B級グルメ倶楽部 2 (2) (Dariaコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「愛すべきバカップル」「きょうだいぐるみゲイコメディ」「ああ、幸せ自慢!」「その歳で青カンは、やばいだろ」
幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「せめて月が沈むまでは、このままじっと…」「ホラーも色っぽさも濃くなった第2巻です」「時代物でホラーでユーモアがあって、粋」「幻月楼2巻」「ようやく出た♪」
B級グルメ倶楽部 (Dariaコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「ホラーとボーイズラブ」「あれ?なんかちがう・・・」
僕のやさしいお兄さん 1 (1) (花音コミックス) (詳細)
今 市子(著)
「ハマります!」「もはや「今市子」というジャンル」「内容のあるBL」「これからが楽しみ」「あしながおじさん達の行方」
幻月楼奇譚(キャラコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「古日本調の雰囲気漂う、ボーイズ・ラブ」「さいこーです。」「幻月楼奇譚」「続きはないですか?」「もっと描いて欲しい。」
百鬼夜行抄 9 新版 (9) (ソノラマコミック文庫 い 65-13) (詳細)
今 市子(著)
楽園まであともうちょっと 3 (3) (花音コミックス) (詳細)
今 市子(著)
「最終巻。」「待っていました♪」「まだまだ描いてほしい!」「今先生、お疲れさま。」「帯のことば最高っ!」
盗賊の水さし (アイズコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「水にまつわるオリエンタル幻想綺譚集」「命の水を求めて」「あとがきに共感(笑)」
百鬼夜行抄 15 新版 (15) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (詳細)
今 市子(著)
雲を殺した男 (アイズコミックス) (詳細)
今 市子(著)
「あー、おもしろかった!!」「心がしんとするオリエンタルファンタジー」「う~ん・・・。」
・「愛すべきバカップル」
一巻で思いが通じ合い、晴れて恋人同士になったふたり。変人男前の鬼塚と健気な吉野は、付き合い始めの一番楽しい時期・・・のはずなのに、鬼塚・弟と吉野・姉がひっきりなしにやって来て逢瀬もままならない。
好きだから疑心暗鬼になる。恋人の迷惑な言動を注意していいかどうかわからない。相手の家族が気に入らない時どうすればいい?
などなど、付き合う以上は避けて通れない永遠のテーマを、家族や職場の人間模様を絡めて笑いに包んで描く手法は、作者の真骨頂です。しかしテンポのいい会話の中に、深遠なセリフが不意に飛び出すのも今さんの作品。ついつい再読してしまうのです。今さんの作品にしてはベッドシーン多いんですね。これがまた品がよくて優しい。セックスとかいうナマな表現より「睦みあう」という感じ。ふたりの幸福感がにじみ出ています。涙ぐむ吉野に鬼塚がクリームパンで機嫌をとるシーンが面白かったです。「ほら泣くな あさっての分は冷凍しとけばいい」って(笑)吉野あっさり懐柔されるし。さらにそのまま外でいたしてしまうという。もしかして今作品中最大のバカップルかもしれません。
そして最悪の人類・吉野のお姉ちゃんに乾杯。
・「きょうだいぐるみゲイコメディ」
俺様な鬼塚先輩とスローテンポな吉野。ようやく恋人同士になった二人のその後。仕事の忙しさやささいな誤解からすれ違いばかりしていて、でも毎回どうにか仲直りしてラブラブ♪という感じの兄弟(姉弟)ぐるみゲイコメディ。
1冊目がよかったので、2が出たと知った時にはものすごく嬉しかったのですが、ちょっと期待しすぎたかも・・・。すれ違いでうじうじする場面が多く少しイラッときました。でもまたこの二人の話が読めてよかった。特に吉野はやわらかそうで(クリームパンのイメージかな?)大好きです。
