第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳) (詳細)
M・グラッドウェル(著), 沢田 博(翻訳), 阿部 尚美(翻訳)
「コピーがひどすぎる」「「一瞥の力」を鍛える、とても実用的な心理本」「第1感というよりは、」「何だこの面白さは?」「示唆に富んだ、刺激的な一冊。」
君と会えたから・・・ (詳細)
喜多川 泰(著)
「今年最後の珠玉の賜物です。」「お父様方も一読を」「この本と出会えて本当に良かった…読後の本当に素直な気持ちです」「なんとも言いがたい一冊です☆」「人に何を与えたいか」
片想い (文春文庫) (詳細)
東野 圭吾(著)
「悩みを抱えた3つの家族の片想い」「ミステリーに留まらない人間ドラマ」「さまざまな秘密、隠し通すか打ち明けるか・・・。」「ジェンダーの問題」「社会派ミステリー」
普及版 モリー先生との火曜日 (詳細)
ミッチ・アルボム(著), 別宮 貞徳(翻訳)
「カタルシスを手元に。」「モリー先生との火曜日」「ゆたかな人生を楽しむ知恵を与えてくれる本です」「人生の意味をもう一度確認したいときに、ぜひ!」「誰でも死ぬことはわかっている」
魂の叡智 日月神示:完全ガイド&ナビゲーション (超知ライブラリー) (詳細)
中矢 伸一(著)
「何度も読み返したい本です。」「衝撃的でした。」「全てに通じる本」「日本の歴史国宝」「中矢さんの解説がすばらしい」
マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫) (詳細)
マイケル・ルイス(著), 中山 宥(翻訳)
「ビリー・ビーン。凄い男である」「文章、内容ともに実にアメリカンでドライ。日本人は良いところだけを盗みたい」「野球のみかたが変わる」「この、すぐれてアメリカ的な」「ビジネスへのヒントが一杯」
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ (詳細)
リリー・フランキー(著)
「なんでこんな本が売れるの?!」「「一杯のかけそば」が流行った事を思い出させる」「人気の理由がわからない」「違和感」「駄作」
「日々是好日」「逝く側送る側の心の持ち方」「心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱」「本物」「禁じ手」
またまたへんないきもの (詳細)
早川 いくを(著), 寺西 晃(著)
「へんないきものを鏡にしてみれば」「タイトルに偏見持っちゃ、もったいない本」「前作同様、笑いの中に風刺あり」「ただの続編ではない」「またまたへんないきもの」
「人生を変える1冊(のひとつ)」「新しい世界への扉」「SFではないSF」「女の子が夢中になれる宇宙の本」「夢が実現へと…」
● 自分探しの参考書
● おもしろかった本
● 中学生はこれを読め!第3回本屋のオヤジのおせっかい - 17/20
● 勝間和代さんお薦めの本 自然科学・社会科学をよむ36冊から(1)
● 21世紀の成功
● 原著かそれとも…
● ひとつ上
● 片隅でジワリ。
・「コピーがひどすぎる」
第一印象や直感のもつ素晴らしい力と、それを歪めてしまう要素について書かれた本で、なかなか興味深い。しかし、この本につけられたコピーは何なのだ。売るためとはいえ酷過ぎる。「データ、論理、会議はもういらない ひらめきで判断する驚異の思考法!」だと?どこにそんな内容が書かれている?この本はいくつかの心理学実験や事件を解説しているだけで、実用性は低い。著者には悪いと思うが、内容でなく、売り方がひどいので最低の評価をさせていただきます。
・「「一瞥の力」を鍛える、とても実用的な心理本」
原題を"Blink"という本書、邦題が『第1感』ですが、私は「一瞥力」ってことか、と感じました。いろいろ考えて結論を出すよりも、最初に感じた「なんとなく」のほうが本質を突いてて正しい判断であることが多い。こういう経験はみんなあるでしょ。本書は、それを理詰めで検証し、自信を持って「最初のなんとなく」で決断できるようにトレーニングできる本です。とても実用的な心理学の本。
具体的なエピソードをつらねながら、人間の感覚・認知メカニズムがどうなっているか、教えてくれます。エピソードはビジネス場面に即したものが多く非常に面白い。「古代ギリシア彫刻が売りに出されたけど、これは贋作なのか真作なのか」「何気ない夫婦の会話から、将来離婚するかどうかがわかる」「本人を面接するよりも、部屋を見せてもらうほうが性格がわかる」「“黒人=悪・不穏”といった無意識の偏見を克服するには」「顧客満足度が高く成績の良い自動車セールスマンと、並みのセールスマンの大きな違い」「米軍大演習で、ハイテクで武装した正規軍が、フセインもどきのならず者軍に敗れたのはなぜか」……
私の個人的な経験ですが、仕事がデキる人はみんな決断が早い。「今夜一晩考えさせてよ」と言う人は、例外なくダメ。本書を読むと、その理由がはっきりとわかります。そしてあなたも、勇気を持って正しい即断即決ができるようになります。本書はとても実用的で、ビジネスにすぐに役立つ、何より面白い、大変満足度の高い本でした。
・「第1感というよりは、」
知性で補完してしまうところに陥穽がある、と言う話ではないだろうか。時間の長短はともかく、いずれは判断は下さなければならないものだ。その判断が時として、判断材料が脳内で補完されることによって誤ることがある、ということを説明した本だと思う。
「人は見た目〜」というタイトルの駄本がベストセラーだが、「第1感」の方が見た目、第一印象については誠実に解説してると思う。
思うに、第一印象で人を決めてしまうのはよいことではない、というような美徳・道徳観念が人をミスリードしてしまうんだろう。実際、ポジティブな第一印象は肯定されがちなのに、ネガティブなそれは「見た目で決めるのは良くない」と言われてしまうでしょ?違和感というものをもっと信じた方がよいかもと思いました。
