覚」
これまでのゴールドラットの本に比べて、スピード感、物語性、爽快感がいまひとつ。
機会損失(品切れ)による失う利益は想像以上に大きいという話は、供給者側、購入者側なお複数の立場の視点から読み解くなど、繰り返し書かれているが、それ以外の部分は、すっと頭の中に入ってくる感じがなかった。
たとえば、「明晰に考える」とはどういうことかの部分では、その答えに期待したが、しっくりと理解できなった。
ただもう少し読み込めば、より理解できるのかもしれないという感触はある。
・「●数学って、実に面白い!!」
事前に『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』を読んでいたためか、文系出身の私でも、かなり楽しく読めました。数学的思考力によって「サキヨミ」ができる能力があると知っていると、天才数学者・石神の思考過程や行動が非常にリアリティーをもって感じることができました!
数学って、こんなにもスリリングでサスペンスな実用的な思考の訓練を学べる、超実用的なものだったのですね!私の人生は、これまで損をしていたように感じました。
理系のかたが書く本って、実にわかりやすくていいですね。ワクワクしながら読めました。これなら映画のほうも期待大です!
・「これは愛の話ではないと思う」
これまで自分がいいと思う作品にしかレビューを書きませんでした。でも、この作品に対する評価は私なりにきちんと記したいと思います。
・「ミステリとして面白い」
ガリレオシリーズは初めて読みました。
数学の証明の手法と事件の解決方法を関連付けるところなど、登場人物と事件が上手くかみ合っていて面白く読めました。数学や物理学が嫌いな人もいるでしょうが、変に専門的な話は出てこず、あくまでも「謎解き」を彩るために使われているだけなので、ご安心を。(私も数学嫌いです)
物語の組み立て方が上手いというか、最後に「あっ」と言わせるトリックもミステリとしてなかなかのものだと思います。
ただ、皆さん書いてらっしゃいますが事件に関わる人物の心理描写は、どちらかというと浅いです。何を求めるかにもよりますが、(純文学ではないので)ミステリ小説として謎解きを楽しみたいのであれば買いだと思います。
・「最悪の小説」
いくつもの賞を受賞したベストセラー作品というのだが、私にはそうした賞賛に値する作品とは思えない。
まず、確かにトリックはよく練られていると思う。私も最後までトリックの仕掛けにきづかなかった。しかしいくら小説の中の出来事だとはいえ、あまりに必然性がない。冒頭で起きる偶発的な殺人事件を隠すために、あのような複雑で、しかも自分自身ではコントロールできない人物に負荷をかけるようなアリバイ作りをする意味はない。事実そのために破綻する。
もう一つ、これはトリックの中身にふれそうなのでぼかすしかない(ぼかしようもないとは思う)が、殺人事件の被害者の無念だとか、生命の尊厳を全く無視している容疑者を「献身」だとか「純愛」だとかで呼ぶことへのとまどいがある。罪科のない被害者は、容疑者によって道具のように殺され、さらに犯人を追い詰める側からも被害者にではなく容疑者に情けをかけられて、虫けらのように二度殺される。私にはそれが死ぬほど恐ろしい。
・「これを機会に」
東野圭吾は多作の作家で、青春ミステリでスタートを切って以来、社会派サスペンス、恋愛小説、メタフィクション、ユーモア小説などなど、幅広い作風で傑作を生み出してきた。直木賞、本格ミステリ大賞、このミステリーがすごい!第一位、週刊文春ミステリーベスト10第一位、本格ミステリ・ベスト10第一位、と数々の栄冠に輝いたこの作品は、これからもずっと彼の「代表作」として語られることになるだろう。