・「ああ、幸せ自慢!」
もうべったべたなくせに、ちょっとしたことで浮気とか「飽きられた」とか疑っちゃったり、普遍的な悩みが可愛くて仕方ありません。しかもそれが背広姿の美青年なんだから、たまりませんね。ゲイバーで語られるゲイの人たちの会話は生々しい(ぽい)し、相変わらず妙なところのディティールにこだわってる先生です。Hシーンは淡白ですがめちゃくちゃ色っぽい。余白に悶々してしまう感じ。巻末のオタク青年と鬼塚とのエピソードは心なごみました。
・「その歳で青カンは、やばいだろ」
鬼塚先輩って、俺様のようで、結構可愛いし、吉野くんって、結構わがままなところあったり。吉野君のお姉さんがまた、はた迷惑すぎて、いい味出してます。鬼塚先輩の兄弟たちも、それぞれ、はた迷惑で(笑しかし、その歳で青カンは、やばいだろー、おいと、つい、漫画本に呟いてしまいました。第三巻が待ち遠しいですよ♪
●幻月楼奇譚 2 (2) (キャラコミックス) (キャラコミックス)
・「せめて月が沈むまでは、このままじっと…」
なんて殺し文句、一度は云われてみたいものです。
若旦那がニブいのか、与三郎の情が深いのか、見ていてじれったくもあり、微笑ましくもあり、妖しくいたずらに睦む二人。膝枕とか、間接キスとか、目隠し鬼ごっことか、後ろから抱きしめる仕草とか、ひたひたと飽和状態になって滴り落ちるような色気が返って艶かしく、着かず離れずな関係でも互いの想いは真っ直ぐで、なんだかあてられっぱなし!という感じでした(笑)
あいかわらず内容は複雑で、人間関係や時間軸に戸惑うところもありますが、そこはいつもの市子節といったところで。さらっと読み飛ばすのではなく、美しい情景と言葉の遊びをひとつひとつ噛み締めながら、ゆっくりじんわり愉しむ作品だと思います。
年に一回か二回しか描き下ろされないためか、最初は絵が安定していないところもありますが、カラーページはいつ見ても絶品。裏表紙の雪の舞い散る中、同じ羽織で肩を寄せて夜道を行く二人が一番のお気に入りです。素晴らしい…。最近の今 市子作品の中では一番のお気に入り。次巻はまた三年後ですか?(笑)徐々に進展しつつある二人なので(楽園まで〜の例もありますし)大いに期待しております♪
・「ホラーも色っぽさも濃くなった第2巻です」
老舗高級味噌問屋の「若旦那」は、道楽息子で器用貧乏の変わり者。そんな彼のご贔屓は、物の怪が見える曲者幇間「与三郎」。吉原の料亭「幻月楼」で言い寄るけれど、いつも不思議な事件に巻き込まれる。
花街を舞台に色と欲の怪談話。1巻よりもホラー色が強くなった感じ。でも最後にはどの話もユーモアがあって粋な人情話に仕上がっています。若旦那の与三郎への迫り方も積極的になって、嫉妬や色っぽさも強くなっています。なかなかデキちゃわないですが・・・
「若旦那」と「与三郎」は、どこまで進んでるのかしら?ってとこに焦らされてたまらない。寸止めっていうか、なかなか進展しないからこそ、キスや膝枕だけでドキドキしちゃいます。若旦那が与三郎を後ろから抱きしめてるとこなんかすごく色っぽくて・・・。
1巻では力関係が若旦那>与三郎で、若旦那の強引さに与三郎が振り回されてる感じがしたけれど、2巻を読むと、確実に与三郎>若旦那で、与三郎の方が若旦那を手玉にとっちゃてるんだなぁと、若旦那が少し気の毒。がんばれ若旦那。でもちょっと鈍い若旦那。与三郎のサインを見逃さず早く与三郎を落としてください。
・「時代物でホラーでユーモアがあって、粋」
老舗大店の若旦那「升一郎」は吉原に通っているけど、目当ては芸者ではなくて、たいこもち「与三郎」毎回殺人などの事件に巻き込まれ、そこには色々な人の思惑や、情念がつのった霊がからんでいる。ひとクセある与三郎が事件に関わっていることも・・・。というシリーズ2冊目です。
時代物でホラーな雰囲気があり、話は因縁が深くて読み応えがあります。若旦那と与三郎の関係が気になりますが、進展してるのかと思ったけどそうでもない・・・?粋で色っぽいシーンがたまにありますが、与三郎がはっきりしないので、じれったい!苦しい!でも楽しい!!