ちなみに主にエピソードに終始してる感があるので、その「第1感」とやらを学んだりできるような本ではないです。
・「何だこの面白さは?」
「直感」とか「勘」についての本である。「あの人は勘がいい」などとよく言うが、そもそも「勘」とは何なのか、いったいなぜ当たるのか?本書はそうした疑問に、あるいは今までは疑問にすら思わなかったことに、気持ちよく答えをくれる。豊富な事例にはことごとく発見と驚きがあり、読み終えたあとは自分を取り巻く世界が以前とは違うもののように思えた。知的な刺激にあふれた、全く新しいタイプのスリリングなノンフィクションだ。
・「示唆に富んだ、刺激的な一冊。」
読んでみて、う〜ん、人間って、こんなに無意識に支配されているのか〜、と、少し怖くもなった。でも、「じゃあ、どうしたらいいのか?」というところまで、ちゃんと書いてあるので、救いがないわけではない。そこが、本書のよいところかな、と感じた。
特に印象に残ったのは、第6章の「心を読む力」。極限状況に陥った警官たちが、善良な市民を4人がかりで41発も発砲して殺してしまった事件が、どのようにして起きたのか、とか。自閉症の人が映画を観ている時の目線の動きが、自閉症ではない人とはどのように違うか、とか。
また、第5章「プロの勘と大衆の反応」も、非常に参考になる内容。市場調査って、必ずしも当てにならないんだな〜、ということがよく分かった。
第3章「見た目の罠」も、ちょっとびっくり。というのは、恥ずかしながら、自分が実は無意識的な先入観に支配されていたことに気づいたから。
全体に、とても興味深い逸話が満載で、飽きずに読了できてしまった。示唆に富んだ、ある種、刺激的な一冊。
・「今年最後の珠玉の賜物です。」
本当に素晴らしい本に私は巡り会えたと思っています。内容は強烈に深く、本を閉じた今でも鮮明に記憶に残る1冊でした。本を閉じ現実にもどっても本当に心の底から今を生きる事の大切さがぐぐっと胸にこみ上げてきました。こんな気分ははじめてです。私は、衣料販売を営んでいるんですけど、ここ5年で売り上げが右肩上がりなのに心では、この年で売り上げの天井を感じ、強烈なプレッシャーで来年なんてこなきゃいいのに・・・・なんて思うときもありました。しかし今はこの本と巡り会い、心の底から今、僕は生きてるんだ!だからこそあたたかい”命”を感じずにはいられなくなりました。まだまだぼくは生きてる!せっかくいただいた頭、つかってもっとがんばんなきゃって♪しかも、来年の2月に僕、パパになるんですよ。(笑)1度の離婚がありました、すごくつらかった。でも立て直した。いっぱいいろんな方々に支えてもらい、本当の幸せや成功は一人では出来ないことにも気づいた。優しくたくましい僕でいたいと今も勉強中です!この本に書かれていた7つの講を僕もすぐに実践していこうと思いました!ハルカもハルカパパもヨウスケもヨウスケパパもフジコさんもユウジもそしてその方たちを生んだ喜多川さん、大好きです。ありがとう!喜多川さん、本当に新たな気づきを教えていただいたこと本当に本当に僕、感謝していますっ。ありがとうございました!そして・・・・・今日の日!心からありがとう!
・「お父様方も一読を」
この本の素晴らしいさは、商品説明や、ここに書いてある皆さんの書評からもうかがえることだと思います。本書の著者喜多川さんは高校生など若い人に、いかに素晴らしい人生を送ってもらうかをテーマに本を書いているとありますが、私はあえて本書を世で働く中高年のお父様方に読んでもらいたいと思います。若いころは自分の夢を持ちそれを語り、追いかけ、「いつかきっと・・・」という思いで過ごしてきたと思いますが、社会に飛び立って忙しい日々に追われ現実の厳しさを知り、いつの間にか自分の「夢」を口にすることが無くなってしまった今現在。もう一度あの若かりし日に見た眩しい未来を、胸の高鳴りを思い出す意味で本書を読んでみてはどうでしょうか。夢を追うのに年齢は関係ないと思います。本書でうたわれている手法は自己啓発の中では確かなものです。本書の中に出てくる7つの教えの一つである「人生で確実なことは死ぬこと」が示しているように、それ以外のことはすべて不確実です。自分の夢が叶うことも不確実ですが、その逆に叶わないという事もないのです。いや、叶うことを諦めなければ、夢はいづれ自分の手の中に納められると思います。自分が「死」の床に就くその時、「わが人生に微塵の悔いなし」と思えるような人生を歩むきっかけに、本書はなると私は強く思います。
・「この本と出会えて本当に良かった…読後の本当に素直な気持ちです」
職業柄たくさんの本を読む方だと思うのですが、最近の中でも本当に特別感動しました。「○○の教え」とか「自己啓発書」なんて本の帯に書いてあると、それをみて敬遠したくなる人も多いのではないかと思うのですが、そんな風に肩肘張って読むものではないと思います。読み始めると普通に途中で止められなくなって一気に読み終えてしまうと思います。ちなみに私は渋滞の車中で読み切っちゃいました(笑)。読後ものすごいエネルギーが体の中に宿っている感覚を味わいました。今までこのようなレビューを書いたことはないのですが、なんだか一人でも多くの人にこの感覚を味わってほしくて書いてみました。興味があって迷っているなら私は本当にオススメします。筆者の喜多川泰さん本当にありがとうございます。少なくとも1360回はありがとうって言いたい気持ちです(笑)
・「なんとも言いがたい一冊です☆」
この本との出会いがきっかけで私の人生はかなり大きく変わったといっても過言ではありません。
年齢を問わず、絶対に人生のバイブルとなりうる本だと思います。男性が書いたとは思えないほど、やさしい語調。それでも、とても説得力のあるものです。特に、人生これからという中高生には絶対お勧めの一冊です。
・「人に何を与えたいか」
この本が自己啓発書というのは、たまたま手に取った人だけが気づくような気がします。タイトルが、『君と会えたから…』ですから。
