イムリ 5 (BEAM COMIX) (詳細)
三宅 乱丈(著)
「やはり鬼才!!」「大乱の予感」
魔剣X Another Jack 1 (BEAM COMIX) (詳細)
林田 球(著)
「エンターブレインありがとう」「感涙」
魔剣X Another Jack 2 (BEAM COMIX) (詳細)
林田 球(著)
Fellows! 2008 DECEMBER volume 2 (BEAM COMIX) (詳細)
森 薫(著), 入江 亜季(著), 室井 大資(著)
たかまれ! タカマル16巻 (BEAM COMIX) (詳細)
近藤 るるる(著)
「不穏極まる」
SOIL 8 (BEAM COMIX) (詳細)
カネコ アツシ(著)
Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX) (詳細)
森 薫(著), 入江 亜季(著), 雁須 磨子(著)
「だまされた気分」「期待をこめて」「んんー・・・」「幻滅した…」「森薫以外に見るべきものは何もない」
パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX) (詳細)
江戸川 乱歩(著), 丸尾 末広(著)
「最強のコンビで描く金字塔」「まさに夢のようです。」「カンペキデス!」「素晴らし過ぎ」「ただただ美しい」
イムリ 1巻 (BEAM COMIX) (詳細)
三宅 乱丈(著)
「優しい天才」「含羞とほほ笑みの作家」「久々に面白いものを見つけた!」「お、面白いじゃないか!」「凝った設定のSFファンタジー」
イムリ 4 (BEAM COMIX) (詳細)
三宅 乱丈(著)
「さらに怒濤の展開へ」「『イムリ』のおもしろさとは、萩尾望都作品と同質とみつけたり」
・「やはり鬼才!!」
「ぶっせん」で、気楽に面白いわ〜と笑い転げ、その後「ペット」で、恐ろしい程のストーリーテラーぶりに、打ちのめされ、以来すっかりファンに。しばらく見ないなあと思っていたら、こんな意欲作を描き貯めていたとは、やられました!相変わらずの細かく隙のない伏線、その散りばめ方の絶妙なセンスは健在。世界観、人間描写、絵柄、全てが飛び抜けて個性的。ほんっと才能ある人だなあ。今の漫画界に貴重な人材でしょう。他の道具の効果や、地下で眠っている例の人々など、今後の展開が楽しみで仕方ありません!!
・「大乱の予感」
軍人たちのクーデターは鎮圧され、一応の決着をみた。この戦いの中でデュルクは、新しい力を手に入れる。”道具”を体に宿したのだ。それは、とりもなおさずデュルクが”イムリ”であることの証。
同じ夢を見る双子。イムリを獣奴させるシステム。変わることのない身分社会。
この社会の矛盾に気づいたデュルクは何を求める?
●魔剣X Another Jack 1 (BEAM COMIX)
・「エンターブレインありがとう」
長らく廃盤でプレミア価格が続いていた魔剣X。ついに復刊してくれたエンターブレイン様、それだけで星5つです。設定、世界観など若干難解ですので、ゲーム版(ドリームキャスト版もしくはPS2版)魔剣Xの知識は必須です。林田球ファン、ドロヘドロファンは買いでしょう。
・「感涙」
この時をどれだけ待ったか・・・本のサイズの割にはお手ごろ価格なのも満足です。
・「不穏極まる」
「しはるじぇねしす」の4巻も出たばかり(あちらも面白い)の近藤るるる「たかまれ!タカマル」の16巻。
難波部長の企みであるもう一つのゲーム雑誌「S.M.L'」の立ち上げとそれに伴う周囲の反応、そしてもう一つの苦難、理事会にタカマルたちの活動内容に目を付けられ青山という妖しげな顧問がやってくる。それに対するタカマルたちの反応・抵抗。この16巻ではいろいろな「壁」がタカマル達に立ちふさがる。それをどう越えていくのかが気になる。