この小説は、完全犯罪を期する数学の天才石神に、物理学者湯川が挑む謎解きを軸とし、愛や友情など人間関係のドラマをからめた複合的なストーリーである。作者の実力が遺憾なく発揮され、それらの要素が全くばらつかず、一つに融けあっている。視点となる登場人物を入れ替えながら描写することで、謎が解かれるさまがわかりやすく、また登場人物の心情の揺れ動きなども明瞭になる。無駄なシーンはそぎ落とされ、次々と展開していくので、退屈することなくラストまで通読できる。
「代表作」と「最高傑作」が食い違う創作者は数知れない。確実に東野圭吾の「代表作」であるこの小説に、私は五つ星をつけるが、これを彼の「最高傑作」だと言う気はない。彼には他にも素晴らしい作品が多数ある。
存分な知名度を得たこの「代表作」に、「名探偵の掟」からの東野ファンである私が望むのは、これが彼の他の傑作群を世に知らしめるきっかけとなってくれることだ。東野圭吾作品をこれで初めて読むという人には、読後、他の作品にも手を伸ばしてみてほしい。もっとサスペンスを楽しみたい人なら「天空の蜂」、愛する人の為の犯罪が描かれる作品ならば「白夜行」、この作品が重すぎると感じる人には「怪笑小説」や「「あの頃ぼくらはアホでした」、といったように。
「代表作」を読んだだけで終わることなく、多くの人が他の東野作品を読み、自分なりの「最高傑作」を見つけてくれることを、一ファンとして祈ってやまない。
●勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
・「勝間さんの思考法のヒミツが分かって、十分元取れた本」
勝間さんの発想やものの考え方について書かれた本です。この本は最初にビジネス思考力とは何かを説明し、残りの章で7つの力とその鍛え方について紹介しています。
てっきり全部のページにわたって、3Cとは何であってとかの解説本かと思ったのですが、そうではありませんでした。いかにして自分の本を売ったかをフレームワークを使って解説しているところがあって、面白いです。MECEやピラミッドストラクチャーといった基本的なものからラテラルシンキングといったものまで載っていて、あんまり期待せずに買ったが意外にいいじゃんというのが素直な感想です。21個のフレームワークがカラーページで載っていて、いろいろと応用可能です。「勝間和代の思考法 7つのヒミツ」とした方が良いんじゃないかと個人的には思います。
この本を読んで良かった事が三つあります。それは自分が長らく抱えていた疑問がすっきりしたためです。一つ目は、フレームワークって何かというのがすっきりしたこと。「フレームワークを使ってものごとを考えましょう」というのは、いろんなビジネスセミナーで言われていることで、漠然と大事とは分かっていました。ただ、大事なのは分かってはいたものの、いざ説明しろと言われるとなかなかうまく説明できず、大事ということしか分かっていない状態でした。フレームワークの解説書はありますが、だいたい偉い先生が書いた難しいもので、結局高い本を買って、本屋では賢くなったが、本は本棚に眠り、売るのがもったいない不良資産ということがしばしばでした。勝間さんによると、「何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするもの」とのことです。本書では、なぜを五回考えるというところを説明する際には、NANAのヒットの例をだしたりして、難しいものを易しく伝えようとする工夫を感じます。
二つ目は勝間さんの話の展開の秘密が見えたところ。勝間さんの講演に行くと分かるのですが、だいたいこういう感じで話がでてきます。「AはBであると考える。なぜなら、○○というデータがあるからだという」いつもなるほどぉと納得してしまいました。なんでかなぁと思っていたのですが、謎が解けてすっきりしました。
三つ目は偶然力について。偶然力とは「偶然のチャンスを見逃さず、新しいことへつなげていく力」とのことで、チャンスを活かすための方法として、Chabo!のプロジェクトが紹介されています。偶然力なんてどうやって鍛えるんだろうと思っていましたが、この本を読んで、チャンスって無数にあるなと思いました。アンテナを張るというのは多くの人がやっていることですが、アイデアを形に変えるために準備し、つながりを活かすということを考えるきっかけになった本でした。