まさか、これに、夢実現の方法が書かれてるなんて、普通は思いません。自己啓発コーナーに置いてあるのに妙なタイトルだなぁ、と普通思います。
この本がおもしろいのは、夢実現のために、夢が叶うこと前提でリストを作るのは普通の本でも書いてます。も1つ、相手に何を与えたいか?ということのリストを作るというものです。
夢実現のリストは、ちょうだい、ちょうだいのリスト。しかし、世の中は循環しているから、自分が何を与えるのか?というのが必要になります。それを気づかせてくれました。
・「悩みを抱えた3つの家族の片想い」
この片想いという作品は元アメフト部のマネージャーでジェンダー問題に悩む美月ともう一人のマネージャーだった理沙子との夫婦問題に悩む元スタープレイヤーのQBこと哲郎そして学生時代に美月と付き合ったことがあり、今は資産家の娘婿である中尾の3つの家族の物語だと私は解釈しています。
今年大ブレイクされた東野さんは離婚されていますが、1.氏のその経験2.時折みせる社会的なテーマへの挑戦というかそのテーマを深堀りした氏なりの読者へのメッセージ3.ストーリーテラーとしての緻密な複線が絡み合う物語の上手さ4.学生時代のアーチェリー部主将の経験が見事に折り重ねられて生まれた超一級の小説です。
3つの家族のメンバはそれぞれに悩みを抱えながら、そして自分の信じた・選んだ道を進みやがてそれぞれある終点へと辿り着きます。そこはまた各人の新たな人生の出発点でもあります。
最後まで読み終えた時、この小説が伝えるメッセージの感じ方は読む人の人生経験やその時の心の状態で大きく変わるでしょう。私は2回目に読んだ時は前回に比べて、前向きなメッセージを強く感じました。
かの村上春樹氏は優れた小説とは、読む人の年齢・性別・時代の変化に多面的に対応できる要素を備えていて、いつまでも陳腐化しないことだと言いましたが、この片想いという作品は正にそんな作品です。
・「ミステリーに留まらない人間ドラマ」
ただのミステリーに留まらず、昔の仲間との友情、恋、社会問題などを盛り込んだ、読み応えのある長編小説です。主人公は30代のスポーツライター、そして彼の学生時代のアメフト部の仲間たちがある事件をめぐって苦悩し、やがて秘密がひとつひとつ明らかになり・・・というようなお話なのですが、なんだか失われた青春、変わってしまったそれぞれの仲間たち、それでも変わらない友情などがないまぜになり、とてもせつない気持ちで読みました。仲間達の一人一人の個性が、アメフトのポジションの役割と重ねてすごくよく描かれています。主人公を始め、私は仲間みんなに感情移入しながら読みました。そういう人間ドラマ的な魅力がまずひとつ。
それから、実はこのお話の縦軸になっているのが「ジェンダーの問題」。いわゆる「性同一性障害」とか「半陰陽(男女両方の特徴を持った体で生まれてきた人)」とか、一般的にマイノリティの人たちの悩みとか暮らしが小説とはいえ説得力をもって描かれているのがとても痛々しくも有り、興味深くもありました。
ミステリーとしての展開も面白く、かなり厚い本なのですが一気によんでしまいました。
・「さまざまな秘密、隠し通すか打ち明けるか・・・。」
「片想い」と言っても単なるラブストーリーではない。性同一障害の問題を抱えている。そして、それを取り巻くさまざまな問題がある。実際、当事者でしか理解できないことだけど、この物語に出てくる本人達は、自分なりに現実を受け止め、しっかりきちんと生きている。だから、主人公の哲郎も、どんどん深入りしていくのだろう。
少しずつ少しずつ、わかっていく真実に、何度もはっとさせられながら、飽きることなく読める作品です。
又、東野さんの作品の主人公は、後半にならないと明かされない秘密を持っていることが多い。今後、その辺も推測しながらどんどん読んでいきたい。
・「ジェンダーの問題」
東野圭吾は読みなれたのか作為的な部分が鼻につくようになり、最近敬遠していましたが、これはそういったことがあまり気にならず、素直に物語に入り込んで読むことができました。なかなか面白かったです。主人公夫妻の大学時代の友人美月が「自分は体は女性だが心は男性である」「しかも殺人を犯して逃げている」という二大衝撃告白をするところから物語が始まります。たくみな伏線と意外性に富んだ展開で事件の行方を追ってゆく手法は、さすが東野圭吾といった感じで、読み手を引き込みます。元ラクビー部員とマネージャーの仲間達という設定で、全体的にラグビーを比喩に使うシーンが多く、ラグビーに詳しい人はそこらへんも楽しめるのじゃないでしょうか。そして、さまざまなジェンダーの問題を抱え生きてゆく人々(女性の権利を強く主張する主人公の妻から、オカマオナベと言われる人々、先天的に両性具有の少女まで)の生き様が深くそこに絡み、読み応えある作品になっています。自分自身の心と身体を静かに見つめ、少しでも自分らしく生きようとする人々の姿は、ジェンダー問題に限らずたくさんの人が共感できると思います。私は物語には少ししか登場しない両性具有の少女、睦月がとても印象的でした。
・「社会派ミステリー」
主人公はかつての仲間たちとの集まりの後に、ある顔なじみの一人の「女性」に出会う。そしてその「女性」から、3つの告白を受ける。ここから物語は進展していきます。始めは単純な直線を歩いていると思っていたけど、いつのまにか曲がらされ迷わされていました。物語は徐々に複雑化していきます。
やっぱり東野圭吾氏らしい、いい意味でも悪い意味でもそう思わされます。
男と女とはいかなる人間なのか、どういうちがいがあるのか、現代人の性意識の問題点が露呈されています。そういう点でも、考えさせられずにはいられない作品でした。
社会派ミステリーの本書「片想い」、十分に買うに値すると思います。
・「カタルシスを手元に。」