とりあえず百刈と鬼島が思った以上に微笑ましくて驚いた。小さい百刈と大きい鬼島、アンバランスだがそのミスマッチっぷり、またこの漫画ならではの有り得ない勘違いも余計に二人を引き立てる。交差点や病院などのオーソドックスなシーンもあるのだが、普通に気持ちが盛り上がってしまった。
また難波部長はやはり一筋縄ではいかない人物。なんだかんだいって彼のカリスマ性はS.M.Lに大切なものをもたらしていたんだなあ、ということが分かる。やっぱり苦難を潜り抜けた思い入れのあるキャラなので、単なる嫌な奴にならないでよかった。
そして後半の展開は流石に手に汗を握った。ゆきえさんの弱点があからさまになるこの監査シリーズ、青山を単なる下衆に描くことによって、みんなのいい人っぷりが際立っている。ただ近藤るるる的にどういう方向に、オチに持っていくのかはまだわからない。
しかし16巻になるのに依然として面白い、ハラハラする展開が続いている。鬼島と百刈、また表紙にも出ている茉莉も何気に活躍しているし、難波部長は難波部長でまた勘違いを増幅させていくし。まだまだ楽しめそう、まだまだ面白くなりそう。ネタ切れは今のところ感じない。
しかしゆきえさんは難儀な人だなあ。
●Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)
・「だまされた気分」
執筆陣の2人目に入江亜季があるから買ったのに、入江亜季は見開き2Pのイラストのみで、連載は次号からだそうだ森薫もおもしろかったし、いい評価つけたいけど・・・
書店で入手しにくいものだから通販を利用している面もあるそういう消費者にとって商品ページと出版社のHPが唯一の情報源と言ってもよいのに、ふつうトップの著者名の2番目に名前があったら連載か読みきりがあると思うはず
イラスト2Pだけなのに、堂々と載せる出版社ってどうなの
・「期待をこめて」
大好きなコミックビームからでてきた新雑誌!しかも雑誌なのにオビまでついて!楽しみに。とても楽しみにしていました。
2年前に『コミックビーム Fellows!』と銘打って、コミックビームの増刊として2冊!同時に発売されましたが、まさか隔月の新雑誌になるとは想像もしてなかったです。そして創刊するにあたって、タイトルから「コミックビーム」が抜けて『Fellows!』のみに。『コミックビーム』の弟分じゃ終わらない!という意味なのかしら?
執筆陣は『エマ』の森薫と『群青学舎』の入江亜紀、『幾百星霜』の雁須磨子(この作品はエロティックスFだけど)を核としていますが、基本、新人で構成されるようで、読むのはすごい疲れます……もちろん、下手とかそういうわけではなくて(レベル高いです)初対面の人とじっくり話して疲れるといった類のものです。新たに興味を持てた漫画家さんが結構いたので次回作も楽しみ。森薫さんは文句無くおもしろく、雁須磨子さんはあいかわらずつかみどころがわかりません(好きなんですよ!)。
入江さんが3頁?なのはねー(笑)一瞬、あれ?森さんの画風に似てるなーと思ったぐらいに読み進めてしまいました。買う前は、「今月は入江亜季が(『群青学舎』の最終回と、Fellowsの新連載で)二回も読める!」と楽しみにしていたのでちょっと残念だったけれども、まぁ考えてみればスケジュール的に当然ですよね。でも、小声で正直に言えば
すごく残念(涙)
12月が待ち遠しいです。
・「んんー・・・」