本は時代の変化とともに古くなって使えなくなっていきますが、この本はずっと手元においておきたい本だと思いました。
・「行動を起こせる人のための実践書」
3C、PDCA、CTQ、戦略キャンバス、SWOTマトリクス、組織の7S…と多くの専門用語が出てきて最初はあたまが多少なりとも混乱するが、わかりやすい文章なので何とかやっと読み終えることができた。
読後はあたまが相当疲労する。途中で挫折する人もいるかもしれない。フレームワーク力を鍛えるには何回もあたまを疲労させ、疲労に慣れさせることだと自分なりの解釈ができた。
この本は一回読んだだけではダメ、本当の良さは二回、三回と読んで段々とわかってくるような印象を受けた。
諦めずに行動へつなげるのが優秀ビジネスパーソンになる一歩だと思う。最初から書いてあることすべてを実践するのは不可能なので、ひとつひとつ実践で自分のものにしていく地道な努力が必要である。
勝間さんがフレームワーク力を身につけるに至った経緯も触れられていて、彼女が能力だけでなく努力の人であることを知ることもできた。
・「フレッシュ・ビジネスパーソン向け」
最近、出版する本が立て続けにベストセラーになる著者の本を初めて読んでみました。社会人になりたてのビジネスパーソンには「悪くはない本」だと思います。フレームワークとして様々な「切り口」や「ヒント」が提供され、もう少し深く追求したいという人向けに、「参考文献」が示されています。所謂、「ビジネス書のポータルサイト」的な発想で書かれている本のようです。したがって、「本格的なビジネス書はちょっと・・・」という人にとっては、良い「手引き書」になるのではないかと感じました。
ただ、7つのフレームワーク力は"7"という数字(マジックナンバー)に拘ったためか、少し説得力(必然性)が薄く、かつ、ブルーム博士の6段階理論とフレームワーク力との結びつけもちょっと強引過ぎると思いました。また、統計学を身につければ、宝くじを買ったり、競馬や新興市場の株を買ったりすることは「ない」と主張していますが、これも次元の違う話と思います(まあ、ご愛敬でしょうが)。
著者の思考プロセスを追いながら、批判的に本を読むというのが読書の基本ですから、こうした視点で本を読んでみるのも良い「訓練」になると思います。
なお、本書の中で紹介されているフレームワーク(21種類)を実際に使うことを推奨していますが、これには賛同します。結局自分で使ってみないことには、身につかないからです。付け加えると、使いたいフレームワークに関しては、より詳しいビジネス書や原典にあたる必要があるでしょう(残念ながら「お勧め書籍」の中にはあまり載っていませんが)。というのも、これらのフレームワークは一定のContextの中で、あるいは一定の前提条件の下で効果を発揮するものであり、限界点や制約条件が多々あるからです。個人的な使用であれば構いませんが、これらのフレームワークについての深い知見がないままに、「他人の前で使うこと」は避けた方が良いでしょう。
・「記載内容は案外高度。ある程度の教養がある人向けの本」
簡単というレビューが多いですが、これは本を読んだりある程度の教養があるからであり、あまり本を読んだことが無い人には内容はかなり難しいといえます。多くの内容を詰め込んでいる為、理解にもかなりの時間がかかる事でしょう。実際、自身の周囲の方々が購入されてましたが、さっぱりと言う方も多いのです。恐らくはデスクワーク中心のホワイトカラー向けの本かなぁとは感じます。
気になったのは、批判しちゃダメと著者が先回りをしている事。批判をしないという風に読者を扇動したのは、あまり良い点ではない。これは非常にやりかたが汚いと思う次第です。