教え子に語るモリー先生。講義を受ける著者の脇に座って、自分もモリー先生の講義を受けていくような感覚を持ちました。ページをめくるごとに、自分の価値観が圧倒されました。そして、今まで誰に尋ねても納得の行く答えをもらえなかったり、もしくは気恥ずかしくて質問することさえできなかったりしたいくつかの質問に、答えをもらえたように思います。こんなにじわじわと、一節一節を思い出すだけでしみじみと泣けてくる本を普及版にしてくれるところに、出版社の良心を感じます。その「一節」は、この本を手元に置かれるすべての人の心の中に生まれることでしょう。
・「モリー先生との火曜日」
限られた時間しか与えられていない自分の人生を、単に人糞製造器にしか値しないようにはしたくない人は読むべきだと断言できる。難しいことではなく、自分の価値観をどう持つかに鍵があると気付かせる本ですね。垂れ流される価値観に目がくらんでいる間は、一番大切な人をもないがしろにし続け、自分も決して満たされないことに一日でも早く気付くべきだと読みとれます。簡潔で平易な文。それだけに万人に確実にメッセージが伝わってきます。無駄な言葉は何もない研ぎ澄まされた迫力。あっと言う間に読み終わり、何度も何度も読み返すことでしょう。何年か間に読んでから10回も読んだのに、読む度に新鮮。こんな力強い本に出会えたなんて感謝の一語。アルボム氏の新作の「天国で会う5人」と共に、人間として生きたい人は読むべきだと思う。
・「ゆたかな人生を楽しむ知恵を与えてくれる本です」
次第に筋力が衰えてやがては死に至る難病ALSに侵された、大学教授モリー先生。かつての教え子である著者ミッチは、死を目前にした恩師元へ毎週火曜日に訪れ、病床で最後の講義を受けます。そのテーマは、「人生の意味」について。モリー先生は、自分の死が目前である事を知りながらも、不平不満を漏らすことなく、淡々と病の苦痛や老い、死に対する心構え、受け入れ方を教えてくれます。そして、ものや金に価値基準を置く文化を批判し、愛や心の大切さを説きます。私が印象に残った言葉「いかに死ぬかを学ぶことは、いかに生きるかを学ぶこと」「人生に意味を与える道は、人を愛すること、社会のために尽くすこと」「愛や思い出は死んでも生き続ける」「若返りたいと思うのは人生に満足していないから。年齢は勝ち負けの問題じゃない。ありのままの自分を受け入れ、それを大いに楽しむことが大切」この本には、人生を心ゆたかに楽しむための知恵がたくさん詰まっています。
・「人生の意味をもう一度確認したいときに、ぜひ!」
実話だからすごい。優しい口調ながらも核心をついたモリー先生の名言の数々が心を撃ち抜きます。「人生で一番大切なことは、愛をどうやって外に出すか、どうやって中に受け入れるか、その方法を学ぶことだよ。」
一生懸命生きている人間にとって、歳を負うごと・社会生活が長くなるほど悩みは複雑化し、理解してくれる友人が少なくなっていく・・と感じるもの。そんな孤独な道をがんばって歩いている方にこそ、ぜひ読んでももらいたい!何のために生まれてきたのか。何をするために生きているのか。そのヒントが随所に織り込まれています。知っていたつもりですっかり忘れていたこと、いつのまにか遠い昔に置き去りにしてきたもの、人生の意味って、こんなにもシンプルなことだった・・・とあらためて気付かされます。心の指標軸がもう一度確認できる心強い作品。
中学生・高校生の課題図書としてもおすすめ。自分が「人生」をどう捉えようとしているのか・・・かなり充実した感想文が書けること請合いの一冊です。
・「誰でも死ぬことはわかっている」
「誰でもいずれ死ぬことはわかっているのに、誰もそれを信じない。信じているなら、ちがうやり方をするはずだ」(85頁より)とモリーは話す。わかるということと、信じるということの差はどれほど大きいことだろう。その差は、人間の悲しさを知るだけの体験があったかどうかで生まれる。そして、病気に直面した誰でもがモリーのようには語れないことを思えば、モリーがいかにその体験を自力で乗り越えようと「考えてきた」人間であったのかが心に迫ってくる。訳者あとがきで、曾野綾子さんの言葉が引用されているー「愛を発生させるのは、人間の悲しさを知ることだ。そのような人間が作る仕組みのもろさと悲しさを骨身に染みて知ることである」と。本書にはモリーの愛が溢れ出ている。
●魂の叡智 日月神示:完全ガイド&ナビゲーション (超知ライブラリー)
・「何度も読み返したい本です。」
はたしてこれほど重要な真実が述べられた書物は他にあるだろうか。俺の心を捕らえて離さないこの日月神示は一度読んだだけでは肝に入らない。噛めば噛む程味が出てくる。この神示なしに俺は生きることができない、と言えば大袈裟かもしれないが、生きにくくなってきた世における指針を示してくれる。今こそ日本魂、大和魂に目覚める時だと思う。急がなければならない、もうそんな時期に来ていると思う。著者への敬意を込めてこのレビューを書かせていただいた。ありがとうございました。
・「衝撃的でした。」
60年も前に降ろされた神からの天啓、ここへ来て土壇場で知ることができて、本当に良かったと思っています。読んだのは8月くらいで、現在2ヶ月ほど経っていますが、その間さまざまなことを考え、自分なりに身魂磨きに励みました。最初は「メグリ」が出ているようなつらい思いもありましたけど、今まさに「つらくてもどこかに光見出している」状態です。何よりも、日月神示を知る前の方が、どこにも何にもこれといった希望を見出しておらず、生きていくのがつらかったなぁ(今思えば)と思います。
加えて、著者のわかりやすい解説と深い考察、文章力は読んでいてとても面白いです。日月神示だけでなく、シオン議定書やユダヤに関する記述など、構成も抜群でするりと頭に入ってくる読み易い本です。
現在、スピリチュアルな本やチャネリング系の本が多く出回っていますが、どれを読んでも、結局日月神示のパワーと温かみにかなうものはないように思います。瞑想やヒーリングも効果的ではあるでしょうが、日々の生活を通して身魂を磨くことの方が、どれだけ楽しいかと実感しています。日本人が4次元の身体を会得するのに、理論や手法は不要なんではないか、とすら思います。