与三郎に思わせぶりな態度をされたりはぐらかされたりしてる若旦那もこんな気持ちかも知れません。
・「幻月楼2巻」
2巻はいきなり役者顔の与三郎が拝めます。最近作品を一読しただけでは咀嚼できないのは気のせいでしょうか。もう少し頁をたっぷりとって堪能したいというのはあります。二人とも互いに「悪い」っていうのがいいですね。事件はなかなか凄惨です。
・「ようやく出た♪」
若旦那と与三郎、どうなるのか、はらはらどきどきしつつ、
楽しみにしていた2巻がようやくでました。
相変わらず二人の関係はなんか「生殺し」なんですが、
そこが反対にそそられますね。
下手に露出が多いよりも、ちょっとの仕草とかが本当に色っぽい♪
1巻よりも、ホラーっぽさは増してきています。
ホラー好きの方で、BL苦手の人でも、楽しめると思います。
3巻までまた、じっくりじらされるのでしょうねぇ。。。
・「ホラーとボーイズラブ」
木村為永シリーズの「絶対零度」「ー6m」「灯火をかかげて」の3作品が好きです。為永のもとに奇妙な荷物が届く、あるはずのないバス停から先輩が消える、誰も居ないはずのクラブ小屋に灯りがともる…。そこから、為永は恐怖に突き落とされていきます。頼る相手は、為永のことを好きだという隣の住人かつ同じ大学に通う、木村。そこから2人は急接近していきます。
・「あれ?なんかちがう・・・」
私はなぜかB級グルメ倶楽部の2巻を先に購入していて、吉野と鬼塚のそれまでの話が読めるものだと思い1巻を買ったのですが、二人の話は2話だけで、他5話は同人誌時代の、ヨッシー&鬼とは何の関係も無いものだったのでちょっとガッカリしてしまいました。
まあ、その5話も良い作品なので いいと言えばいいのですが・・・
でもやっぱり「B級グルメ倶楽部」として出すのは反則です(泣)
・「ハマります!」
主人公は15歳の柏原聖。3歳で生き別れた父親の葬儀で、父の前妻や前々妻(実の母)やその息子達が登場してきて、相続やら行く末やらと続々問題が湧いてくる、なーんてありきたりなお話なのに、ただのお話で済ませないのが、今市子ワールドの醍醐味と言いますか。まともな人間がまともに行動しない。聖は15歳にして二丁目デビューし、運命の王子様に逢うも”チチキトク”のメールで、思いを遂げられず遁走、再会した実母の相手の連れ子がなんと運命の王子サマ!そして、同居先に前妻の息子まで転がり込んできて、15歳の純情な感情はもうバクハツ5秒前・・・錯綜する人間関係を思い切りこねくり回して、ドタバタした中にも筋の通った物語を紡いでいく、今市子先生の本領発揮な作品です。
・「もはや「今市子」というジャンル」
主人公15歳。母親似の女顔(っていうか「百鬼」の律似)。空手有段者で将来の夢は自衛官。同居することになった、かっこいい義理のお兄さんに翻弄され、腹違いのアホな兄貴には振り回される。主人公を一途に想う「いいヤツ」な後輩や、個性的なじいちゃん'Sもあり、の今市子さんならではの家族ドタバタ劇コメディ。ただしラブシーンは少なめ、薄め。まだ物語の導入部という感じ。2巻への期待を込めた★4つです。
・「内容のあるBL」