実際、ゲームのCLANNAD FULL VOICEやメタルギア4のレビューにあるように、ネットでも大きな論議が起きたように素晴らしい評価ばかりのものが胡散臭く感じるのは仕方が無い事と感じます。むしろ、正等ではない批判中傷も、それなりに受け入れるべきかなぁとは感じます。むしろ、脊髄反射レベルで記載された非難こそが良い批判かなぁとか思いますです。ボクのレビューは参考にならないんで。(またけさうわなにをするやめろや)
・「「『教えて君』から脱却しよう! 」」
taiyaki#003
いま、もっとも注目を集めている勝間和代さんの新作です。
いつもユニークな視点と鋭い分析で「はっ」とすることが多いです。
今回は「フレームワーク」という切り口から、ビジネス思考の基本と実践を説明しています。
特に心に残ったのは、「教えて君」から脱却しようという勝間さんのメッセージでした。
ブルーム博士の思考の6段階モデルを紹介しつつ、多くの人が、獲得した情報を知識、理解、
応用で止めてしまっていて、付加価値をつけた行動にまでもって言っていないと指摘します。
付加価値をつけた行動にもっていくためには、分析、評価、統合が必要だといいます。
その答えが、本書で成功の秘訣として紹介される7つのフレームワーク力なのでした。
わたしは、現時点での自分に欠けている力を確認してみるという読み方をしました。
この本のリターンは大きいと思いますし、フレームワークで考える力をつけたいと思いました。
●ホームベーカリーBook―おうちで焼きたてパン (マイライフシリーズ 694 特集版)
・「付属レシピに不満がある方は是非」
本書はナショナルHBを使用しており、1斤用、1.5斤用のレシピが掲載されています。私は象印BB-HS-10(1斤用)を使用しており、説明書の付属のレシピがどうも固くておいしくなく、かと言って自分でいろいろ試行錯誤するわけでもないので、、、こちらのレビューをみて購入しシンプルな食パンを作ってみました。評判通り、ふわふわでおいしく焼けました!膨らみ具合もばっちり。パンづくり初心者なので、レシピによってこんなにも味が変わるものかとびっくりしています。その後フランスパン生地もつくってみましたがしっとり食べやすくおいしくて感動・・・ご自身のHB付属レシピに不満がある方は是非どうぞ。全体的に簡単でおいしそうな、シンプルなレシピが多いのもうれしいです。たとえば、仕上がりの数十分前に生地を出し、具を入れてまたパンケースにもどして焼くなどちょっとした手間で成形パン風になったり、知らなかった技も習得。また水や牛乳の量がmLではなくグラムで載っているのが便利だと思いました。普段パンケースごとメジャーにのせて計量していくので、計量カップがいりません!面倒くさがりのわたしにはぴったりです。
・「ナショナルのHBを買ったら必携」
「色々作れるだろう」とわくわくしてHBを買ったものの、変わったパンは全てオーブン併用。なんだ、HBじゃ食パンしかできないのか・・・と思っていた時にこの本に出会いました。
この本は、HBだけで最後まで作れるパンの情報がたくさんです。野菜パン、菓子パンだけじゃなく、チーズケーキやチョコレートケーキまでできるとわかって夢が広がりました。また、まだ試してませんが、天然酵母パンのレシピも載っています。
この本の評価が高いのは納得!の一冊でした。編集協力がナショナルなので、どのレシピにも現在ナショナルが出している1斤と1.5斤両方のHB用の分量が載っています。ナショナル製のHBを買った型には必携の一冊ではないでしょうか。
・「どれを作っても美味しい!」
ホームベーカリーのパンはたくさん出ていますが、この本はなんと言っても生地が美味しい!微妙な配合なんでしょうが、ふんわりして、これまでのホームベーカリーで作ったパンのイメージ(みっしり詰まった感じ)が覆ります!リッチブレッドとか、とにかく生地が美味しい〜!ヘルシー系のも、絶妙な配合具合なので、美味しく食べられるのが嬉しいです。スタイリングもめっちゃかわいくて、雑貨好きの人には脇の小物もたまらないと思います!