ちなみに、いうまでもなく肉食はやめました。
・「全てに通じる本」
昨年の5月頃友人から紹介され中矢先生の本を数冊読ませていただき、今までに無い感銘を受けました。それ以来『日月神示』が私の必読書となり、ライフワークをなりました。 まず、霊性を高める為と持病を改善させる為に肉、牛乳を昨年の7月から摂取しなくなりました。その結果現在は体重が63キロから58キロ、体脂肪率が17%から13%へ減りました。思わぬ良い副作用に喜んでいます。 その後『病気にならない生き方』新谷弘実先生著のミリオンセラー本にも、同じ事が書かれていて良い事は共通点が多い事に気づきました。 毎年3750万ヘクタール(九州と四国を足した面積)のジャングル、森林が牛、豚、鶏などの穀物畑、牧草地になる為消失しています。 この穀物を世界の貧しい子供達に与えれば8000万人の命が助かるそうです。 更に糞尿から発生するメタンガスは二酸化炭素の25倍の温暖化促進効果があるそうです。もう、絶対肉、牛乳は摂取しません。
・「日本の歴史国宝」
中矢先生の初めての御本「日月神示」から拝見していて、先生からお葉書も頂戴したことがあります。そして十数年経ってから気づいたのは、その内容には一貫性がありたった一つのことを手を替え、品を変えて説明していたということです。それは宇宙物理学です。ある人にとっては噴飯物かもしれませんが、わたしは確信しています。そして実践しています。商売のことに応用しているのですがおかしいくらい簡単に成果が出ます。これがミロクの世の生き方かと実感しています。今までの学(悪の善・智)から神(愛の善・智)への大転換です。経横和して大神のキ頂いて鏡面世界のご神体(宇宙)を生き抜くことです。私は大立替は日本航空123(ひふみ)便が墜落したときから始まったと思います。その出発日昭和60年8月12日、時刻午後6時12分(18時12分)、伊豆上空で異常を起こし垂直尾翼(経)を失い操縦不能に陥りつつも右へ左へ上へ下へ迷走しつつも、焼津を廻ってなぜか富士山上空を右へ旋回し大月上空で一回りし、墜落直前には水平尾翼(横)をも失い最後には三国峠へ隠れてしまった。520人の搭乗者のうち4人の生存者の方がいたというのはなにか意味ありげです。その事故以来世界の状況は世界和平・政界・財界・宗教界・学会・日常世界いたる所で、自ら放った悪の毒矢が自分の胸元にぐさりと突き刺さってくる様を目の当たりにするようになったと思います。神の仕組みはとんでもなく巧妙かつ親心に満ちていると思います。未来は明るいです。和を以って身魂みがきにいそしみたいと思います。
・「中矢さんの解説がすばらしい」
日月神示を内容別にまとめ、実に分かりやすい解説が書かれています。今を見れば、時代が変わろうとしていること、難が起きている事は、だれでも感じることができますが、正しい行いをすることにより、大難を小難に押さえ、無事みろくの世を迎えることができる、ということです。そしてその教えを”教会にするな”と書かれています。また”行”とは滝に打たれたりすることではなく、生きていくことだ、とも書かれています。実社会の中で、普通の人々が日月神示を心にしながら生きていけば、みろくの世は必ず訪れると思います。
・「ビリー・ビーン。凄い男である」
野手に必要なのは長打率と出塁率。四球とヒットは同価値である。シングルヒットは投手の責任ではないetc。そういった理論で他球団が見向きもしない選手を安く仕入れて、優勝を争うチームに仕上げる。そして、活躍した選手を高く売り、その資金で選手を仕入れ再び優勝を争うチームに仕上げる。貧乏球団アスレチックスのGMビリー・ビーンの哲学である。そんな彼が率いるアスレチックスの費用対効果は素晴らしい。
この作品に書いてあるのだが、野球選手の本当の実力を、誰もが知っている打率や打点だけでは評価しない、という試みは野球関係者以外の間では以前からあったそうである。最も野球関係者は相手にしなかったのだが…。
ビリー・ビーンの凄いところは、その方法を採用すると決めた決断もしただけではなく、それを徹底した点である。そこに現れている数値を冷静に判断する彼の行動が、かなり感情的で強引なのがおかしいが、結局のところ彼のこのキャラクターがなければアスレチックスの躍進はなかったであろう。それは、彼の片腕であり、後にドジャースのGMに転身したポール・デポデスタが2年で解雇された姿を見れば明らかだと思う。知性と野性を兼ね備えた男ビリー・ビーン。毀誉褒貶はあるに違いないが凄い男である。
ただ、すべてがアスレチックスのようなチームになった野球が面白いかと言えば、答えはNOであろう。“金満球団“ヤンキースや豪快な空振りをする選手、魔法のような守備を見せる選手は必要である。そういった存在がなければアスレチックスの魅力も輝かない。そして、その逆もいえるのである。
野球。一つの物差しでは測ることの出来ない奥の深いスポーツなのである。
・「文章、内容ともに実にアメリカンでドライ。日本人は良いところだけを盗みたい」
オークランド・アスレチックスのGM、ビリー・ビーンが独特の才気と強気と統計学を応用したチーム編成を経て、万年貧乏かつ弱小だったチームを毎年プレーオフ進出の常連にまで押し上げるノンフィクション。このサクセスストーリーは現在も進行中である。
内容は統計学を応用して、本当に勝利に貢献できる選手を掘り出しては安く使って利益を得るという一連のスキームの有益性が実に面白おかしく書かれているので、一見誰でも出来そうだと錯覚しがちになるが、実はビーン以下フロント陣は実に強気で強引な曲者ぞろい。ちょっと日本人的な発想では下品とも汚いとも思えることも平気でやったりなど、昨今世を騒がしたIT事業者たちを見るようなエグさもあったりして、国民性の違いを見る思いがした。日本でもこれは通用するかといえば、理論はOKだが選手を取る手口はNGというところだろうか?