エンターブレインから新たに刊行されたコミック誌フェローズです。コミック誌といっても扱いは書籍ですが。読み終わってまず感じたのは、つくりの粗い作品がかなりある印象でした。新人が多く起用されているということで致し方無い面があったことは理解できるのですが、納得できるかどうかは別物ですからね。個人の主観なので参考になるかわかりませんが、全体的には今後期待できる作品とそうでないものの差が顕著だったように思います。僕は森薫の前作エマにかなり入れ込んでいたことがあって今回の新連載をリアルタイムに追うつもりで本誌を購入したのですが、どうも森薫の作品以外で気になるものが2、3しか無かったのが惜しいです。隔月誌という性質上、掲載される作品の単行本もその分刊行が遅いはずなので、とにかく森薫の新連載のために引き続き購入するつもりですが。せっかく創刊の時分に立ち会えたので、皆さんもぜひ一度実際に手に取って値段と内容を天秤にかけてみてください。
・「幻滅した…」
森薫と入江亜季を看板として堂々と売り出しているにも関わらず、中を読んでみれば森薫の短い漫画と、入江亜季にいたってはまさかの2P掲載…
あとは新人作家の質の低い同人誌みたいな漫画が詰まっていて、正直読むのにも一苦労です。これって読まなきゃなんないのかな?読むのしんどい…
どの作家も画風が似てるし、致命的なのはどれもストーリー性が薄い!話がふわふわしてて雰囲気漫画で終わらそうとしてる。
お金出してこの漫画を一冊買ってるって言う事を編集も作家もわかってるのかな?って感じでした。とどめにこの値段。あまりの質の低さに怒りました。この本返すからお金返して欲しいです。悔しいなら挽回してみせてください。作家さん、編集さん。
・「森薫以外に見るべきものは何もない」
買おうかどうしようか迷ったものの、森薫目当てに購入。案の定ですが、「情熱は買うけど森薫以外に見るべきものは何もない」という感じでした。
若い作家の、漫画への真摯な姿勢はすごく好感が持てます。物凄い吸引力をもった画面構成や、目新しい技巧への試みは「萌え」「キャラクター」「ライト」が持てはやされる昨今の現状に一石どころか岩を投じてると思うし、素直に感服しました。
でも、正直つまらない。
良くも悪くも"大学の漫画研究会の会誌"という感じなんですよね。技巧に情熱をそそぐあまり、それらを競う余り、もっと大事なストーリーやキャラクターがないがしろにされている気がします。商業誌というにはあまりに何かが足りない。コミティアで売ってる、ただの「漫研の会誌」という雰囲気。
いわゆる漫画読みといわれるような「高尚に漫画を楽しんでいる違いの分かるオレ」さんたちには、この雑誌はたっぷりと高尚な漫画を読んでる気分を与えてくれるでしょう。いずれの作品も文学の青い香りをまとうものばかりです。しかし「漫画が好き」という人にはおそらく何もかもが物足りなく感じられると思います。
情熱ある若い漫画家たちに発表の場をという創刊の信念はよくわかるので、なら既にその域を卒業した森薫はビーム等に戻って頂きたい。どう好意的に見ても森薫を客寄せパンダにしている印象しか残りませんでした。
当然、言うまでもないことですが森薫の「乙嫁語り」はクオリティも高く漫画読みも漫画好きも楽しめる作品であると思います。しかしそのクオリティが高い故に「掃き溜めに鶴」という印象が拭えません。
・「最強のコンビで描く金字塔」
江戸川乱歩の大傑作を、映像化するならもうこの人しかいないという、丸尾末広が漫画化した。文句の言いようがない。特に後半のパノラマ島の描写は、ただただ見惚れるばかり。
乱歩作品の素晴らしい「映像化」、ということを越えて、日本のマンガが手に入れた、これは新たな宝物だ。丸尾末広による、乱歩へのさらなる取り組みに期待する。
・「まさに夢のようです。」
素晴らしい。その一言に尽きます。鳥肌が立つほど。作家・画家・物語の主人公。。。上手くいえませんが本気の「浮世」度に連れ攫われる感覚がしました。乱歩氏を絵に興すことに、これほど最適な作家さんはいないと思われます。今後の活動に期待を寄せたいです。この奇跡をもう一度……!ぜひ!