・「おいしいです!」
この頃ずいぶん日本のホームベーカリー本も増えてきましたね。男の人がホームベーカリーのレシピ本を書くのは珍しいかな?知ってる限りでは初めてです。あまりにも写真がかわいいので、買ってみました。リッチからリーンまで様々あり2,3種(油分の入らないシンプル食パン、オレンジチョコパン、コーンブレッド、基本の食パン)作りましたが、どれもおいしい!ホームベーカリーレシピの元祖の有名な方の本よりも好みでした。中に入れるものの組み合わせや割合も絶妙です。かわいい写真をめくるのも楽しいですし、作ってもおいしい!作りたいタイプがたくさん!手で成型するパンはほとんどありませんが、結んで成型するタイプのが載っています。丸パンばかり載せている本が多い中で貴重です。それとイングリッシュマフィン。セルクルを使わない方法が書かれていました。簡単なんだけど、目からうろこ。この方法で頻繁に作るようになりました。ケーキはチーズケーキとチョコケーキの2種。自分にとっては必要十分な情報量でした。値段も安く、実用を兼ねた良いレシピ本だと思いました。2冊買って一冊は保存用にしたいくらいの気持ちです。でもホームベーカリーの本ってどうして全部食パンコースと生地コースだけなんだろう?せっかく使用機械を限定しているのだから、ソフトパンコースなんかも使ってほしいものです。
・「写真がキレイ!!」
ホームベーカリーの本は、何冊か持っていますが、その中で1番写真がキレイです!!肝心のレシピも、作ってみたくなるものばかりで、毎日本を見て、今日は何を作ろうか考えるのが楽しみになりました。実際作った中では、どれも美味しかったのですが、特にリッチ食パンが美味しくて、お友達にプレゼントして喜ばれています。
・「いつもよりも最後のオチが浅いと感じた。」
読んだらやめられなくなる、ヤミツキにさせるといった東野圭吾独特の魅力はこの作品の中にも存分に感じられる。どんなトリックが使われたのだろうと、話が進むにつれて段々とその期待が高まっていった。
『容疑者Xの献身』では見事にその期待以上のトリックで感動し、『流星の絆』では前者に比べると感動は少なかったものの、最後のどんでん返しに驚かさせた。
しかし今回の作品に関してはその期待の方が大きくて、消化不良に終わった感じがする。確かにトリックはすごいが、そこまで奥の深さを感じさせない。まぁそれが「虚数解のトリック」と言われたらそれまでなのだが。どうもスッキリしない、最後のオチに関してはいつもより浅いのではないか。
話は本当にジワジワ進み、期待を高めるつくりになっているだけに悔やまれる。感動を狙った話ではなく、トリック勝負ならもう少し味が欲しかった。
毎回期待に応えてくれる東野圭吾の作品ということで評価は厳しくしたが、読んで損はない一作だ。
・「加賀刑事の守備範囲では?」
一読して、東野圭吾の近作にしては珍しい本格ミステリーだと思った。しかし、何となく釈然とせず、もう一度読み返した。二度目は事件のポイントに的を絞って。
その結果、疑問に思ったこと。 第一に、最初の現場検証で、警察(鑑識)が〇〇〇を調べなかった(少なくとも証拠保全しなかった)のは不自然。犯人が後から証拠隠滅できるとは…(絶句)。 第二に、〇〇〇についての説明が微妙。注意深く読むと、痕跡を残さずにトリックを仕掛けることが本当に不可能なのか、明確に検証されたかどうかよくわからない書き方だと思う(作者が意図的にそうしたのだろうが)。
つまり、あえて言えば、湯川の推理が本当に正しいのか、厳密にはわからないのではないか? しかし、この作品はその点を問題にしておらず、湯川の推理は正しいという前提に立って、犯行のトリックは、動機は、と進んでいく。つまり究極的に言えば、これはミステリーではなく、犯人の心情がテーマの一種の恋愛小説なのだろう。
だとすると、この犯人が、犯行後に自分を守ろうとするとは考えにくい(そのためのトリックではない)。自首するか自殺するか、どちらかだろう。 あえて罪を暴かれ逮捕されることが、自分への制裁だと犯人が考えたとしても、その場合の追及者は、湯川や草薙刑事の役回りではないような気がする。これは加賀恭一郎刑事の守備範囲だったのではないか。
そもそも犯行のトリック自体、湯川でなくては解けない謎ではない。きちんと鑑識がサポートすれば、「文系」の探偵でも解決できると思う。『容疑者Xの献身』もそうだったが、やはり「探偵ガリレオシリーズ」の長編である以上、まず、湯川でなくては解けないトリックを周到に準備する、というのが第一条件だと思うのだが。
・「「救済」の意味」
帯に書かれている「完全犯罪」の文字に心躍らされながらも、「期待しすぎると裏切られたときの失望は大きいぞ」と諌めつつ読みました。
まさに完全犯罪!このトリックはそれ自体も素晴らしいのですが、巧みな叙述トリックにより更に解明を困難にしてます。
必死に考えたにも関わらず全くわかりませんでした。逆にわかる人がいたら素晴らしいと思います!