補足として、訳が良くないという意見があったが、原文はもっと下品なスラングや言葉づかいが多い。むしろすっきりと読みやすくなった気がした。そして、楽天は初代GMのマーティー・キーナート氏が本書を取り上げて「金を使わなくとも強いチームは作れる」と主張していた。同氏はすぐ免職されてしまったので、この論理が本当に使われたのかどうかは不明だが。さらに現在、本書にもっとも近い選手に対する考え方をしている野球関係者こそ、現楽天監督の野村氏ではなかろうか。私は彼が好きではないけど、まず試合を作れるピッチャーの育成、出塁の重要視など、バントの使用以外でかなり本書の理論と通じるものがあると思う。
・「野球のみかたが変わる」
野球ファン必読の書長年野球を見続けてきたが、これまでの野球観を変えさせられる本と思う。過去の常識にとらわれることなく、独自の統計を用い、合理的に強いチームを作るという、痛快な作品だ。もちろん、人間がプレーする以上、統計学だけでは分かりえない、選手の魅力や力量もあると思うが、その一方で、こういった野球のとらえ方もあるというのは、どちらが正しいと言うことは別にして、知っておいて損はないと思う。
このような名作であるが、残念ながら翻訳が稚拙だ。とはいっても、私に原著で読むほどの力はないのであるが、そのことを棚に上げて言わせてもらうと、翻訳がカタい。大学入試の英文和訳の採点をしているような感じだ。多分英語の訳としてはあっているのだろうが、前後の文章からもう少し違う書き方はできないの?と感じる場所が多々あった。ノンフィクションであるゆえ、あえて原文に忠実に訳したというのかもしれないが、それにしても、もう少し読みやすい作品にできなかったのだろうか?
・「この、すぐれてアメリカ的な」
野球というゲームは様々な「数字」に彩られたスポーツで、それがまた醍醐味の一つにもなっています。本塁打数、打点、打率等々は、野球を覚えたての洟垂れ小僧でも知っていますが、その洟垂れ小僧も洟をかむほどの知恵がついてまいりますと、これらの数字が野球というものをそれほど正確には表現していないということも知ってしまいます。つまり、「イチローと松井はどちらが優れたプレーヤーか?」という問いに対して、打点や打率を示してみても一概に答えが出るというものではないのですね。ところが、本書を読むと、アメリカの野球文化のなかにはそれらの数字に飽き足らず、「守備力がゲームに影響する割合はいくつか?」であるとか「長打率と出塁率の重要性の比率はいくらか?」といったことにまで、それは事細かに、或いは執拗に野球を数字で読み解いていこうとする層があるということに驚かされます。日本でも野球を客観化しようとする人は多いと思いますが、本書のビリー・ビーンほど数字に傾倒した経営者はいないことを思いますと、日米の「土壌」の違いを思わずにはおれません。先般のWBCの大会を思い合わせてみても、サッカーと比べ「非国際的」と揶揄されることの多い野球ですが、アメリカのみならずキューバやドミニカ等日本にはそれほど馴染みのない国にも、それぞれの国情に応じたまだ見ぬ「野球文化」があるのだろうなあと思ったりします。本書は、野球のルールを覚えたばかりだという人には多少難解かもしれませんが、「野球が好きだ」と公言できる人なら、これを読めば友人との野球談義が深まること請け合いです。「洟をかめる」野球ファンは是非ご一読を。なお、本書の著者は皮肉や比喩を頻用し、自己をユーモリストに見せかけたいというアメリカの文筆家にありがちな稚気を多分に有していると思われます。その辺りの「臭み」もあわせて「アメリカ風」を楽しんでみてはいかがでしょう。
・「ビジネスへのヒントが一杯」
貧乏球団アスレチックスはなぜ3分の1の選手予算でヤンキースと同等の成績を収められるのか?本書はこのシンプルかつ深遠な問いからスタートする。
・「なんでこんな本が売れるの?!」
こんな内容の本がどうしてベストセラーになるのか、私には全く理解できませんな。
若い頃に散々放蕩していた男が、一人前になるにつれて母親への愛情に目覚め、最期を看取るという平凡なお話。しかもただの自叙伝的な回想録ならまだ良いのだが、途中で頻回に出てくる「5月にある人は言った云々」などという観念的というかブンガク的な部分が、読んでいて恥ずかしいというか、なんというか。この本を読んで感動している人に聞きたいのだが、この「5月にある人が〜」という部分も気に入っているのですか? 読んでいて、こっ恥ずかしくないですかね?
それにしても、中年のオヤジっていうのは、どうして自分が若い頃の無頼な生活というか、「俺は落ちこぼれだったんだぞ」という過去を、恥ずかしげもなく吐露するのか(実は私は作者より年上だが)? 別に若い頃、ワルでも不良でもなく(まして親父がヤクザでもなく)平凡な学生であっても、普通の社会人になって普通に親孝行している人間はいっぱいいる。この本の内容は、特別なことでも泣ける話でも、なんでもない。
全国の書店の店員が推薦しているらしいが、書店員のレベルってこの程度なのか?
・「「一杯のかけそば」が流行った事を思い出させる」
エッセイであり、小説、文学ではない。文章は稚拙な点も多い。
・「人気の理由がわからない」
ごくありふれた家庭の事情をだらだらと書き綴っただけ。実体験だからだとは思うが、起承転結が皆無なのでオチもない。また、意図して笑わせようとしている部分が明確にわかるので、ただただイタイ。読み手を意識してのことなのであろうか?でも、これなら日記形式にして完全に自己中心的に書いてしまった方がまだ読めたと思う。それか、武田鉄矢氏のように歌にしてしまった方がよかったのでは?