・「カンペキデス!」
「千代子よ眠れ!」確かこんなセリフは原作にはありません。しかしこれを見た時、私は一気に主人公の人見広介に感情移入してしまいました。よく見ると丸尾末広の肩書は「脚色作画」とあります。丸尾末広は原作を完全に理解した上で脚色しています。私はこの作品を読んで、原作を読んだ時と同じくらい、否、それ以上の読みごたえを感じました。
乱歩作品の映像作品(ドラマ・映画等)を見て失望された方は少なくないと思いますが、この作品はカンペキデス!私はこの作品のオールカラー化を希望します。金額は問題にならないと思います。
・「素晴らし過ぎ」
原作が好きなので買ってみましたが、最高でした。丸尾さんの絵と乱歩の退廃的な世界観が見事にマッチしてて、陶酔感を誘うような相乗効果を生み出してます。間違いなく傑作。星六つが付けれるなら付けたいくらいです。
・「ただただ美しい」
乱歩は大好きですが、正直丸尾末広は好きじゃなかったので買うのためらいました。というのも、氏のエロ・グロ・スカトロ描写が苦手で、うちに置くのもおぞましかったからです。けれどもあまりに美しい広告のイラストに乱歩とくれば黙ってはおれず、思わず買ってしまいました。感想は星の数にもあるとうり、素晴らしいの一言です。他の方も書いていらっしゃるように、後半のパノラマ島描写はひたすら圧巻で、モノクロ印刷を忘れるほどの鮮やかさです。心配していたエログロ描写も他の丸尾作品に比べると全く気にならず、すんなり読めました。乱歩の世界が見事に表現された一級品です。
・「優しい天才」
独特の世界観に、まっすぐな感情が心をわしづかみにする三宅乱丈の作品は、面白い上に心に残る。読んだ後も、まだ枕元においている。
ちょっと意外だ。本格的なファンタジーだ。ペットのときもそうだったけど、魔法とは違うこの漫画特有の<力>があって、ややこしい設定だが、本編でやたらと説明はしないらしい。
読んでるうちに自然に入ってくるからいいけど、「字が多い」漫画が苦手な人にはお勧めしません。別に字、多くないけど、わかりやすい話しか読みたくない人も面白くないかも。
この人は厭なやつ、厭な現実を描くのもうまいけど、主人公は優しく、世界観は詩的でひょうひょうとしているので、読んでいて嬉しくなります。やたらと残酷なものを本格派とするのはどうかと思うし、グロを売りにするような漫画は面白くても手元に置きたくありません。
なんか私の文が誤解を招きそうですが、三宅乱丈とこの作品は、別に気取ったアート志向作品とかでは全然ないです。「面白さ」をちゃんとウリにできる人です。
・「含羞とほほ笑みの作家」
「ぶっせん」の頃から、三宅乱丈の描く世界はほほ笑みと含羞に満ちています。登場人物たちは、かすかに頬を染めて憧れと喜びを語り、彼らのはじらいは、笑いの起爆剤となって紙面に炸裂していました。
その瞳が、裏切りと悲しみに見開かれたときの深い絶望、痛み。異星を舞台にして繰り広げられる民族闘争を背景に、運命の少年が描かれる本作は、まばゆいばかりの光、その恐ろしくも美しい輝きを鍵に、詩情あふれる作品世界を描き出しました。
作者の才能に深く感謝し、どんどんゆけるところまで描ききってほしいと願ってやみません。もちろん手当たり次第に友人にすすめています。
・「久々に面白いものを見つけた!」
表紙を目にした瞬間、面白いかも・・・と思って購入。内容は全くの異世界なのに、読んだ瞬間難なくイムリの世界に引き込まれてしまった。
4千年前に凍結した星ルーン、その星から隣星マージに移住した支配層カーマの民。彼らは呪術を使い、かつての敵イムリの民を奴隷化して暮らしていた。やがて、ルーンの氷が溶け始め、カーマの民はルーンへの帰還を始める。マージの寄宿学校に呪師の候補生となったデュルクは、そこで非凡な才能を発揮し・・・。
読んだ後もまた読み返したくなる不思議な魅力がある。どこか昔読んだ風の谷のナウシカを髣髴とさせる作品だ。
・「お、面白いじゃないか!」
グイグイと読ませる、エンターテイメント・ファンタジーである。大長編の予感を感じさせながら、様々な脇役の細かい設定にまで気を配り魅力的に見せ、そして、選ばれし者である主人公の「成長物語」という王道ど真ん中を、ズンズンと進んでいく。「大漁まちこ船」のギャグ漫画家が、まさかこんな面白い物語を創り出すとは。クイクイと読み進み物語に酔うことも、深く読み込んでマニアックにいろいろ考えることも、どちらも出来ます。現在進行形で読めるなんてなんて幸せなんだろう、と思えるような傑作の船出。これからに、大期待!