トリックが明かされる場面では唸りました。そして、タイトルにもある「救済」の意味が最後にわかります。
文体も今まで通り読みやすく、ストーリーもシンプルかつ面白いので読むのをおすすめします。
・「待望の長編ガリレオシリーズ第2弾―<執念>という言葉が鍵概念か?」
何やら神秘的な響きを漂わせているタイトルだ。本作では、前作の長編『容疑者Xの献身』では登場しなかった内海薫刑事(ドラマではお馴染み)が、なかなかの直感と洞察力を発揮している。湯川、草薙そして内海という3人が中心となって難解な事件の解決が企図されてゆく。帯の表示から犯人は「女」であることから、内海という女性刑事を加えたのだろう。事件を解決するという共通の目的を有しつつも、草薙と内海という刑事間の視点の相違(それは男性と女性の相違に帰着する)も本作の注目ポイントの1つ。ガリレオこと湯川の活躍はむろん当然だ。
レビューで詳細を語ることは野暮の極みだが、1つだけ指摘すれば、思わず「はっ」とさせられるような驚きは、前作と比較してやや乏しかったように思われた。とはいえ、驚異的ともいえる犯人の<執念>を痛切に感じずにはいられなかったし、それは草薙ら刑事にも、湯川にも妥当する。著者自身の<気迫>もまたそうである。夫と妻のあり方、夫婦にとっての子供の存在意味、結婚の目的など、決して一筋縄ではいかないテーマに真正面から挑んだ、文字通りの力作だ。前作が取り組んだ<愛>という人間にとっての普遍的価値とも本書の内容は密接に関連している。そうした人間的で情感的な問題に対して、あくまでも客観的で合理的な根拠に基づいて事件を解明しようとする湯川の心的姿勢とのコントラストが読者をまた惹き付ける。あまりに当然のことで恐縮だが。
なかなか読む手を休めることができなかったが、多くの読者も同じ経験をされると予想する。そして湯川=福山雅治、内海=柴咲コウであることを想起して、本書を読み進めるだろう。もはやガリレオシリーズは国民的作品であるといっても過言でない。しばらくは第2弾の余韻を噛み締めて、次なる将来的な第3弾の作品の誕生を心待ちにしたい。
・「語りたいけど語れない面白さ」
ガリレオシリーズの最新作。東野圭吾と言えば、私なんかは加賀恭一郎シリーズの方がピンと来るが、今やこのガリレオシリーズはTVの影響も有ってすごい人気だ。「探偵ガリレオ」や「予知夢」が出たばかりの頃は、まだ知る人ぞ知るシリーズだったのだが。
そしてガリレオシリーズは現在公開中の映画「容疑者Xの献身」のヒットによって名実共に東野圭吾の代表作になった。それにしてもこのタイミングで小説を刊行するとは間違いなく確信犯だ。
さて肝心な中身だが、最近の東野作品には「大作なんだけど佳作」「力作なんだけど重厚さに欠ける」という内容が比較的多く、内心どうかなと思っていたが、読んでみてその不安は一掃した。
読み出したらどの場所でもやめることが出来ず、気づくと2時間で読破していた。
話はさすがよく練られており、まとまっている。今回から新キャラ「内海薫刑事」が登場するが前面に出すぎず、草薙、湯川と見事なトライアングルで活躍し、本作を引き立てている。
個人的には、今までのガリレオシリーズは警察側のキャラクターが物足りなかったので、いいスパイスが加わったという印象だ。加えてドラマの影響か小説版の湯川も福山バージョンに近づいているようでキャラクターが良い意味で明確になっているようにも感じられた。
本作は、ドラマや映画からハマった人も、昔からの東野ファンも裏切らない良作といえるだろう。
それにしてもこれだけ売れっ子になってもなお高いクオリティーを保てる東野圭吾は凄いと思う。
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