・「違和感」
人に無理やり勧められ読んだが、感動できず涙も出ず。確かに文章は思っていたより良かったし、母親の人柄と親子愛は感動に値するものなのかもしれない。がしかし、感情移入できない。なぜならこの文章は作者の独善的な視線によってのみ描かれるエッセイであって、世界が非常に狭く、客観的に見ればそういうことじゃないだろと突っ込みたくなる箇所が多々あるからだ。この文章を読んでいると、子供の頃から物的な不自由はなく育ち、親元を離れてからの放蕩ぶりはさておいて、「東京は冷たい(編集や医師などを含め)汚い」「マザコンのどこが悪い」と押し付けがましい意見と、人への批判だけは一人前。作者の祖母や母を思うエピソードには共感できる部分はあり、このような考え方もある、本になって出版されてもいいとは思う。しかし、これが現代でベストセラーになる本なのかという点では甚だ疑問に思う。
・「駄作」
作者の幼稚さと甘えがあまりに目について 泣けなかった。いや、これ、本・・・なの?
小学生だってまともな文章書くよ。これがベストセラーになる今の日本って、あああああ。
・「日々是好日」
またヤラレマシタ、重松ワールド深すぎます。現代作家で家族モノを書かせたら右に出る者いないんじゃないかな?新書のコーナーで本の帯に見入って迷わず即買いでした。重松さんの著作は大抵読んでいますが、これはちと涙を流してしまいましたよ。
「その日のまえに~その日~その日のあとで」、に繋がるここまでの構成が素晴らしい。前出の短編集の味がここで遺憾無く発揮されております。是非自分で読んでいい涙を流してください。生きることの尊さ、生まれてから現在生きていることの素晴らしさを深く深く感じさせられました。読み手にそれぞれの感じ方がありますが、この本は間違いないです。
下手くそなレビューですいません、この本を読んだ者として何か発信しないと気が済みませんでした。明日からの生き方変わりますよ?
・「逝く側送る側の心の持ち方」
最も近い存在を失う時の、逝く側の心の持ち方、送る側の準備のあり方を、考えさせられます。友を送る小学生、遭難した息子を送る母、友を送る友、母を送る息子、母を送る夫と息子たち、そして、夫と息子たちに送られる母、それぞれの視点で、何をどう伝えていけばよいのか、深い悔恨と諦念とが交錯します。山田太一「異人たちとの夏」、東野圭吾「秘密」をはじめ、亡き者への強い思いを描いた作品は数ありますが、送り送られる過程を描き切った数少ない傑作だと思います。泣けるかと問われれば、「鉄道員(ぽっぽや)」と並ぶ、トップ2に入る泣ける作品です。
・「心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱」
愛する人が、明日「末期ガン」だって告知されたらどうする?自分自身がどうだったらどうする?自分の愛する人、子供たちのことを考えたらどういう気持ちになる?
心を揺さぶられっぱなしの300ページ弱でした。帯には涙!涙!涙!なんて書いてあったけど「死」がテーマの小説って可哀相すぎるだけじゃないか、買うのよそうかなと何度も丸善の平積みの前で悩んだ一冊でした。買って良かった。
一昨日に引き続き、通勤電車で涙しました。それも朝のラッシュ時から。ああ恥ずかし!でも、涙が止まらなくなってしまったのです。
全て自分に置き換えて読んでゆくと、どうしようもないほど涙があふれてくる。あたりまえの明日があたりまえでなくなる愛する人の死を直面したらなんて思うとどうしようもなくなってくる。
今日はきちんと早帰りして家族みんなに暖かいスマイルを贈りました
・「本物」
愛する人が近く死んでしまう、というモチーフは、あんまりにも安易過ぎて(昔は「お涙頂戴モノ」と言って揶揄したものだ)好きじゃない。『その日のまえに』の帯を本屋で見たとき、重松清もこのモチーフを持ち出したか、とちょっとがっかりしたけれど、読んでみると「さすが重松清」と思わずにはおれなかった。重松清の、誠実で丁寧な筆致が、あまりにも有り勝ちなモチーフを、有り勝ちではあるけれど誰にとっても身近で真摯なモチーフなんだと胸に訴えかけてくる。
重松清の小説の言葉には嘘がない。老若男女どんな登場人物の言葉にも嘘がない。「こんなこと言わないだろう?」というような、リアリティに欠け、話に集中させなくなる白々しい言葉がない。例えば『ヒア・カムズ・ザ・サン』のトシくんの次の言葉。
「悪い癖というか、弱い性根というか、情けない根性というか、まともに向き合うとパニックになりそうなほど困った状況に陥ったら、考えるスイッチをオフにしてしまう。(中略)なにも見てない、なにも聞いてない、と自分に言い聞かせ、「なかったこと」にしてしまう。」
こういうふうに逃げ込んでしまう若さ。こんな風に説得力ある言葉で、このモチーフの物語を語られると、至るところで目が潤んでしまう。人が死ぬこと、人が死んだあとのこと、人が死んだ後のことを「その日のまえに」考えること、ひとつひとつ本当に丁寧に語られていて、「真剣に考えましょう」なんて言われなくても読んでいるだけで自ずと真剣に考えてしまう。本当にいい小説だと思う。
・「禁じ手」
あえて辛口で言わせて頂きたい。これは重松清としては駄作だと思う。これが彼の死生観だといわれても、末期ガンをテーマに涙を誘うのは安易すぎると感じた。こうした死は、我々の周りに幾らでもある。しかも、こんなにゆったりとやって来ない死、もっと突然で、現実的で生々しい死がいくらでもある。身内の死とは、こんなに美しく、きれいなものではない(場合も多い)。こんなふうに受け容れられたら、どんなにいいかとは思うが、私には主人公たちの台詞の一つ一つが、うそ臭く、作り物に思えてならなかった。確かに文章は巧みであるし、オムニバス形式の短編が最後でうまくまとまっているのは、構成としてよくできていると思う。しかし、やはり流星ワゴン、疾走、ナイフなどを読んだときの「すごいなあ」という感想は抱けなかった。ガンや白血病をテーマに、死に寄り添い、「ここで泣け!」というような最近の映画化されたような小説と同じようなものは書いてほしくないというのが正直な感想。「死」のテーマが白々しく感じる私としては、本作の7つの短編の中で唯一涙が出たのは、「朝日のあたる家」だった。
・「へんないきものを鏡にしてみれば」
面白い。イラストも最高。コメントも気が利いている。でもそれだけじゃない。この本を読むと、われわれの持っている皮相的な自然観に揺さぶりがかけられる。人間は猫や犬をかわいがり、ときには競争馬の走りを見て涙を流したりする。でも、それは人間の価値観を動物に押し付けているということだ。かわいい動物もいいけど、見てごらん、この本にのっているへんないきものたちを。人間の持っている倫理観や美意識というものが、どれだけ人間に特有のものであるかがわかる。へんないきものを鏡にしてみれば、人間ってやっぱり「へんないきもの」だなって思う。
・「タイトルに偏見持っちゃ、もったいない本」
この本の本編「へんないきもの」を、夫と次男はこよなく愛し共通の話題として思いっきり盛り上がってはいたのですが私は、この二人の「へんないきものを愛するへんないきもの」の世話だけで手一杯で、いままで手に取る気もしませんでした。でも、この「またまたへんな…」を次男が強力プッシュ、敬愛するキヨミちゃんのパパDr.藤田も載っておられると聞き、初めて本を開いたのです…まず、自分を恥じました。タイトルと不気味なイラストだけみて引いていたのですが…でもこの本には「生きる」ことは何か?「人」はそんなにエライのか?ということがそこここに散りばめられていました。みためはヘンないきものをきっかけに、様々な問題定義がなされていて、衝撃度が高かったです。何だかとっても奥の深い本で、もちろんいまから「へんないきもの」を読み始めてみます!