・「凝った設定のSFファンタジー」
とても凝った設定のSFファンタジーで読み応えがあります。舞台は双子星のある世界。その一つの星「マージ」には「カーマ」と呼ばれる民が住んでいる。そこはお坊さんを中心とした支配階級がある社会で、上位のものが、下位のもののオーラを支配して奴隷化するという呪術を使い、厳格な階級支配を敷いていた。
隣の星「ルーン」は遠い昔の戦争の影響で氷漬けになっていて、「イムリ」と呼ばれる原住民が暮らしていた。(イムリはルーンの原住民として貧しい暮らしをしているが、奴隷化はされていない。イムリに対する侵犯術は禁止されている。)イムリは双子で生まれ、肉親同士は夢を通じて意思を伝え合うことができるが、それ以上に何か大きな力を持っているらしく、それをカーマの支配者たちは恐れていた。
カーマの支配階級である「呪師」の息子で、エリートの集う学校で呪師を志す少年デュルクは、成績優秀で何不自由なく育ったお坊ちゃんだが、子供の頃から不思議な少女の夢を見るなど、本人も知らない秘密があるようだった。そんな彼が研修旅行という名目でルーンに行くこととなるが、そこでルーンを統治するカーマの軍事系のクーデターに巻き込まれてしまう・・・!!
名前を呼び、オーラを支配することで相手を一時的に服従させたり、永久的に奴隷化してしまうという、けっこう怖いシーンがあります。いちど奴隷化してしまったら2度と元へは戻せないのですが、同じカーマ同士でも権力争いでその呪術が使われる事があり、主人公のデュルクも、師に強制されて下位の者を奴隷化せざるを得ない場面があり、そのことでショックを受けたりします。
デュルクの成長物語という側面もあるのですが、彼がいずれ、いびつな社会構造を変えるために革命の英雄になっていくという予感を感じさせる話になっています。
・「さらに怒濤の展開へ」
3巻から続く緊迫感が持続したままストーリーは進みます。緻密に練られた世界観、善悪が容易に判断できないような人物造形、スピード感に溢れた展開。やはり超一級エンタメです。
本巻ではいよいよ”あの道具”の使い方が一部判明し、さらに緊迫した展開へ。
面白いエンタメ作品をお探しの方は是非1巻からお読み下さい。間違いなく歴史的名作になるかと思います。
・「『イムリ』のおもしろさとは、萩尾望都作品と同質とみつけたり」
クーデターの行方は……失敗です。ただ、ちょっと危ない奴を取り逃がします……とか、あらすじ書いていても、おもしろさを伝えられそうにありません。
仮に設定をかいても、この『イムリ』において、大地のエネルギーを操るこのできる能力は血で継承され、道具で増幅される……とかになってしまう。難解な内容ではないのに、面白さを伝えるのが難しいです。「読めばわかるよ」とかいたら卑怯でしょうか?ただ、文章にはまだなっていない、フレーズの断片はあるので、列挙します。
『ペット』では宙ぶらりんになってしまった、人の意識の来し方行く末。猿ぐつわされたラルドが、妙に色っぽいこと。夢を見る双子。この作者にはめずらしい、善悪のはっきりした(ように見える)登場人物達。デュルク(主人公)は、何を目指すのか?
そう、デュルクが何を目指しているかが、まだなのです。もちろん、手前には仲間の救出があり、その奥には、イムリという能力者達の解放があるのはみえるのですが、まだ描かれていないのです。
作者である三宅乱丈さんの見るビジョンが四巻の時点で、謎のまま。その謎がこの物語の現時点でのエンジンとなっています。絵柄はぜんぜん違うのだけど、萩尾望都さんのマンガにちかい、物語の重力をもっています。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
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