BLものに多い、内容の無い性描写ばかりの漫画とは違い、きちんとストーリーがあってキャラクターもそれぞれにちゃんとしていて(おじいちゃんまでもが可愛い)そして、人気の兄弟(義兄弟)モノです。何回も読み返しが出来るので、買って損した感がなく、お勧めの作品です。可愛い顔して空手有段者の15歳、悩める少年の今後の恋の行方が気になります。余談ですが、今さんの作品は女性(中年含む)の描き方も可愛いので好感が持てます。
・「これからが楽しみ」
はじめて本気の恋に落ちた15歳の聖(さとし)君が主人公です。でも、その相手は実は母親の再婚相手の息子で、大人達の事情により同居することに…さらには父親とその再婚相手との間に生まれた腹違いの兄まで一緒に暮らすことになり!?…となんだか、とても複雑な人物関係。とてもここでゎ説明できません。一巻にゎ第一話から第五話までが収められていて、人物の関係性が中心に描かれてるので話し的にはあんまり進みません。そうは言っても、あいかわらず今市子さんの描くキャラクターはヒトクセもフタクセもあるのに憎めない!!…ステキです☆脇を固めるキャラクターにもそれぞれの想いがあり、誰を主役にしても面白くなるのでは?と思うほどです!特に聖のおじいちゃん・ひいじいちゃんはイイ味出してますよ(^O^)まだまだ、導入部分って感じなので、早く次の巻が出てくれることを願います…☆★
・「あしながおじさん達の行方」
の雰囲気と似ていますあしながおじさんが好きなひとはきっとすきでしょう とにくこれからが楽しみです`∀'!!聖と義理の兄鉄平はお互いに一目惚れなわけですが、そこに腹違いの兄彰人がどの程度関わってくるのか個人的にすごく興味がありますそれにしても大じいちゃんがかっこよすぎですそれだけで買う価値あります 笑
・「古日本調の雰囲気漂う、ボーイズ・ラブ」
いつの時代なのかははっきりわからないけれど、昭和初期あたりなのかなぁ。今市子さん独特の、昔の匂いのする日本の雰囲気が全体に漂っていて、この感じがとても好きです。
味噌屋の若旦那の升一郎と、怪談話が得意な男芸者の与三郎のつかず離れずのやりとりが心をくすぐります。若旦那の本気(?)がチラチラと垣間見えたりするとちょっと嬉しくなりました。与三郎はなんだかんだ言って若旦那と一緒にいるし、この先どうなるのか、ぜひ早く続きを描いて欲しいです!
物語の中には不思議な妖の存在が少し出てきますが、それほど怖くはありません。味噌屋の跡取り問題をめぐっての話や、若旦那のお見合い&過去の女性の登場話、与三郎の全身にある刀傷がどうしてつけられたのか、などのお話が収録されています。
・「さいこーです。」
今市子さんは、もともと「百鬼夜行」から入ったのですが、これもその雰囲気のある作品です。怖いけど、ユーモアもあって、若旦那と与三郎の掛け合いがさいこー。絵もすごくきれいですよね。若旦那と与三郎がどうなっていくのか、早く続きが読みたいです。
・「幻月楼奇譚」
今 市子さんのコミックは、全部持ってますが、そのうちでもこの作品はおもしろい方だと思います。雰囲気としては、私のイチオシの「百鬼夜行抄」っぽくて、妖怪系が続々登場してくれて、とてもぞっと楽しめました。次巻がとても楽しみです!
・「続きはないですか?」
この作家、大好きです。重さも身軽さも皆取り揃えたすぐれた作品を作るからです.2編が出たらと思います.大推薦!!