・「前作同様、笑いの中に風刺あり」
前作が大変おもしろい本でしたので、今回も期待して買いました。
結論から言って、本当に期待通り、いや、それ以上に楽しめた本でした。
前作とスタイルは変わらず、・絶妙なコメント文・写真ではなく、イラストを使用することによって生き物の特徴をうまく表現しているとなっています。
そして、単に面白いだけでなく、人間社会への風刺がおもわず「にやり」とさせられてしまいます。
電車の中や、立ち読みだと、笑いこらえるに必死になります。家に帰って読んで、思いっきり笑いましょう。
・「ただの続編ではない」
今回は前回収容出来なかった種と言うよりは、種は聞いたことがあっても実は良く知らなかったんだ、と感心させられた。前回はほとんどの種を知っていたので新鮮さはなかったが、今回は初めて見た種も多く、それなりに「へー」のポイントは高い。それだけではなくオオスズメバチなど、実は世界最大のスズメバチが国内の生息しているのだが、生態などは知らない人も多いので、そういう見たことはあるけど実はという種も多い。最近の知見などの紹介されているのだが、参考文献が各種ごとになっていないものも多く、そのソースを調べにくいのは残念。参考文献を見ると以下にオオスズメバチに著者が力をしれて調べたかが伺える。一読の価値あり。
・「またまたへんないきもの」
へんないきもの第二巻である。
相も変わらず著者は毒舌を吐きつつ、 この生き物たちについて 判りやすく解説をしているのである。 浮気したアナコンダの夫婦の会話なんてのもあり、 とても生き物解説本とは思えないのである。
その上。
この第二巻には付録までついている。 私はこれを、本の中に永久保存するが、 購入された方は、是非、玄関にでも貼って欲しい。
・「人生を変える1冊(のひとつ)」
宇宙論が好きだから、という理由でなにげなく購入しましたが、途中で止めることができず一晩で一気に読んでしまいました。感動というような、薄っぺらい言葉では言い表せないくらい胸の奥が暖かくなる本です。
科学の本として新しい視点をわかりやすく提供しているだけでなく、著者が人類や宇宙が持っている可能性を肯定し信じている思い、縁あっていまのこの瞬間を共有している存在への愛が、やさしい言葉でつづられています。
この本に出会うことは、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
「場所こそ違え、旅の手段こそ違え、古代から、僕たち人間は同じ方向を向いて、同じ目的地に旅をしているのではないだろうか?」(139ページ)
夏休みにぴったりの本です(やめられなくて寝不足になることも必至ですから)。お勧めです。
・「新しい世界への扉」
科学の本としてもさることながら宇宙レベルまで視野を広げ日常を見るきっかけになる本です
小難しいことはほとんど書いてなくすらすら読める内容
「最近新しい視点が足りないな」と思う方はぜひ読んでみてください。
・「SFではないSF」
ふとしたきっかけで手にしたこの一冊。時間旅行、多次元宇宙、宇宙エレベータの事が科学者でもある著者の物語を通して興味深く描かれています特に一押しが、タイムマシーンの時間旅行者の話。現代日本の地名がふと自分の世界とリンクさせる、そんな錯覚を抱かせてくれます。
本当に面白いです。久々の一作です
・「女の子が夢中になれる宇宙の本」
次元?宇宙?科学?「とても難しい専門書?」と思って手にした本でしたが、読んでみると、日常生活の身近な例を元にとても分かりやすく書いた本でした。 大きな大きな宇宙の中で、長い長い歴史の中で、ほんの一瞬のはかない命を持って生まれた自分が宇宙の果てまで、過去の過去、未来の未来まで旅に出たような、そんな気持ちになりました。
科学の本である一方で、これは哲学の本であると感じた1冊。今までとは違った大きな視野で自分自身、自分の環境をも見つめ直すきっかけをくれた一冊です。 著者の遊び心たっぷりの文章もなかなかお茶目。ニヤニヤ笑いながら読める科学の本なんて、他にあるでしょうか?
・「夢が実現へと…」
著者自ら妄想グセがあるというように、内容もどこが現実で、どこが妄想なのか本を読み終えると分からなくなったりもしますが、難解理論が噛み砕いて書かれているので、大変ためになり、面白い一冊です。
この本はトンデモ本の類ではなく、この著者なら宇宙エレベーターはもちろん、子供の頃に失敗に終わったというタイムマシーンさえ、いつか完成させてしまうのでは?という期待が膨らみます。宇宙旅行も外国旅行気分でいける時代がやって来るんですね。
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