・「もっと描いて欲しい。」
すごくよかった。こういう時代設定での物語りはめったにないし。すごくおもしろいと思う。もっともっと描いて。一巻だけじゃものたりない。それぞれのキャラにこれだけの深い味付けをしといて、もっと知りたい。なんか、三味線の音を遠くにききながら、ちょっとばかし、切ない思いをふれたり、触れられたりと言う--ノスタルジーな雰囲気をもっと味わわせて。
・「最終巻。」
続きは読みたかったけど、しかし、終わって欲しくなかったので、3巻が出て嬉しいやら悲しいやら…。
浅田さんが入って、3人になった旅行代理店「楽園企画」。微妙にぎこちない3人の関係がコミカルで面白いです!!今回は川江さんではなく、浅田さんの方が妬いているシーンが多いのも、ツボです。2人の親も出てきて、いつもより余計ばたばたしていますし…。
少しずつお客も入ってきますが、そのお客が毎回毎回一筋縄にはいかない人達ばかりなのも楽園企画らしいところ。猿並さんもしっかり登場してきて、いい感じで2人の邪魔をしてくれています。
2人の関係がどうなるのかと、楽園企画がどうなるのかと、両方はらはらできるのが、奥が深いなぁと思います。
笑いあり、涙あり、読み応え充分な1冊です。これを読むと、川江さんと浅田さんが素敵すぎて、普通の男女の恋愛がちゃちくみえるので不思議ですね。
今市子さん、その後の2人も是非是非書いて欲しいです…。
・「待っていました♪」
待ちに待った最新刊!!本当に待っていました!!
川江と浅田さんは、楽園に手が届くのか?「楽園企画」はつぶれずにすむのか?「笑わない人魚」に収載されていたように、5年後まで結ばれない運命にあるのか?見所沢山の、3巻です。
今市子さんの、百鬼夜行抄や岸辺の唄シリーズも大好きなのですが、ボーイズラブ好きです。内容も濃いし、あちこちに複線が張ってあったりして、どきどきしながら読んでいます。特にこの2人のキャラは大好きなので、ずっと続けて欲しかったです。
最後に、書き下ろしエピローグも収載されています。これは必見です。
・「まだまだ描いてほしい!」
『大人の問題』で描ききれなかった事も、『あしながおじさん』ですっきり表現できなかった台詞回しも、この『楽園まで~』で完成した感があります。今市子さん自身が本当の大人になって、もっと社会全体への視野が拡がったからなのでしょう。ずっとファンだった人たちも同じように大人になっているので、登場するどの人物にも感情移入出来てしまうような,,,なのに、終わってしまうのですか?楽園企画の借金完済まで読みたくなりますよ。
・「今先生、お疲れさま。」
ついに、完結。巻がすすむほどに絵もストーリーもていねいになり、マンゾクです。3巻では主人公を取り巻く人たちをじっくり描いてくれて嬉しかった!小百合サン(この人が主役でもおかしくないほどカッコイイ)も猿並サン(セーカクのワルサが良い味出してる!)も、菊池社長も浅田母も、みんな一筋縄ではいかない人ばかり。それぞれに魅力的で、それぞれに幸せになって欲しかったので、この展開には感謝です。BL+ホームドラマ、という設定はこれまでも今先生は描いてこられましたが、この作品がいちばん完成度が高いと思います。「百鬼夜行抄」で今市子ファンになったBL初心者の方にも、抵抗は少ないんじゃないかな。おススメです。
・「帯のことば最高っ!」
゙金で男を縛っちゃいけないんですか。゙このコミックのカバー帯のおことばにシビレ〜
・「水にまつわるオリエンタル幻想綺譚集」
『岸辺の唄』『雲を殺した男』に続く、「オリエンタル・ファンタジー」シリーズの第3弾。水にまつわる中華綺譚のよう話が四つ、収められています。 話の器に盛られたエッセンスは詩情にあふれ、素敵な香りを漂わせたもの。もったいないなあ、惜しいなあと思ったのは、話の流れが分かりづらく、登場人物の関係がややこしかったこと。著者の最近の「百鬼夜行抄」シリーズでの話の分かりづらさを、本書でも感じました。 収録作品は、「盗賊の水さし」「苦い水」「浄土の水売り」「二つの井戸」の四篇。読みながら、水にまつわる次の物語を思い出しました。ユルスナールの『東方綺譚』所収の「老絵師の行方」。泉鏡花『夜叉ヶ池』。岡本綺堂『影を踏まれた女』所収の「清水の井(いど)」。本作品集と通じる水の音、水の響きがあると思うので、興味を持った方はどうぞ。 四つの話のなかでは、ややこしいストーリーではあったけれど、二番目の「苦い水」が一番よかった。主人公のランが、「百鬼夜行抄」シリーズの飯嶋律の面影を宿していたこと。SF色とファンタジー色とに彩られた、不思議な味わい深さを感じたこと。このふたつの点で、これは素敵な物語でした。
・「命の水を求めて」
中国に似た不思議な世界が舞台。各地で水源が枯渇していく中、生きるため人々はあらゆる代償を払い水を得ようとするが―。エンやジンファなどお馴染みのキャラをはじめ、水を巡る人々が織り成す珠玉のファンタジー第3弾。今回は4話が収録。水が減らない不思議な水さしと盗賊の因縁を描いた『盗賊の水さし』。大国に利用され忌まわしい風習に縛られる少数民族を描いた『苦い水』。水の乏しい町で水売りになった少年の数奇な運命を描いた『浄土の水売り』。水の豊かな平和な町で突如凶事に見舞われる双子の姉妹を描く『二つの井戸』。
どれも良い話ですが、強く印象に残ったのは『浄土の水売り』。主人公の少年・サンジンは病気の家族のため、不吉とされる「浄土の水売り」から水を買ってしまい…。水売りの大人達の強欲さや非情な行いがとてもリアルでゾッとします。その反面、サンジンら子供達の純粋な優しさが一層際立って見えて切ない。全体的に暗く重い話ですが救いのあるラストで良かった。サンジンに幸あれ。
私も災害により長期の断水を経験した事があります。水の出ない生活は何と不便でストレスの溜まる事か…。水がどれほど大切かを思い知らされました。この作品はファンタジーだけどリアリティがあります。温暖化などで地球がおかしくなってきている今、この物語の世界が現実になる日がいずれ来るかもしれませんね。
・「あとがきに共感(笑)」
物語は、前のお二方が素敵に解説してくださっているので、省く。エンとジンファ、東の巫女様のファンは、ぜひどうぞ。 あとがきに、今さんのお茶を飲むときのクセが書いてあった。いつも湯飲みの底に一口分、お茶が残っていないと心配だとか。実は私もそうなのだ。別に災害や断水を体験したわけではない。真夏に、さる城下町を歩いていて、自販機が見つからなくて困ったことがある程度。そりゃ景観保存地区に自販機は置けないよね(笑)。しかし、その後、次の飲み物を手に入れるまで私のペットボトルは決して空にならない。 書きながら思った。湯飲みや水差し、壷なら「魔法の」とつけられるが、ペットボトルでは雰囲気でないね。
・「あー、おもしろかった!!」
中国伝奇物風時代ファンタジー『岸辺の唄』シリーズ第二弾。全編読みきりの為『岸辺の唄』を読んでいなくても充分楽しめます。スケールの大きさ、発想のユニークさ、謎解きの巧みさ、どれを取っても三重マル。読み終えた後の心地よい疲労感とずしりと重い充足感、まさにコミックの醍醐味です。『百鬼夜行抄』やボーイズラブ物でしか今市子を知らないというアナタ、おすすめですよ。ゼヒ読んでみて。目からウロコ、新しい今ワールドに出会えること請け合いです!
・「心がしんとするオリエンタルファンタジー」
読み終えた後に、心の中がなぜかしんとしてしまう。『雲を殺した男』は、そんなオリエンタルファンタジーです。最後はハッピーエンド。でも、なぜだかちょっぴりほろ苦いような悲しいような、せつないような、そんな気持ちになってしまいます。 同じ世界を舞台にした短編が4編収録されています。中でも私が何度読んでもせつない気分になってしまったのは、最後の『赤い旗』でした。 ファンタジーの好きな方、せつない系のお話が好きな方、そして今市子さんの繊細な世界を堪能したい方におすすめの1冊です。
・「う~ん・・・。」
絵は、そこそこ。ストーリーもなかなか?でも何故かこの作品には、のめり込めない。もう一度読み返すと、説明不十分の箇所もいくつかある。プロットを沢山詰め込みすぎで、キャラとストーリーが死んでいるのかも。なんか勿体無い作品です。
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